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明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

最近、どうも弱気な私

2011-01-31 15:15:49 | 生活
朝から元気がなく、とりあえず甘いお菓子を食べ、
おいしそうな料理の写真をひたすらネットで見て、気を紛らしていた。

午後になって仕事のやりとりがあり、ようやく元気に

落ち込んでいたのは、夫がまた東京へ行ってしまったから
先週末、1週間ぶりに帰宅。
土曜日は家に辿り着いたのが夜中に近かったけれど、
それでも日曜日は1日中ずっと一緒にいて、ずっと一緒にゴハンを食べていたので、
とても幸せで楽しかった。

昨日の夜ごはんは、久しぶりに握り寿司をしてあげた。
もちろん、私が握るのである
いろいろお酒も開けたりして・・・楽しかった

それが、また今朝から東京へ……

一人での生活にもすっかり慣れて、一人暮らししていたときの感覚も甦り、
かなり気楽に自由に暮らしていたのだが、
ちょっと一緒に過ごすとまたふりだしに戻る……。

「今日が淋しい」というよりも、
「夫が先に死んだら、毎日こんな暮らしなんやなぁ」と考えてしまい、
それで気持ちが落ち込んで、不安で、どうしたらいいのかわからなくなってしまう。

子供がいたらな……とふと思う。
夫の忘れ形見がいれば、まだ何とかやっていけるかも。
(って、まだ生きてるっちゅうに!)

あー、バカだ、バカだ。
しょうもないことを考えるのはよそう。
最近は、どうも弱気になっていけない。

夫が家に帰って来て、私の机の上の石を見て、
「これなに?」と聞いた。

「あ、金運と仕事運を上げるパワーストーンだよ」と言うと、
「えっ」と、ちょっと引いていた。

私は、自分でも笑えるくらい、とても極端で、わかりやすい人間だ。

身にしみついた「食道楽」がやめられず、
「もし、好きなときに好きなものを食べに行くことができなくなったらどうしよ」と、
そんなことも気になって不安になって、結果、「石」を飾る(笑)

さらには、貯金もしたことないくせに、急に「個人年金しとこうかと思うんやけど……」と相談したり、
今まで調べたこともほとんどないのに、年賀状のお年玉懸賞が当たっていないか調べたり、
占いや風水の本(金運上昇)を読んでみたり……

貯えが少なくなると、急に「懸賞」や「神だのみ」みたいになってしまう。
それもまた、やることが小さい

いよいよ、怪しい壺を買う人の気持ちもわかったり……(笑)

・・・と、こんなバカなことを考えている間にもせっせと仕事しよ!
一生懸命働いて、おいしい料理とお酒にありつく。
そんな人生がやっぱり最高だし、それを守るために今日も頑張る

【告知】
私の日本酒ブログ「ほろほろ酔うて 木の葉ふる」を再開しています。
興味があれば、見てくださいね。
http://blog.goo.ne.jp/kaopi2009



いい人たちに囲まれて

2011-01-28 00:05:27 | 生活
今日はとてもいい日だった。

新しい取引先と面談。
CMとかWEBサイトを主に制作している会社だ。
過去の作品を持って面談に来てくださいということだったので、
いろいろと資料を揃えて行った。

おしゃれ~な白いビルの一室。
面談をしてくれた女性も素敵な方で。
いくつか私の書いたものを見てくださったけど、
「はい、もうわかったのでいいです」と、2つくらいしか見なかった。
「十分です。ちゃんとしたものを書く方だということはわかったので」と。

それで、レギュラーというわけではないけれど、
案件が発生したらお願いしますと言ってくださった。

その方も社内報をいろいろ制作されていたらしく、話も盛り上がった。
とてもいい感じの方だった。

ビルを出たら、「よっしゃー!!」と自然にガッツポーズ。

ああ。
新しい仕事っていいな。

いつもそうだけど、新しい仕事って楽しくて仕方がない。
もちろん、まだ具体的な案件が来たわけではないけれど、
これからくると思うだけで楽しくなるのだ。

今日はその後、別の仕事先の人とのお食事会におよばれしていた。
少し時間があったので、阪急の地下へ。

私の悪いクセで、梅田で時間があると、すぐに試飲のハシゴをしてしまう。
今日は阪急の地下は福井の「一本義」の蔵が来ていた。
ここのお酒は、お水がとても柔らかい。
どのお酒も口に含むと、その柔らかさがまず感じられる。

