明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

人はそんな簡単に堕落しないと思うんだけど

2009-03-05 15:44:43 | 生活
昨日は、かどやと「まゆのあな」に飲みに行った。



どれも旨かった!
(詳しい料理とお酒のことは、酒ブログにアップしたので、
興味があれば、見てください)

http://blog.goo.ne.jp/kaopi2009

とても楽しかったのだけど、
帰ってから「今日は元気なかったね」とメールをもらった。
自分では意識していなかったのだけど、やっぱりそうなのかな……

迷いの螺旋から、まだ抜け出せないでいる。

今日は1本原稿のラフ案を作って出して、夕方は塾。
明日は1件、打合せが入っている。
でも、普通に仕事しているだけでは、いつも不安が押し寄せる。
忙しくて忙しくて、先が見えないほど詰まっていないと、
すぐに「堕落する!」と思ってしまう。
目がまわるくらい忙しくないと、なんだか酒もおいしく感じられない。

完全なるワーカーホリック……

人は、そんなに簡単に堕落なんてしないと思うのだけど、
2日も仕事しない日があると、
「ああ、もう私も終わりだ!堕落した人間だ!」と思ってしまうのは、なぜ?

……病気ですか?
たぶん……

この期間に、自分の書きたいものを書くつもりだったのに、
気持ちが落ち着かなくて、自分に向き合うこともできない。

実は、向き合いたくないから、ごまかしのきく仕事を探すのだろうと、
そういうことも全部わかっている。
わかったうえで、自分自身から逃げている。

迷いの螺旋。

でも、そろそろおりないと。
3月いっぱいかけるつもり。

少しずつ、準備はできているのを感じる。
ブルースを聴く時間が増えた。
今日は、ロバート・ジュニア・ロックウッドを聴いた。

そして、今日は酒は飲まない。

やっぱり「お茶漬け」! ~名古屋にて

2009-03-04 15:46:10 | 
旅行記の続き

「三重の酒を愉しむ会」は鳥羽国際ホテルであったので、
そのままそこに泊まった。

古いホテルだけど、セミスイートで広い



窓からは夕陽が見える。海は真正面じゃないんだけど。



朝ごはんも美味しかったし、ホテルライフを堪能した。

翌日は、名古屋へ。
夫のバンド仲間、けんちゃんが住んでいるので、会いに行った。
私は夫の友達がみんな好きなので、やたら仲良くしたがる
何度も夜通し話したので、もうすっかり馴染んでしまっている。

けんちゃんは、名古屋駅まで迎えに来てくれた。
特に観光するわけでもなく、街をぶらぶらと。
途中で、ちょっと変わったビル(ビルの屋上に水が張ってある)に上って。
そこで「ナンパ談義」?をしたり(笑)

お昼は、ひつまぶしのお店「しら河」を予約してくれていたので、そこへ行った。
このお店は非常にコストパフォーマンスがいい。

「う巻きが美味しいよ~」とけんちゃんが言うので、まずはそれを注文。


うまっ
ビールが進むねぇ……。

そして、それをつまんでいるうちに、来た来た……



ひつまぶし~!!

うまい、うまい。


これで1680円は安いよなぁ。

ひつまぶしといえば、
最初は、そのまま食べて、
次は、好きな薬味をのせて食べて、
最後に、お茶漬けにして食べる・・・
と、三度美味しいスグレモノだが、
どの食べ方が一番好きかは、人それぞれだ。

私は基本的に「うな重」が大好きなので、「そのまま」が一番美味しいと思っていた。
だけど、今回で変わった。
やっぱり「お茶漬け」だ!!

正直に言えば、「そのまま」は美味しいけれど、このレベルのうなぎを食べようと思えば、食べるところはある。
だけど、お茶漬けはやっぱり「ひつまぶし」ならでは。
前に家でやったときは、普通の「お茶」をかけたのがダメだったんだと思う。
やっぱりちゃんとしたお店のは、旨い。絶妙!!
それも、ちょっとだけかける。
そして、ご飯とうなぎをくずしながらかきこんでいく。
最後は濃い目のだしが残る。
ここに凝縮された旨味がまたたまらん!!

