クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

入れ歯

2008-03-13 18:51:40 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

昼食の介助のために食堂に行くと、だんな様が食べ始めたところ。
“鰆の素焼き”を主に、和食の食べやすいものばかり。スプーンで食べさせるがなかなかはかどらない。口の中に食べ物が長いことあって、飲み込みが遅い。8割がた食べ終えたが1時簡15分以上かかってしまった。食堂で食べ終わった最後。
ずっと座りっぱなし、お尻が痛くなるはずと思いながら部屋に戻り、口腔ケアをしようと洗面所を見ると入れ歯入れに入れ歯が入っていた。
上顎だけの入れ歯なので、その日その日で担当が変わるスタッフではわかんなかったみたい。本人が言えばいいのに・・・、言っても理解してもらえないぼそぼそ声では無理か・・・・。

転職

2008-03-12 16:02:21 | 管理人の挨拶
奥様は施設でここのところスタッフの入れ替えが多いのが気になる。

12月末でケアマネージャーが辞めたのをはじめに、ケアスタッフの責任者がほかの部署に、常勤のナースが一人やめ、顔見知りのスタッフが2~3人見かけなくなった。
部屋にお薬を飲ませに来たパートのナースとおしゃべりしていたら、「若い人、30代までは転職が効くのよね・・・40代になるとむずかしい・・・」

奥様は、つい 「選択肢がある人はいいわね。入居者はもう選択肢がないんだから・・・」 言わなくてもいいことを言ってしまったと反省。

服薬

2008-03-10 18:48:47 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

昼食の介助でだんな様のテーブルへ着く。
お隣に座る認知症のおじいちゃま、食後の薬を飲んでもらうのに、ナースやスタッフはいつもある意味緊張を強いられる。その時の気分で飲んだり飲まなかったり。薬の認識がないときは、無理に口に押し込むと「プー!」と吐き出されたり、手のひらに錠剤を乗せても口に持っていかないまま、ボーとしていたり。
抵抗なくスムーズにお薬を飲んでくれたときは、周りの人はやれやれ、良かったって感じになる。

今日は、ナースとスタッフが二人がかりで飲ませようとするが、なかなかうまくいかない。スタッフがチョコレートの上に薬を乗せ、口元に持っていくがなかなか口を開いてくれない。そのうちスタッフの指先が、解けてきたチョコレートでべちゃべちゃ、あーあ、大変。

爪切り

2008-03-08 19:48:05 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

ベットに横になっているだんな様の足を見るとつめが伸びていた。
巻き爪っぽいものも。
奥様が爪切りで切ってあげている時、ちょっと手元が狂って皮膚を切ってしまう。その瞬間だんな様は大きな声で 「痛い!!」 と言って、すばやく足を引っ込めた。
普段聞き取りにくい小さい声、そして 「足を上げて!」と頼んでも自分から動かすことが出来ない(動かすことをしない?)だんな様の日常を知っている人はびっくりすること。
飛んできたボールを瞬間的に取るとか、怒ったとき瞬間手が出るとか、本能的な動きは出来ることがパーキンソン病特有の特徴なんだって。
その特徴を良く知る奥様も、驚き。いつもこんな風に動ければいいのに。

とろみ食

2008-03-06 18:52:26 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

昼食のテーブルにつく。隣の98歳のおばあちゃんの昼食のお皿を見ると、何がなんだかわからない、みんなゼリーっぽいものばかり。嚥下障害があってむせやすいおばあちゃんのためにおかずはみんなとろみ食。だんな様(粗刻み食)のお皿から推定すると黄色いのはカボチャの天ぷら、グレーっぽいのはナスの天ぷら、薄緑の固まりは白菜の煮浸し。本来の形が全然ない。
スプーンで食べてるおばあちゃんに 「おいしい?」 って聞くと 「味がない・・」。確かに 「おいしそう」 とは言えない食事。最後は白いご飯にお味噌汁をかけて食べていらした。それでも完食!



病院受診

2008-03-04 17:12:27 | 管理人の挨拶
だんな様と奥様は、1ヶ月に1度の病院受診。

11時30分予約。待たされることもなくスムーズに先生の診察を仰ぐ。
先生は、ばっちり薬が効いているだんな様に、「はい、両手を上にあげてー」とか、「右の足を上げてー」とか、身体の動きを見られた。薬が効いているから、筋肉も関節もそれなりに柔らかい。
次に指の運動。先生が手本を見せながら 「親指と人差し指をぱちぱちあわせてー」。これはなんとかクリア。次の 「親指と中指をぱちぱちしてー」 「親指と薬指をぱちぱちあわせてー」 これになるとどうしても出来ない。小指なんてぜんぜん固まってだめ。
先生は、テストしながら、「指先の運動や手足の運動は、薬が効いているとき自分で少しずつやってね」とやさしく言われる。だんな様も 「はい」と返事。
今までの経験から言うと奥様がやらせようとしても指の運動など出来ないと怒り出して投げ出しそうな予感がするが。

施設に帰って遅い昼食を取っていると疲れたのか最後のほうは半分眠りながらの食事。途中で切り上げてお部屋のベットへ。

外出レク

2008-03-01 19:17:30 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

玄関ホールにいるとケアマネージャーに声をかけられる。
今度、桜がきれいな頃、お弁当を持ってマイクロバスでお花見に行く『外出レク』を計画しているが様子を聞かせてほしいとのこと。外出先は、奥様の家に近くの田んぼや雑木林が残る自然な公園風緑地。
○車椅子での移動が可能なこと ○車椅子用のトイレがしっかりしていること ○持ち込みのお弁当が食べられること この3つの条件を満たすことは可能か相談される。
奥様は天候にも左右されるお花見外出レクレーション、条件をすべてクリアするのはむずかしそうに思われるが・・・・。
施設の中で生活されている方たちを外に連れ出そうと考えてくれるスタッフたちには頭が下がるんだって。