まだ家にいろいろお酒が残っているので、
1、2種類試飲して、決して買うまいと思っていたのだが、
酒蔵の人とお話している間にどんどん注がれて、
結局、1本買った。

購入を決めて立ち去ろうとしたら、酒蔵の方が言った。
「前もお会いしましたよね?」
「え?」
「年に2回来るんですけど、前もお会いしたと思います」
「あ、そうでしたか?」

みたいな会話があった。

全く覚えていないのだが(あまりにいろんな酒蔵の方とお話するので)
私はなぜかわりと酒蔵の方に覚えていただける。
たぶん、女性で自宅用で購入する人で、
やたら1つ1つを味わい、さらに「お米は何ですか?」とか質問するので、
酒蔵の方にしたら珍しいから覚えているんだろう。

1本購入してもまだ時間が余っていたので、今度は阪神へ行った。
阪神の日本酒売場は阪急と違って、とても場所が悪い。
通路にあって、立ち止まりにくい。
阪神はやっぱりワインに力を入れているなぁと感じる。

それでも、たまにいい酒蔵さんが来るときがあるので、たまに寄る。
今日は行ってみると、雪の松島と片野桜だった。
他の常設してある日本酒をだらだらと見ていると、
片野桜の前にいた店員さんが「試飲どうですか?」と声をかけてきた。

ん?どこかで聞き覚えのある・・・と思ってみると、
いつも阪急の地下の日本酒売場にいて、すっかり顔なじみになっている女性の店員さんだった。

最近、阪急と阪神は合併したので、異動になったんだと思い、
「あれ?阪神に異動されたんですか?」と聞くと、
「私、派遣なんで、阪急の者じゃないんですよ」とのこと。
「え~!!社員の方だと思ってました!」とびっくり。

彼女とはもう10年くらいになるんじゃないだろうか。
すっかり顔馴染みで、私が行くと「これ、お好きだと思いますよ」とか言って、
私の好みそうなお酒を試飲させてくれたりする。
でも、ゆっくり話したことはなかった。

それが、阪急と違って、阪神の日本酒売場は全く人がいないので、
今日、初めてゆっくり話した。

前から、よほどお酒好きだろうとにらんでいたのだが、思っていた以上で、
「家に冷蔵庫3つあります」とか
「古酒部屋があります」とか
「日本中の酒蔵をまわってます」とか
「このお酒の仕事、もう24年やってます」とか
まあ、ホントに日本酒好きな方だった。

試飲のお酒をついでもらって、まるで居酒屋みたいに楽しくなりながら、
そんな話をいろいろと聞いていた。

こういうとき、「お酒が好きでよかったな」と思うのだ。
こんな出会いがあるから。

百貨店の店員さんなのに、こんな親しく話せて。
なんだかとても幸せで楽しい気持ちになった。

その後、ブリーゼへ。
東京の方が来ていて、その接待。
私も東京で取材させていただいたとき、お世話になった窓口の方。

私なんて別に呼ばなくてもいいのに、呼んでくださった。
厚かましい私は、遠慮もせずにご馳走になった。

ブリーゼの中にあるイタリアンのお店。
ビールにシャンパン、赤ワインと、たくさんお酒もいただいたし、
お料理もとてもおいしかった。

今デジカメ壊れていて、携帯で撮ったらボケボケだけど、
おいしそうなのは伝わるかな・・・?







それに、何よりもそこに居合わせた仕事先の5人の方々が素晴らしくいい方たちで。
なんだかとてつもなく幸せな時間だった。

私が一つだけ自信があることがあるな、と今日改めて思った。

それは、めちゃくちゃ人の運がいいということ。
いつも優しくて素晴らしい人たちが周りにいる。
学ぶこと、感動すること、感謝することばかりだ。

なんだかそれを思うと、いつも目の奥が熱くなって、涙が出そうになる。

そして、自分も周りの人たちに見合うように、
少しでもいい人間になれるように、頑張ろうと思うのだ。

そんなことをしみじみと考えながら電車に乗って、駅に降りた。
夫が東京でいないので、最近はいつもタクシーに乗る。
(うちの近所は本当に真っ暗で怖いので)

