神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[コンサ] 2013 J2 第34節 札幌 vs 長崎

2013-09-22 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第34節 コンサドーレ札幌 1-0 V・ファーレン長崎 @スカパー


先週、いきなり悲劇的なニュースが飛び込んできた。上里が右膝前十字靱帯断裂、全治8か月。

前節の栃木戦はフル出場していたのだが、その後の練習で痛めたというわけではなく、いつぞやの怪我が悪化して今頃発覚ということのようだ。まさか、ここで手術してしまうと選手が足りなくなるので、河合の復帰まで隠していたということでもないだろう。

その河合も肋骨を痛めた上に、この日はイエローカード累積で出場停止。ボランチは俺らの10番宮澤だけになってしまったのだが、今年はいまひとつの出来で、なかなか信頼できない。ボランチを組む相手はルーキー離れしたルーキーの深井。これまた怪我からの復帰直後で、良く間に合ってくれたものの、不安は残る。

そんな中、北海道どころか全国的な注目を浴びているのがベトナムの英雄、レ・コン・ビン。遂に右サイドで先発出場。これまでは短時間の途中出場のみだったので、先発でどこまでやれるのか、ベトナムの英雄がどれほどのものなのか見せてもらいたいところ。

もうひとつのサプライズはGK曳地。前節4失点とはいえ、GKの責任とは思えないので先発交代にはちょっとびっくり。曳地にとっては、これがラストチャンスかもしれないぐらいの扱いだろう。

 

コイントスに勝って、キャプテン内村は風下を選択。厚別の風は強めだが、神経質になるほどの影響は無さそう。後半にフェホを入れてロングボール勝負を狙っていたのかもしれない。

先発のレコンビンは噂とは違い、フォアチェックを積極的に仕掛けている。連携も悪くなく、守備面での不安は無い。しかし、今日もシャツはイン。

序盤はお互いにサイドを起点として攻撃を組み立ててきた。札幌攻撃陣は、フェホというターゲットがいないせいで、グラウンダーでボールをつないでいく戦法。いっぽうの長崎は、DFラインの裏へ抜ける長い縦パスを狙う感じ。

最初にゴールを奪ったのは札幌。砂川→内村→前田→上原→レコンビンのダイビングヘッド!

砂川から内村へサイドのオープンスペースへ出した長いボールからの完璧な崩しだったが、前田の浮き球のパスを上原がシュートミスして終わりかと思った。ボールはゴールラインと水平に飛んで逆サイドへ。しかし、その先にはレコンビンが飛び込んできた。上原、ナイスパス(笑)

しかし、このゴールで喜び過ぎたレコンビンはユニを脱いでサポ前へ。あえなくイエローカード。

その後も、まえしゅんの流し目フェイントからのドリブル突破など、コンサドーレが主導権を奪って観客を沸かせるプレーが続いたが、なんと大事件発生。レコンビンが相手のユニフォームを手で引っ張って転ばせてしまったとの判定でイエローカード二枚目。これでレコンビンが退場。

得点機会阻止にもあたらず、このプレーにイエローカードは厳しいような気もするが、TLではイエロー相当なプレーとのコメント多し。

一人少なくなったコンサドーレは内村が右サイドに入って、4-4-1というか4-5-0の布陣へ。そのままなんとか1-0で前半終了。

少ないチャンスでカウンターを狙う攻撃陣はともかく、DF陣にミスが多く、裏を取られ過ぎで怖い。オフサイドをアピールして手を挙げる暇があったら必死で追いかけろ。アピールするのは、直接プレーに関与していない選手に任せろ。

 

後半開始時に、前田に替えて荒野。内村がワントップに戻って4-4-1。守備では2ラインのブロックを作り、ワントップのカウンターに賭けるという寸法。

当然ながら、長崎に攻め込まれるシーンが多くなる。札幌はカウンター一本狙い。後半開始直後は荒野が勢い良くボールを追っていったが、本当に序盤だけ。

それでも、攻撃では惜しいシーンを何度も作る。荒野、内村、砂川が絡んでカウンター。攻撃時には4-2-3ぐらいのシステムに見える。気にしていた風の影響はほとんど見えない。

後半半分を過ぎたあたりで、深井に替えてフェホを投入。これは前を増やしたいのではなく、深井の膝の問題だったかもしれない。4-4-1の布陣は変わらず、中盤は右から内村、荒野、宮澤、砂川の並び。

このフェホが高い、速い、顔が怖いの3拍子で、長崎が必要以上に警戒してしまった気がする。DFがさらに下がって、数的優位を生かし切れない。

そして、守備固めで砂川に替えて櫛引。櫛引をどこに使うのかと思ったら、右サイドバック。日高が一列前。3バックかとも思ったが、相手ボールの時にはしっかりとした4枚2列のブロックを作っていたので、明らかな4-4-1。

櫛引は攻撃にもからむし、悪くない。一方、日高のSHは下がり過ぎて櫛引とポジションかぶる場合が多く、微妙。

最後はとにかく相手ボールになるたび、相手パスが前線の選手へ通るたび、手に汗握る、スリリングというよりはスリラーな感じの試合だった。

しかし、守り切った。なんとか勝った。痺れた。

 

相手を圧倒して攻め勝つ試合も気持ちいが、こうやって必死で守り切った試合の緊張感からの解放感も捨てがたい。これはただのサッカー好きには味わえない、応援するチームがあってこそ感じることができる感覚だと思う。

ヒーローインタビューは曳地。「今まで足を引っ張ることが多かったけど、みんなに助けられて」とか、「ビンの退場は自分のミスキックから」とか、苦労人な立場と優しい性格がわかる内容だった。曳地の目もウルウル。解説の曽田も「うるっときた」。

