明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

大切なことを思い出させてくれる器がある

2007-04-08 12:17:48 | 生活
今朝はまた腕が痺れた。
でも、1回だけだったので、かなりマシ。

病院行くまではずっと腕をさすったり、もんだりしていたけど、「首」だといわれてから、痺れたらすぐに起き上がるようにしている。
起きて、体をまっすぐにすると、嘘みたいに腕の痺れがなくなっていく。
寝ているままだと、ずっと痺れたまま。

胡散臭いと思ったが、こう考えてみると、やっぱり「首」に問題があるらしい。
なんか怖いよ・・・

「腕が動かなくなったらどうしよう」と考えた時、まず思うのは、生活の不自由のことではなく、「文章をどうやって書くか」ということだった。
そのことに気付いたとき、私は本当に、この世の中でそれを一番大事に思っているのだとわかった。
そして、「左手だけでも、キーボードは叩けるから、文章は書ける」という結論に達した時、初めて安堵した。

腕が痺れた朝は、午前中いっぱい、腕を動かすのがかなりきつい。
今もまだお昼過ぎたところで、誰かに押さえつけられているような重みを抱えて、キーボードを叩いてる。

デスク脇には、ビールとチーズ。
休日の昼間のビールとチーズは、最高の至福をもたらしてくれる。

初めて、自分の書いたものでお給料をもらった時に買った、焼き締めのビアカップで飲んでいる。
私の好きな佐藤ケイさんという作家さんの作品だ。
今は有名になられたけれど、この頃のまだ無名だった時期の作品のほうが、私は好きだ。
ひたむきさ、というのか。

ちなみにこのカップは、当時1万円。
缶ジュースを買うのももったいないと思っていた頃だから、大金だった。
今なら1.5倍はするかな。
欲しくて欲しくてたまらなくて、いつも手に取って眺めていて、これが自分のものになった時は本当に嬉しかった。
自分のペンで買えたんだと想った。

あの気持ちを、ずっと忘れずに書いていきたい。
それを再確認させてくれるビアカップでもある。
本当に大切なものなので、私は滅多にこれを使わない。
人にもほとんど出さない。

今日は自分を慰めるために、使っている。
これで飲むビールは、本当にうまい。
泡の立ち方が、ガラスとは全く異なる。1センチ以上、上に盛り上がる。

昨日焼いたプチパンは、宣言通り、ハムチーズサンドにした。
予想通り、かなり美味しくなった。
素敵なブランチだ。