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明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

世界は「なんでもない人」の日常で成り立っている

2007-12-20 01:44:08 | 仕事
今日、一時間ほどかけて書いた日記が、アップするときに消えてしまうというハプニングが起きた。

同じものはもう書けんよ・・・

今日は久しぶりに原稿に追われている。
追われていると、自分の文章が書きたくなる。
試験前に部屋の掃除をしたくなるようなものだと思う。

まあ、追われていると言ったって、今日はもう寝て明日やろうと思っているし、それで間に合う程度の「追われ方」なのだが……。
以前は「あと36時間しかない!」などと思うこともよくあったっけ。
軽く1日を越えた先がゴールで、そこまで時間と闘いながら仕事をこなしていく。
36時間も短くて。
自転車操業の毎日……。
うーん、やっぱりもうあんなのはイヤだなぁ。
体力的には自信あるけど、精神的に無理。

今日書いているのは、昨日取材した求人サイトの原稿なのだけど、
「カスタマーエンジニア」という職業の人を募集している。

カスタマーエンジニアって……?
文系の私からは対極にあるような職種で、さっぱりわけがわからない。
下調べしてから取材に行って、カスタマーエンジニアの人に話を聞いた。

簡単に言えば、ある部品を製造する装置を、顧客のところに搬入セットアップし、その後のメンテナンスや改良までを行う、というのが仕事らしい。

「えんじにあ」という言葉を聞くだけで、若干身震いしてしまう私。
パソコンの中身とか、電気コードとか、見るだけで気が遠くなるからなぁ。
ちなみに私は前から「女にはドライバーはいらない説」を唱えているのだが、これは結構な数の女性から支持されている。

とりあえず、私はネジを右か左かどちらに回したら緩むのかがわからずに、知り合いに電話して聞いたことがあるほどの、機械オンチだ(ネジも機械か?!)

男の人はとにかく「分解」が好きである。
どうもその中身や仕組みがどうなっているのかが気になるらしい。
女脳をもつ人は、デザインが可愛かったり、実用性があったりすれば、それでよしとする。
そいつがなぜ動くのか、どんなふうになってるのかなんて、どうでもいいのだ。

極端な話、空を見ていて、「ああ、雲がやわらかそう。あの上に乗りたいな」と思って想像しているレベルでいいのだ。
それを「雲っていうのは、水蒸気が上空で・・・」などと説明されてはたまらない。

話がそれたが、初めて「えんじにあ」の人を取材して、世の中にはいろんな職業があるもんだなぁと改めて思った。
この前は、立体駐車場の油圧機器の設計をしている人を取材したし。
世界は、「なんでもない人」たちの毎日で積み上げられてできているのだと、そんなことを実感する。

私が書きたいのは、結局そういう人たちの輝きなんだよなぁ。
特別な人じゃない。
普段はスポットライトを浴びていない人。
でも、どんな人にでも輝く瞬間や、仕事への喜びがあって。
人の役に立てているという実感があったりして。
お客様の「ありがとう」が嬉しかったり。
そんな一瞬ライトを浴びて輝く瞬間を文章で伝えたいと、いつも思う。
(エンジニアの人の喜びは、いまいち感情移入できなかったが)

この求人サイトの仕事は、楽しいけれど、結構時間がかかる。
やっぱり取材が自由にできないからだろうなぁ。
ディレクターさんがほとんど質問などしてしまうので、なかなか自分のペースで組立ができない。
ディレクターとライターでは、やっぱりインタビューの仕方が違うのだ。
同じことを聞くのでも、私はもう少し記事の構成を考えながら質問し、そこから広がるように肉付けしていくのだが、ディレクターさんは先に全体を把握しようとする。
そこが大きな違いだ。

だから、取材中に構成もできないし、文章も生まれてこないので、原稿を書く段階でポイントを絞って言葉を紡いでいく作業になる。
これがとても疲れる。
中途半端に資料とかあるので、その言葉を使おうとしたりして、よけいに文章がまとまらない。
結構大変だなぁ……

今日はもう寝て、また明日やろー。
なんにしろ、仕事があるってことは、いいことだ。
今年中にあと2紙分、フリーペーパーのコピーの仕事も入ってきたし。
順調、順調

私の売りは・・・

2007-11-30 23:08:57 | 仕事
仕事がたくさんあると張り切ってしまう私。
今日は原稿を1本修正して、次号のメルマガの案を提出して、
それから昨日の取材原稿を書いた。
9人取材して、今日書いたのは7人分。
全部書いてしまうつもりだったが、さすがに集中が切れた。

書きながら、昨日のことを思い出して、ちょっとほっこりする。
取材先の学院の事務員の人たちがとてもいい人達だったなぁと。
おじさん2人がいろいろと世話をしてくれたのだけど、
2人とも顔から「いい人」が滲み出ているような人たちで。
私は待ち時間が長かったが、その間も話していて楽しかった。

最初に、学院長の取材を終え、控え室に戻ると、2人が待ち構えたように私に聞く。
「速記ですか?」
「すごいですね」
それが、なんとも無邪気で。

私はものすごい速さでメモをとるので、「速記ですか」と聞かれることが多い。
いえいえ。ただのひらがなです(笑)。

他のライターの人たちがどんなふうに取材をしているのか、全くわからないが、私はほとんど録音をしない。
メモをとるのだが、顔はまっすぐ相手を見たままで、手だけを機械的に動かす。
これがみんな不思議なようで、「何を書いてるんですか?」「速記ですか?」となる。
メモは後で記憶を辿る「きっかけ」となるものであって、一字一句を書いているというわけでもない。
取材中は五官をフル活動させ、相手の言葉や感情をすべて記憶しようと集中する。
ただ、天才じゃないので全部覚えることはできないので、手だけを機械的に動かして、キーワードを綴っておく。
後でそのメモを見ると、取材中の記憶がよみがえるように。

それを話すと、おじさんたちは「すごいなぁ」と感心してくれた。
なんか、素直でいい人たちだなぁと思う。

今日、原稿を書いていて思った。
生徒さんの取材は1人5分~10分程度しかとってもらえなかったが、楽しい取材だったなぁ、と。
とにかく時間がないから、取材中に並行して撮影も行った。
カメラマンが人物写真を専門にしている人だったということもあるけれど、「いい表情でしたよ」と見せてくれた画像は、本当にいい表情ばかりだった。
それは、私との取材がそれなりに楽しい時間だった、ということを表してくれているようで、嬉しかった。
みんな、いい笑顔だ。

この学校案内は今回リニューアル。
前回のものを見たら「先輩からのメッセージ」として在校生の言葉が掲載されているのだが、私から見ると少し言葉が固くて、載っているのは「特別な人たち」という感じがした。
実際、授業も見せてもらったが、そんなにすごい人たちばかりじゃなくて、居眠りしている子もいるし、みんな普通の子たちだ。
だけど、「夢」があるから、それを語るときはキラキラと目を輝かせる。

それで、「夢」というのをテーマにしたいなぁと勝手に思い、そうしてみた。
夢をもっている人は、輝いている。
それをあの写真と共に言葉で伝えられたらいいなと思いながら書いた。

この仕事は、とにかく納期が短い。
デザイン会社の人も「少しでも早く原稿をいただけたら」と言っていた。
今日頑張って書いて、できた分だけ送ったら、
「こんなに早くいただけて、本当に助かりました。ありがとうございました」
と喜んでもらえた。
こういうときは、やっぱり自分の売りはこれなんだろうな、と思う。
100点の仕上がりではないかもしれないが、80点くらいの合格点は出せるものを、最速で仕上げる。
私は「スピード」を売りにしかできないライター。
だから、ずっと三流のままだ。
100点を追求する一流ライターには、どうしたってなれない。

だけど、不思議なことにそれすら気にならなくなった。
自分には才能などないこともよくわかっているし、大きな仕事もできない。
ただ、言葉に触れることが好きだし、取材が好きだし、あんな「いい表情」で話してくれるのならいいかと、そう思うのだ。
自分が楽しくて、取材相手も楽しいと思ってくれたら、それが一番。
自己満足かもしれないけれど、取材相手に「自分の想いをちゃんと書いてくれた。ありがとう」と言われるだけで、私は幸せなのだ。

