クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

講演会

2007-10-06 20:18:47 | 管理人の挨拶
奥様は昨日、介護関係の講演会へお出かけ。

「こんな介護があったんだ----新しい介護フェア」 という題で、4人の講師がそれぞれのテーマでのお話。
保健師として活躍後、特別老人ホームの開設・運営に携わった人の話は、具体的なことも多くなかなか面白かったんだって。

奥様がメモしてきたノートから。

○介護の評価・・・生きる気持ちを失わせないこと。生きる気持ちを支えること。
○施設側のやり方を押し付けない。出来ることは自分でやってもらい、最低限の手助けでよい。やってあげることがいい介護ではない。残った機能を生かしてあげること。
○エアマットは自力で寝返りが出来ない。寝たきりを作る。電動ベットも同じ。オムツの無料での支給もとりあえず当てておこうとするので寝たきりを作る。同じことだが、ホテル並みのサービスを謳う有料老人ホームはやれることをやらせない、やる力を奪っていくことがある。
○身体は使わないと衰える。高齢者は特に早い。
○良い介護・・・楽な介護・・・利用者一人ひとりの様子に合わせて介助すると楽。施設側の押し付けの介護ではなくて。

良い施設の見方・選び方
○入居者が食事をしている場面を見る。出来たら一緒に食事をする。
○食事内容の形態を見る。
○職員の介助の仕方を見る。
○フロアに入ったとき臭くないこと。異様な臭いがしないこと。
○目が据わった顔をして、下を向いて歩いている(徘徊)老人が複数以上いるか。
○大きな声を出している老人がいるか。
○職員が大きな声を出していないか。忙しそうに小走りに動いていないか・・・老人は落ち着かない。
○可能なら老人に声をかけてみる。返答がある所は普段から声がけしてもらっていること。

認知症
○認知症の人の生活歴を知ること。
○その時代に戻って付き合う。
○身内は感情が入ってしまうので看れない。
○暴れる・・怖いから。頭に働きかけることはむずかしい。言葉は入らない。
○徘徊・・・自分が落ち着いていられない場所だから。
○異食行動・・手持ち無沙汰 or 空腹 or 食べられるか確かめている。
○問題行動の多い施設は、介護側に問題が多い。
○問題行動は何を訴えているか、メッセージを知ること。


畑で

2007-10-04 20:24:35 | 管理人の挨拶
お天気がいいので奥様はカメラを持って片道15分ほどのところにある畑までお散歩。
8日前に蒔いていた大根菜が芽を出し、たまねぎもちょっぴり芽を出していた。
黒っぽい土の間から緑の芽が出てくる時がうれしいんだって。
防虫ネットの中はプチベール。

夕食

2007-10-03 19:07:09 | 管理人の挨拶
奥様の夕食。
葉唐辛子を豚肉の薄切りで巻いて焼いたもの、葉唐辛子の甘辛煮、カボチャのきんぴら風。
豚肉の横の添え野菜はプチベール。畑に8月に苗を植えたものが食べられるようになった新しい品種の野菜だって。

病院待合室

2007-10-02 19:59:24 | 管理人の挨拶
奥様は一人でだんな様のかかっている病院へ。

神経内科の外来待合室ではパーキンソン病の患者さんが目立つ。
病気の特徴でゆったりした動作のご主人をホローしながら付き添う奥さん、車椅子に座る70前後かと思われるご主人を押しながら歩く腰が曲がりかけた奥さん、患者の奥さんの荷物を全部持って寄り添うご主人、皆さん大変だなと思ったんだって。

途中、やせた高齢の男性が車椅子で待合室に来た。年配の奥さんと娘さん息子さんらしい家族の人に囲まれて。今日が初診で、家族が症状を書類に書き込んでいた。その方たちの話しているのを聞いていると、気管切開というのか喉がガーゼで覆われていて声が発せられないらしいし、胃ろうで栄養を取っていられる様子。そんな状態でもあきらめないで何とか治そうと、家族がそろって新しい病院に診察を仰ぐ姿勢に頭が下がる思いだったんだって。


仕方がない

2007-10-01 19:20:53 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

部屋に行くとちょうど訪問リハビリの先生がだんな様の身体をマッサージしていたところ。在宅の時も来ていただいていた女の先生。終わって施設の玄関まで送っていったとき、「在宅の時より(病状が)進まれましたね。歩行もがちがちがきついことがあって・・・・・」と言われる。奥様も動きが悪くなっていることは実感していた。

だんな様の病気は進行性なので病状が進むことは仕方がないこと。歳をとっていく、それも動きのない、刺激のない施設での生活では仕方がないこと。在宅では介護者の体力が限界だったので施設にお願いしたことは仕方がないこと。
仕方がない・・・しかたがない・・・・、奥様は疲れ気味に自分に言い聞かせていた。