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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

続・今学期の最終講義

2011年01月27日 | 大学

「テレビ制作」の3つあるクラスの発表会が、全部終了した。

作家と文学作品をテーマにした映像制作だったが、なかなかの力作がそろった(笑)。

「作ることで学ぶ」タイプの授業は、やはり面白い。


「メディアと文化(大衆文化論)」の講義も、今学期のラストだ。



シナリオを軸にドラマを解読する、というものだった。

題材に選んだのは、倉本聰さん脚本の「北の国から」。

約30年前の連ドラ(全24回)を見ながら進めてきた。

時代や社会を反映しつつ、人間の普遍的なものがしっかり描かれたこのドラマが、現代の学生たちにどう映ったのか、興味深い。

まずは、おつかれさまでした。


英国BBC「二重被爆者」報道について

2011年01月27日 | テレビ・ラジオ・メディア

先日、このブログでも話題にした英国BBCで「二重被爆者」が不当に取り上げられたという件。

これについて、放送業界にいる知人から、以下のようなメールをもらった。


先生のブログで、BBCの番組で二重被爆の方を笑いものにした件を書かれていらっしゃいましたが、事実は、相当違うようです。

参考までに
「BBCでコメディアンたちは何と言っていたのか?」
http://diamond.jp/articles/-/10895

日本人としてはセンシティブな問題であることは十二分に理解してますが、では、「お笑いタレントが出るクイズ番組で、センシティブな問題を取り上げてはいけない」ということにはならないということと、この問題で「抗議があった」という報道に対して、BBCの番組に当たらずに二次情報だけで事態が推移したほうが問題かと思います。



・・・・教えてもらった加藤祐子さん(ニュース編集者)の記事を読みました。

確かに私もドキュメンタリー映画「二重被爆」の制作の経緯や、山口彊(やまぐち・つとむ)さんへの思い入れもあり、ちょっとナーバスに反応したきらいがあります。

「日本とイギリスでの“笑い”に対する感覚の違い」も含め、より正確に捉えていきたいと思い、この記事のことを紹介させてもらいました。