神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[SF] エイリアン・テイスト

2008-11-02 22:23:06 | SF
エイリアン・テイスト』 ウェン・スペンサー (ハヤカワ文庫 SF)




ライトノベルというか、ヤングアダルトっぽいSFにもかかわらず、そこに深いテーマの思索を込めているウェン・スペンサーの新作。というか、本当は第1長編。

体裁はハードボイルドで、かっこいい男と、かっこいい女と、かっこいいオッサンの物語。

主人公を育てた家族がレズカップルだったり、単性生殖(笑)したり、フェミ的なくすぐりも、この頃から入っている。

そんなのはどうでもいいのだが、この小説で唯一気に入らないのが、ネズミの存在。
お前ら、エイリアンなんだろ。なんでネズミ?
お願いだから、ネズミという名の何か別のものに変えてください。
黒い軟体生物でいいじゃん。なんでネズミなの?
ねぇ、なんで?

ユカイアも、本当は狼っていう方がよくなかったか?
例の時代は南北戦争らしいが、狼男は絡めなくてもいいのか?
不死で、狼なんだろ。

……いや、ヨーロッパあたりにもう一群れいるのか?
シリーズ物だしな(笑)

応援の意味を考えてみる(応援自粛その3)

2008-11-02 19:31:04 | コンサ
大げさなタイトルを掲げてみた。
でも、今のコンサドーレサポーターに迫られているのは、まさにこのことではないかと思う。

応援の意味

“意味”じゃ、ちょっと違うかな。でも、“意義”じゃ硬すぎるから。


なお、ここではスタジアムでのコール、チャント、サルトなどを「応援」とします。
つまり、USの「応援自粛」と同じ意味での応援ね。


あなたは、なぜ、応援するのですか?

(1) チームの選手が力を出し切れるように(戦力)

(2) スタジアムの雰囲気を作る(演出)

(3) 好きな選手の名前を叫びたい(贔屓)

(4) 楽しいから(狂騒)

たぶん、どれということはなく、これらの混合ではないでしょうか。混合比はそれぞれ違うでしょうが、これらの気持ちが重なって、ゴール裏で爆発するのでしょう。

で、今問題になっているのは(1)なんだと思います。

応援で戦力になるかどうかわかりませんが、サポーターはそれを期待して応援しています。
さて、それは何のためでしょう。もちろん勝つためです。

「俺達は勝たせるために応援してんだよ!」
そうです。その通り。

では、次の試合、浦和戦。コンサドーレ札幌は勝つ必要があるのでしょうか?

はっきり言います。

勝つ必要はありません。

これまで、USをはじめとするサポーター達は、コンサドーレの戦力になれと、応援によって選手が少しでも速く走れるように、気持ちが切れないように、応援し続けてきました。
もちろん、フロントや監督(というか、戦術)に問題があると思っていても、勝たなければならない試合が続く限り、サポーターは応援をやめなかったんです。

そして今。
天皇杯にも破れ、本当に残り4試合は消化試合になってしまいました。

これまでのコンサドーレに一番必要なものは勝利でした。そして、今のコンサドーレに“一番”必要なものは勝利ではありません。

「なぜ、今なのか?」と聞くあなた。これでは答えになっていませんか?

「フロントのためじゃない。選手のために応援してるんだ」と言うあなた。
「今年でこのチームからいなくなる選手もいるんだし、最後まで応援してあげたい」と言うあなた。
あなたの応援している意味は何ですか?
選手はあなたの応援に応えてくれていますか?
来年いない選手を応援することで、来年以降につながりますか?
選手のためといいながら、騒ぎたいだけ、自己満足のためだけではないですか?

今日(11/2 横浜M戦)、僕のスタンスは非常に中途半端でした。
「俺達の札幌」を率先して唄いました。
でも、その後は立ったり、座ったり、(ラジバンダリ……)
それは、USの主張に同意しながらも、今日の試合が消化試合ではなかったからです。
心の中の迷いを吹き飛ばすプレーが見られれば良かったんですが……。

上で書いた応援の理由の(1)以外を否定するつもりはありません。その他も立派な理由です。
特に、ホームゲームでは(2)の演出としての応援が、実は勝利よりも重要かもしれません。
応援を見せる相手は、選手だけではないのです。

ただ、(1)が最大の理由だと思った人は、もう一度考えてみて欲しい。
コンサドーレ札幌を応援する意味はなんですか?
US応援自粛の中、浦和戦で応援する意味はなんですか?

ドームの浦和戦。
浦和レッズも、監督解任要求とか、応援拒否とかやっているようです。
浦和は徹底してやりますから、7000人のアウェイサポーターが無言の観戦もあるかもしれません。
それはそれでオモチロイことになりますが。

それに対して、札幌サポがどのように迎え撃つか。
あと1週間。考える時間は、まだあります。

#三浦解任、イビチャ&アマル監督就任なんてビッグサプライズを期待しつつ……。


横浜M 1-0 札幌(天皇杯)

2008-11-02 18:30:44 | コンサ
これで本当に終戦。残りはただの消化試合。
……これを、2009年シーズンの始まりとして捉えられるかどうかだが……。

とりあえず、現地報告。

入場時間前からマリノスサポが長い列。
結果、ゴール裏とバックの一部がほぼ満員でメインとバック中央がガラ空き。
なんか動員でもあったのか?

札幌ゴール裏は準備が無かったので、また応援自粛かと、サッポロビールを買いに行ってる間に、売店横で集会開始。(売り子が売ってるのはモルツ、売店がサッポロ)

川崎戦に来られなかった人や、情報が行き渡っていない人にUSの説明。
関東組O氏もUSへ同調の方針は変わらず。
そして、堂々巡りの質疑応答。

USの主張に説得力が無いというのはわかるが、それじゃどうしたいのだ?
自分だって、USの主張を取り下げることができるほどの説得力も無いくせに。
おまえら、ただ、自分が応援したいだけだろ。なら、応援すればいいじゃない。他人にたよらず。

とりあえず、応援自粛だけでなく、USからHFCへ正式に文書で彼らの思いを伝えるという話が出た。
それで自粛が無くなるわけでも無し、HFCだってサポにパイプがあるんだから、意見が伝わってないことはないだろう。聞く耳を持たないか、今は応えられないだけだ。

そして、試合開始。
ゴール真裏が座って、両側が立つという珍しい構図。
関東コアサポは座って観戦組とメガホン組に分裂。太鼓は無し。

試合は、実はここ最近で一番の出来。
左サイドは池内と元気で果敢にドリブル突破をしかける。
守っては西と西島がうまい読みで相手のパスカットを連発し、決定機を作らせない。
相手の度重なるパスミスにも助けられ、前半0-0で終了。

もしかしたら、行けるんじゃないか。
応援無しの方が勝てるんじゃないか(笑)
なんて思い出したころに失点。また、マーカス?

それでも、マリノス選手が抱き合っている間に、FWへポジションチェンジした西がセンターサークルにボールをセット。選手にも、まだやれるという気持ちが残っていたに違いない。

その後、元気がバーに当てたり、ダヴィがフリーでヘッドをはずしたり、ラジバンダリ(←もういい)

なんだかロスタイムが表示時間の3分より短い気もしたが、終了のホイッスル。
マリノスサポがトリコロール傘を開いて、本家コーヒールンバ。

最後の挨拶でも応援自粛組は立たず。
真っ先にやってきたクライトンが両側のサポへ拍手。
他の選手はトボトボという感じで歩いてくる。柴田が腕でぬぐったのは汗か、涙か。
選手の帰りかけに、思い出したようにサッポロコール。

長くなったので、応援自粛に関しては別エントリにて。