『S-Fマガジン 2010年8月号』 (早川書房)
浅倉久志追悼特集号。
表紙にずらずらと並んでいる浅倉さん訳のハヤカワ文庫。最初のうちは訳者が誰かなんてまったく気にしていなかったので、浅倉さんという存在を意識し始めたのはずいぶん後になってからだった。もしかしたら二十歳越えてからとか。なので、一番最初に読んだ浅倉さん訳の作品がなんだったのかなんて覚えてもいないが、安心して読める訳者さんの一人だった。
日本語として引っかかる文章や、元の英文が透けて見えるような文章を読むと、訳者さんの仕事の大きさを感じる。翻案とか超訳とかまで行ってしまうと、それはそれでまた別モノなんだが。
『信号手』 キース・ロバーツ
○:美しく、悲しいファンタジー。雪と森の情景は、実は自分の原風景でもあるので、非常に胸を打つ。浅倉さんの名訳が堪能できる一品。
『田園の女王』 R・A・ラファティ
○:2010年の今だからこそ読まれるべきエコ小説。ただ、これをユートピアと見るか、ディストピアと見るかは人によって別れそう。個人的には路面電車と自転車があれば自動車なんていらないと思うが、長距離鉄道は必要だろうjk。
『ドローデの方程式』 リチャード・グラント
△:わたしはドローデの方程式を理解していない。
『このあらしの瞬間』 ロジャー・ゼラズニイ
○:西日本の大雨、東京でもパラグアイ戦前(日本時間)に降った大雨を彷彿させるシンクロニシティ。人間とは何かという問いに対する皮肉な回答。思えば、日本は平和な国。
『自転車の修繕』 ジェローム・K・ジェローム
○:自転車の修理にかかわらず、こんなやついるよね。というコメディ。SFなんだかどうだかは微妙だが、浅倉さんのユーモア小説好きを示す好例。
『ノアズ・アークの怪物 《怨讐星域》第15話』 梶尾真治×:SFネタとしても、人間関係のドラマとしてもなんだかなーのデキ。
『零號琴 第7回』 飛浩隆
-:もうついていけないので、単行本になってから読みます…
浅倉久志追悼特集号。
表紙にずらずらと並んでいる浅倉さん訳のハヤカワ文庫。最初のうちは訳者が誰かなんてまったく気にしていなかったので、浅倉さんという存在を意識し始めたのはずいぶん後になってからだった。もしかしたら二十歳越えてからとか。なので、一番最初に読んだ浅倉さん訳の作品がなんだったのかなんて覚えてもいないが、安心して読める訳者さんの一人だった。
日本語として引っかかる文章や、元の英文が透けて見えるような文章を読むと、訳者さんの仕事の大きさを感じる。翻案とか超訳とかまで行ってしまうと、それはそれでまた別モノなんだが。
『信号手』 キース・ロバーツ
○:美しく、悲しいファンタジー。雪と森の情景は、実は自分の原風景でもあるので、非常に胸を打つ。浅倉さんの名訳が堪能できる一品。
『田園の女王』 R・A・ラファティ
○:2010年の今だからこそ読まれるべきエコ小説。ただ、これをユートピアと見るか、ディストピアと見るかは人によって別れそう。個人的には路面電車と自転車があれば自動車なんていらないと思うが、長距離鉄道は必要だろうjk。
『ドローデの方程式』 リチャード・グラント
△:わたしはドローデの方程式を理解していない。
『このあらしの瞬間』 ロジャー・ゼラズニイ
○:西日本の大雨、東京でもパラグアイ戦前(日本時間)に降った大雨を彷彿させるシンクロニシティ。人間とは何かという問いに対する皮肉な回答。思えば、日本は平和な国。
『自転車の修繕』 ジェローム・K・ジェローム
○:自転車の修理にかかわらず、こんなやついるよね。というコメディ。SFなんだかどうだかは微妙だが、浅倉さんのユーモア小説好きを示す好例。
『ノアズ・アークの怪物 《怨讐星域》第15話』 梶尾真治×:SFネタとしても、人間関係のドラマとしてもなんだかなーのデキ。
『零號琴 第7回』 飛浩隆
-:もうついていけないので、単行本になってから読みます…