この間、変わった人(Kさん)の取材で、書いたものも「ナメた口調」だとか言われてへこんだこともあったが、後で担当者Mさんがメールをくれた。
『この間あったイベントで、Kさんはあの文章を何度も引用していましたよ。たぶん本当は気に入ってくれていたんだと思います』

それを読んだ時、Kさんがそうしてくれたということよりも、それをわざわざ伝えてくれたMさんの心遣いに感動した。
MさんもKさんとのやりとりには手こずっていたし、こんな人の取材をさせてしまって申し訳ないと、何度も謝ってくれていた。
それだけでも恐縮していたのに、わざわざこんなことを伝えてくれるとは・・・。

まだMさんのところで仕事をさせてもらえるようになって2ヶ月。
取材もまだ3本だけど、確かな信頼関係が築けていることが嬉しい。
今の取引先はみんな信頼できる人たちばかりだ。
昨日の仕事のように、ライター仲間のMさんにもお世話になり、私は本当に周りの人たちに恵まれているなぁと思う。感謝しきれない。
大切にしたいし、ちゃんと信頼に応えられるような仕事をしていきたいと思う。

一歩ずつ。
いつもそれしかない。
自分がどこか足りない、欠落した人間だということもよくわかっているけれど、
とにかく一歩ずつ。
こんな自分すら受け入れて、ひたむきに歩いていこう。

楽しいお酒は、いいお酒

2007-11-29 23:49:40 | 仕事
「酔っ払い検定」なるものを作った後で、こんなことを書くのも矛盾しているかとは思うのだが、自分が一体何日アルコールなしで暮らせるのかという、過酷極まりない実体実験をやってみた。

結果。2日である。

酒飲みがたたって、いろんな酒蔵とつながりができるものだから、「今、こちらで試飲やってます。よかったらどうぞ」みたいなDMがちょこちょこ届く。
今週末くらいに行ってみようかなぁなんて思っていた。
まあ、それ以前に、結局飲む機会に恵まれてしまったわけだけども。

実は、最近、あまりに仕事もなくて暇なものだから、
それならばと真剣に身を入れて、お菓子作りと編み物をやろうと思っていたら、
突然、仕事。

昨日の今日で取材に行って(ヒマなので断る理由もありません)、
帰りにライター仲間のMさんと飲む。
なかなか立ち寄る機会もない、ハービス・エントのワインのお店で。

私は自分でワインを飲まないので、逆に「いいワイン」しか飲んだことがないという、なんとも贅沢な人間だ。
だいたいワイン好きな人と一緒に飲むので、美味しいワインをいただく。
今日もそうで、ボトルで5000円~10000円ほどのものをグラスで安く飲めるお店で、それをいただいた。
チーズは、カマンベールと、ミモレット(たぶん6ヶ月)と、ロックフォール。
あまりに「ちょびっと」なのでびっくりしたが、お上品に文句も言わずにいただく。
ロックフォールは羊乳なのでブルーチーズといっても、まろやかな感じでおいしい。
ミモレットは最近美味しいのを食べて好きになった。
18ヶ月を食べてしまうと、今まで美味しいと思っていた6ヶ月もかすんでしまうのが残念だ。
あまりに美味しいものを知るというのは、いいのか、悪いのか。

カマンベールは大好きでついつい食べ過ぎてしまうので、最近控えていたのだが、今日久しぶりに食べて、やっぱり美味しいなぁと思い、帰りに成城石井で買ってしまった。
ついでに大葉も。
大葉でカマンベールをくるりと巻いて、さっと油で揚げる。
チーズがとろけて、大葉の香りとまた合って、絶妙。
彼もこれが大好きなのだけど、私も久しぶりに食べたくなった。

さて、今日の取材はあまりに楽しくて、まだ興奮状態。
まあ、急な話だっただけに、多少もめたりもしたのだけど、それでも、うーん、なんというか、取材相手のキラキラした瞳を見て、私も胸の奥が揺り動かされる気がした。
某専門学校の案内パンフレットのライティングで、先生や生徒さんたちを取材したのだが、「あれ、今の若者ってダメなんじゃなかったっけ?」と、そんなふうに疑問に思ってしまう自分を恥ずかしく思ってしまうほど、輝いた瞳を見せられて、ああ、なんというか、ちょっとドキドキした。

ついつい、自分が教えていたときの調子になって、自分の生徒みたいにタメ口になってしまいそうになるのが大変。
生きること、人の役に立つこと、頑張ること、夢を叶えること、信念をもつこと。
そんなことを一つもこれらの言葉では表現せずに、びんびんと伝えてくる。
これが「若さ」なんだ、と思う。
ありがとうと頭を下げたい気持ちで、ほっこりしながら、その学院を後にした。

1日がかりでそれなりの仕事ではあったけれど、自分が得たもののほうが大きくて、この仕事を紹介してくれたライター仲間にはただただ感謝。
それなのに、彼女にワインをごちそうになった(笑)

仕事の後の1杯ほど、世の中でうまいものはない。
この1杯のためになら、まだまだ頑張れると思う。
そして、そういうときの自分は愛せる。
これが大事。
だから、仕事が好きなんだろうなぁ。
仕事が好きなんじゃなく、単に「仕事の後の1杯」が好きなのかもしれないけれど。

チーズを買って、それからDMを思い出して、阪急の地下へ。
百貨店なのに「いつもありがとうございます」と顔なじみになっているのが、我ながらすごい(笑)。
お目当ては三重の半蔵だったのだけど、ふと見ると、秋田の天の戸も来ていた。
大好きな「五風十雨」がある。
それも今まで飲んだことのない、1年間熟成させた「生」。
酒好きじゃないと美味しくないかもしれないが、自分としてはかなり気に入り、一升瓶で買おうと思ったのだが、こういう酒に限って4合瓶しかない。
仕方なく、いろいろと3種類4合瓶で買って帰った。重い。

帰って、昨日の残りの、ひじきの煮物と、豚肉のレタス包みとで早速1杯。
1合ほどだったのだけど、既にビールとワインが入ってるから、ちょっといい気分になった。

「楽しいごはんが、いいごはん」

これは、リラックマが言ってた名言だけど、

「楽しいお酒が、いいお酒」

これは、私の名言。(って、まねしただけ)

楽しいお酒は、いいよね。ほんと。
労働の後の1杯は、本当に楽しい。

今日も仕事があることと、美味しいお酒が飲めることに、ただ感謝。
ありがとう。

信念喪失。

2007-11-14 23:23:59 | 仕事
そんなに悪い人だと思わなかったのだが、
この間、取材した相手がなかなかのクセモノで。
私に依頼してくれた担当者Mさんも手を焼いている様子。
電話しても出ない。(居留守?)
メールしても返事なし。(無視?)

私からも数回、原稿チェックなどで連絡をとったのだが、同じだった。
でも、Mさんはすごくいい人で、
「これ以上ご迷惑おかけできないので、あとはこちらで対処いたします」
と言ってくださる。
こんなふうに、私には優しい口調だけれど、かなり取材相手には怒っているみたいだった。
アポをとる段階からもめていたらしいし・・・

「もうこちらも待てないので、このままで入稿します」
とキレたMさん。
ああ、チェックは返ってこないのか・・・と諦めていたら、やっと来た。
来たはいいけど、びっくりした。
細かい、細かい訂正がいっぱい。
まあ、それはいい。

メールにこう書いてあった。
「ナメた口調を直しました」

あはは・・・
私の文章は、ナメた口調ですか。
それは、取材相手がしゃべってるような文章だったので、なるべく読んだ人が親しみやすいように、固くなりすぎないように書いたのだが。
おそらく、自分の思っていた雰囲気とは違う仕上がりだったんだろう。もちろん、それはその人それぞれの感性だから、別に構わない。
直せと言われれば、なんぼでも直しますがな。

私が言いたいのは、それをわざわざなんで「ナメた口調」なんて表現で送ってくるかねぇ・・・ってことだ。
取材したときは、「気難しい人」と聞いていたわりに、いい人だったなぁと思っていたのだが、これを読んで、なるほどね・・・と思った。
Mさんが怒っているのもわかる。