終わってみれば、シュート数は札幌 8-4 長崎で相手の2倍。前半4-2なので、一人少ない後半も同じ4-2。長崎は追加失点を恐れたのか、一人少なくなった札幌を攻め立てるだけの迫力が無かった。そこがチームとしての未熟さなのかもしれない。少なくとも、J2一年生のチームに、そう簡単にJ1に行かれてはたまらない。

これでホームは8試合負けなし。うち、7試合は完封勝ち。厚別神話は続くよどこまでも。

そして、初先発、初得点、初退場を決めたレ・コン・ビンの英雄っぷりはすごかった。途中交代で初出場のときは初アシストも決めたし、本田以上に“持っている男”かもしれない。この試合は、本国ベトナムでも、伝説の試合になるんじゃないか。

厚別神話の継続、そして、英雄レコンビン伝説の新たなるはじまり。今日みたいな気持ちを前面に押し出して気迫で守る試合ができれば、結果はついてくるでしょう。是非ともプレーオフ圏内に滑り込んで欲しい。

(J1だとそれだけじゃ足りないのは何度も思い知ってるけどな!)

 

 


[コンサ] 2013 J2 第33節 栃木 vs 札幌

2013-09-16 08:54:44 | コンサ

2013 J2 第33節 栃木SC 4-3 コンサドーレ札幌 @栃木県グリーンスタジアム


今回も関東後援会バスツアーで参加。札幌からのJTBアウェイツアーが合流もあって、新宿発と羽田発品川経由の二台体制。バスツアーが2台出るのは、この組織になってから初めてとのこと。

この日は台風が接近中で午前中から激しい雨。しかし、バスが出発する昼ごろには次第に晴れはじめ、青空も見えてきた。豪雨の中での観戦を覚悟していたが、もしかしたらこのままいけるかもしれない。


バスは停車するSAが計画と多少変わったぐらいで、特に何事も無くスタジアム到着。今回は選手入り口に突入しなかったよ(笑)

バスがついても、まだ青空が見える。恒例のバスお出迎えもできた。あたりまえですけど、試合前は無愛想ですね。

定番の宇都宮餃子と一枚岩チキンをいただきます。ビールはサッポロが見当たらなかったので、なんとバドの生。バスの中で、LIONビール(持ち込み)とClassic飲んだしね。

札幌はワントップにフェホ、トップ下に内村、そして、右サイドに前田を起用。左サイドは荒野。こうやって見ると、荒野だけが格下なイメージだけれど、前線からのチェックでかき回して欲しい。前田のサイドはどの程度守備ができるかが課題。

相手の栃木には近藤祐介。監督が松本育夫に交代した初戦ということで、気持ち的に凄く良い位、凄く悪いかのどちらかなんじゃないかと予想。ちょっとやりずらい感じはある。

 

 

試合はピッチの悪さを気にしてか、フェホへのロングボールで攻める札幌。しかし、ボールが収まらず、返ってファールを取られるという展開。栃木の方がパスでつなごうという意識が見えるが、お互いにミスが多く、それが相手のチャンスにつながるという下位リーグにありがちな展開。要するに、ミスの多い方が負け。

ゴール裏の立見席が低くて、なんだかよくわからないうちに先制(前田だったのか!)できたものの、前半終了間際に失点。前節も試合終了間際に失点して引き分けに終わっているので、なんだか嫌な予感。

後半もフェホ中心の組み立ては変わらず。しかし、栃木の高木にドリブル突破から綺麗に決められる。札幌の守備はシュートを撃たせないようにマークに付いてシュートコースを切るのが基本なのだけれど、積極的にアタックにいかないのでドリブルで斜めに突っ込んでこられると対処のしようが無いんじゃないか。

その後、内村がロングスローからシュートを決めて同点。しかし、直後にまた栃木が逆転。ここから大粒の雨も降り始め、スタジアム全体がバタバタし始める。

そして、問題のシーン。フェホと競り合った栃木の選手が倒れたままで、相手キーパーがボールをピッチ外へ。そのスローインを札幌の選手がプレゼントボールで返さずにそのままフェホのゴール。

これは揉めるなと思ったけれど、ルール上は全く問題なし。スポーツマンシップでも、栃木の選手の明らかな時間稼ぎに見えたので、どっちもどっちという感じだろう。

ついでに、札幌のゴール裏からペットボトルが飛んだのはこの時だっけ? 揉める前だったはずなので、はしゃぎ過ぎた誰かの仕業だと思うけど。

このプレーの判定を巡って栃木の選手が審判に詰め寄るが、そもそもプレゼントボールはルールに規定されていないので判定が覆されるはずがない。その後のプレーでも、双方熱くなって一触即発の雰囲気。そこでサポが歌うのが「俺たちと熱くなれ」というのはさすがにどうかと思ったけど。

そして最後の最後に失点。これもドリブルで突っ込んできた選手を止められなかった。J2の守備は相手にミスをさせることが大きくなってしまうが、さすがにそれだけでは止められないようだ。

試合終了後にコールリーダーが一部のサポに切れていたみたいだが、対決というよりはサポがリーダーに説教されただけの模様。何があったのかはよくわからん。ヤジか、ペットボトルの件と思われ。

 

小川慶治朗って誰だよ。(正しくは、内村)

とにかくいろいろあって、後味の悪い試合だった。雨で濡れたせいで、気分も最悪。そもそも、座席が低すぎて試合も良く見えてない上に、ビデオ録画失敗したし。再放送録画中……。

さらに、帰りのバスでモンハンやって車酔いするし。

まぁ、いつまでも引きずっても仕方がないので、切り替えていこう。プレーオフなんて、今年の目標ですらない。行けたらラッキーのボーナスステージだ。それくらいの割り切りで行こう。

 


[コンサ] 2013 J2 第32節 札幌 vs 岡山

2013-09-01 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第32節 コンサドーレ札幌 2-2 ファジアーノ岡山 @FootNik中野