今日は3人待っていたのだけど、私の番になってやって来たタクシーは、
偶然にも、よく会う運転手さんだった。

こういうのも不思議だなぁと思う。
数十秒違ったら、前の人がこの運転手さんだったのに。

この運転手さんがまた穏やかな口調で話す優しい人で。
「よく会いますね」と、私のことを覚えていてくださった。

こんなちょっとしたことだけど、また幸せな気分になる。

今日はいろんな人と出会って、接して、本当にいい日だった。
また明日も頑張れそうだ

教えるのはやっぱり楽しい

2011-01-25 15:17:45 | 生活
今年に入ってから、いろいろと細かな目標を立てた。

◎日々の目標(8項目)

◎月間目標

◎年間目標

と分けてあり、目標達成ノートも作っている。

今月の月間目標は、「日々の食事記録とカロリー制限(1500kcal以内)」で、
今のところほぼ達成している。
これは来月も引き続き行い、3月までに3キロ痩せることが最終目標となる。
(結婚式の時に戻すぞ!)

それから、年間目標の1つである「月に1社以上営業(新規開拓)」も
今月は既に終え、新取引先との面談までは何とか取り付けた。
明後日、細かな打合せをして、先方の求めるものと私ができることが一致すれば、
すぐにライターが欲しいようだったので、仕事はいただけそうだ。

もっと書かなければならないと、強く思うし、
もっといろんな知識を詰め込んで勉強しなくては……とも思う。

今、塾長に薦められ、
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』
を読んでいる。
久しぶりにこういう本を読んだ。
小説を読むのとは違う脳を使うので、いい刺激になっているのを感じる。
そうすると、なぜか今まで思いつかなかった発想も生まれてきた。

いろんな脳を使って勉強しないといけないなと改めて思った。
脳は使わないと、衰える一方だ。
生活態度もそうだけど、脳も感性も堕落させてはいけない。

また、「教える」というのも、また自分の中の何かが活性化されていくのがわかる。
今、塾で中3は学年末テスト対策に入ったが、
講師の一人がインフルエンザ&身内の不幸でお休みだったり、人員不足だったりで、
何回か代わりに授業をやっている。

授業をやると、やっぱり楽しいなぁと思ってしまう自分がいる……。
趣味やな、これは。

特に昨日は代わりが3回目のクラスだったので、ようやく自分の授業ペースができ、
(普段、1回だけ代わったりすると、なんとなくうまく授業ができない)
生徒との意思疎通も図れるようになったと感じられた。

「手ごたえ」とはこのことで、昨日は生徒からものすごい反応!!

「あ~!!そういうこと!!」
「めっちゃわかりやすい!!」

と、数人から大きな声が上がってびっくりした。
長い間ちゃんと自分で授業をもっていなかったから、こういう反応が久しぶりで。
嬉しいというより、ちょっと動揺してしまった。

こういう手ごたえは、教える者にとってはやっぱり快感で、
「授業やるのは楽しいな……」と思ってしまう。

しかし、もう塾は3月できっぱり終わりにする。
今みたいに授業をもたずに、たまにヘルプで呼ばれて行ったり、
新人講師のフォローをやったりしていると、よけいにしんどいとわかったから。
やるならちゃんと授業をやらないと、楽しくないし、お金にもならない。
かといって、授業を担当したら、本業や家庭に差し障りがある。
これは昔からそうだけど、授業はやっぱり楽しい「趣味」みたいなもので、
「自分の仕事」とは思えないし……。

どこかで区切りをつけないといけないんだよなぁ……

あと、3月までにもう一つ、塾でやっておかないければならないことを昨日見つけた。

今、新人の講師が何人か入ってきていて、
その中に大学生じゃない女性が二人いる。
昨日、その一人と一緒に帰っていて、
「さんのうさんとずっと話したかったんですけど、機会がなくて……」と言われ、
「これは飲み会が必要だ!」と感じた。(なぜそうなる……)

名付けて、「オーバー30、女子会」。(女子って歳じゃないけど)

なんとか長く塾に勤めてもらいたいからなぁ……
自分より随分年下の大学生にはいろいろ相談しにくいと思うので
オーバー30女子で、横の繋がりをしっかり作ってあげたいと思う。

人間関係がよければ、仕事も楽しくなるからね


浪費体質を改善する方法、知りませんか?