なんか、「お茶漬け」バージョンに開眼した。

かなり満足して、その後は、けんちゃんのお家へ。
ビールとつまみを買い込んでお邪魔した。

一人暮らしの部屋……、なんかいいなぁ。
とてもおしゃれなマンションだったし、中もきれいにしていた。
(本人は頑張ったと言っていたが……)

この時間がまた楽しかった。
7時には帰ると言っていたのに、
もう少し、もう少しだけ……と、電車を遅らせ、結局9時。
酒とつまみを持ち寄って、飲みながら「結論の出ない話」をいつまでもする。
なんだか大学生に戻ったみたいだ。

「こんなことがあった」という近況報告や、人の噂話なんかじゃなくて、
「自分はこうありたい」とか、「世の中のこれってどうなんだろう?」とか、
答えの出ない議題について、それぞれが思っていることを語る。
それに対して討論になることもあるが、対立の図式というよりは、
自分の思考がもう一つ広がる感じの充実感があって楽しい。

こういう会話って、すごく貴重だ。

帰ると夫が、「話してて思ったけど、かおりって、やっぱり頭が良くて面白い人やなぁ」と言った。
ありがとう、ありがとう。年の功ってやつですかね……(笑)

私にしてみれば、いつもこうやって夫の友達の輪の中に入れてもらえることに、本当に感謝している。
なかなかできない貴重な体験。
「話ができる人」っていうのは、いいなぁ。
いつまでも話題が途切れることなく、非常に楽しい時間を過ごせた。

今回も、とても充実した、いい旅だったな。
最後に、慌てて電車に飛び乗ったので、お土産を1つも買えなかったのだけが失敗だったが……

迷いの螺旋

2009-03-04 01:05:05 | 想い
元気のない2日間。

やっぱり仕事がないとダメなんだな、私は……。
1日休んだら、大きな罪を犯している気持ちになった。
2日休んだら、堕落の一途を辿っている罪人の気持ちになった。

結果、今日は新しい仕事に応募してしまった!
それも、半分はライター仕事じゃないんだけど……
昔、よくやっていたような仕事だ。
「赤本」という入試の過去問の解答解説を書く仕事……。

悩んだけど、やっぱり1つでいいから安定した仕事がほしい。
それがあることによって、ものすごく気持ちが楽になるからだ。
その保険みたいな感じで応募した。
まあ、内職だなー。

でも、それによってすごく気持ちが楽になった。
何も無理する必要ないし、働かないと気がすまないなら、
「働きたい」という気持ちに従ったほうがいいんだろう……。

先週まで、休みもないほど忙しかったのに、
こうやって、パタッと仕事が全部なくなる期間というのがある。
前にもあった。
一生続くんじゃないかと不安になった。
だけど、あっという間に忙しくなった。
だから、またそうなるんじゃないかと、そんなに気にしていないが、大きな取引先が先月で2つ消えた今、新たな取引先を見つける必要性はある。

こうして仕事が暇になると、自分自身を見つめ直す。

果たして、私は一体何をしたかったのだろうか、と。

もしかしたら、この見つめ直す作業が嫌で、ひたすら仕事をしているのかもしれないと思うほどに、この作業は辛い。
何の才能もない自分、「文化的雪かき」をすることしかできない自分に気付くからなんだろうな。

結局、この迷いの螺旋は続く。

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そうそう、旅行記の続き。
メインの「三重の酒を愉しむ会」の話は、酒ブログに書いた。
よかったら見てほしい。
そして、最近、この酒ブログはランキングに参加した。
今、113位……。
もう少しで100位以内に入れるので、
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きっとこれは運命なんだ! ~伊賀にて

2009-03-02 20:19:46 | 
バタバタしていて、旅行の話を書いていなかったな、そういえば。

今回は、「旅行」という感じではなく、
イベント参加と友達に会うための遠出……といった感じ。

一番の目的は、三重の16酒蔵が集結したイベントへの参加で、
それが、21日(土)の18時半~。
鳥羽国際ホテルで行われることになっていた。

せっかく鳥羽に行くのだから、他にもいろいろまわりたいところだが、
実は、鳥羽も伊勢も志摩も……、
とにかくこの辺りの観光地はすべて旅行してしまっている。
「どうしようか……」と考えていたら、夫が急に
「ちょっと遠回りやけど、伊賀に行って忍者屋敷を見よう!
と言い出した。

忍者か……

それほど心惹かれるわけではなかったし、
そのうえ、「ちょっと遠回り」というか「かなり遠回り」だ。
でも、まあ、いいか……という感じで、何気なく決めた。

当日、朝バタバタしていたら、電車を1本乗り遅れた。
せっかく遠回りしていくのに、伊賀にいられる時間は2時間くらい
でも、他にプランをもたない私たちは、とりあえず、伊賀に行って、ご飯を食べて忍者屋敷に行こうということになった。

伊賀駅到着。

何もない……。

そう、よくあること。

地方は「観光地」といっても、「無理やり観光」が多く、
意外に駅前はさびれていることが多いのだ。

適当に入った喫茶店のような店で、ハンバーグ定食を食べた。
ものすごいボリュームで、思いのほか旨かったが……。

その後、歩いて忍者屋敷へ。

そもそも、忍者って、ほんまにいたのか?

