子どもらが夢や希望を手に持って
歩んでほしいこれからの道を
会議が終わり、PTA合唱の練習があるので、学校に戻りました。前回の集まりから、個人的に練習ができていないのに、練習に行く・・・つらさ?を感じながら直行しました。
長い人生の中、合唱にトライするのは初めてです。音をとるのが難しいというよりできない。今まで生徒たちの合唱につきあうことがあっても、音楽の先生まかせであったかも知れません。我が身をそこにおくとは思いませんでした。
貴重な人生初の体験です。最近は、会議の出張が多く、気持ちをリフレッシュできます。
今日は学力向上の会議でした。その中である尊敬をする先生が、「本質を考えよう」という話をされました。たとえば、
「今、なぜ子どもたちにこれを学ばせるのか。」
「今、これをしなければならないのはなぜか。」
などという思いがあったとします。そもそもの目的、本質を感じる、とらえることが「させられ感」「命令感」などからの脱皮につながるということだったと思います。
時には、立ち返っていくことが大切なことかも知れません。
こんな話があります。青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞を受賞した名古屋大教授の天野浩さん。
名大の教員紹介サイトで、天野さんは「中学生までは勉強嫌いで、何のために勉強しているのかほとんど理解していませんでした。」
あるとき、大学の講義で、ある教授が話した「工という字は、人(一)と人(一)をつなぐ学問だ」との言葉に感動したことがきっかけで、「勉強とは人の役に立つためにすることだ」と初めて実感したと言います。
青色LEDの開発は「まさに人の世の役に立つこと」と確信し、研究に取り組んできた。「学問でも何でも、究極の目的は『人のために役に立つ』ことに尽きる。」と言います。
名大サイトでは、自身の研究成果が照明の省エネ化などに貢献していることについて、「皆さまのお役に立てたことはこの上ない誇りです」とし、「自分の体験を次の世代の若い人たちに伝え、さまざまな分野で自分以上の素晴らしい経験をしてもらいたい」と記しています。
また、受験生に向けたメッセージとして「将来の目標を持っている人と持っていない人は、大きく異なります。たとえ未来ビジョンを持っていても、夢のままで終わらせたら何も起こりません」と指摘。
「不安に負けないで、(夢に)正面から取り組んでください」
と伝えています。
話は変わりますが、以前勤務した学校で教えた生徒のAさんが、かわいい包みに入った2冊の本をプレゼントしてくれました。
その1冊が「手紙屋」(蛍雪編)という本でした。Aさんは、いろいろ悩みながらも前向きに頑張っています。「なぜ、勉強をしなければならないのか。」という本質的なものでした。手紙のやり取りを通して勉強する意味を見つめていきます。
あまり本を読まないわたしも、読みやすい内容ですらすらと読み進めました。「勉強する本質を生徒たちに伝えて。」というメッセージでこの本をプレゼントしてくれたのでしょうか。
読んでとても感動しました。
前任校で、この本を貸して、読んだ生徒が「先生、ありがとう。」と感謝されました。この本の編集者の方が、
「高校生の時にこの本に出会っていれば、もっと自分の世界が広がったのに…。それが、『手紙屋 蛍雪篇』の原稿を読んで、最初に思ったことでした。当時、おそらく多くの受験生たちと同じように、大学合格を目指して必死に勉強していた私。
でも今振り返ってみれば、「受験のため」だけの勉強は、そのとき限りのものなのです。
あの時、この本に書かれていたことを知っていれば、受験勉強を自分らしい未来を拓くための礎にできたはず。大嫌いだった日本史も、もっと楽しく勉強できたはず。そう思うと、正直悔しいです。
だからこそ、この本を一人でも多くの高校生や中学生に、ぜひ読んでみてほしい。そして、子どもを持つお父様方やお母様方、また教える立場の先生方にも、ぜひ読んでいただきたいのです。
「手紙屋」がくれる温かい手紙が、「学ぶ」ことの本質と、その面白さを教えてくれます。」
とコメントしています。つまり本質を知ることの大切さを伝えています。
今日の会議は、学力向上の話でしたが、ある先生が言うように「本質」のとらえはいろいろあると思いますが、「させられ感」では伸びるものも成長がおさえられてしまいます。
自分自身のいろんな取り組みでも、しっかり軸を持っておくことの大切さを改めて考えさせられ、学ばせてもらいました。