2011-01-23 14:36:30 | 生活
ずっとヒマなような気がしていたが、
日記を振り返ってみれば、11月なんてめっちゃ原稿に追われている。
なんだ、12月がちょっと暇だったからって大げさな・・・と、
世界から見捨てられたような気分になっていた自分を冷静に見ることができた。

細々とだけど仕事はあるし、年内から延びていた介護施設のパンフレットの打ち合わせも先日行った。
企画の仕事もなんとか1回目を終えたし、内容によってはライティングも任せてもらえるとのこと
それから、多少金額は落ちたが、バッグブランドのコピーの仕事も引き続き毎月いただけると、これも先日打ち合わせがあった。

しかし、営業は常にしておかなければ、またえらい目にあう
それに最近は小銭仕事ばかりなので、前のようにどーんと1回で20万とか30万の仕事を入れて、最悪仕事がない月があっても安心できるようにしておきたいものだ。

と、なぜか気分は前向き。
不思議なことに、先週木曜日の日付が変わる頃、急に鬱が晴れた
理由は全くわからない。
特に何かがあったわけでもない。

いつもこんな感じで心の中の重たい石がなくなる瞬間というのがある。
あれ?と思う。
そうなると、もう「落ち込みたい」と思って暗いことをいろいろ考えてみても笑えてきてしまう。
この間までうじうじしていた自分がバカみたいに思えてくるのだ。
私の心の浮き沈みは本当に激しい

金曜日に、仕事の打ち合わせが合って、ライター友達のあんこちゃんも同席していた。
(同じ仕事を請けている)
打ち合わせが終わってから飲みに行こうということに

梅田に戻ってきた頃には8時をまわっていたのでしっかりゴハンという感じでもなく、
この間行った、堂島の「酒肴人」へ行った。

小鉢2種
お造り3種盛り
手羽先塩焼き
豚みそ
さわらのカマの煮付け

それに、日本酒を4杯ずつ(?)

料理に合わせて、親方おすすめのお酒が注がれる。
しっかり濃い目の味付けの料理(酒のアテ)に、旨口のお酒。

2年熟成させた萩乃露や、秋鹿のうすにごり。
秋に飲みたかった賀茂金秀の秋あがりや、私の好きな宝剣。
それから、不老泉の特別なお酒なども飲めて、かなり満足

あんこちゃんは私のことをすごく好きだと言ってくれる。
自分では好かれる要素が一切わからないし、身に余る光栄と思うが、嬉しいことだ。
二人で盛り上がって、とても楽しい時間を過ごした。

話している中で、あんこちゃんが
「かおりんはブログで赤裸々にいろいろ書くけど、落ち込んでるときでも、誰かに励ましの言葉とかをかけてほしくて書いてるわけじゃないんやんな?」
と言ってくれて、わかってくれていることに驚きもしたし、それがすごく嬉しかった。

私にとって「書く」ということは、「友達にしゃべる」というのと変わらない。
もっと言えば、私の一番の理解者。
書くと、心の中の整理がつくし、慰められる。
だから、そこで完結している。
でも、読んでもらって、単なる娯楽になったり、
何か心にひっかかるものがあればいいなとは思う。
だから、書くだけでなく、公開する。

「そう。落ち込んでるときこそ、コメントとかいらないねん」
と言うと、「やっぱり」と納得してくれていた。

大人になると友達ってできにくいけど、
去年はあんこちゃんと友達になれて、本当によかったなぁと思った。

しかし、この日は衝撃的なこともあった。
あんこちゃんとお店に行く前、コンビニでお金をおろそうとした。
私は「家計の口座」「自分のおこづかい口座」「自分の貯金口座」の3つを持っている。

「おこづかい口座」から、とりあえず1万円・・・と思ったら
お金が出てこずに、なにやら表示が・・・

「残高が不足しています」

!!!

バクバクいう心臓を押さえて、残高を確かめてみれば・・・

7000円!!

高まる動悸をあんこちゃんに気づかれないよう、そっと5000円をおろした。

頭の中がぐるぐると回って、しばらくはあんこちゃんがしゃべっている内容も頭に入らなかった。
12月の初めは30万円入ってたのに・・・
どーいうこと?