ふぅ・・・

11月に入ってから、仕事の量が少し減ってしまった。
こんなのフリーでやってる人にとったらいつものことで。
仕事は常にまとまってやってきて、「ああ、もう忙しい!休みたい!」と思っていたら、急にブランクがあって不安になる。
この繰り返し。

わかってはいるけれど、このブランクの時期が1週間でもあると、普通の精神状態を保っていられなくなる。
そんなときに限って、今まで週1でやっていた仕事が隔週になる(先方の都合で)と連絡が来たり、一度依頼を受けていた仕事がいよいよという時になって「会社の方針で社内の者が打ち合わせながらやることになったので、やっぱりいいです」と断りのメールが来たりする。
私の不安をどんどん煽る。
そこに、あの「ナメた口調」のメールだ。
私は弱ってるんだからさ・・・あんまりいたぶらないでよね、と言いたい。

反対に嬉しいこともあった。
見知らぬ人からの1通のメール。
自分もライターで、私の初期のホームページに載せていた「どうしても書きたい」という文章を読んで、何か感じることがあった・・・、自分の気持ちを思い出した・・・それを伝えたくて・・・というような内容。
それは、前の壊れたパソコンにファイルがあって、今のホームページからは見られないし、削除することもできないまま、サーバー上に今もある文章だった。

弱っているときに、こういうあったかいメールは心にしみる。
そして、私も思い出した。

「どうしても書きたい」
昔はその想いがあった。
それだけで前に進んできた。

大学時代、たぶん、いろんな選択肢があった。
だけど、「書く」ということ以外は考えられなかった。

塾の先生やりながらでも、パン屋でバイトしながらでも、
私は自分の書きたいものを書いていく。
喰うために書くんじゃなく、書くために喰うんだ。

・・・心にそう誓っていたあの頃。
「信念」があったから、何も怖くなかった。
自分に「すべり止め」のような保険も一切かけなかったのは、「信念」があったからだ。
皆が就職活動をして一流企業に内定をもらい、公務員試験に受かり、大学院を受験し・・・そうやって着々と人生を固めているときも、ただバイトして、旅をして、ブルースを聴いて、書き続けた。
「どうしても書きたい」という信念に突き動かされていた。

今、彼と結婚して、人生に頼る者ができて、少なくとも前よりは生活も精神も安定したはずなのに、毎日が不安で怖くてたまらないのは、この「信念」がなくなったからじゃないのか?
ふと、そんなことを思う。

朝、彼を見送ってから、夜中までずっと1人で家にいる。
パソコンに向かう。
でも、何も出てこない。
仕事が忙しい日はまだいい。そんなに忙しくもないと、すぐに不安になる。
落ち着かない。
またパソコンに向かう。
やっぱり何も出てこない。

こんな繰り返しの日々を送る中、心のこもったメールをいただいて、それで、やっと自分に問いかけることができた。
「どうしても書きたい」
その想いは・・・信念は、今、自分の内にあるのか?

今日は原稿用紙にして20枚くらいの文章を書いた。
ずっと書きかけてはやめて完成していなかった、「ひのきの本」。
今までとは全く違った形で書き出したら、一気に進んだ。

信念はもうないのかもしれない。
今はあの頃のように「どうしても書きたい」と思っていないのかもしれない。
わからない。

だけど、これだけは完成させたい。
最初に構想を練ったとき、これは是非とも出版したいと思っていたが、
今はもう出版にはこだわっていない。
ただ、完成させようと思う。
たった一人に読んでもらえば、それでいい。
そのために、書いている。

気難しい人?!

2007-11-09 01:30:02 | 仕事
「怖い人」の取材って面白いんだ、これが。
ちょっとワクワクするってことは、私ってM?(笑)

今日は夕方、某企業の取材。
16時半と聞いていたので行ってみたら、
「こちらは6時半ってお願いしたんですけど!」と言われた。

ああ・・・たぶん、16時と6時の聞き間違いね・・・
私は全く悪くない。
言われた通りに来ただけで、それは聞き間違いじゃないので。
取引先とこの企業との間の話。

しかし、この取材は来る前から若干不安を煽られていた。
アポをとる段階で意思疎通がうまくいっていなかったらしく、「ちょっと気難しい方なので、きちんとした対応を」と言われていたのだ。
なのに、いきなりこのザマだ。
確かに、ちょっと勢いのある女性。
「それでは出直します!」と会社を出た。

2時間もある・・・
しかし、嬉しいことに近くに上島珈琲があるではないか!
なんてタイムリーな!
おまけに読みたい本も持っていた。
うん、珈琲飲みながら読書も悪くない。

私は不思議なくらい、ライター仕事に関してはポジティブだ。
それは「絶対失敗したくない」という想いが異常に強いからだと思う。
たとえ人生に失敗しても、ライターという仕事で失敗するのはイヤなのだ。
だから、基本的にはネガティブな人間のはずなのに、ことライター仕事に関しては「絶対に」ネガティブな感情を抱かない。意識してそうする。
それは、思ったとおりになることが「本当に」怖いからだ。

上島珈琲で考える。
先ほどの、ちょっと機嫌を悪くしていた女性。
言われていた通り、こちらがまずい対応をしたら容赦がなさそうだ。
今までも何度も難しい人の取材はしてきたけれど、でも、そういう取材って実は意外に面白いのだ。
「怖い人」とか「気難しい人」なんて、自分の周りにはまずいないし、そういう人間に触れるチャンスだ。また、そういう人って、芯があって、いい人だったというケースも多い。
さらに、そういう人に、にっこりしてもらえたら、こんなに嬉しいことはない。
自分の腕試しでもある。

ほら、かなりポジティブ!
自分でもなぜこうなるのか、よくわからない。
普段は子供みたいな内容の私だが、仕事となるとめちゃくちゃ「デキる女」になる。(ほら、こういうことを自分で言うのが子供だ!)

2時間経って、ちょっとオネムでうとうとしはじめた頃、6時半前になった。
再び会社に伺うと、先ほどの女性、そして、若手社員の男性。
結論から言うと、とても良い取材だった。
楽しかった。

私は「企業取材」が一番好きなのだが、何が好きって、それは「働く人」がとても美しいからだ。
そして、自分の知らない世界の仕事があることを知り、豊かになる。
職業に貴賎なしというが、本当にそうだと思う。
どんな仕事も、仕事だ。
それに誇りをもっている人は素敵だ。
そして、「良い会社」というのはあるのだ。

今日の会社もとてもいい会社だった。
社長さんにも会ったのだけど、そういう会社の社長さんというのは、気さくで社員と仲がよい。
だけど、尊敬されている。
そういう社長だから、幹部社員も同じようなタイプで、そういう人が雇うから社員もアルバイトも同じようなタイプになる。
そうすると「社風」というのが出来上がる。
その社風がいいものだと、自然と仕事が楽しくなり、業績が上がる。
業績が上がるとまた仕事が楽しくなって、みんなが潤うからさらに人間関係が良くなる・・・
といった循環になっている良い会社がある。

今日取材した会社も、まさにそれ。
怖そう、気難しそうと思っていた女性も、しゃべってみると、とても素晴らしい人だった。
頭が良すぎてテキパキしているから、ちょっとキツい感じに見えてしまうだけなんだろうなぁ。
話しているのがとても楽しかった。
こういうとき、自分がのってくるのがわかる。

それから、まだ入って二ヶ月という若手社員の方もいい人だった。
営業さんっていうのは、取材がしやすい!
やっぱりしゃべりが上手、愛想がいい、礼儀正しい、サービス精神旺盛。
いつも取材する側みたいな立場で仕事をしているのだから、当たり前といえば、当たり前だが、こちらが欲しい言葉をスラスラと口にしてくれる。

取材しているうちからもう文章ができてしまった。
こういう取材は100点。
あとは紙に打ち込むだけでいい。

今日は、昔のライター仲間から、同じような求人サイト関連の仕事の話ももらえた。
これで同じような仕事の取引が3社目なので、どうもこの仕事がメインになりつつある。
ただ、自分が望んでいた仕事に近いので(企業を取材して働く人の想いを文章にする)、ありがたい。

