碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

学生たちの「テレビ制作」も佳境

2011年01月21日 | 大学
(大学・テレビセンターでの収録風景)

4年生の卒業論文をばりばり読んでいる。

他の研究室の学生たちの卒論の“副査”を務めるためだ。

大学院生たちの修士論文、博士論文も読んでいる。

もうすぐ“口頭試問”がある。

実習授業「テレビ制作」の学生たちは撮影の追いこみ。

発表会の日程も迫っている。

プロでもアマでも、スタジオに秒読みの声が流れる瞬間の緊張感は、やはりいい(笑)。







今週の「読んで書いた本」2011.01.21

2011年01月21日 | 書評した本たち

研究室に来客2組。

放送系と霞が関系の皆さんだ。

それぞれ、まったく違う課題と向き合っているのだが、底のほうでは、模索していることが何となくつながっているような・・・。

メディアとか、コミュニケーションとかって、そういうものなんだなあ、などと今さらのように思ったりして可笑しかった。

な~んて言われても、何のことか分かんないよね(笑)。

すみません。


さて、今週、「読んで(書評を)書いた」のは以下の本です。


久世朋子 
『テコちゃんの時間~久世光彦との日々』平凡社

森 博嗣
『喜嶋先生の静かな世界』講談社

宮本徳蔵 
『文豪の食卓』白水社

坪内祐三・福田和也 
『革命的飲酒主義宣言』扶桑社

佐野洋子 
『そうはいかない』 小学館

古賀重樹 
『1秒24コマの美』日本経済新聞出版社 


・・・・森博嗣さんの『喜嶋先生の静かな世界』は、最近読んだ小説の中では、原宏一さんの『佳代のキッチン』と並ぶ“お気に入り”だ。

現在の上智大学に来る前、2つの“理系大学”にいたので、『喜嶋先生・・』で描かれる雰囲気が、どこか親しいものに感じられるのかもしれない。

書評には「平成の『三四郎』ともいうべき」と書きましたが、正確には「平成の理系版『三四郎』」ですね(笑)。


* 書いた書評は、発売中の『週刊新潮』最新(1月27日)号に
  掲載されています。