昨日(24日)、大学の卒業式が行われた。
生憎の冷たい雨となったが、1千数百名の学生たちがキャンパスを巣立っていった。
まずは、卒業おめでとう!
式典が終わると、各研究室に分かれて、それぞれの担当教員から学位記(卒業証書)を受け取る。
我らが研究室でも、佐々木先生と私が、一人一人に直接手渡した。
卒業生も、来週の入社式を待つ者、大学院に進学する者、フリーのカメラ助手として現場に入る者など、様々だ。
これまで当たり前のように誰かが作業をしていた卒研室も、新たなメンバーに入れ替わるんだなあ、などと感傷的になっていたら、「最後に、ひと言」と促された。
大層なことを言ったわけではない。
自分の新入社員時代を思い出したりしながら・・・
新人の頃だけは、誰に何をどれだけ訊いても許される。
知らないこと自体は恥じゃない。
どんどん尋ねよう。
でも、一度教えてもらったら必死でアタマやカラダに叩き込むこと。
こういう時代だから、やがて職場が変わることもあるはず。
しかし、動く前に「これは、ここで体得したぞ」というものを持っていること。持てるくらいには頑張ること(笑)。
自分以外は、みんな先生(師匠)だと思って謙虚に学んでください。
・・・といった話をした。
それから、夜になって、大学近くの居酒屋へ移動。
笑い声や、泣き上戸の声(笑)やらが交差し、にぎやかな宴だった。
そんな”いつも通り”の光景を眺めながら、「みんな、元気で。とりあえず、元気で」と、サントリーのCMコピー(懐かしい)みたいなことを繰り返し言っている私でした(笑)。
卒業、おめでとう!
そして、ありがとう。