今、もう一つしたいのは、自叙伝を書く仕事。
これはもうずっと前から思っていたのだけど、自分の生き様を1冊の本にしたいと思っている人って結構いるから(中小企業の社長とか。もちろん自費出版とかで)、そういう人の話を聞いて本にまとめる仕事ができたらいいのになぁと思う。
B.Bキングの自伝を読んでから、よけいにその気持ちが強くなった。

有名な人である必要なんてないのだ。
どんな人にも輝いた瞬間がある。
それを書き留めてストーリーにできたら、どんなにいいだろう。

今の求人サイトの仕事は、そのほんの断面だけど、
一生懸命誇りをもって働いている人の、小さな日々と想いを綴れる。
そんなふうに想って読んでくれる人はいないかもしれないけれど、
書き手としてはとても幸せなのだ。

人がひたむきに信念をもって生きる様っていうのは、とても尊くて美しい。
その小さな断片を拾って文章にできたら、
こんなに嬉しいことはない。

地味で一生懸命。小さいけれど確かな幸せ。

2007-10-17 22:49:49 | 仕事
久しぶりに原稿にてこずった。
最近始めた求人サイトの記事だ。
今月から始めて既に2本目なのだけど、両方とも同行したディレクターさんが取材をし、私が書くという分業になった。

1本目はリライトだったからそれほど感じなかったのだが、
2本目やってみてよくわかった。
「人の取材で文章を書くって難しい!!!」

私は取材原稿を書くのがかなり早いほうだと思うのだが、それは取材している間にもう頭の中で文章の構成ができているからで、だからパソコンに向かったときには思考の速さで書けるのだ。

でも、人の取材でメモをとっただけだと、パソコンに向かったとき、「うーん」とうなってしまった。
まず「思考」がない。
なので、メモをめくる。資料を読む。
そこから文章を組み立てていく。

それだけならまだいいのだが、「材料」が全く足りていない。
自分で取材をしていたら聞いていたであろうことも聞けなかったので、何を書いていいのかわからないという最悪の状況に陥った。

でも、無理やり「作る」。
「書く」のではなく、「作る」という作業は、ほとんど苦痛でしかない。

昨日は朝9時から夜中2時まで仕事をしていた。
他にも1本原稿は書いたが、ほとんどがこれにかかりきり。
お弁当と、洗濯と、夕食の準備と、後片付けと、お風呂だけはやったけれど、さすがに掃除はやる暇がなかった。

夜中1時を過ぎると、頭の回転が鈍くなっていて、
ああ、こんなふうに仕事をするのは久しぶりだなぁと思った。
疲労する感じが懐かしかった。

結局、自分で取材をすれば3時間でできる記事に9時間もかかってしまった。
それでも、アップした後にディレクターさんから「概ねOKです!細かい修正だけでした」とメールが来ると、なんだかわからないけど「よっしゃー!」とガッツポーズで天を仰いでしまう。

今日は今日で、また一仕事。
なんだか次々にいろんなところから依頼が来る。
この間からかかっていた不動産のパンフ・HP・チラシ一式も、やっと校了。
出来上がるのが楽しみだ。
11月にはこれの第二段もやらせてもらえるということだ。
新しい取引先が増えると、新しく出会いがあり、またそれが嬉しい。
みんないい人ばかりだし、自分が新しく学べることもありがたい。
友達となかなか会えないのが、ちょっと淋しいけど・・・。

仕事は忙しい。
だけど、家事もちんとやっている。
最近、自分は怠惰だったと思うので、今週から気合を入れ直したのだ。

きっかけはこの間の日曜日。
夜、彼と家でお酒を飲んでいたら、だんだん楽しくなってしまって、「ちょっとだけ」のつもりが気付けばグレンフィディックの瓶を片手に・・・。

結局、お風呂も入らず、家もぐちゃぐちゃのまま、眠り込んでしまった。
朝起きて、家が汚く、自分も汚くなっていることに、ひどく嫌悪感をもった。
こういう生活をしていると、仕事もきちんとできなくなるような気がして。
最近、自分はちょっとたるんでたんじゃないのかな、と反省した。

よし、とりあえず3日間、禁酒だ!
と、月曜日の朝は思ったのだが、結局1日しか禁酒はできなかったけど。
でも、まあ、梅酒をちょっととか、それくらいだ。

たまたま、彼も今週はそれほど仕事が忙しくないようで、11時までに帰って来てくれるので、夜ご飯を家で食べてくれる。
それもとても嬉しい。


↑月曜日のご飯。
新米をいただいたので、「ご飯の友」になりそうなおかずを。
きんぴらごぼうと、野菜たっぷりお味噌汁と、焼き鳥風の鶏肉と、かぼちゃの煮物。

私はもっと先にご飯を済ませているので、彼だけが食べる。
私はいつも彼が食べるのを横でじっと見ていて、そのときにいろいろお話する。

彼が一口食べて、炊き立てのご飯を頬張って、心から搾り出したような声で言う。
「・・・うまい。・・・あー・・・ほんま、幸せ」
目を閉じて味わっている。
何度も何度も「幸せやわ~」と口にする。

それを横で聞いていた私は、目頭が熱くなる。
泣きそうだ。
なんでだろ。

私は、人が美味しい顔をしているのを見るのが好き。
お腹がいっぱいで満たされているというのは、一番幸せなことなんだと思ってる。
でも、泣きそうなのはそれだけじゃなくて・・・。

私もなんか、幸せだったんだ。

ちなみに昨日も彼は家でご飯を食べた。
写真撮るの忘れたけど、昨日はれんこんのはさみ揚げと、牛肉とごぼうの煮物と、冷奴と、枝豆。
これも彼は同じように、幸せそうに食べてくれた。

やっぱりきちんと生きよう。
頑張って仕事して、特別贅沢でもないけど美味しいご飯を食べて、1杯だけ飲んで。
地味だけど、小さいけど、何よりも確かな幸せだ。
これが一番。

土台はなんとか固まった

2007-10-10 22:50:16 | 仕事
この夏、頑張って営業した甲斐あって、契約できた会社も3社、4社と増え、取材の仕事がコンスタントに入るようになった。
それに加えて、今まで通りWEB関連のライティングも順調なので、ようやく思い描いていたような仕事、そして収入が得られている。

個人事業なので、一応、目標の年間売上というのがあるのだが、今年は例年の半分くらいまで落ち込むかと思いきや、なんとか3分の2くらいは確保できそうだ。
残り3ヶ月でどれくらい追い上げられるか、だなぁ。

今年は土台作りというか、昨年、全部崩れたものをもう一度立て直していくという作業の年にしようと思っていた。
今年は赤字でも、1年じっくり固めて、来年はなんとか安定した収入を得ようと、そう思っていた。
計画通り、順調に固まってきているのが嬉しい。

今日は、この間契約できた求人広告の会社からもらった初取材。
企業に取材に行き、その事業内容や仕事のやりがい、会社の方針などを聞き、文章にする。
最近、2社も同じような仕事内容の会社と契約できたのだけど、社内報を制作してきたスキルは存分に生かせるし、やっぱり私は「仕事をしている人」の話を聞くのが好きだからおもしろい。

1社は良く言えば自由にやらせてくれる会社で(悪く言えばいい加減?)、いきなり一人で取材に行かされたが、今日仕事をくれた会社は○フトバンクの系列なので、とてもしっかりしている。
代理店の営業さんと、ディレクターと3人で行った。
そして、最初だからということで、取材もさせてもらえなかった。
今日はディレクターの人が代わりに取材をするのを横で見ていて、メモとって記事にするだけ。

最初は「え!取材したい!」と思ったが、帰る頃には「今日は本当にいい勉強させてもらったなぁ」としみじみ思っていた。

人の取材を見せてもらうなんて、昔、新聞を初めて書いたとき以来だ。
取材経験があるとかないとか、文章が上手いとか下手とか、そんなのはあまり関係なく、やはりその媒体に必要なスキル、というのがある。
雑誌には雑誌の、新聞には新聞の、広告には広告のやり方があって。