ガンバ大阪には負けたものの、そこから気持ちのいい2連勝。アウェィで勝ってホームに凱旋。3連勝をかけて、1巡目で惜しい負け方をした岡山が相手。これは勝たなきゃダメでしょう。ということで、FootNik中野へ遠征。

この日は昼間の試合が札幌戦のみということもあって、中野と大崎2店舗で放映。そのこともあってか、店内は少な目。しかも、拍手の起き具合からみて、ほとんどが札幌サポという状況。これは勝ったら、みんなで「すすきのへ行こう」をやるしかないかと思っていたら……。

そういえば、ヱビスがSold Outになっていたよな。これもある意味フラグだったのか。まさかの札幌戦で、黒ラベルもヱビスも無しかよ。


フェホ、奈良、上原が出場停止ということだが、代役は内村、櫛引、松本と、サプライズもなく予定調和。せいぜい、横野が久し振りにベンチ入りという程度。監督もサポも今年のチームがやっとわかってきた感じ。遅いと言えば遅いのだけれど、新人監督なのである程度は仕方がない。

序盤の入りは悪くなく、札幌がボールを保持する時間も長かったのだが、どういうわけか芝が滑る。また、風上に立った岡山のカウンターがきれいにハマって怖い。

悪い予感は当たるもので、先制は岡山。ほれぼれするようなきれいなカウンターを喰らった。あれはどうしようもない。

しかし、これで終わらないのが最近の札幌。後半開始早々、サイドからシンプルにつないで、荒野のパスから内村がゴール。

立て続けに、相手GKからなんと前田がボールを奪い、これを三上が蹴り込んでゴール。さすがは愛のホットライン。

前線4人がきれいに絡んでの逆転。これは気持ちがいい試合だ。ビールも旨いし、ピザも旨い。

ところが、今年の札幌には呪いがかかっている。最初はホームで勝てない呪い。続いて、アウェイで勝てない呪い。こんどは3連勝できない呪いだ。

ときおり、岡山のカウンターにビビりながらも、ボールもゲームも支配して、最後はついにレコンビンを試合に投入して完全に勝ちを確信したロスタイム。コーナーキックから岡山の近藤にヘディングを決められ、同点。そのまま試合終了。

せっかくのレコンビン投入も全く意味なし。本当にもったいない勝ち点を落とした。

負けてない。負けていないんだけれど、追いつかれての引き分けの疲労感は半端ない。それでも、負けなかったのは良かった。理性ではそう思うのだけれど、どうにも……。


シーズン開始前は、JFL降格圏に入らなければそれでいいとは思っていたものの、こうしてプレーオフ圏内が現実味を帯びてくると、やはりそこが目標になる。京都、千葉、長崎はまだ直接対決が残っているのだし、まさかJ2一年生の長崎にJ1昇格を許すわけにはいかない。なんとしても、長崎は止めよう。

その前に、栃木だ。バスツアーは2台だ。FootNikでビール飲みながら観戦もいいけど、みんなで一枚岩チキンを喰いに行こう。

 

 


[コンサ] 2013 J2 第31節 水戸 vs 札幌

2013-08-29 22:35:35 | コンサ

2013 J2 第31節 水戸ホーリーホック 1-3 コンサドーレ札幌 @ケーズデンキスタジアム水戸

 

コンサドーレ札幌関東地区後援会主催のサポーターバスツアーで参戦。

今回のバスは、なんとサロン席がない。定員の大きなバスにしたらサロン席を設置できないタイプのバスになってしまった模様。前回の松本戦ではサロン席無しで来たバスを無理やりサロン席仕様に変えてしまっていたのだが、今回はバスそのものが対応していないということで、残念ながら断念。

雨が心配されたものの、往きは思ったより天候の崩れも無く、渋滞もなく、順調に進む。車内では、サッポロビール様提供の「サッポロ 富良野の秋―まろやかリッチ―」が無料配布。これはまたサッポロビールに忠誠を誓わざるを得ない。もちろん、いつもの津軽海峡を越えて輸入したクラシックも¥200にて販売。

そんな感じで順調に進んだものの、スタジアムのそばで異変が。

まずはバスがジャンクションで道を間違える。一旦降りて乗りなおすとのことで出口に向かったところ、料金所の前で中央分離帯が空いていたので、なんとここでUターン。これって普通にやっていいのか。おーっというどよめきとともに、正しいルートへバスは復帰。

そして、話題のセイコーマートが2店に増殖。スタジアムにいちばん近いコンビニはセイコーマートになっていた! 調べてみると、なんと、セイコーマートは水戸市内に11店舗もあるらしい。茨城県全域だと81店、埼玉にも21店ある。北海道に地域密着とか言いながら、関東にもそんなにあったのか。

さらに、スタジアムの駐車場がわからず、右往左往。顔見知りのサポ同士が手を振り合いながらアウェイゲート横を通過した直後に逆戻りとか、なかなか面白いことになってしまったが、無事スタジアム到着。

それとほぼ同時に選手バスも到着し、期せずして選手をお出迎えすることができた。試合前なので、あまり選手も愛想がよくないのだけれど、レ・コン・ビンは笑顔で応えるファンサービス。さすが大物だね。

 

そんなこんなで試合開始。

前半は水戸がボールを保持して回す展開。札幌はフェホにめがけてロングボールを多用。

問題なのは主審のファール判定で、取らなくてもいいプレーに笛を吹いたり、大きなファールを見逃したりと、サポでもいらつくのだから、選手はどれほどのことだったろうか。まぁ、PKくさいのを見逃してくれたこともあり、ホームに肩入れしているわけではないようだが。

結局、前半は0-0。札幌の方がシュート数は多いながらも、水戸のフィニッシャーに精度があれば完全に失点していたと思えるような崩され方を2、3回やられてしまう。杉山の正面だったり、枠にいかないのが幸い。これはJ2ならでは。

