今から2年ほど前、腰(正確には腰の右後ろ)が痛くて整形外科に駆け込んだことがあります。以前からの慢性の痛みでしたが、それがひどくなったので。
私の腰痛はヘルニアやぎっくり腰ではなく、背骨のゆがみと骨盤のゆがみによるもの…。
で、レントゲンを撮ってからリハビリに回されて、そこで腹筋・背筋・内転筋のけっこうきついトレーニングが始まりました…。
リハビリ室で名前を呼ばれるまで待っていたら、リハビリの先生(理学療法士の先生)に、まず足を組んで座ってはいけない!、と注意されました。いつもの癖で足を組んで座ったいたようです。それと、名前を呼ばれたら中腰でちょこちょこ来ないで、その場でしっかり立ち上がってから、あわてずに来るようにと。
待ってる姿勢から近づき方までチェックされていたようです。
そこに半年ほど通って、痛みも不思議となくなりました。そして以来2年間ずっと足を組んで座ってはいません…。割と素直に言うことを聞く性質(たち)です。(足を組んで座ると骨盤がゆがんだり、左右のバランスが悪くなる原因になるらしい。あと猫背になりやすい。)
上の写真は、以前に行ったブリヂストン美術館の「ベスト・オブ・ザ・ベスト」という展覧会のパンフレット。パブロ・ピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」(サルタンバンクとは軽業師を指す言葉)です。
ブリヂストン美術館は間もなく休館して新築工事に入るそうで、しばらく見られません。
多分初めて行った美術館ですが、有名どころの画家の絵が数点ずつダイジェスト版のように鑑賞できて私には良かったです。中学か高校の美術の教科書をたどっているような感じです。
それにしても、こういう座り方をしている人を見ると、「足を組まないほうがいいよ…」と言ってあげたくなります 。
夫は膝の半月板が減っていて、膝をかばうためと言って、しばらく前から背中を曲げて歩きはじめました。「曲げてると腰に負担がくるから」と言っていたのですが、聞く耳を持っていません(笑)。やはり腰にはくるし、背中を伸ばす気もない。会う人に「身体に来ていますね」と言われてもへっちゃら。すっかり熊歩きになっています。せめて、他人の目くらい気にして欲しい(笑)。
そう、足は絶対に組んではいけないと理学療法士さんにきつく言われました。骨盤のゆがみ・ねじれを引き起こします、と。
時々足を組んでみると、あー、楽だ…ってなるのですが、まあ我慢できる範囲です。何よりこれで腰痛が防げるかと思うと、我慢できます。
まだ、歩き方はふらふらというかひょこひょこというか、バランスの悪い歩き方をしているらしいです。自分ではちゃんと歩いてるつもりですが(^^;)。