ディレクターの人の取材を見ていて、求人広告記事のコツみたいなのがつかめたように思う。
相手に聞き出すポイントなどはもちろんだけど、しゃべり方や復唱の仕方などもすごく勉強になった。
自分に足りないところが見えた。

見て学ぶ。
今までこういう経験がなかったから、とても新鮮で為になった。
去年までの自分がいかに狭い世界で天狗になっていたか、というのがわかる。

帰って早速原稿を書いた。
以前、掲載していた記事があったので、ほとんどリライトみたいな感じだったのだけれど、前の掲載文を読んでいてわかりづらいなぁと思った。

みんな頭がいいのかなぁ。
「ストイックな姿勢でクオリティを追求し」とか
「クリエイティビティあふれる」とか
自分なら絶対使わないし、読んでいてもピンとこなかった。

私は、あまり難しい言葉を使わず、一度読んだらわかるような文章が好きだ。
頭よさそうでカッコイイ文章より、シンプルで読みやすく、ストレートに響いてくるような文章がいい。
・・・というか、そういうのしか書けない。

でも、これからもそんな私らしい文章を書いていく。

今日はいろいろあって疲れたんだろうか。
若干、鬱っぽい。
あまり人と話したくないような、誰とも関わりたくないような、そんな気分。
沖縄の話も書きたいのだけど、どうも気分が乗らない。
こんな日は無理せず寝てしまおう。


↑いきなりだけど、鮭炒飯。
昨日の昼ご飯。
かなりうまかった。
また近々レシピをアップします


ストレスチェックしてみてください!

2007-09-12 16:05:56 | 仕事
今日も新しい仕事の打ち合わせで、早速、明後日に取材の仕事をもらった。
初仕事はわくわくするなぁ。

その事務所が彼の会社と本当に目と鼻の先。
ちょうど打ち合わせが終わったのもお昼だったので、一緒に回転寿司を食べた。
ここの回転寿司はうまいんだ。
ビールもちょっとだけいただいた。

昨日と一昨日、2日間も禁酒していたので、まあ、このビールの美味しいこと!
2日連続でノンアルコールなんて、何ヶ月ぶりだろう・・・。
(先週末、飲みすぎで体調を壊していただけ)

今はストレスゼロ生活。

昨日、ストレスチェックをやってみたら、やっぱりほぼゼロだった。
「レベル1」=「ストレスなし」

こちらから⇒ http://www.stresscare.com/info/checkstr.html

よかったら皆さんもやってみてください。
ストレスレベルが高かった方は・・・とりあえず、飲みましょう!(笑)

これがきっと天職。だったら、とにかく進まなければ。

2007-09-09 15:14:08 | 仕事
ショップ紹介の記事などで、お店を取材することは今でもたまにあるが、人物インタビューは本当に久しぶりで、この仕事の話をもらったときから楽しみで仕方がなかった。

東京は麻布の某ホテルロビー。
広告代理店のTさん、今回のプロジェクトに関わるプランナーのY村さん、Y中さん、それから、クライアントの不動産会社のNさん。
皆が集まり、取材相手のイラストレーターさんを待つ。

今回のプロジェクトというのは、ある不動産物件の広告で、イラストレーターさんがナビゲーター役で物件を紹介するというもの。
不動産広告にしては珍しく、物件イメージもそのイラストレーターさんが手がけたイラストで表現する。

私の役目は、イラストレーターさんにインタビューし、彼女の紹介、彼女のナビゲートする内容を伝えるというもの。
パンフレットやチラシ、HPなど、あらゆるところにそれが使われることになる。
他のコピーもすべて私が書いているのだが、やっぱりコピーよりこういう長めの文章を書けるほうが嬉しい。

彼女が到着する前、「どんな方ですか?」と私が質問すると、他のスタッフが皆口をそろえて、
「わりと大人しめの人やで」
「ちょっと引いてしまって、自分からしゃべるようなタイプではないから、頑張って」
などと不安をあおるようなことを言う。

それでも今まで何百人と取材してきて、なかなかしゃべってくれない人にも何人も接してきた。
こわーい人にも。
だから、それほど不安はなかった。

時間になって、彼女が到着。
名刺交換して目を合わせると、波長がぐっと合うのがわかった。
すごくかわいらしい人だ。
おとなしいという印象ではなく、ほがらかな気さえした。

不動産会社のNさんも交え、私と彼女と3人で取材スタート。
他の3人は遠くから見守ったり、写真を撮ったりしている。

取材はスムーズで、いつものように自然に、問いかける言葉、相槌、話題が出てくる。
彼女もちっともしゃべらない人なんかではなく、私の質問によく答え、時々言葉を探しながら、でもずっと楽しそうだった。
3人で何度も笑った。

1時間弱で取材終了。
挨拶を済ませ、Y中さんが彼女を駅まで送っていった。

その後、Y中さんがホテルに戻った後、全員で食事へ。
基本的にはクライアントのNさんの接待だ。
「接待」というといやらしいな。コミュニケーションをとる場というか。

中華料理屋へ行き、とりあえず「お疲れ様ー」と乾杯。
取材の話になると、皆が言った。

「イラストレーターさん、すごく楽しそうでしたねー!」
「めっちゃ盛り上がってましたね」
「場がもたなくなったら助けようと思って見てたのに、全く必要なかったですね」
「あの方があんなにしゃべるなんて、ミラクルですよ!」
「話のもっていきかたとか、スムーズで、さすがですよね」

ああ・・・嬉しい!
初めて一緒にやる仕事で、私のライターとしての能力も全くわからないままで、向こうもたぶん不安だったんだろうな。
だけど、一気に評価され、仕事仲間として認められた気がした。

彼女を送っていったY中さんが言った。
「帰りに言ってましたよ。今日はライターさんがよかったからって」

・・・涙が出そうになった。
やっぱりこの10年は意味があった。
去年はいろいろあって、10年積み上げてきたものが一気に崩れ落ちた感じがしたけれど、ちゃんと私の中には残っていた。
崩れてなんかなかった!

また、ここから始められる。

コピーの仕事は、以前よりは好きになったけれど、でもやっぱり実感。
私はどうしたってライターであり、ライターの仕事が好きで、これをずっとずっとやっていきたいのだ。

食事とお酒を楽しみ、その後も2軒まわって、ホテルに戻った。
とても楽しかったけれど、実は、お腹がとてもすいていた。
30代後半~40代の男性の食欲って、ものすごく少ない?
いつも若い彼と、彼のお友達しか男の人とご飯を食べないものだから、あれが普通なのだと思っていたのだけれど・・・。

最初の中華で最後にチャーハンが出て、「おおー、ようやく腹にたまるものが来たよ!」と心の中で拍手して、1分くらいでガツガツたいらげたのだが、他の人たちはほとんど手をつけていなかった。
「えー、食べないのー?食べないならちょうだいよー。私のこの食べっぷりに気付いて、早く!『足りなかったら、これもどうぞ』とか言ってよ~」と心の中で叫んでいたが、叫び、届かず・・・。
そのまま下げられてしまった。

最後のチーズ盛り合わせも、Y中さん以外は手をつけず・・・。
最初は私も遠慮していたが、残りそうなことがわかったので、最後はパクパク食べたが、それでも所詮、チーズ。
お腹すいたぁ・・・

でも、初めて仕事をするメンバー、それも偉い人ばかり、それも男性ばかりなのに、私が先陣切って食べたんじゃぁね。。。
「もっと食べたい!」とも言えないまま、夜中の1時頃、解散。

皆の小食にはびっくりしたが、それでも楽しい時間だったことは変わらず。
フレンドリーで良い人たちばかりだった。
いい出会いになったなぁ。

ホテルの部屋で、彼に興奮して電話をする。
みんなに褒められた、すごく楽しかった、いい人ばかりだった・・・
彼も、よかったなぁと嬉しそうに相槌を打ってくれる。
なんだかとても幸せだった。

自分が何を望んでいたのか、やっとわかった日。
10年ライターという仕事をやってきて、悩んだ日々もあったけれど、
やっぱり私はライターで、ずっと人と出会って、人の生き様を書き続けたいんだ。

まだ終われない!

