バトルシップ - goo 映画
(C) 2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
なんとなく地雷っぽかったので躊躇していたのだけれど、『ジョン・カーター』が不完全燃焼っぽかったので、勢いで梯子。
いや、この映画は面白かった(笑)
劇場に入ったら、客層がDQNばっかりでどうしようかと思った。何あれ、リアーナのせい? 浅野忠信のせい? 上映中も友達としゃべってるし、スナック菓子ばりばり食いまくるし、ケータイをパカパカするし。あいつら、映画館から追放しろ。
しかし、映画自体はそんなことを忘れさせる程のいい出来だったよ。
いや、映画も最初は駄作だと思った。宇宙空間にシグナル投げて、何日後に来たんだお前ら。どこの超空間通信だとか、いろいろおかしい。
しかし、最後の駆逐艦1隻になって絶望的な戦いを挑もうとする兵士たちが泣かせる。あの手この手の大逆襲。しかし、成功一歩手前で撃沈する駆逐艦。だが待て、我々には、まだあれがあった!
海上とは離れた山の中の物語もなかなか。両足を失って気力も失くした古参兵、戦い嫌いの技術者、そして提督の娘の3人組の活躍にも大注目だ。
なんというか、男の子のための映画。すべてがありがち、お約束なんだけれど、いわば戦争ごっこの集大成みたいな感じ。
原作としてクレジットされているのは古典的なゲーム「BATTLESHIP」。今でもFlashゲームでネットに転がっているし、テレビゲームが出てくる前にはアナログ版もあった。実はとっても欲しかった記憶が(笑)
このゲームもシステムは重要なシーンで使われているのだけれど、こういうゲーム感覚で生命を懸けた勝負をやってしまうのも戦争ごっこ風。
そして、本当のBATTLESHIPが出陣するシーンの老兵たちが泣かせる。戦争ごっこをやっていた若造たちに本当の戦争を教えてやるといった趣。あのシーンは痺れたね。
SFファンとしては、どうしても科学的におかしいところが粗に見えてしまうのでアレなんだけれど。たとえば、宇宙からの飛来物が周期表に載っていない物質って何よ。どんだけ重たい元素だそれ。そこは同位体の割合が地球のものとはまったく違うとかなんとか、どうにでももっともらしく言えるだろうに。
こういう些細ないい加減さがそこら中にあっては嘘臭さが倍増してしまう。どうせ最初から嘘臭いからどうでもいと思っているんだろう、お前ら。ちゃんとした科学考証担当をつけるだけで随分変わったろうにと思うんだけど。
しかし、そういう粗を差し引いても、笑って泣いて、ハラハラドキドキの楽しい映画だった。
あ、エンドロール終わる前に出て行ったDQNたち、お前らいいシーンを見逃してるぜ(笑)
(C) 2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
なんとなく地雷っぽかったので躊躇していたのだけれど、『ジョン・カーター』が不完全燃焼っぽかったので、勢いで梯子。
いや、この映画は面白かった(笑)
劇場に入ったら、客層がDQNばっかりでどうしようかと思った。何あれ、リアーナのせい? 浅野忠信のせい? 上映中も友達としゃべってるし、スナック菓子ばりばり食いまくるし、ケータイをパカパカするし。あいつら、映画館から追放しろ。
しかし、映画自体はそんなことを忘れさせる程のいい出来だったよ。
いや、映画も最初は駄作だと思った。宇宙空間にシグナル投げて、何日後に来たんだお前ら。どこの超空間通信だとか、いろいろおかしい。
しかし、最後の駆逐艦1隻になって絶望的な戦いを挑もうとする兵士たちが泣かせる。あの手この手の大逆襲。しかし、成功一歩手前で撃沈する駆逐艦。だが待て、我々には、まだあれがあった!
海上とは離れた山の中の物語もなかなか。両足を失って気力も失くした古参兵、戦い嫌いの技術者、そして提督の娘の3人組の活躍にも大注目だ。
なんというか、男の子のための映画。すべてがありがち、お約束なんだけれど、いわば戦争ごっこの集大成みたいな感じ。
原作としてクレジットされているのは古典的なゲーム「BATTLESHIP」。今でもFlashゲームでネットに転がっているし、テレビゲームが出てくる前にはアナログ版もあった。実はとっても欲しかった記憶が(笑)
このゲームもシステムは重要なシーンで使われているのだけれど、こういうゲーム感覚で生命を懸けた勝負をやってしまうのも戦争ごっこ風。
そして、本当のBATTLESHIPが出陣するシーンの老兵たちが泣かせる。戦争ごっこをやっていた若造たちに本当の戦争を教えてやるといった趣。あのシーンは痺れたね。
SFファンとしては、どうしても科学的におかしいところが粗に見えてしまうのでアレなんだけれど。たとえば、宇宙からの飛来物が周期表に載っていない物質って何よ。どんだけ重たい元素だそれ。そこは同位体の割合が地球のものとはまったく違うとかなんとか、どうにでももっともらしく言えるだろうに。
こういう些細ないい加減さがそこら中にあっては嘘臭さが倍増してしまう。どうせ最初から嘘臭いからどうでもいと思っているんだろう、お前ら。ちゃんとした科学考証担当をつけるだけで随分変わったろうにと思うんだけど。
しかし、そういう粗を差し引いても、笑って泣いて、ハラハラドキドキの楽しい映画だった。
あ、エンドロール終わる前に出て行ったDQNたち、お前らいいシーンを見逃してるぜ(笑)