出走手当て1万5000円の削減
入場者減がつづき、平成22年度も1億2000万円程度の赤字が予想される事から、馬主に対して出走手当て削減を求めていましたが、これに反発。しかし、8月21日から始まるレースについては『ボイコットしない』ことから、予定通りに開催されるようです。
8月8日に開かれた熊本県馬主会総会では、『振り込まれる出走手当ての減額分については、支払いを請求していく』と決定。今後の対応については、検討委員会を設置して協議していくとのようです。
~今朝の有明新報記事から要約~
競馬組合は、『出走手当て減額がなければ、競馬場の存続はありえない』と発言しているようですが、存廃問題の結論がいよいよ本格化しそうです。
あり方検討会から、『再建計画の途中であっても、収支改善の見込みがないと判断した場合には廃止すべき』と結論付けられています。
私はこれまでに、市民に対して『再建にご協力を』、『赤字だから切り捨てるのではなく、市民病院と同様に関心を持ってください』と訴えてきましたが反応は冷たく、『市民病院は命を預かるところだから守らないかん。しかし競馬はギャンブル、娯楽だから廃止になっても生活に困らない』という返事が、殆どでしたね。
『競馬場をみんなで知恵を出し合って守ろうじゃありませんか』と言うことに、市民の反応は冷たいものです。
それは、議会だって同じこと。公式の発言はありませんが、『ギャンブル反対』あるいは『将来展望はない』で締めくくられる議員は、多いですね。
今回の出走手当て削減の動向によって、『競馬場の存続』が危うくなる可能性を秘めているようです。動向を注視しなければなりません。