 

後半も試合展開は変わらず、かなり危ないと思っていたら、15分すぎに失点。上里が治療のためにピッチ外に出ているときに、宮澤がボールを奪われてカウンターを食らった。この時点で水戸の攻撃陣5人に対し、札幌のDFは2人。これではどうしようもない。

さらにその直後にも、オフサイドではあったが、ゴールネットを揺らされる。これはゴール裏で見ていて血の気が引きそうだった。すぐ旗には気が付いたのだけれど、主審がオフサイドの判定をするまではヒヤヒヤだった。

これまではこのまま意気消沈してしまうことが多かったのだけれど、この日の札幌は違った。岡本に替えて内村、宮澤に代えて河合を投入。早めの選手交代、なおかつ、キャプテンとエースの登場で、精神的に大崩れになるのが回避されたのだと思う。

ここからは札幌の反撃。まずは、日高から上原へのすばらしいSBtoSBヘディングシュート。これで同点。

そして、前田からのボールをフェホ。その前のプレーで、ペナルティアーク付近で倒されたフェホが猛然と突っ込んできた。直前に倒されたせいでフェホからマークが外れたという運もあったが、立ち上がってそのままシュートを決めたフェホはすごい。

そして、そのまま札幌ゴール裏に突進するフェホ。あの長身が見えなくなるくらいにサポーターの波の中に飲み込まれるフェホ。そして、飛ばされていく太鼓(笑)

納得のいかないファール判定にいらついていたところでの逆転ゴールということで、必要以上に感情を爆発させた選手とサポの双方だった。さらに、これを見てうらやましがったのが内村。このとき、絶対に俺もサポの元に行きたいと思ったのだろう。

しかし、お祭り騒ぎで浮かれている男に最悪の事態が。ヘディングで競り合った際に、腕を相手の顔面に当てたと判断されて、一発退場のレッドカード。フェホとの身長差による不可避の出来事であるので、これではフェホにヘディングで競るなと言っているのと同じ。相変わらずひどい判定だ。

 

これで水戸が嵩にかかって攻め込んできたが、逆にこれが札幌のカウンターの餌食。前田に変わった砂川からのロングパスを、内村が落ち着いて決め、これまたサポの元へ。フェホと同じくサポの波に飲み込まれて消える内村。

爆心地の右斜め後ろに陣取っていたのだけど、人ごみの向こうで何をやっているのかさっぱりわからん。しかし、この距離感の近さが、こういう小さなスタジアム観戦の醍醐味なのだよ。

結局、期待のレ・コン・ビンの出場は無かったものの、内村、河合、砂川というベテラン陣を適切に投入したことが勝利の理由と言っていいだろう。ボールを支配され、先制点を奪われても崩れなかった。今期のはじまりに比べれば、チームとしてものすごく成長したと思う。

本当に強くなったものだ、わが軍は。

 

帰りのバスではクラシック。レ・コン・ビン加入記念でベトナム式の乾杯を。「モッハイバー!」「ヨー!」

次の岡山戦ではフェホ、奈良、上原と出場停止。これは出場停止選手にとっては良い休養。控えの選手にとっては、良いチャンス。どちらにしても、良い方向に働いて欲しい。

 


[コンサ] 2013 J2 第30節 札幌 vs 愛媛

2013-08-21 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第30節 コンサドーレ札幌 3-0 愛媛FC @スカパー


この日は久々の平日開催。厚別は仕事人ナイトで、名刺を出すと入場料割引。初開催の時は、ビールが売り切れで暴動寸前と言う珍事を引き起こしたんだよな、この企画。

仕事でキックオフに間に合わなかったので、twitterも遮断して帰宅してから追っかけ再生。もちろん、ビール付き。なんと、レア感満載の銀座ブラウンだ。

札幌は日高が軽い負傷で上原が右に回り、左に松本。それ以外はいつものメンバーで、前田、内村のツートップ。

一方の愛媛は石井が怪我で欠場。赤井はベンチ。この二人がいない愛媛なんて、札幌にとってはどうということもない。


コイントスは愛媛が勝って風上を取る。いや、そんなに風ないだろ。


試合は序盤から札幌が優位に進める。めずらしく、前線でワンタッチのパスが良く決まる。時たま、愛媛のカウンターを喰らうが、愛媛の選手が外してくれるので問題ない。

上里の強烈なミドルシュートのこぼれ球を前田がゴールに蹴り込むが、これはオフサイド。それならばと、今度は自分でキープしてから、ループ気味のシュートで正真正銘のゴール。前田は満面の笑み。

テレビではちゃんと映らなかったが、ゆりかごダンスをしたらしい。横野の子供が生まれたことをみんなでお祝い。

さらに内村がコーナーキックの混戦から押し込んだ。しかし、このプレーで内村より目立っていたのが、真横になって飛んでいた上原。いったい何をしようとしたのか。それにしても、高く飛んでいたな。

前半終了。2-0。序盤のカウンターからのヘディングを除き、まったく危なげない感じ。シュート数も7-2で、ほかのスタッツも札幌が上。

ところで、ハーフタイムの応援コーナーに出ていたH.F.C.のグッズ担当、服部祐子さんて、もしかして元ドールズの人なのか。


後半からは、遅ればせながら赤井が登場。それもあってか、愛媛が多少盛り返すものの、時間がたつにつれて、やっぱり札幌のボール支配率が高くなる。

攻め続けても点が取れないので、お疲れ気味の前田を下げて、フェホを投入。今日の前田は守備にもがんばったし、独特なヌルヌルのドリブルも見せたし、先制点も上げた。これまでで一番良かったかもしれない。拍手。

