拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

あれから10年

2011-09-11 | その他


ナポリからドイツへ戻ってきました。

すでに秋のドイツと違い、南イタリアは連日気温30度越えの夏真っ盛りで、海水浴場は人々で大賑わい。
(自分は泳いでいませんが、それでもかなり日焼けしました)

週末のみのショートトリップでしたが、今年最後の欧州の夏を満喫してきました。


さて今日はNYの9.11同時多発テロからちょうど10年が経ちました。

イタリアの宿(B&B)でBBCのニュースをみていたのですが、テロ対策の緊張感漂う模様が長時間報道されていました。

ビンラーディン死後初めて迎える9.11ということもあり、改めてアメリカにとっての9.11は今なお終わっていないのだなという印象を受けました。
(もっともBBCはUKのテレビ局ですが。CNNは自分の宿泊先では入りませんでした。苦笑)




そして今日は、東日本大震災からちょうど半年。

こちら福島原発復旧も、東北の被災地復興もまだまだ道半ばですが、そんな中、震災復興を担当する経産大臣が失言で辞任しました。

こんな時に関連担当大臣が、何でそんなことを言っちゃうかな~と、アホらしくて呆れるばかりですが、一方でマスコミの報道の仕方も大きな問題があるような気がします。

あげ足取り的な報道、人の粗を探すような報道は、今の政治を駄目にしている1つの要因のような気がしてなりません。



人の不幸を食い物にするようなワイドショー的な報道や、政局争いはもう沢山です。

もちろん全てのマスコミが、ワイドショー的な報道をしている訳では無いと思います。

しかしそのようなワイドショー的な報道が、「世論」という御旗を持ってさも国民の総意かのように伝えられ、実際にそれに乗せられてしまっている人達も数多くいます。


日本が1日も早く復興する為に、マスコミができること、すべきことはもっと他にあるはずです。


昔から続く古い業界体質、視聴率&部数至上主義、スポンサー至上主義の日本のマスコミは、黒船でも攻めてこない限り変われないと言う人もいます。
インターネットがあれば、もう古い体質の日本のマスコミは要らないのじゃないか?という人もいます。


それでも自分は、日本の未来の為に真剣に頑張っている人達による、マスコミの自浄能力に期待しています。