動揺を隠せず、あんこちゃんに今の衝撃的な出来事を告げたら、
「えっ かおりんてほんまにそういう人やったん?!」
と驚かれた。
(ちょうどその前に、お金にだらしないねん・・・という話をしていた)

12月、ほとんど仕事してなかったからなぁ・・・
年末年始でいろいろ入用だったし・・・

あまりの衝撃にガマンできず、帰りに夫にこの件をメールした。

土曜の夕方、夫が東京から一時帰宅。

「ちょっとかおり、座りなさい

と、なにやら真面目な顔。
「はぁ・・・」とため息までついている。

あ、この感じ・・・おかんにお説教くらう時と似てる

「かおりって、ほんまにお金ないねんな」
「なんでそれやのに、飲みに行くんや?」
「ほんまに大丈夫なんか?」
「小学生のお年玉でももう少しあるで」
「俺なんか、全然飲みに行ってないのに・・・」
「はぁ~・・・かおりのことが心配やわ・・・」

・・・いろいろ言われた

反論として、
「人間ってのは、考えようやで? あと1万円ある!と思えるか、もう1万円しかない!と思うか」
と言うと、

「でも、さすがにもう7000円しかない!って思ったやろ?」と夫。

ぐうの音も出ないとはこのこと

それでも、ちょっと半ギレになって、
「いいやん!私のお金なんやから!」と叫び、
「大丈夫!貯金はいーっぱいあるから!」と言って
とりあえず、逃げた。

我が家はちょっと変わっていて、毎月自分の収入からお互い家計にお金を出し合い、
私がそれでやりくりと家の貯金をする。
各自の収入の残りはそれぞれのおこづかい(保険や年金なども含む)となるシステムだ。

私は、さすがに家計はちゃんと守っていて、家の貯金もコツコツやっている。

でも、自分のおこづかいは・・・相変わらず管理できない
収入がいくらあって、いくら出て行くかも全く把握できていない。
財布の中身がなくなれば、お金をおろす・・・という日々。
だから、収入がたくさんあればいいのだが、収入がないと一気に残金が減る。
そして、いよいよ底をついたってわけだ。
しばらくは自分の貯金を崩して生活しなければならない。

でも、なぜか気分は明るい

軽い貧困は仕事のモチベーションになる。
体の底から力が湧いてきて、よっしゃー!仕事バリバリやるで!という気分になるのだ。

それに、なんか面白い。
ルパン三世だって、いつもピンチになると言う。

「面白くなってきたぜ、次元」って

こうやって、私の綱渡り人生は、まだまだ続く。

一時帰宅

2011-01-19 23:17:09 | 生活
昨日は「大阪で会議があるから」ということで、
夫が1週間ぶりに東京から帰って来た

終電だったので12時をまわっていたが、それでも久しぶりに会えて嬉しかった。
2時くらいまでお酒を飲みながらいろいろ話した。

東京での暮らしは、なかなか大変らしい。

出発当日は、前夜も遅くまで仕事で3時間しか寝ていない状態。
寝不足と緊張と、やることの多さでテンパっていて、

「えずいてた

とのこと。

よく芸人でも舞台の前に緊張すると、えずいている人がいるが・・・
あれって、なんだろう?

緊張したからって、私はえずいたことなんかないけど・・・

とにかく、夫は東京第1日目、ずっとえずいていたらしい(笑)

仕事は大変で、東京でも毎晩1時、2時に帰る生活。
マンスリーマンションを借りて住んでいる。
会社から近いことだけがよかったと言っていた。(20分)

そして、夫は仕事が忙しくなると夢でも仕事をしてることが多い。
ということは、精神状態は24時間仕事に追われているわけで、本当に気の毒だ。
どんなに忙しい時でも仕事の夢なんて見ないけどなぁ・・・
でも、長い間会っていなかった友達が夢に出てきて、その日はぐっすり眠れたらしい。
「あいつのおかげや」と言っていた。
そういうのが、夫らしい

そんな話をいろいろ聞いて、久しぶりに楽しかった

お布団を布団乾燥機でほかほかに温めてあげていたら、
「気持ちいい~」って言って、すぐ眠ってしまった。

ほうれん草のおひたしをやたら「こういうのが旨い」と言って食べていた。
食生活悪いんだろうな・・・
それが一番心配

そして、恐れていたことが・・・

2月の最初には帰って来ると言っていたのに、
「2月15日までになった」
とのこと・・・

そうやって、どんどん延長していくんじゃぁ・・・
心配。

今宵、私に優しいのは。

2011-01-17 00:19:59 | 生活
子供の頃からしゃべるのは好きだった。
決してしゃべりは下手なほうではないと思う。
だけど、最近、頭が悪くなったのか、うまいツッコミというか、「返し」ができないことが悩みだった。