フェホはカウンターで強引に独走するも、最後に内村にパス。これはキーパーが間一髪でセーブ。やっぱりフェホは速い。とにかく速い。そして強い。ポストプレーさせるより、後半疲れてきたころのカウンター要員の方が活きるんじゃないか。

さらに、やっぱりお疲れ気味の上里に替えて河合。上里は強烈なシュートを2本放つも、どちらもキーパーに弾かれた。両方とも枠には行っていただけに、惜しいシュートだった。そして、河合キャプテンは久しぶりの現場復帰。河合さんおかえり。

最後は遂にレ・コン・ビンを内村に替えて投入。登場前にベンチでユニを後ろ前に来て、前田に注意されるという微笑ましいシーンも。シャツはパンツにインが英雄のスタイル。

レコンビンのプレーはやっぱり正確。止める、蹴るの基本ができている。そのレコンビンがコーナーキックを蹴る。上里が下がっているので、キッカーとしては妥当。右足だから、上里がいてもCK蹴るかも。

そのキックからフェホがヘッドでゴール。足だけじゃない、頭でもいけることを証明。やっぱり後半途中投入の方がフェホは怖い気がする。

ここで試合終了。3-0。シュート数でも15-6と愛媛を圧倒。気持ちのいい勝利だった。これでホーム6連勝。そろそろ聖地厚別の復活を宣言してもいいだろう。

ヒーローインタビューは前田。時々照れくさそうに微笑むのがいいです。放送の最後でフェホ、レコンビン、社長がうれしそうに話しているシーンも印象的だった。

愛媛の道産子、赤井はいいところでボールに絡めず、今日は不発。もう、ずっと不発でいいです。


気持ちよく飲み過ぎて、すっかり記事を書くのを忘れていた。そんなわけで、この記事のエントリーは9/7、天皇杯の放送が無くて暇なので、愛媛戦のビデオを見返しながら書いたのであった。

 

 


[コンサ] 2013 J2 第29節 G大阪 vs 札幌

2013-08-18 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第29節 ガンバ大阪 3-0 コンサドーレ札幌 @FootNik中野


久々にFootNik中野にて観戦。

中野の四季の森公園はビアガーデン開催中。セントラルパークの店や、どこから来たのか月の宴の屋台が展開。FootNikも椅子を外に出して公園へ侵略。でも、店内じゃないとテレビが見えない。

30分前くらいに到着したのだが、店内にお客さんはまばら。テレビでは高校野球を放映。お客さんもグッズを身に着けていないので、サポなのか不明。案の定、サッカーが始まったら、近くの2グループが帰ってしまった。


今日の札幌はフェホのワントップ。宮澤がボランチに復帰。しかし、驚いたことに、前節活躍した櫛引、堀米はベンチにすら入らず。何度も言うようだが、活躍した選手を次の試合で外すのはモチベーションに係わる。先発メンバー固定の弊害はどこでも言われているように、レギュラー選手と控え選手の経験差の拡大、控え選手のモチベーション低下といいことが無い。期待のレ・コン・ビンもベンチ入りだが、果たして今日は出番が来るのか。

一方のガンバ大阪は宇佐美、遠藤、今野、藤ヶ谷と見たい選手は勢揃い。名前だけで負けそう。(ガラパゴス藤ヶ谷以外ね)


スカパーの放送では、いきなり解説の美濃部氏が、ガンバの注目選手を間違えるというハプニングから開始。ちょっとなごむ。

序盤ではコンサドーレの方がセカンドボールが拾え、縦パスもいい球が入る。しかし、その先のラストパスがなかなかつながらない。それでも、左サイドの上原を中心に、サイドからのクロスをどんどん放り込んでいく。

しかし、ビッグチャンスをつかんだのはガンバ。いきなりシュートがクロスバーを直撃。それでも、危なかったシュートはこれくらい。

ところが、札幌側もシュートはまったく枠に飛ばない。前半はシュート数2-6ながらも、札幌のシュートはどれも枠外。結果的にこれが勝負を別けた。

攻めてはサイドバックがオーバーラップしてクロスを上げ、守ってはしっかりと2ラインのブロックを作って危険なバイタルエリアへのボールをカットする。J2でダントツの首位を走るガンバを相手に、互角以上の戦いができた。そのまま行けば充分勝機があったものの、そううまくいくわけがない。


後半も出だしは前半と同様、札幌がサイド攻撃としっかりとブロックを作る守備で主導権を握る。

しかし、ガンバのうまい攻撃を何とかしのいだ直後に食らったショートカウンター。これを止めた上原はナイスファールだったが、そのフリーキックからヘディングを決められた。長身であり、原因となったファールを与えてしまった上原がついていたので、これは何としても抑えたかった。

ここで財前監督が素早く動く。三上に替えて砂川。

流れを変えようとしたのだろうが、セットプレーからの突発的な失点だったので、そんなに焦って選手交代する必要があったのか。結果的に、その直後に宇佐美のドリブルからさらに失点。実は、三上は同い年の宇佐美を相当意識していたので、三上のままだったら、これを止めていたかもしれない。

さらに、宮澤に替えて前田。この交代がさらにバランスを崩してしまう。結果論だが、今日の試合は交代で自滅したといってもいい。だいたい、愛する三上のいない前田はどこにパスをだせというのか。

最後の交代枠も、スタミナ切れの目立つフェホではなく、内村アウト。しかも、レコンビンではなく、工藤イン。もう、財前監督の意図がさっぱり見えません。フェホと工藤の一発に賭けたのだろうが、下手な賭けに行って負け負け状態。どうせ賭けになるならば、レ・コン・ビン投入の方が、よっぽど納得がいく。

最終的なシュート数は7-13で、札幌が倍近く撃っている。しかし、枠内は上里のFKぐらいで、あとは枠外かボテボテなボールのみ。これでは、いくら相手が藤ヶ谷でもこれではゴールが奪えないだろう。


前半は夢を見させてもらったものの、結果的にガンバのうまさを見せつけられた試合だった。まぁ、これは仕方がない。ガンバにはとっととJ1昇格を決めてもらって、お引き取り願いたい。我々はプレーオフ圏内を目指して地道に戦おう。

 

 

 ちなみに、FootNik店内で明らかに札幌サポと思われたのは5人。明らかなガンバサポは4人。九州対決の方が盛り上がっていたように見えたが、ガンバが得点するたびに向こう側からも拍手が。その青いの、福岡のユニじゃないのかよ!