2007-08-29 22:05:32 | 仕事
お弁当を作っている主婦ならわかると思うのだが、食卓に出す料理と違って、お弁当のおかずって難しい。
汁物はダメだし、冷めてまずくなるのもダメ。
タレがいるようなものも面倒だし、冷たくないと美味しくないものもダメ。
料理は好きだけど、お弁当のおかずとなると、なかなかレパートリーが増えない。

私がとっている宅配の有機野菜のオプションメニューを見ていたら、お弁当のおかず用の冷凍ものがのっていた。
冷凍といっても、有機野菜を宅配しているグループが作っているものだから、調味料から素材からすべてこだわって、保存料や化学調味料など一切使われていない。だから値段もお高い。

それでも、いろんな種類が届くし、いつも同じメニューじゃかわいそうだから、これはいいと思って、彼が帰って来たら提案してみた。
「これ、どお?!」(パンフレットを見せる)
「・・・」(彼、見る)
そして、一言。
「できあいものかぁ……」

!!!!!!

もう私のプライドはズタズタだ。
言っておくが、私は「できあいもの」など買ってきたこともないし、冷凍食品だってほとんど使ったことがないから、冷凍庫もからっぽ。
いつも手作りで、それもこだわりの素材と調味料で手間ひまかけて料理をしてきた。
だけど、やっぱりお弁当のメニューには限界があるし、バリエーションがあったほうが彼も嬉しいだろうと思っての「善意」での提案だった。
なのに、返って来た言葉が「できあいものか……」。

何言っとんじゃ、おらー!

よその嫁さんなんか、普通に食卓でも冷凍もんやできあいもん出しよんぞ!

うちなんかこんだけこだわって、うまいもん食わしとるがな!!

何を贅沢言うとんじゃー、おらー!

……と、言いたかったが、そこは抑えた。
大人だね、かおりさん。

はぁ……、しかし、変われば変わるもんだね。
昔は白木屋の料理でも「美味しい、美味しい」と食べていた(らしい)彼が、こんな贅沢なお弁当のおかずに文句を言うようになるなんて。
育て方を間違ったかなぁ・・・

「じゃ、これはどう?」
と同じくオプションの「切り身クラブ」のパンフレットを出した。
いろんな魚の切り身を月に7種類、楽しめるプランだ。
「・・・これはいい。すぐに注文しなさい!
「はい・・・」

なんじゃー!

なんで命令口調やねんなー!

贅沢! まったく贅沢!!

……と思ったが、口にはせず、「わかったー」と答えておいた。

ちなみに、彼は酔っ払って帰ってきていました。
このやりとりを覚えているのかどうかもわかりません。
だから、私もこんなに冷静沈着なんですね。

ちゃんちゃん。

あー、今日も本当に忙しかった。
というか、まだこれから原稿書かないと……。
その前の気分転換にこれを書いている。

今日は朝から新しい仕事の面談に行った。
同じような仕事の報酬の半額以下だったけれど、自分がやりたい仕事にかなり近かったので引き受けることにした。
お金も大事だけど、やっぱりやりがいが大事!
楽しくなければ、仕事なんてする意味もないし。

その会社が彼の会社から徒歩5分の場所だったので(いわゆるビジネス街にある)、お昼は一緒にパスタを食べた。
「ここのパスタ、おいしいねん」
と言うから、常連なのかと思ったら、
「いや、初めて」と彼は言う。

・・・
こういう「テキトー」なところが彼は多い。非常に。
でも、確かにおいしかった。
まあ、おいしいものアンテナが発達している私は、その店の前を通っただけで「おいしい店だ」とわかり、実は私が提案したのだけれど。

昼間の「ちょっとデート」は終わり、梅田をまわって、阪急の地下でお酒を2本買った。今日から「秋鹿」と「酔鯨」の酒蔵がきていたので。
チーズも切らしていたので2種類買った。

ほくほくして家に帰った瞬間に、電話。
コピーの打ち合わせに来てくれという。
えー!!
さっきまでいた場所から電車で10分のところだ。
ああ・・・また1時間かけて行くのか……

6時から打ち合わせ。
明日までにコピー少しと月曜までにたくさん。
なんか忙しくなってきたぞ!

そのうえ、別の取引先から電話。
ここは本当にいつも無茶ばかり言う。
私の土日をまったくないものと考えている。
「金曜にラフがあがるんで、月曜朝イチでコピー4ページお願いします」だと。
土日にやれってことよね、これは。
それを断れない立場がつらい。
ぷるぷるしながらも、「・・・はい」と答えた。

まぁ、たまたま今週末は彼が実家に帰るので仕事にあててもいいか、とも思って。
そうじゃなければ、たまにはデートでもしたいけどね。
なかなか二人きりの時間はもてないなぁ。ほんと、子作りどころじゃない。

だけど、これくらい忙しくなってくると、「ああ、生きてる!」という感じがする。
どんなお金持ちと結婚したって、絶対仕事は辞めない。
窒息する。

「仕事、忙しくなってきて、楽しい?」と彼が聞いた。
「うん。仕事をしているのが当たり前やったからね。息をしてるのと同じようなもん。だから、仕事がないと窒息しそうだった」
そう言うと、「ほんまにワーカーホリックやなぁ」と彼は苦笑した。

昔は確かに本当のワーカーホリックだったと思う。
でも、今は少し違う。
仕事をしていないと不安で仕方がないというのではなく、現実的にお金のことも気になるし(酒が飲めないから)、楽しいと思える仕事をしたいし、自分が本気で「楽しい」と思える仕事というのが何なのか、よくわかったのだ。

自分が本当にしたかった仕事が少しずつ増えてきた。
だから、今は本当に楽しい。
感謝して、
このままずっと、
いや、できるところまで、
頑張りたい。

まだ「終わる」のは早いしね。

文学少女への道、再スタート!

2007-07-31 19:40:29 | 仕事
この1週間くらいで、漫画を80冊読んだ。
さすがにもうお腹いっぱい・・・食傷気味。

でも、なんでも「トコトンやる!」ってのはイイ。
ちょっとスッキリしている自分がいる。

今日からは漫画をやめて、学生の頃に読んでいた「文学」を読むことにした。
それこそ、「文学史」に載っているような作品だけでも山のように本棚にある。
漫画80冊どころじゃない。

何から手をつけようかと本棚を開いて迷う。
やっぱり川端康成か。
いやいや、ここは漱石だろう。
学生時代、ハマってしまった堀辰雄はどうだ?
ここは無難に谷崎からか・・・。

そうして悩んだ結果、選んだのは、小説の神様・志賀直哉だ。
私の「文学少女(?)再スタート」に相応しい。
まずは「暗夜行路」から。

本棚を開いたついでに、私が日本語の美しさに最初に打ちのめされた、森鴎外の「舞姫」の一節を読む。
エリスと初めて出会うシーン。
高校の国語の時間に教科書で読んで、世の中にこんな美しい文章があるのかと思った。感動で震えが止まらなかった。
今読んでもやっぱり同じ感動がある。

自分の中に「文学」を取り戻そう。
随分遠回りしたけれど、やっぱりここに帰ってきた。

仕事は生活のため。
自分の文章は、自分の存在のため。

そうわかってから、気持ちは随分楽になった。
楽になると、仕事もまたうまくいき始めたように思う。

今日は新しく契約したデザイン事務所での最初の仕事。
代表のOさんと一緒に、某広告会社へ。
ライティングの仕事なので、私のために動いてくれたようなものだった。
昨日の今日、の関係なのに、ありがたい・・・

一応、競合というか、何社かきているみたいだったけど、
Oさんのスペシャルトークとアピールで、ほぼうちに決まりだな、と思った。
私一人だったら、とれていない仕事だ。
80ページ以上ある靴のカタログ。
やっぱりページがあるものを創るのはいい。
靴80足のコピーを書くことになるが、楽しみだ。

最初の仕事なので、自分のライター人生を賭けていいものを創ろうと思う。
自分はずっと「仕事ができる女」と思っていたけど、
最近、それは間違いだったと気付く。
井の中の蛙というか、小さな世界しか知らなかったのだ。

でも、一生懸命やろう。
どんなことも手を抜かない、全力。
このやり方だから、今まで信頼をうけてきた。
これからもそうだ。

何の才能もない凡人が、認められるような仕事をしようと思ったら、全力で向かい、人一倍努力するしかないのだから。

だけど、「自分の文章」は、もう誰にも認められる必要がない。
私だけのものだ。

岡本太郎は言う。

   自分の好きな音を勝手に出す
   出したい音を出したらいい。

   まっさらな目をもて!そして、目的を捨てろ!