相手が面白いことをどんどん言う人や、話し上手な人だと、よけいに「うまく返さないと!」という気持ちになってしまい、結局から回りして終わり・・・みたいなことが最近よくあった。

不思議なもので、「あ、しゃべり下手になったか?」と思うと、どんどんそれを意識して、本当にしゃべるのも下手になってきた。
言いたいことを整理できないし、「ここ!」というときにかんでしまう、うだつのあがらない芸人みたいになっていた。

一昨日、和田さんと久しぶりに二人で飲みに行った。

和田さんとは塾で一緒に働くようになって知り合い、もうかれこれ10年以上の付き合いになる。
私の数少ない男友達の一人である。

出会ったときは二人とも20代だったのに、気付けばもうアラフォー同士。
昔は二人とも尖っていて(曲がっていて?)、いつもくだらないことで言い争っていたのに、今ではおかしなくらい保守的になってしまって。
店を決めるのでも、

「いや、どこでもいいし」
「ここ入ってみる?」
「なんか怖くない?」
「どうする?」
「いや、決めて」
「いや、そっちがいいなら」

みたいなやりとりが行われる始末・・・

とりあえず、男・和田が店を決め、なんとか席と酒にありついた。

それから4時間・・・
ゆっくり二人で話すのが半年ぶりだったこともあるが、とにかくあっと言う間の4時間だった。

「運動神経悪い芸人の気持ちがわかる」という悲しいあるある思い出トークから、
「経験がある人が必ずしも経験がない人より優れているわけではない」というシビアな話、
そして、塾関係のいろんな「すべらない話」まで、たっぷり話して飲んだ。

和田さんは私が話すとよく爆笑してくれる
最近、自分の話でお腹をよじるほど笑ってくれる人なんていないので、それがものすごく嬉しくて

大阪人の女子ならわかってくれると思うが、
大阪に生まれたからには、「かわいい」と言われるよりも「面白い」と言われるほうがずっと人格が上のような気がするわけで

まあ、話していた時はそんなことは全く考えておらず、ただただ楽しかったのだけど、
別れた後にもらったメールに、
「あなたのトークは健在やったよ」
ということが書かれているのを見たとき、ああ、和田様!!と思わず拝んだ。

自信回復
仕事先の人だと、つい「失礼がないように」と意識してしまってうまくしゃべれなくなってしまうけど、自然体でいいんやよなぁ。

とにかく久しぶりに楽しかったなぁ・・・
こうやって2日前のことを思い出してひたるほど、ヒマで孤独な生活である

(ヒマだヒマだと書いていると、本当に私が何も仕事をしていないんじゃないかと心配してくれる人がいるので一応書いておくが、
私は「何もする時間がない!」「寝る時間がない!」というくらいでちょうどいいので、今は一般の人の普通くらいの生活です。)

今日はお風呂から出て体を拭いているときに、
「はぁ~・・・夫が死んだら、毎日こんな感じなんやな・・・」とつぶやいて、さめざめと泣いてしまった。
(お風呂でいろいろと考えていた)

夫と一緒に暮らしていた時は、時々夫が電話をかけてくると、
「もう!仕事中やのに、何よ!
とものすごい剣幕で怒りたおしていたのだが、今は夫からの電話が鳴るたびにウキウキしてとる

「洗濯のやり方がわからない」と電話してきても、
あー・・・洗濯ぐらいなんぼでもしてあげるのに・・・と思ってしまう。
普段は「もうちょっと洗濯物減らしてよ!」と怒りまくっているのに。
夫のありがたみがわかる今日この頃・・・

なくしてわかる幸せってあるっていうけど、ほんまやね。
本当になくす前にそれがわかってよかった。
大切にしよう

お正月に開けた6本のお酒がほとんどなくなってきたので、
今日は新しいお酒を開封した。

「鶴齢 特別純米酒 無濾過生原酒」


鶴齢は、昨年初めて飲んで、今一番好きかもしれないお酒だ。
新潟のお酒らしいキレのよさがありながらも、
お米の旨味をしっかりと残している。

無濾過生原酒だが、食中酒としても十分いける。
とにかく、このお酒を飲んだ瞬間の官能的な感じがたまらなくて。
口の中を撫でるようなまろやかさ。
そして、甘味も酸味もしっかりあるのに、キレがいい。
こういうお酒はたまらんね。