 


[コンサ] 2013 J2 第28節 札幌 vs 横浜FC

2013-08-11 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第28節 コンサドーレ札幌 2-0 横浜FC @スカパー

 

なんと言っても試合前から話題だったのはベトナムの英雄レ・コン・ビン。果たして本当に今の札幌に必要な選手なのかどうかはさておき、とにかく英雄の加入、初ベンチということで厚別は大騒ぎ。

サポーターはベトナム国旗を掲げ、ベトナム語の横断幕を張り、厚別食堂でフォーと春巻きに列をなし、ベトナム語でツィートする。実際、厚別には少なからぬベトナム人の方も参戦した模様。

札幌の布陣はフェホのワントップ。宮澤が体調不良で堀米先発。チョソンジンが累積で、奈良と櫛引のセンターバックコンビ。

アジアの英雄、レ・コン・ビンとカズは両方ともベンチスタート。

フェアプレーフラッグは浴衣の女性が持っての入場。ドーレ君も浴衣。試合前の写真撮影にも浴衣の女性が。あれは誰?

 

よそ見している間に、いきなりフェホが一発目のヘディングシュート。さすがに高い。しかし、フェホの初ゴールはヘディングではなかった。ロングパスからフェホがスピードで抜け出して、ゴール隅に。やっと初ゴール。やっぱフェホの武器は高さじゃなくてスピードなんだよ。キリノと一緒。

前半終了。1-0でリード。横浜も繋いでくるサッカーをしかけてきているが、札幌にとってはカウンターを喰らうよりもやりやすい相手かもしれない。このまま差を開いて、お祭り状態でレコンビンを迎えたけど、そううまくはいかないものだろう。

札幌の攻撃はサイドでボールを繋いで、フェホへというパターン。このおかげで、内村がなんとなく消え気味。

守備では、櫛引が一回危なかったけど、それ以外は安定している。高さでも競い勝てているし、特に問題は無い。堀米がSBもできるので、上原が前、砂川ボラ、堀米SBという流動的なポジションチェンジが見られて面白かった。ああいうのをもっとやってほしい。

前半のスタッツでは、シュート数は5-3と互いに少なめだが、コーナーキックの6-0というところに攻め込んだ回数の違いが表れている。やっぱり、怖いのはカウンターだけ。

 

後半開始早々に、フェホが足を攣ったか腿裏の怪我で退場。初ゴールを決めたのに残念。しかし試合終了後も普通に歩いていたようなので、大きな怪我ではなさそう。替わって前田が入る。

その直後あたりで、後半からメンバーを変えた横浜FCがパス回しで圧倒。札幌の守備は後手後手にまわり、プレスがかからず。杉山のセーブやクロスバーの守備でなんとかしのぐ。

しかし、カウンターから内村や前田がチャンスを作る。フェホから前田に変わったのが結果的に良かったのかもしれない。そして、今日も見られる前田から三上への愛のパス。しかし、三上はミスキック3連発でその愛に応えられない。

砂川に替えて、お久しぶりの翔太を投入。さらに、内村に替えて松本。松本はサイドバックに入って上原を前に出すのかと思いきや、上原がサイドバックのままで松本がサイドハーフの模様。しかし、上原がどんどん松本を追い越すので、前後関係がはっきりわかるのは、守備のブロックを作った時だけ。やっぱり、こういう流動的な動きはワクワクする。

そして、キャプテンの内村が下がったためにキャプテンマークをルーキーの堀米が巻くという珍事。まぁ、堀米はユースでキャプテンマークに慣れているからな。ところで、ゴメスの表記はこれでいいのか→※゛s

フェホの負傷退場でプランが狂ったせいもあるのだろうが、これで3人の交代枠を使い果たしてレ・コン・ビンの出場はお預け。

試合は札幌が再び盛り返してボールポゼッションを高める。そのまま試合終了かと思いきや、終了間際に翔太のシュートがクロスバーを叩いて真下に落下。これは入ったかと思いきや、まだ線の上。滑り込んで尻もちをついた三上がなんとか立ち上がって、ゴールへ押し込んだ。ほとんど翔太の得点だけれど、記録上は三上の得点。フリーでも枠に飛ばなかった三上が、ここだけは泥臭く決めて名誉挽回。

これで札幌はホーム5連勝。しかも、すべて完封という素晴らしさ。ついに聖地厚別の復活か。

ヒーローインタビューで、やっと馴染んできたフェホのひとこと「サッポーロ、ガンバーロ」は韻を踏んで良かったと思うよ。このままホーム連勝を伸ばそう。っていうか、アウェイでも勝とう。

次はガンバ戦。フェホのワントップはこのまま機能するのか。レ・コン・ビンvs遠藤+今野は見られるか。前田の愛は三上に届くのか。興味は尽きない。


試合後はレ・コン・ビン加入記念でベトナム料理屋へ。期待していなかったけど、生ビールがサッポロで感動。バインセオなるベトナム料理初体験だったけど、野菜たっぷりでヘルシーな感じ。タイ料理よりも辛くなくて優しい味だった。いやでも、トウガラシとパクチーの押し付け合いで大騒ぎしたんだけどさ。

次はフェホ活躍記念のブラジリアン・シュラスコか、道産子活躍記念のジンギスカンで(笑)

 

 

 


