お弁当を作っている主婦ならわかると思うのだが、食卓に出す料理と違って、お弁当のおかずって難しい。
汁物はダメだし、冷めてまずくなるのもダメ。
タレがいるようなものも面倒だし、冷たくないと美味しくないものもダメ。
料理は好きだけど、お弁当のおかずとなると、なかなかレパートリーが増えない。
私がとっている宅配の有機野菜のオプションメニューを見ていたら、お弁当のおかず用の冷凍ものがのっていた。
冷凍といっても、有機野菜を宅配しているグループが作っているものだから、調味料から素材からすべてこだわって、保存料や化学調味料など一切使われていない。だから値段もお高い。
それでも、いろんな種類が届くし、いつも同じメニューじゃかわいそうだから、これはいいと思って、彼が帰って来たら提案してみた。
「これ、どお?!」(パンフレットを見せる)
「・・・」(彼、見る)
そして、一言。
「できあいものかぁ……」
!!!!!!
もう私のプライドはズタズタだ。
言っておくが、私は「できあいもの」など買ってきたこともないし、冷凍食品だってほとんど使ったことがないから、冷凍庫もからっぽ。
いつも手作りで、それもこだわりの素材と調味料で手間ひまかけて料理をしてきた。
だけど、やっぱりお弁当のメニューには限界があるし、バリエーションがあったほうが彼も嬉しいだろうと思っての「善意」での提案だった。
なのに、返って来た言葉が「できあいものか……」。
何言っとんじゃ、おらー!
よその嫁さんなんか、普通に食卓でも冷凍もんやできあいもん出しよんぞ!
うちなんかこんだけこだわって、うまいもん食わしとるがな!!
何を贅沢言うとんじゃー、おらー!
……と、言いたかったが、そこは抑えた。
大人だね、かおりさん。
はぁ……、しかし、変われば変わるもんだね。
昔は白木屋の料理でも「美味しい、美味しい」と食べていた(らしい)彼が、こんな贅沢なお弁当のおかずに文句を言うようになるなんて。
育て方を間違ったかなぁ・・・
「じゃ、これはどう?」
と同じくオプションの「切り身クラブ」のパンフレットを出した。
いろんな魚の切り身を月に7種類、楽しめるプランだ。
「・・・これはいい。すぐに注文しなさい!」
「はい・・・」
なんじゃー!
なんで命令口調やねんなー!
贅沢! まったく贅沢!!
……と思ったが、口にはせず、「わかったー」と答えておいた。
ちなみに、彼は酔っ払って帰ってきていました。
このやりとりを覚えているのかどうかもわかりません。
だから、私もこんなに冷静沈着なんですね。
ちゃんちゃん。
あー、今日も本当に忙しかった。
というか、まだこれから原稿書かないと……。
その前の気分転換にこれを書いている。
今日は朝から新しい仕事の面談に行った。
同じような仕事の報酬の半額以下だったけれど、自分がやりたい仕事にかなり近かったので引き受けることにした。
お金も大事だけど、やっぱりやりがいが大事!
楽しくなければ、仕事なんてする意味もないし。
その会社が彼の会社から徒歩5分の場所だったので(いわゆるビジネス街にある)、お昼は一緒にパスタを食べた。
「ここのパスタ、おいしいねん」
と言うから、常連なのかと思ったら、
「いや、初めて」と彼は言う。
・・・
こういう「テキトー」なところが彼は多い。非常に。
でも、確かにおいしかった。
まあ、おいしいものアンテナが発達している私は、その店の前を通っただけで「おいしい店だ」とわかり、実は私が提案したのだけれど。
昼間の「ちょっとデート」は終わり、梅田をまわって、阪急の地下でお酒を2本買った。今日から「秋鹿」と「酔鯨」の酒蔵がきていたので。
チーズも切らしていたので2種類買った。
ほくほくして家に帰った瞬間に、電話。
コピーの打ち合わせに来てくれという。
えー!!
さっきまでいた場所から電車で10分のところだ。
ああ・・・また1時間かけて行くのか……
6時から打ち合わせ。
明日までにコピー少しと月曜までにたくさん。
なんか忙しくなってきたぞ!
