神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[コンサ] 2010 J2第10節 熊本-札幌

2010-05-02 22:08:12 | コンサ
2010 J2第10節:ロアッソ熊本 0-0 コンサドーレ札幌 @スカパー


2連敗、それも甲府に完敗の後のアウェイ熊本戦。ゴン中山vs藤田俊哉の元ジュビロ、元日本代表対決が話題のこの試合。
コンサドーレサポーターとしては、そんなことはどうでもよく、どんな形でもいいから勝ち点3が欲しかった。

この試合、石崎監督の選んだシステムはなんと4-1-2-3。そんなの練習でやっていたのかどうか知らないが、少なくとも試合では、スクランブル以外にはやったことが無かったはず。

サイド攻撃がうまくいかなかった前節の反省からか、縦に突破力のある藤田征也と近藤をサイドに、ストライカーのキリノをセンターに置き、両サイドからの突破を重視した布陣だったのだろう。

しかし、これが大失敗。

左サイドの藤田はウィングの位置でもなく、サイドハーフの位置でもなく、中途半端な位置取りで完全に試合から消える。縦パスには届かず、組み立てにも参加できない。
一方の近藤は得意の重戦車ドリブルで右サイドを突進するが、そこまで。中央であればそこから無理にでもシュートにいけるのだが、右サイドだとコロコロのセンタリングになるだけ。
さらにポストプレーが苦手なキリノにはボールが収まらず、まったく攻撃の形が作れない。
結局、中盤の人数が減っただけで、完全にペースを熊本に握られる。

前半のシュート数は0本をなんとか免れたものの、たったの1本。いったい監督はどんな指示で選手を送り出したのか。
スカパーのメンバー紹介では4-4-2で、キリノと近藤の2トップ、右に藤田、左に上里の布陣だった。どう考えても、こっちの方が機能したように思えてならない。

後半はあっさり3-5-2へ変更。藤田は得意の右サイドへ。岩沼も一列前の左サイドへ。全員が慣れたポジションに入り、ここからはそれなりの試合展開となる。

札幌は中山、熊本は藤田俊哉を投入し、ジュビロファン歓喜の試合だったのだろうが、それだけの試合。コンサドーレサポーターとしては見るものがどこにも無い試合。負け試合でも弱点の明確化や、新戦力の発見など、何らかの収穫があるものだが、今日の試合ではまったく収穫なし。無駄な引き分け試合。

どう考えても無理そうな布陣で前半を無駄にし、自称3バックの神様がオーソドックスな布陣を見せただけ。石崎監督擁護派のつもりだったが、さすがにこれでは選手がかわいそうだ。
せめて、先発の近藤と藤田が逆だったら、もう少し違う展開になったかもしれないとは思うのだが。

0点に抑えられた守備は良かったなんていう声も聞こえるが、選手を甘やかしちゃいけない。今日は松橋が絶不調だっただけ。完全に破られて失点を覚悟したシーンが2回はあった。一方の札幌で入りそうなシュートは中山のヘディング1本だけ。

本当はこんなに愚痴みたいのばかり書きたくは無いのだが、本当に今日は褒めるべきところが無い試合だった。

あ、高原の好セーブ連発は良かったよ。「俺も元ジュビロだ、忘れるな!」って感じで。


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