[コンサ] 2013 J2 第27節 富山 vs 札幌

2013-08-04 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第27節 カターレ富山 3-1 コンサドーレ札幌 @スカパー

 

なかなか3連勝するのは難しい。こちらの出来が悪くなくても、向こうが出来過ぎならば、勝ち点が取れない。それでも、最低でも引き分けにすべきだったゲームだと思う。

試合開始前、どこかのバカが富山に対してJ3コールをしたらしいという情報が流れてくる。だからフラグ立てんなよと言ってるのに。一部のサポとはいえ、下位の富山に対して慢心が無かったといえば嘘になる。サポも含めて、J2に格下なんていないという雰囲気をもう一度作り直していこう。

 

富山は雨。かなり激しく降っている。そのせいもあってか、富山サポは少なく、空席が目立つ。

先週、宮澤が別メニュー調整ということもあってか、ボランチに砂川を起用。でも、宮澤を帯同できるなら、宮澤先発で良かった気もする。DFの控えがいないところを見ると、CBに万が一のことがあったら、宮澤をCBに使う気だったのだろう。それとも、松本のつもりだったのか。

さらに、ワントップにフェホを初先発で起用。鳥取戦の前田も、松本戦の三上も良かったのに、ここでフェホを使ってくるとは。何度目だという感じだが、結果を残した選手を使い続けないと選手のモチベーションが下がっていくぞ。まるでゲームのようにパラメータの高い選手を上から選んでいるだけに見える。

それとも、フェホを試したかったのか。まさか、下位の富山なら大丈夫とか思ったんじゃないだろうな。そういうところが慢心だというのだ。

試合は札幌ペースで進むが、杉山のお笑いプレーには肝を冷やした。バックパスのボールを蹴り返して相手にぶつけるとか、阿呆すぎる。それ以外にも、わざわざ前に出てもボールに触れないとか、致命的なミスが何度か。それでも、そこの局面からは失点しないところは、かつての曽田ファンタジー再現のつもりか。

ボールを繋いでサイド攻撃という札幌に対して、富山はカウンター主体で対抗。しかし、先制は富山。カウンター一撃ではなく、ものすごいミドルを決められた。クロスバーをわずかにかすめるような弾道は、杉山じゃなくても無理。

失点シーンだけでなく、ボールホルダーに詰め切れないシーンが多かったのは、砂川ボランチの弊害だったかも。マイボールになった時のリンクマンとしての動きは悪くないのだけれど、効果的な守備はできていなかった。

前半終わって富山 1-0 札幌。前半は札幌がポゼッションを高めて、何度も決定機を作ったが、相手GKの好セーブに阻まれた。一方、富山は的確なカウンター攻撃で、失点の見事なミドルシュートのほか、黒田のオーバーヘッドがわずかに外。

 

後半の序盤は富山が出足良くプレスをかけてきたが、徐々に失速。前半と同様の札幌ペースとなり、ついに得点。上里のフリーキックからこぼれたボールを三上がシュート。さらにそのこぼれ球を内村。ぶ厚い攻撃で同点に追いついた。

ここからさらに札幌の時間帯になるが、なぜかフェホを下げて宮澤を投入。当初の計画通りだったのかもしれないが、なぜこのタイミングだったのか。
これで砂川が前に出て、三上のワントップ。これがいい感じで回り始めて、決定機を作る。やっぱりワントップは三上がいいと思う。
しかし、富山にまたもや凄いシュートを決められる。深い位置からのクロスに、ほとんど角度のないところからのヘディングシュート。前半のミドルもそうだったが、J2でそんなの決まらないだろうというシュートを2本決められてしまった。

追いつくために、前田、工藤と点取り屋を投入して見たものの、システムが崩れて機能せず。逆に連続コーナーキックから失点し、3-1で敗戦。

 

結果論にすぎないけれども、財前監督の謎采配が悔やまれる。普通に調子の良かった組合せじゃダメなのか?

さらに連敗中の富山が、この試合では出来過ぎだった。まるでサッカーの神様が試練を与えてきたか、下手なサッカー漫画の試合みたいだ。

自分も普通にやれば勝てると思っていた。そういう慢心がサッカーの神様の気にそぐわなかったんじゃないか。ちょっと考え直した方がいいな。



[コンサ] 2013 J2 第26節 札幌 vs 鳥取

2013-07-29 23:29:32 | コンサ

2013 J2 第26節 コンサドーレ札幌 3-0 ガイナーレ鳥取 @スカパー

 

「厚別で勝て」の呪いを打ち破って松本を撃破した前節に続き、緑のチームとの対戦。

今日の試合は札幌ドーム。厚別だけでなく、アウェイでも勝てることを証明した前節に続き、厚別ではないホームでも勝利を目指す。

『JAグループ北海道サンクスマッチ』ということでイベントも盛りだくさん。晴れた空の下、本格ジンギスカンに生ビール半額と、聞くだけで垂涎のツイートが写真とともに流れてくる。これはたまらん。俺にもよこせ。

ゲストの足立梨花はNHK『あまちゃん』でイヤな感じの役でブレイク中らしいが、朝の連ドラ見たことない。どちらかというとこの方も、Jリーグ公式マネージャー時代から、来ると勝てないという呪いの方。しかし、すべての呪いは松本で解けたのだった。

 

ワントップはお久しぶりの前田俊介。三上のワントップを続けて欲しかったのだけれど、頻繁にポジションチェンジしながらとかならばありか。

試合に入ってみれば、前田は前線中央で受けるというより、サイドで受けて裏に抜けようとしている。明らかに三上のワントップとは違う動き。三上はこれに合わせてか、サイドで守備に下がったり、中央に入ったり。

もちろん、三上は中に入ってボールを持った方がチャンスが生まれる。そのため、前田と三上の位置を入れ替えるか、三上のワントップに前田と内村が2シャドー気味の布陣を取った方が素直な感じがする。

