明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

それぞれの処世術

2011-08-08 10:46:05 | 想い
この土日はダイエットも忘れてひたすら飲んだくれていた
まあ、そんなに増えていなかったのでよかったが……

土曜もビール、ワイン、日本酒と飲み続けたが、
日曜も京都に出かけ、ビール、ワイン、バーボン、ビール、ハイボール……と、ずっと飲んでいた。

昨日は京都・西院ミュージックフェスティバルだったのだ。
新京極でもお祭りをやっていて、まずはそれを見に行った。
その後、ごはんを食べて、西院へ移動。
見たいバンドは7時からだったので、それに間に合うように行った。



神社にステージを作って、↑こんな感じのライブ。
すごい寛大な神さんやな、と思う。

田中ハルさんを筆頭に、ぞくぞくステージに上がるブルースマンたち。
ブルースの良さは、いつでも誰とでもセッションできることだなぁ。

ライブはめっちゃ良かった!
久しぶりに感動した。
本当に、涙が出るくらい心が揺さぶられた。
いつまでもいつまでも、ずっとブルースにひたっていたかった。

終わってからも興奮が冷めず、夫と安い居酒屋へ。
そこで2時間くらい、いろんなことを語り合った。
とても価値のある時間。

「かおりは欠落人間だけど、周りの友だちはみんな器の大きい優れた人たちばかりだから、
いつもあなたの欠落を許してくれている。
でも、あなたは情に厚い。裏表がない。それだけは確かで信頼できる。
それをみんな知っているから、付き合ってくれるんだよ」

というような意味のことを夫に言われた。

そんなことは百も承知。

もう、なんというか……自分の器の小ささを実感して、本当に嫌になることがある。
いじけて、卑屈で、劣等感の塊で、なのに自己主張ばっかり激しくて。

夫に言われるのは、「子供と同じやな」ということ。
大人になって変っていくべき部分が、全く変っていないのだ。
自分の意見が通らないと暴れるとか、自分が中心じゃないとすねるとか、
すぐ偉そうに人にものを言うとか、自信や興味がないことは徹底してやらないとか、
そのくせ好きなことは人に押し付けるし、勢いだけで人を負かそうとするし、
勝手気ままにやってるかと思えばすぐ凹んで自己嫌悪に陥って、ずっといじけてる。

たぶん、誰しもそういう面は持っているのかもしれないけど、大人は隠そうとする。
私も隠そうとはしているのだが、隠し切れない
(仕事のときはさすがに別だが)

うまく隠れたつもりが、人からは丸見えだったりする。

自分の生き方は、本当にみっともない。
劣等感の塊で、毎日悩んで、泣いて、怒って、自己嫌悪に陥って・・・
またがんばる!と決意してもまた失敗。
もがいてもがいて生きているような気がする。
夫の言うように、器の大きい友だちがそばにいないと、もうどうしようもない。

私の友達を見ていると、精神が気高い人なんだな、と思うことが多い。
でも、きっとそんな人も、自分を保つために、人からは見えない場所で歯を食いしばって涙をこらえて、
くじけそうな夜も顔を上げて、朝になったらまた強くあろうとしているのだろう。
そんなことすら、周りの人には微塵も感じさせないけれど。
これが大人や!!

自分の心を見せない、人に触れさせない、そういう気高さみたいなものが自分もほしいと思うことがある。
だけど、その精神の気高さというのは、努力しても得られないもののような気がするんだなぁ。

じゃあ、私は私流でやるしかない。
子供の頃に嫌というほどうえつけられた劣等感。
コイツと一緒に人生を歩むしかなかった。
隠すことなんて絶対にできないほど存在が大きかったから、
逆に、劣等感抱えてることも全部見せて、かっこ悪くもがいて生きてやろうと思ってきた。
とにかく一生懸命、真摯に、情熱をもって。
上手に皆と渡り合って生きていく方法がそれしか見つからなかった。

先に「丸腰ですよー」と手を挙げて内側全部さらけだして、悪意のない人間だとわかってもらうことが、
人と接するときに一番楽な方法だった。
そして、こんな劣等感もって、こんなダメ人間なんですが、めっちゃ一生懸命生きている人なんですよーと、
不器用と真摯を売りにして、人の信頼を得ようとしていた。
(今は少し変ってきたかもしれないけど)

みっともなく見えるかもしれないけど、そうしか生きられなかったんだなぁ……
これが、私なりの処世術。カッコわる……

昨日は夫とそんな話もしていた。
ちなみに夫は絶対に手の内を見せないタイプ。
「カッコ悪いこと」はとても嫌う。
「俺はロッカーやからな」と、男の美学(自分なりの)で生きているような人だからなぁ。
内側は熱いくせに、人当たりはやわらかい。
でも、夫もまた「そうやって生きていくしかなかった」のだろう。
みんなそれぞれの処世術があるんだろうな。
それぞれ、抱えているものが違うから……

まあ、でも、私はもうちょっと器の大きい人間になれるよう努力しないといけないな。
いじけた精神や、マイナスになるような卑屈さは排除しなければ。
人のことを「いいな、いいな」と羨ましがったり、あーだ、こーだと偉そうに自分の考えを勢いで押し付けたり、
そういう子供みたいなことはやめないと……。
もっとちゃんと人の話も聞かないといけないし、「私!私!」という自己主張もほどほどに……

で、結局またこれ。

「明日はちょっとでも良くなれるように!」

何度失敗したって、反省して、また目標掲げて、がんばるしかない。
でも、後ろ向きよりはいいんちゃうかな?(笑)

「明日はまだ失敗も後悔もない、まっさらな日!」やもんね。【引用:「赤毛のアン」より】

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2 コメント

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Unknown (west24)
2011-08-09 17:44:28
私の先輩で、
周囲の人からごっつ愛されている
イラストレーターがいるんです。

10年ほど前、我が家への年賀状に

3っつの「チ」

1.チェンジ
2.チャレンジ
3.チョキン

と、書いてきたことがあり、
当時、嫁と大爆笑していた
その年賀状をたまたま先日、
掃除中にみつけたので、
久々に本人に会ってその話をしたんです。

「おぼえてる。
 でも、なんも達成してへんなぁ。」と、
笑いながら言ってました。

ええ人なんです。
ほんま、周囲から愛されています。

魅力的なんです。

「それぞれの処世術」を読んで、
その時の会話を思い出し、そして
私の先輩とかおりさんが、
だぶりました。

すみません。あいかわらず
乱文で。
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3つのチ (かおり)
2011-08-10 09:52:45
>west24さん

こんにちは~

私はその方みたいに「ごっつ愛されて」はいないのですが(笑)
「3つのチ」は私みたいやなぁと、自分でもかぶりました!
ほんまに私も同じようなことを年賀状に書いてましたから……(笑)
で、何ひとつ達成できないんだなぁ、これが。

でも、きっと目標を掲げることが大事なんだと思います。
その方もそんな感じだと思います。

私も今年の年賀状、マネしてみようかな~
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