そのうえ、別の取引先から電話。
ここは本当にいつも無茶ばかり言う。
私の土日をまったくないものと考えている。
「金曜にラフがあがるんで、月曜朝イチでコピー4ページお願いします」だと。
土日にやれってことよね、これは。
それを断れない立場がつらい。
ぷるぷるしながらも、「・・・はい」と答えた。
まぁ、たまたま今週末は彼が実家に帰るので仕事にあててもいいか、とも思って。
そうじゃなければ、たまにはデートでもしたいけどね。
なかなか二人きりの時間はもてないなぁ。ほんと、子作りどころじゃない。
だけど、これくらい忙しくなってくると、「ああ、生きてる!」という感じがする。
どんなお金持ちと結婚したって、絶対仕事は辞めない。
窒息する。
「仕事、忙しくなってきて、楽しい?」と彼が聞いた。
「うん。仕事をしているのが当たり前やったからね。息をしてるのと同じようなもん。だから、仕事がないと窒息しそうだった」
そう言うと、「ほんまにワーカーホリックやなぁ」と彼は苦笑した。
昔は確かに本当のワーカーホリックだったと思う。
でも、今は少し違う。
仕事をしていないと不安で仕方がないというのではなく、現実的にお金のことも気になるし(酒が飲めないから)、楽しいと思える仕事をしたいし、自分が本気で「楽しい」と思える仕事というのが何なのか、よくわかったのだ。
自分が本当にしたかった仕事が少しずつ増えてきた。
だから、今は本当に楽しい。
感謝して、
このままずっと、
いや、できるところまで、
頑張りたい。
まだ「終わる」のは早いしね。
汁物はダメだし、冷めてまずくなるのもダメ。
タレがいるようなものも面倒だし、冷たくないと美味しくないものもダメ。
料理は好きだけど、お弁当のおかずとなると、なかなかレパートリーが増えない。
私がとっている宅配の有機野菜のオプションメニューを見ていたら、お弁当のおかず用の冷凍ものがのっていた。
冷凍といっても、有機野菜を宅配しているグループが作っているものだから、調味料から素材からすべてこだわって、保存料や化学調味料など一切使われていない。だから値段もお高い。
それでも、いろんな種類が届くし、いつも同じメニューじゃかわいそうだから、これはいいと思って、彼が帰って来たら提案してみた。
「これ、どお?!」(パンフレットを見せる)
「・・・」(彼、見る)
そして、一言。
「できあいものかぁ……」
!!!!!!
もう私のプライドはズタズタだ。
言っておくが、私は「できあいもの」など買ってきたこともないし、冷凍食品だってほとんど使ったことがないから、冷凍庫もからっぽ。
いつも手作りで、それもこだわりの素材と調味料で手間ひまかけて料理をしてきた。
だけど、やっぱりお弁当のメニューには限界があるし、バリエーションがあったほうが彼も嬉しいだろうと思っての「善意」での提案だった。
なのに、返って来た言葉が「できあいものか……」。
何言っとんじゃ、おらー!
よその嫁さんなんか、普通に食卓でも冷凍もんやできあいもん出しよんぞ!
うちなんかこんだけこだわって、うまいもん食わしとるがな!!
何を贅沢言うとんじゃー、おらー!
……と、言いたかったが、そこは抑えた。
大人だね、かおりさん。
はぁ……、しかし、変われば変わるもんだね。
昔は白木屋の料理でも「美味しい、美味しい」と食べていた(らしい)彼が、こんな贅沢なお弁当のおかずに文句を言うようになるなんて。
育て方を間違ったかなぁ・・・
「じゃ、これはどう?」
と同じくオプションの「切り身クラブ」のパンフレットを出した。
いろんな魚の切り身を月に7種類、楽しめるプランだ。
「・・・これはいい。すぐに注文しなさい!」
「はい・・・」
なんじゃー!
なんで命令口調やねんなー!
贅沢! まったく贅沢!!
……と思ったが、口にはせず、「わかったー」と答えておいた。
ちなみに、彼は酔っ払って帰ってきていました。
このやりとりを覚えているのかどうかもわかりません。
だから、私もこんなに冷静沈着なんですね。
ちゃんちゃん。
あー、今日も本当に忙しかった。
というか、まだこれから原稿書かないと……。
その前の気分転換にこれを書いている。
今日は朝から新しい仕事の面談に行った。
同じような仕事の報酬の半額以下だったけれど、自分がやりたい仕事にかなり近かったので引き受けることにした。
お金も大事だけど、やっぱりやりがいが大事!
