明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

頑固な私を好きな人

2010-07-26 01:43:43 | 友達
進んだ道も、性格も、今の生活も、何もかも違うのに、
ずっと一緒にいられる友達がいる。

出逢ってからもう25年。
四半世紀を過ぎた。
それでも、変わらずそばにいてくれる。
そういう友達。

金曜日は、かどやと二人で飲みに行った。
近場で高槻。
初めてのお店だったけれど、いい日本酒をいっぱい置いていて、
居心地もよくて気に入った。
ビールの後、日本酒3杯。
花垣、東北泉、篠峯。

たわいもない話で盛り上がった後、かどやが言った。
「この間のブログ読んでびっくりした。葉巻吸うなんて知らなかった」と。
かどやとはずっと一緒にいたけれど、
本当に定期的に会うようになったのはこの3、4年だ。
だから、まだ私のことで知らないこともある。
逆も然り。

じゃあ、カスクへ行こうと、行きつけのバーへ。
そこでまたウイスキーを3杯。

「明日はワイン会があるから、控えめにしとく」
なんて、先にメールを送っていたにも関わらず、
あまりの楽しさについつい我を忘れ、
「よっしゃー!今日はもうとことん飲もうぜ~
みたいになっていた。

もちろん、あの話したなとか、こんな話で盛り上がったなとか、
断片的には覚えているのだけど、
ほとんど、たわいもない話ばかりで。
だけど、それがめちゃくちゃ楽しくて。

かどやに「私のどこがいい?」と馴れ合いカップルの女みたいな質問をしてみたら、
意外な答えが返ってきて、
いつもこの人は自分のことをアホやと言うけど、
やっぱりアホじゃないよなぁと思った。

「頑固なとこ」

彼女はそう言ったのだ。

頑固なところか・・・
もちろん、いい意味で言ってくれている。
自分がこうと決めたらとことんつきつめる。
誰にも迎合せず、自分のこだわりを突き通す。
どうでもいいことに意地になる。
・・・私の頑固さを、彼女はよくわかってくれているのだ。
そして、それが、私自身を作っている核になっていることも。

そんなことを改めて感じて、とても嬉しかった。
お酒も美味しくなるはずだ。

気づけば2時半を過ぎていた。
お互いタクシーに乗り込み、家路をたどる。
タクシーの運転手さんとお話。
不景気をどう乗り越えるか。

降りるとき、「お互い頑張りましょう!おやすみなさい」と言ったら、
「ありがとうございます。今日、最後のお客さんがいい人でよかったです」
と言ってもらえた。
ちょっとした触れ合いだけど、なんだ心があたたかくなった。

ああ、昔なら、今日の出来事を小説にしたなぁと思った。
それがわかるようにはなったけど、まだ物語にはならない。
でも、最近、そういう瞬間がいろいろあって、
もしかしたらまた書けるかもしれないと、
そう思うだけで、今は明日が楽しみに感じられるのだ。

芦屋花火とワインの会

2010-07-26 01:33:12 | 友達
昨日は、もう恒例になっている芦屋の花火大会だった。
あや&としくんのマンションのベランダからまともに花火が見えるので、
毎年集まっては花火とワインを楽しむ。
集まるのは、私とあやの関係者ではなく、としくんの会社の人関連がほとんど。
でも、そのおかげで、いろんな素敵な人と知り合えた。

今年はとしくんの会社の行事と花火大会の日が重なったということで、
会社の人達の参加はあまりなし。
あや、としくん、私、夫、それにとしくんの会社のM井さん。
以上5名という少人数での会になった。

でも・・・というか、だからこそ、「いいワインを」と、
としくんは結構いいワインを用意してくれた。

書きとめなかったので、ワインリストを後で送ってもらったら、詳しく書こうと思う。
まず最初はビールで乾杯。

料理は、春巻き。
あー、春巻き大好き~
それも、めっちゃ美味しい。

そして、最初のワインは白。
香りも味もやや弱めでシンプル。フルーティーで飲みやすいワイン。
M井さんが持ってきてくれた鱧のゆびきと、あやの作った鱧と大葉の天ぷら、
それから、オレンジの味わいのする生ハムとで楽しんだ。

次の白ワインは、うちの夫をイメージして買ったという白ワイン。
香りは強く、複雑。
味わいもブドウの酸味がしっかりしていて、濃厚。
これは、ヤンキー時代の夫の味だな

