神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

ミステリー・ワンダー・ランドのセンス・オブ・ワンダー[26] 最後の夜

2016-05-06 22:19:56 | ペルー

この後は海辺のレストランでディナーということだったが、予定を遅らせてスーパーマーケットでお土産タイム。なにしろ、今晩はホテルに泊まるのではなく、深夜25:55の出発便でそのまま帰ることになっているのだ。ある意味、夜はまだまだこれから。

そこで、Metroという大型スーパーマーケットへ。実はこの店、クスコでも夜にホテルから出かけたのだけれど、24時間営業でクレジットカードも使えるので便利。ただし、レジのおばさんは英語がわからないので、基本的にジェスチャーで。

ペルーといっても、スーパーマーケットはスーパーマーケット。国際的に、雰囲気はそんなに大きくは変わらないけれど、やはりジャガイモの品ぞろえは豊富で、野菜売り場の一列全部が様々な種類のジャガイモで占められていた。海辺の街ということで、カツオもまるごと一本で売られていたりする。

あとはコカの葉やジャイアントコーン、サボテンの実など、ペルーっぽい物もたくさん。コーヒーやチョコレートもペルー産は有名。もちろん、インカコーラやチチャ・モラーダも。

 

お土産タイムの後は、ペルーで最後のディナー。海辺の高級レストランにて。

すでに真っ暗になっており、太平洋の波は黒く、大きく、怖いくらい。

通常のツアーでは、この店はランチで訪れるのだが、今回はフリアカ-リマのフライトの都合でディナーになってしまったという。おかげで、現地価格でも数千円という豪華ディナーに。

メニューはジャイアントコーンと海藻のサラダ、セビーチェ、フルーツ。ここでは雰囲気に合わせて白ワインを。セビーチェはペルーの名物で、ひとくち大にぶつ切りにした白身魚をマリネしたもの。内陸部では魚といえばマスばっかりだったので、海の魚はペルーでは初めて。適度な酸味で、さっぱりしていておいしい。

しかし、このセビーチェ、コリアンダー(パクチー)が入っていやがった。丁寧に除去しながら食べていると、子供みたいと笑われる。しかし、何と言われても身体が受け付けないのだからしょうがない。

リマの街の夜景も見え、雰囲気は抜群。カップル客、誕生日パーティを祝う家族連れ。隣の席では男性が女性をずーっと口説いていて、ツアーの女性陣はそちらに興味しんしん。結局、われわれの食事が終わるまでには、恋はかなわなかったようだ。

 

空港に着くと、意外なサプライズ。Sさんが何を持っているのかと思ったら、Metroで買ったホールのアップルパイ。これにろうそくを立てて、ツアーメンバーの中で、期間中に誕生日を迎えたふたりをお祝い。ひとりは俺だ。ありがたや。なぜアップルパイなのかというと、ほかのケーキはどぎつすぎて日本人には無理だから、とのこと。レストランのケーキにはそこまで凄いのは無かったけど、やっぱりスーパーだとそうなってしまうんですかね。

お世話になったSさんと別れて、国際線へ。出国は何も聞かれずにスタンプ一発。

しかし、フライトまでにはまだまだ時間がある。しかも、手荷物チェック強化期間とのことで、搭乗ゲート前にもX線装置が設置されていて、おかげで待合室が半分つぶされて椅子が足りない。仕方がないので空港内の売店をぶらぶらしたり、リャマと記念撮影(合成)ができる機械で遊んでる人を見たり。コカ茶が好きなのでなんとか密輸できないかと考えるが、結局は見送り。ただ足が疲れた。

そして、1時間近く遅延のうえ、やっと搭乗。アトランタ経由で日本へ出発。これでペルーを後にするというのに、名残惜しいというよりはとっとと帰ろうといった気持ちだった。

 



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