楽しくなければ、仕事なんてする意味もないし。
その会社が彼の会社から徒歩5分の場所だったので(いわゆるビジネス街にある)、お昼は一緒にパスタを食べた。
「ここのパスタ、おいしいねん」
と言うから、常連なのかと思ったら、
「いや、初めて」と彼は言う。
・・・
こういう「テキトー」なところが彼は多い。非常に。
でも、確かにおいしかった。
まあ、おいしいものアンテナが発達している私は、その店の前を通っただけで「おいしい店だ」とわかり、実は私が提案したのだけれど。
昼間の「ちょっとデート」は終わり、梅田をまわって、阪急の地下でお酒を2本買った。今日から「秋鹿」と「酔鯨」の酒蔵がきていたので。
チーズも切らしていたので2種類買った。
ほくほくして家に帰った瞬間に、電話。
コピーの打ち合わせに来てくれという。
えー!!
さっきまでいた場所から電車で10分のところだ。
ああ・・・また1時間かけて行くのか……
6時から打ち合わせ。
明日までにコピー少しと月曜までにたくさん。
なんか忙しくなってきたぞ!
そのうえ、別の取引先から電話。
ここは本当にいつも無茶ばかり言う。
私の土日をまったくないものと考えている。
「金曜にラフがあがるんで、月曜朝イチでコピー4ページお願いします」だと。
土日にやれってことよね、これは。
それを断れない立場がつらい。
ぷるぷるしながらも、「・・・はい」と答えた。
まぁ、たまたま今週末は彼が実家に帰るので仕事にあててもいいか、とも思って。
そうじゃなければ、たまにはデートでもしたいけどね。
なかなか二人きりの時間はもてないなぁ。ほんと、子作りどころじゃない。
だけど、これくらい忙しくなってくると、「ああ、生きてる!」という感じがする。
どんなお金持ちと結婚したって、絶対仕事は辞めない。
窒息する。
「仕事、忙しくなってきて、楽しい?」と彼が聞いた。
「うん。仕事をしているのが当たり前やったからね。息をしてるのと同じようなもん。だから、仕事がないと窒息しそうだった」
そう言うと、「ほんまにワーカーホリックやなぁ」と彼は苦笑した。
昔は確かに本当のワーカーホリックだったと思う。
でも、今は少し違う。
仕事をしていないと不安で仕方がないというのではなく、現実的にお金のことも気になるし(酒が飲めないから)、楽しいと思える仕事をしたいし、自分が本気で「楽しい」と思える仕事というのが何なのか、よくわかったのだ。
自分が本当にしたかった仕事が少しずつ増えてきた。
だから、今は本当に楽しい。
感謝して、
このままずっと、
いや、できるところまで、
頑張りたい。
まだ「終わる」のは早いしね。
言ってくれます。
それでも主婦のプライドが…と
新婚の頃は、がんばってお弁当用のおかずを作ってました。
当時、かおりさんと同じように、
自宅で仕事していたので、かなり頑張ってました。
そのうち、体調を崩してしまい、休業。(ヘタレです。汗)
今は、いい意味で(?)テキトウに手抜きしながら、
時々頑張りながら、主婦してます。笑
最近、夕食の残りをお弁当カップに小分けして冷凍する…
という技を使っております。
朝、お弁当に凍ったまま入れると
他のおかずやご飯の温かみで
昼までには自然解凍なっている…というスグレ技。
お試しアレ。
でも、自然解凍で水っぽくならないんでしょうか?
それが気になる・・・
味が変わらないなら、なかなかいい方法ですね!
試してみたいです♪
私はタフで食いしん坊なので、もう少しはこのまま頑張れると思います。
あ、もちろん、うちのお弁当も夕食の残りも入りますよー☆
朝ごはんとお弁当がまったく同じ・・・という場合もあるし。
でも、ハンバーグなどはまだ一度も夕食で出たことないんですけど、お弁当用に小さいのを作って冷凍していますね。