しかし、最初の決定的チャンスはサイドの日高から前田。前田がライン裏に抜けたが、パスを選択してシュート撃たず。右足のタッチだったから、わざと撃たなかったかもしれないが。これはシュート打つべきだった。

こんな感じで、中でボールを持つことが多いものの、得点機につながるチャンスはやはりサイドから。ストレートでジャブを打ちながら相手の注意を真ん中に集め、最後はフックで決めるようなスタイル。

攻撃では前田のポジションスイッチが目立つ一方、守備では宮澤のミスが目立つ。パスミスしたり、相手に詰められてボールを奪われたり。ゴール前に詰めても、ボールしか見てないので、相手に身体を前へ入れられてパスカットされる。

チャンスは少なくないものの、時間がたつにつれて後ろで回して縦にロングボールというシーンが多くなり、当然のようにつながらない。これは負け試合の悪いパターンかと不安になった頃、選手が中央により出して近い距離でパスが繋がりリズムが出てくる。やはり、三上をワントップに……。

そして、前半終了間際、前田からのクロスがゴール前の三上へ。ヘディングしようと思ったら、ボールが低すぎて腹トラップになって、焦ってなんとか押し込んだという感じだった。なんでもいいけど入って良かった。このシーン、ホームゴール裏とはフィールドの反対側で混戦気味だったため、内村のコールをしていたらしい。決めたのは三上です。確かに、三上です。


前半終了間際という絶好の時間帯に先制点を上げたコンサドーレは、さらに後半開始早々に追加点を上げる。オープンスペースへのロングボールが日高に出て、これをダイレクトでクロス。これを内村がニアでダイレクトシュート。やはり、ダイレクトプレーが続くと気持ちがいい。鳥取が前に出てくるようになったために、ロングボールのカウンターが効果的に利きはじめる。

3点目はCK崩れから。鳥取のクリアボールをはじき返すと、これが戻り切れずに前線に残っていた上原の足元へ。そのまま左サイドを突して低い折り返し。これを飛び込んできた荒野が決めた。これも、いわゆる点で合わせるような絶妙なシュート。

これで3-0。そのまま試合終了。やはり、すべての呪いは払拭されたのだった。


この試合は前田の三上ラヴが実った試合。福岡戦の時から、お前が決めろとばかりに三上へパスを出し続けた前田の愛が遂に三上に届いた(笑)

もしかしたら、前田のワントップでサイドが岡本だと、サイドに流れた前田と岡本がかぶってうまくいかなかったかもしれない。前田のワントップが三上との相性で機能したということだろう。言っては何だが、チームとして目指す戦術よりも、選手の相性が戦術を決めているように見える。でも、それはそれで悪くないことだ。というか、その方がお互いの長所を生かせるのだから、断然良いと思う。


試合後は日高と内村がもらった商品のさくらんぼを食べまくる様子がスカパー映像でも。ありがとう、JA北海道。

いや、だから、俺にもよこせ。

 

 


[コンサ] 2013 J2 第25節 松本 vs 札幌(その3)

2013-07-24 23:17:25 | コンサ

試合は終わっても、終わらないのがバスツアー。この日の午前中は松本観光。

 

昨晩はそんなに飲んでいないせいか頭痛は残っていないものの、なんとなく頭が重たいので風邪薬を飲んでみる。でも、良く考えたら、熱中症だったんじゃないかと思われ。やっぱり、水分補給はビールだけじゃダメだな。

ホテルの朝食バイキングは特筆すべきでもないけれど、ビジネスホテルにしてはそれなりに充実していたので満足。二日酔いだと食べられなかったかもね。

 

ツアーバスは松本城へ。ここで自由字行動。

とりあえず、松本城の天守閣を目指す。

松本城は烏城とも呼ばれるように、壁も瓦も黒いので、この炎天下では内部はさぞや暑かろうと思ったが、意外に風が通って涼しい。これならエアコンもいらないかもと思うくらい。これが日本の神秘の建築技術か!

急な階段を上りきった先には、青い空と白い雲と緑の山脈がコントラストをなす良い眺めがあった。でも、登り切った満足感と狭い階段から抜けた解放感の方が大きかったかも。

天守閣から降りて、黒門から赤い埋の橋まで歩いたくらいで、そろそろ昼食を。ということで、博物館はスキップ。ちゃんとした観光には時間が足りぬ。

昼食は同行者の希望で山賊焼き。ただの「鳥から」だろと油断してたら、でかい。うまい。ビールが進む。そういえば、昨日の台湾料理やのから揚げも馬鹿みたいにデカかったな。あれが松本流なのか。残念ながら、ビールはアサヒだったので、レーベンブロイを選択。サッポロビール以外も地ビールと輸入ビールは許されるのが俺ルール(何それ)

今回は時間が無かったので、この程度で許してやろう。

 

バスは東京を目指してレッツゴー。

お土産として配られたコンサドーレ爪切りには「Made In Sapporo」の文字が。やっぱり関税もあるし、パスポートも必要だからな。これ、栓抜きにも使えるんじゃね、とか言いつつ、クラシックを飲みながらけだるい雰囲気へ。

しかし、復路は完全に渋滞につかまる。事故渋滞9km。結局、予定より1時間半遅れで新宿到着。みなさまお疲れ様でした。

 

一泊二日だと、楽しいことも残念なことも、日帰りバスツアーの2倍だった。現実復帰が困難なくらい素晴らしい体験をさせてもらいました。ありがとうございます。何より、勝っちゃったしね。

バスツアーを2台出すとか、バスガイドを付けるとか、札幌発着アウェイツアーもやるとか、いろいろプランや野望もあるようなので、ぜひこれからもよろしくお願いします。

あ、たまには関東発着のホームツアーとかやりませんか?