   芸術なんてもの、それを捨てたところから、開けるものなんだ。

   「私も描けたらいいな」と思ったら、描いてみるんだ。
   いや、書いてみなければならない。
 
   人に理解されたり、よろこばれようなんて思うな。
   むしろ認められないことを前提として、
   自分を猛烈に突き出すんだ。

   ぼくは、人に好かれる楽しい絵を描こうとは思わない。
   それよりも猛烈に叫びたい。絵の中で。

   芸術というのは、認められるとか売れるとか、
   そんなことはどうでもいいんだよ。
   無条件で、自分ひとりで、宇宙にひらけばいいんだ。

   もし自分の敵があるとすれば、画商や批評家や
   画壇なんてものじゃなくて、自分自身なんだ。

   焦るな
   人のために美しいものをつくるというよりも
   生命のしるしを、自分に確かめる


以前は、頭で理解できても、心でわからなかったこれらの言葉が、今は感動的に「わかる」。
無条件で、自分ひとりで、宇宙にひらけばいいんだ。
それがわかった瞬間から、どれほど楽になっただろう。

この間、駅の改札を通るとき、数年ぶりに、
自分の中に「物語」が生まれた。
とても、幸せだった。

シケた自分を吹っ切る方法

2007-07-27 22:04:34 | 仕事
はー。
なんか、シケてんなぁ、私。
最近、1ヶ月で60時間くらいしか仕事をしていない。
以前の5日分だ。

「それで生活できるんやから、いいやん」
と、ポジティブシンキング家庭に育った彼は、そう言って、
「かおり、すごいな」
と、褒め言葉を付け加えるのも忘れない。

我が夫ながら、毎日思う。
『この人、すげー、いい人!』

この間、彼がいない時間に母が彼のお誕生日プレゼントを持ってきてくれて、そのときに、「彼はどうなの?」と訊くから、
「うーん。なんか、ものすごくいい人やわ。毎日思う」
と言ったら、なぜか母は涙ぐんでいた。

嬉しかったのかな。

とりあえず、今のところ、結婚生活は「いいもの」だ。

ただ、それとは全く別のところで、シケた自分がいる。
そりゃ、今までの5分の1くらいの仕事量で、生活費や年金や健康保険や住民税、携帯代から酒代まで、払えるくらいは稼げているのだから、いいっちゃぁ、いい。

だけど、毎日疲れ切ってへろへろになるまで働かないと、いつも不安。
自分の「腕」一つで生きていくというのは、やっぱり常に崖っぷちだ。
仕事がいっぱいでまわらないくらいで、ようやく安心して生きられる。
報酬は関係ない。

昨日、仕事の話がきた。
オプトインメールの作成で、あまり気は進まなかったが、引き受けた。
定期的な仕事はできる限り請ける。
駆け出しのライターみたいなことはやりたくないなんて、そんなつまんないプライドは捨てることにした。
その点に関しては、なんだか吹っ切れている。
それは、今、主に仕事をもらっている取引先の人たちのお陰かもしれない。
自分が「つまんない仕事」と思っていたようなことでも、やってみると勉強することが多くて。周りの人がそういう姿勢でやっているからだろう。

今年はまた一から積み上げていく年だと思っている。1つ1つ。
日曜日はまた新規開拓。面談までは取り付けた。
今の3倍は仕事をしないと、なまって仕方がない。

クリエイティブな仕事は、「常に創造し続けている」という状況でないと。
インプットしているだけでは、感性が鈍る。

既に鈍りかけ。
思考⇒言葉への変換が遅くなっている。
感情をそのまま言葉にしていくやり方が私のスタイルで、だから勝負できたのに、理性で言葉を探して書くんじゃ、誰にもかなうわけない。

ちょっとどこかで切り替えないと。
このままじゃ、こんなところで終わってしまう。

駆け出しのライター気分で

2007-07-18 14:11:51 | 仕事
昨晩、彼とお互いのブログを読み合って、
それから布団を敷いているとき、
ふとウイスキーが飲みたいな、と思った。

だけど、それはいつものような精神的に欲するものではなく、
なんだか心地良い欲求で、「ああ、文章が書きたいな」と思うときと
似ているように思った。

彼が文章を書き始めると、私も書くことへの欲求が深まる。
一緒に暮らし始めてから、ますますこの連鎖反応は大きくなって。

この2、3日、やっと彼はまた自分の文章に向き合い始めた。
(←ブックマークしておくので、よかったらどうぞ)
彼特有のこねくりまわした文章ではないけれど、いい具合に肩の力が抜けていて、それでいて彼らしい表現やリズムのある、私の好きな文章だ。

私と彼は二人とも文章で自己を表現したいと思い、それを仕事にしているけれど、同じような二人が一緒に生活すると影響し合うことも多い。
この「影響」を良いほうに向かわせないとダメなんだろうな。

私は今、ようやく精神的に安定してきて、それと同時に生活も落ち着いてきて、肝臓が悲鳴をあげたこともあるかもしれないが、とりあえず酒はやめている。
(ちなみに昨晩も結局ウイスキーは飲まなかった。ノンアルコール・デイ)

今週は急ぎの仕事も終わり、あえて人との約束も入れていないので、
ホームページも更新して、シカゴ日記も書いて、
自分の文章をいろいろ書くつもりだ。

物理的な「時間」の問題と、精神的な「心」の問題が、
今は一度に解決している状態。
こういうときに書かないで、一体いつ書くというのか。

仕事は仕事で、営業も頑張っている。
今朝もまた1社、メールを送っておいた。
週3日働くだけで何とか暮らしていけるこの生活も悪くはないのだが、
私としては週にあと1日か2日分の仕事はほしい。
お金のこともあるが、やっぱり仕事が好きだから。

昨日は、単発の急ぎの仕事が入っていて、なかなか面白かった。
メルマガの仕事もクライアントが上場企業だから、
結構質の高いものを求められるのでやりがいがある。
また、間に入ってくれるSVの方もすごく「アツい人」がいたりして、
いろいろとはっとさせられることがある。

この間は、
「後で修正がかかってもいいから、もっと伝えたいことを強調したものにしてください。先方はやんわりとした表現に変えてほしいと言ってくるかもしれませんが、それでも、ここは強調しないと意味がないので」
というメールがきて、昔の自分を呼び起こされるようだった。

前にもこの同じチームの人に、
「クライアントの言いなりになる必要はないです。本当にいいものを創るためにはもっと提案をしてもいいと思います」
と言われ、もう一度、自分についてしまった悪い癖を見直さないといけないなと感じていた。

ライターの仕事を始めた頃は、「いいもの」を提案するのに必死だった。
自分の書くものに自信もあった。
それが、間に入る人に「ここは削って」「この表現はやめて」「先方がこう言ってるからこうして」と言われ続け、「じゃあ、もう自分がいいと思うものよりも、クライアントがいいと思うものを創ろう」と考え方を変えるようになった。
それどころか、途中からはもう一体誰を満足させるために書いているのかすら、わからなくなっていた。

あの頃はモチベーションもすっかり失い、一時は仕事が楽しくなかったな・・・
チームで仕事をしていたら、自分ひとりでモチベーションを見出すなんて、絶対無理な話だ。
それは、クリエイティブな仕事でなくてもそうだろう。
やっぱり上の人が、チームの雰囲気を見て盛り上げ、あなたがこの仕事に携わってくれているお陰でチームが成り立っているんです、ということを見せてくれなくては。

クライアントありき。
それは当たり前。
だけど、ライターやデザイナーが自分の仕事に誇りをもって、本当にいいものだと提案してきた時に、それでクライアントを納得させられるかどうかは、やっぱりディレクターの力量だと思う。