歩んでほしいこれからの道を
会議が終わり、PTA合唱の練習があるので、学校に戻りました。前回の集まりから、個人的に練習ができていないのに、練習に行く・・・つらさ?を感じながら直行しました。
長い人生の中、合唱にトライするのは初めてです。音をとるのが難しいというよりできない。今まで生徒たちの合唱につきあうことがあっても、音楽の先生まかせであったかも知れません。我が身をそこにおくとは思いませんでした。
貴重な人生初の体験です。最近は、会議の出張が多く、気持ちをリフレッシュできます。
今日は学力向上の会議でした。その中である尊敬をする先生が、「本質を考えよう」という話をされました。たとえば、
「今、なぜ子どもたちにこれを学ばせるのか。」
「今、これをしなければならないのはなぜか。」
などという思いがあったとします。そもそもの目的、本質を感じる、とらえることが「させられ感」「命令感」などからの脱皮につながるということだったと思います。
時には、立ち返っていくことが大切なことかも知れません。
こんな話があります。青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞を受賞した名古屋大教授の天野浩さん。
名大の教員紹介サイトで、天野さんは「中学生までは勉強嫌いで、何のために勉強しているのかほとんど理解していませんでした。」
あるとき、大学の講義で、ある教授が話した「工という字は、人(一)と人(一)をつなぐ学問だ」との言葉に感動したことがきっかけで、「勉強とは人の役に立つためにすることだ」と初めて実感したと言います。
青色LEDの開発は「まさに人の世の役に立つこと」と確信し、研究に取り組んできた。「学問でも何でも、究極の目的は『人のために役に立つ』ことに尽きる。」と言います。
名大サイトでは、自身の研究成果が照明の省エネ化などに貢献していることについて、「皆さまのお役に立てたことはこの上ない誇りです」とし、「自分の体験を次の世代の若い人たちに伝え、さまざまな分野で自分以上の素晴らしい経験をしてもらいたい」と記しています。
また、受験生に向けたメッセージとして「将来の目標を持っている人と持っていない人は、大きく異なります。たとえ未来ビジョンを持っていても、夢のままで終わらせたら何も起こりません」と指摘。
「不安に負けないで、(夢に)正面から取り組んでください」
と伝えています。
話は変わりますが、以前勤務した学校で教えた生徒のAさんが、かわいい包みに入った2冊の本をプレゼントしてくれました。
その1冊が「手紙屋」(蛍雪編)という本でした。Aさんは、いろいろ悩みながらも前向きに頑張っています。「なぜ、勉強をしなければならないのか。」という本質的なものでした。手紙のやり取りを通して勉強する意味を見つめていきます。
あまり本を読まないわたしも、読みやすい内容ですらすらと読み進めました。「勉強する本質を生徒たちに伝えて。」というメッセージでこの本をプレゼントしてくれたのでしょうか。
読んでとても感動しました。
前任校で、この本を貸して、読んだ生徒が「先生、ありがとう。」と感謝されました。この本の編集者の方が、
「高校生の時にこの本に出会っていれば、もっと自分の世界が広がったのに…。それが、『手紙屋 蛍雪篇』の原稿を読んで、最初に思ったことでした。当時、おそらく多くの受験生たちと同じように、大学合格を目指して必死に勉強していた私。
でも今振り返ってみれば、「受験のため」だけの勉強は、そのとき限りのものなのです。
あの時、この本に書かれていたことを知っていれば、受験勉強を自分らしい未来を拓くための礎にできたはず。大嫌いだった日本史も、もっと楽しく勉強できたはず。そう思うと、正直悔しいです。
だからこそ、この本を一人でも多くの高校生や中学生に、ぜひ読んでみてほしい。そして、子どもを持つお父様方やお母様方、また教える立場の先生方にも、ぜひ読んでいただきたいのです。
「手紙屋」がくれる温かい手紙が、「学ぶ」ことの本質と、その面白さを教えてくれます。」
とコメントしています。つまり本質を知ることの大切さを伝えています。
今日の会議は、学力向上の話でしたが、ある先生が言うように「本質」のとらえはいろいろあると思いますが、「させられ感」では伸びるものも成長がおさえられてしまいます。
自分自身のいろんな取り組みでも、しっかり軸を持っておくことの大切さを改めて考えさせられ、学ばせてもらいました。