明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

回帰

2010-07-27 23:21:39 | 想い
最近、何かを思い出しそうになる。
もう少しだ、と思う。

別に物忘れがひどくなっているわけじゃない。

そういうことじゃなくて、ふとした瞬間に、昔の感情・感覚が戻ってくるような、
そんな感じがして。

エミリー的に言えば(モンゴメリのエミリー)
「ひらめき」のような。

長い間感じることのなかったあの「ひらめき」の感覚。
言葉にするのは難しいのだけど。

地下鉄の改札で見知らぬ人とすれ違ったり、
踏み切りの前で夕方の風に吹かれたり、
花火をしてはしゃぐ子供の声を聞いたり、

そういう何でもない瞬間に「あ」と思う。

書き留めたい。
この感情を言葉にしたい。
「感動」とか、そういうのじゃない。
何かと言えば、懐かしさに似ている。

自分の魂の奥深くを覗く作業を、もう一度やってみたくなっている。

今日、本屋に寄って何か買おうと思ったけれど、不思議と読みたい本がなかった。
帰って自分の本棚を見ていたら、久しぶりに再読したい本がいくつかあった。

有吉佐和子「非色」
有島武郎「生まれ出づる悩み」
川端康成「川のある下町の話」

回帰。

今度は見えるといいな。
前は見えなかったものが。

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4 コメント

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ありますね。 (hiro)
2010-07-28 19:27:46
 久しぶりに、いい話を聞けた嬉しい感覚でした。そういう経験は、自分の中に深く潜る作業に似ているかもしれません。書き手としては大事な感覚で、皆があるわけでもなく、何時どこから湧き上がるかもわからない。
 魂が揺さぶられているのかもしれません。

 こないだ数週間前で、浅田次郎さん作の「蒼穹の昴」ドラマ版が終わりましたね。原作と少し違いがありましたが、かなり面白かったですね。小説版は読んだと、こちらで読んだので記しましたが、いかがでしたか? ご覧になられたでしょうか。
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Unknown (かどや)
2010-07-28 19:58:07
この間、言うの忘れてた…今、この文を読んで思い出した少しズレてるかも…〓だけど、私は宮崎駿の 耳をすませば が大好きでテレビでも、毎年のように放映されていて…飽きもせず、つい見入ってしまう…好きなシーンの時、輝に ママこのシーン大好きって言うと 俺も好きって返ってきた。何だかじ~ってする。何度見ても同じとこでウルウルする。そして息子がそのウルウルを共感出来る歳になったんだ…とただ嬉しい。ともぅひとつ毎回、ハッとするシーン、台詞がある…お父さんが雫に 人と違う道を進んで行くって事は決して楽ではないよ…って言うような事を言うシーン、これと似たような事を24年ほど前に自分が父親に言われた時とがふと重なる…その時の自分に一瞬帰って…また我に帰るその胸にこみ上げる何か…なんだろう、そんな事をさんちゃんに話したかったのを今、思い出した(笑)またゆっくり呑もうね。
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Unknown (かおり)
2010-07-29 18:16:33
>hiroさん
こんにちは。
・・・魂が揺さぶられているのでしょうかね。
アウトプットできたらいいなと思っています。

蒼穹の昴、ドラマがあったんですね。
知らなかったです・・・
小説は昔読みました。すごく面白かったので、ドラマも見ればよかったな・・・
残念です。
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Unknown (かおり)
2010-07-29 18:18:48
>かどや

私も宮崎駿作品では、耳をすませばが一番好き。
輝と感動も分かち合えるようになったんだね。
生まれたときから知ってるだけに、感慨深いものがあります。

またゆっくり飲みましょう。
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