今、一緒に仕事をしている人たちは、まず読者のことを考え、私の力を信じ、それを責任をもってクライアントに伝えようとしてくれる。
だから、私に対して「もっとやりすぎてもいいから!」と言ってくれるのだ。
昔の私と全く反対のことを言われている自分を、ちょっと苦笑してみてしまう。

10年の経験なんてないものと思って、
もう一度、駆け出しのライター気分で頑張ってみよう。

「キャリアがキャリアを生む」
フリーにとって、これは絶対なんだ。
だから、1つ1つの仕事に誠実に向き合っていくしかない。

新しい人と出会えば、またなんぼでも勉強することあるなぁ、ほんま。

取引先もいろいろですわ・・・

2007-07-12 18:02:14 | 仕事
「結婚しました」のハガキを出したら、以前、新聞を書いていたときにお世話になった方からメールが届いた。

短いけれど、わかりやすい文章の中に、

 「娘を嫁に出した親の心境 (ホットした、だけど寂しい) に
  近い思いです。たくましい貴女のことだから、ありきたりの
  主婦に終わらず、片手にペン、片手にフライパンを持ち、
  仕事と家事を両立させてください。」

とあった。
ちょうど私の父親くらいの年齢の方で、昔はバリバリ社会部とかで事件なども取材していたらしく、そういう話を誇らしげにするのを聞くのも好きだった。
「今の若いヤツは希望部署を家庭部なんて言うから驚く。僕らが若いときは、家庭部なんて誰も希望しない。ブンヤと言ったら、そりゃ、社会部が華で・・・」
なんて。
新聞を本当に愛して、仕事に誇りをもっている方だった。
個性的な方だから敬遠している人もいたのかもしれないが、私は慕っていた。

その気持ちが伝わっていたのか、私をとてもかわいがってくれて、自分の息子の嫁にしたいとまで言ってくれた。

もう新聞の仕事を辞めて6年。
だけど、年賀状だけのやりとりだけは続けていて、時々思い出すこともある。
いつ思い出しても、あの仕事は楽しかったな、とあったかい気持ちになる。
それは、いつもその方が私に対して誠実に接してくれていたからだろうと思う。

ほんの短い期間一緒に働いただけで、それもこんな小娘のことなんか、もう無視したって構わないのだ。
それでも、こうやって「誠実」に接してくれる。
これが人情ってもんだよなぁ。その人の器の大きさ。

いろんな取引先があるから、この全く逆の人もいた。
もめて、仕事を辞めることになって、それでもお世話になったことは事実なので「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えたが、そういう気持ちに応えることはしてくれなかった。
不思議なもので、そういうときはもう腹も立たない。
自己嫌悪も忘れる。
これは一人じゃない。何人かそういう人に会い、何度か嫌な想いもした。
でも、そのたびに、もちろん自分の悪いところにも気付き、また相手を反面教師にもし、少しずつだけれど成長してきたと思う。

最近も、尊敬していた人と揉め事があり、いつもそうであるように、私は自分を責め、自己嫌悪に陥り、本当に自分の欠落を恨んだ。
だけど、その人物の本心や汚いやり方を知った瞬間から、自己嫌悪も腹立ちもなくなってしまった。

それは、もう尊敬する気持ちが失われたからだと思う。
自分の常識・人情・仕事のやり方を完全に超えた理解できない行動をされると、もうその人に対して何も尊敬する気も執着も愛情もなくなってしまうものなのだと知った。

自己嫌悪に陥っていないから気分は楽だし、
怒ってもいないからしんどくもない。
ただ、時々、おそろしく虚しい気持ちになる。

でも、どの仕事も今、全部私の力になっているし、無駄だったことは1つもないと思っている。
人と人がぶつかるときなんて、どちらか一方が悪いなんてことは少ない。
だから、自分のことは反省。
相手のことは反面教師。
そうやって、トラブルもまた力に変えていくほうがいい

ちなみに、今日もまた新しい会社に営業かけてきた。
フリーライターも大変だよ・・・
「業務多忙につき、募集!」みたいな感じだったから、どんどん仕事があるのかと思いきや、まだライターのいる制作はほとんどやっていないデザイン事務所だった。
ただ、お抱えライターがほとんどいないので、業務拡大のためにも人材を募集しているようだった。

見せてもらった仕事内容は不動産のパンフレットとかチラシもあり、こちらはなかなか興味深かった。
わりと縁あって、不動産・マンションの仕事は以前ポツポツあったので。
他にもフリーペーパーやパンフレット等、わりと今の私がしたいタイプの仕事だったので、とりあえず頭を下げてきた。

代表の方も感じのよい男性だった。
早くても7月末からの仕事しかないようだが、連絡もらえるといいなぁ。

とにかく今は仕事をもう少し頑張ろうと思っている。
結婚式やその後の手続きも全部終わり、生活のリズムもできてきたので、とりあえずもうちょい仕事増やしてもいいかなぁと。
今はヒマだけど、最低限の収入しかない。
生活費払って、住民税と国民保険と国民年金払って、携帯代払ったらもう終わり。
せめて飲み代と本代くらいはプラスして、稼がないとね。
住民税、高いしなぁ・・・

一昨日、中野にもらった伊藤たかみの本も、今日の往復でほぼ読み終わってしまった。
あーあ


仕事は仕事、気持ちは気持ち。

2007-07-09 15:23:13 | 仕事
最近、毎日がさらさらと流れていく。
さらさら。

今日、申し込んでいた新たな仕事先から「お話聞かせてください」とメールがあった。
早速、今週にでも詳しい話をしに伺う予定。

この頃、ようやく自分の中で「仕事」と「書きたい気持ち」を分けて考えられるようになってきた。
今までは何とか「仕事」の中で自分の書きたいものを書くことばかり考えていた。
「仕事」で「書きたい気持ち」を満足させようとしていた。
だけど、この頃は、そうじゃない。
「仕事」は仕事として自分が面白いと思えることをやっていこう、自分に向いていることをやっていこうと思うようになった。
それはもちろん、ライターという職業ではあるのだけれど。

例えば、あるライターの友達は、(私から見れば)いつも大きな仕事ばかり請けている。
企画からちゃんとお金がもらえて、プレゼンが通ったら、実際に取材・執筆と着手して・・・。
そうやって、自分の頭にあったものを雑誌などで形に創れるのだから、すごくいい仕事をやっているように見える。
ある程度まとまった単位の報酬ももらえるようだ。

最初はいいなぁ、私もあんな仕事をしたいなぁと思っていたし、比べるたびに落ち込んだりもしていたけれど、最近は自分に向いているのは、小さな仕事をスピーディーに数をこなしていくことだとわかった。
今週行く会社も印刷会社で、おそらく会社案内やチラシやらサイトやらのコピーを書くことになるのだと思う。取材も同行して。

でも、これでいい。
1万とか3万とか、そういう仕事を数をこなして、なんとか生活していくのが自分のスタイルなんだなと思う。
数時間で数万円・・・、これはこれで、決して悪くはないだろう。
こういう仕事はスピーディーに数をこなせなきゃ、話にならないのだが、私にはどうやらそれができる。

そりゃ、超一流のライターにでもなれば、「仕事」の中に自分の「書きたい気持ち」を満足させてくれるものもあるのだろうが、結局のところ、私程度の人間が少々大きな仕事をやったところで、自分の「書きたい気持ち」は満足させられるものではないと知った。

やっぱり、本を書かないとダメだ。
自分が書きたいことを、小説でもノンフィクションでもいいから、
ちゃんと形にして書かないとダメだ。
そうでなければ、どんなにある程度大きな「仕事」で取り繕っても、満足なんてできやしない。

こんなふうに思えるまで随分時間もかかったし、遠回りもしたけれど、
これからは自分のスタイルを作っていこうと思っている。

いわさきっちが、「私は私のお菓子を作らないとあかんねん」と言っていたけれど、私もそう。
私は、私の文章を書かないとあかんねん。

そのことを忘れないよう、「ライター」という仕事と混同しないようにしなければ。
ライターは、生活のため。
私の文章は、私の存在のため。