余談だが、うちの夫はヤンキーとか不良漫画が大好きだ。
高校時代の同級生によると、微妙につっぱっていたらしい。
家の中でもパッと見ると、ヤンキー座り(いわゆるウ○コ座りというやつだ)を
しているときがあって、びっくりする。
漫画を読んでいるときなど、勝手にそうなるみたい。
端から見ているとしんどそうなのだが、それが一番落ち着くみたいだ

料理はパテが出て、
「おしゃれ~
と、私と夫。

サラダにしても、ジャガイモを使って、マスタードのドレッシングのサラダとか
なんか1つ1つがおしゃれなのだ。
私も最近、おしゃれ料理を頑張っているが、なんか違う。
所詮、おじいさん料理から抜けられないのだ

ワインは、赤に。
最初の赤はM井さんをイメージしたという。
舌にザラつくような渋みを感じるけれど、優しい。
きれいな中にも何か主張を感じる、でも、しっかりと旨い。
まさにM井さん

M井さんという方は、私より年上なんだけど、とてもきれいでシュッとしている。
私や夫のこともすごく褒めてくださって、恐縮しっぱなし。
でも、本当にありがたく、優しくて品格のある方だなぁと、うっとりした。

赤ワインが出てからは、料理はチーズとパンに。
赤ワイン、チーズ、パン。
この3つの組み合わせ以上のものはないと、改めて思った。

最近、私はダイエットのために炭水化物をセーブしていたので、
なんかよけいにおいしくて、びっくりするくらいパンを食べ続けた。

あと、肉団子の煮込みと、冬瓜の煮物も美味しかった。
冬瓜は冷たく冷やしていて、夏にピッタリ。
料理は全部美味しかったなぁ。
それに、なんでオシャレなんだろう・・・

最後の赤ワインは、無理やり「私のイメージやんな?」と言ったら、
「う、うん・・・」ととしくんはうなずいていたけど、本当かどうかはわからない
でも、最後の赤ワインが一番美味しかった。
好きだ~
渋みはほとんどなく、かといって酸味も特別にはなく、
突出したものはないのだけど、ただただ旨い。
きれいで、でも物足りなさは決してなく、
日本酒でいえば、旨い大吟醸みたいな感じ。

飲んだ後に、思った。
あー、これは絶対私をイメージしたワインではない・・・
私はこんなに主張なくしっかりした人間ではないから。
むしろ反対だろう。
主張はあるけど、しっかりしてない・・・

ワインの後は、M井さんの持ってきてくれた天の戸の大吟醸を飲んだ。
すっきりとして美味しかった。
でも、本当のことをいえば、結構酔っ払っていて、たくさんは飲めなかった。
あー、今ならもっと飲めるのに・・・と残念でならない

花火ももちろんきれいだった。
あやと花火を見ながら村上春樹のBOOK3の話をしていた。
文学の話ができるってのはいいな。
それも、自分より考えが深くて、参考になる。

そして、宴もたけなわになった頃、あやと二人でケーキを持って行った。
部屋を暗くして、ろうそくを灯して。
実は、昨日は夫の誕生日。
あやにケーキを買っておいてほしいとお願いしていたのだ。

夫のリアクションは微妙だったけど
(後で聞くと、あまりこういうことをされたことがなく、
恥ずかしいというか、どう反応していいのかわからなかったみたいだ)
でも、なんかほのぼのしてよかった。

M井さんが夫に「何歳になったんですか?」と聞くので、
「29歳」と答えると、「えー!!」っとめっちゃびっくりしていた。

ははは・・・
私の自慢の年下夫です

夫は老成しているので、あまり歳相応には見えない。
それもあって、29歳という事実にM井さんは衝撃を受けていた。
「どうやって出会ったんですか?」
と聞かれたので、なれそめも話した。

私は夫とのなれそめを話すのが大好きだ
話しながら、いつもその時の感情を思い出すから。
あんな運命的なことってない。
昨日もまた話して、自分でひたってしまった

M井さんは、何度も「お二人は仲がいいですね~」と、私たちのことも褒めてくださった。
確かに、仲はいい。
私が、彼がいつもお弁当を食べた後に「今日のお弁当、美味しかった」とメールをくれるとか、
結婚してても1日に10回はメールをするとか言うと、
めっちゃびっくりしていた。
確かに、そういう意味ではかなりラブラブだなぁ
まあ、全部夫のおかげだけれど。
彼は本当に優しい人なので、私みたいな破天荒で自己中な人間でもなんとかやっていける。

他にもいろんな話をして、とても楽しい会だった。
また来年も、お呼ばれできればいいなぁ