かなり怪しく思っていたのだが、行ってみれば意外に面白い。
忍者屋敷のからくりを説明してもらうのだが、
それを説明してくれるお兄さん(アルバイトかな?)は、どうやら「忍者研修」を受けているようで、動きがものすごく素早い。
壁のどんでん返しを使って隠れるときなど、目にも止まらぬ速さで、
思わず「おー!!」と歓声が上がった。

忍者、すごいな。
みくびってたよ……。

いろいろ忍者のことが学べる展示室で勉強したのだが、
単に運動神経が優れているだけじゃダメみたいなのだ。
まさに文武両道!
暗号も読めないといけないし、天文学にも通じてないといけない。
バカじゃ、絶対忍者にはなれないな

縄を使った闘い方とかも、ビデオで観られたので、
かなり没頭して観てしまった。

随分、忍者への見方が変わり、「面白かったなー」と夫と言い合いながら、忍者屋敷を出た。
上野城跡も見に行きたかったが、電車の時間が迫っていたので、
「仕方ないね、行こう」とあきらめて駅へと向かうことにした。

忍者屋敷から数メートルも歩いただろうか、
突然、

「うわっ!!」

と男の人の大きな声がして、前を見たら……。

腰が抜けそうになった。

「うわっ!!」
「きゃー!!」
「うそ~!!」
「なんで?!」

目の前にいたのは、親友のあやととしくん夫妻だったのだ!!

一瞬、目を疑った。
ここ……、伊賀だよね?

4人とも信じられないという表情で、おそるおそる近づき、
その存在を確かめた。
幻じゃない、と。

あやはもうこの偶然を喜ぶどころか、ただただ恐怖に慄いている。
「怖い……、怖い……」と泣きそうだ。

こんなことって、あるのかな?
今でも信じられない。
梅田で会うのとはワケが違うのだ。
ここは、伊賀。
それも、今回、私は誰にも伊賀に行くことを話していなかったし、
もちろん、あやが知るわけもない。

ようやく気持ちを落ち着けて聞けば、としくんが朝になって急に「伊賀の忍者屋敷に行こう」といい始め、レンタカーで来たというのだ。
どう考えても、「呼び合っている」としか思えない……

私たちが腰を抜かしそうになり、
あやが恐怖に慄いていたのは、こんなことが初めてじゃなかったからだ。
去年、淡路島に私と夫が旅行に行ったときも、
車で信号待ちをしていたら、その信号をあやととしくんが渡ろうとしていたのだ。

淡路島、そして、伊賀……。
どちらも、同じ場所に出かけただけでなく、ほんのちょっとタイミングがズレただけでも出会うことがなかった。
信号で止まらなければ……
電車に乗り遅れていなければ……
忍者のビデオに夢中になっていなければ……

そんな、ちょっとした偶然の積み重ねが、こんな大きな偶然を生み出す。
だとしたら、もうこれは偶然ではないよね。
たぶん、運命なんだ。

と、思わざるを得ない……。

電車の時間があったので、ゆっくりは話せなかったが、
なんとか落ち着きを取り戻して、2人と別れた。
でも、電車に乗ってからも、しばらく胸がドキドキしていた。
夫と二人、「すごい~」「びっくりしたな~」と、1時間くらい言い合っていた。

ホント、久しぶりに興奮した。

でも、こんなことってあるんだなぁ。
次は一体どこで出会うのやら……。

自分を投げ出さない

2009-03-02 02:34:25 | 想い
バガボンドもついに28巻まで読んだ。
あと1巻で、今発売されているのは終わりらしい。

最初は斬り合いばっかりで、適当に読んでいたのだけど、
20巻を過ぎるくらいからだんだん面白くなってきた。

それにしても、あんな刀を差して歩いている人が
わんさかいた時代があったなんてなぁ。
みんな今の人より「死」を覚悟して生きていて。
それも、そんな昔じゃない。
なんか不思議な気がする。

28巻の最後に書いてあった、作者の言葉が胸にしみた。

  高校生の頃
  好きなことを仕事にするのはつらいよ、
  そこそこ好きなことを仕事に選ぶといいと助言された
  僕はその言葉に逆らった
  そして今それで良かったと思える
  この仕事がそこそこ好きなことだったら
  もう投げ出していただろう
  好きなことと自分はイコールだ
  自分を投げ出すわけにはいかない

私も、好きなことを仕事にしてよかったと、いつも思う。
好きな仕事を介しているからこそ、
こんな私でもなんとか世の中とやっていけるのだ。

とりあえず、3月は暇になりそうだ。
私が「暇になりそう」と言うなんて、珍しい。
そして、そのことをあまり苦に思っていないのもすごい。

やっと、自分のために文章が書ける。
お金をもらうことが「仕事」なんだとしたら、
これは「仕事」にはならないかもしれない。

だけど、たぶん、今自分にとって一番必要な「仕事」だ。

そして、まだ自分を投げ出すわけにはいかない。