夫がいない間は、なるべくお酒を飲まないようにしようと思っているのだけど、
今日みたいな日は、格別においしいお酒がそばにあると幸せだな。
今宵、お酒だけが、私に優しいから。

見張り役、募集

2011-01-12 11:22:50 | 生活
夫が仕事で東京に行ってしまった
前々から「東京転勤かも・・・」という話はあったのだが。

仕事が大変なのはいつもだけど、チームの一員が病気になったり、
クライアントと意思疎通ができなかったり、ミスを連発したりで、
12月は本当に大変そうだった。
帰宅は毎晩夜中1時。
土日もずっと仕事。
年末年始もほぼずっと仕事をしていた。

そして、先週の金曜日、いつものように夜遅く帰った夫が行った。

「来週から東京行くわ」

出張はよくあるので、「そう。何曜日?」と聞いたら、

「いや・・・」と口ごもる。

それでわかった。
いよいよ来たのだ。東京転勤!!

でも、「とりあえず1ヶ月だけやし」と言うので安心した
でも、「延長はあるかも」と言うので、また不安になった

まあ、2年だろうが3年だろうが、私は絶対にここを動くことはないので、
夫が東京に転勤になったりしたら、単身赴任ということになる。
それは困る。
ちゃんと1ヶ月で帰って来てくれるといいのだが・・・

最初は「あー、久しぶりに独身生活に戻れる!」と嬉しかったのだけど、
だんだん淋しくなってきて、
いよいよ家の中で夫についてまわるようになった(笑)

結局、週末にはできるだけ大阪に帰って来てくれることになった(笑)

ただ、夫はもう本当に正念場なので、淋しいとか思う余裕もないようだ。
それに、少し喜んでいる感じもする・・・
「初めての一人暮らしやなー」と、ちょっとウキウキした口調で言うのを聞いてしまった

東京で別の人たちと仕事をすることで、スキルアップしたいという気持ちも伝わってくる。
この東京長期出張が、夫にとってたくさんプラスになるように祈る。

連休にバタバタと滞在先を決め、荷物をまとめ、旅立った・・・

淋しい・・・

と思っていたけど、そうでもないかな?

お酒を飲み過ぎないように気をつけよう。
誰か見張ってて!

新年は生活をリセットする絶好の機会だ

2011-01-03 14:54:21 | 生活
2011年だ。
年が明けた。

「新年」というのは、いい。
年が変わっただけだというのに、何かタダでいろんなことをリセットできるような、お得感がある。

昨年のダメだった自分も、今年は良くなるんじゃないかとか、
昨年できなかったことも、今年は達成できるんじゃないかとか、
年が明けたというだけで、まるで違う自分のように生きられる。

スバラシイ

この年末年始は、大学を卒業してから初めてといってもいいほど、余裕があった。
毎年、仕事やお正月準備に追われ、バタバタしているうちに年が明けるというのに、
年賀状も年内に出せたし、掃除とおせち準備も済ませて、落ち着いた気分で新しい年を迎えることができた。

例えば、31日は早めに夕食を済ませ、夫と茨木のJK(バー)へ。
年越しブルースライブを楽しんだ。

妹尾隆一郎氏をはじめとする関西ブルースシーンを支えるミュージシャンが続々出演。
思う存分にブルースを堪能。
夫と二人、バーボンを呑みながら、心地良いブルースを聴きながら、年を越す・・・
こんな幸せなことって、ない

ステージも大きく結構広いバーで、ぎゅうぎゅうに人が入っていたのでかなり盛り上がった。
カサさんが歌うとき、客の一人が「That's all right やって!!」と叫んで、
「オッケー」って感じでThat's all rightが始まった。
こういうラフなライブがいいな。
That's all rightはやっぱり名曲だな。ぐいぐいと迫ってくる。

そして、カウントダウン。
夫と一番に乾杯するつもりが、なぜか前に座っていたおっちゃんと乾杯して、2011年が始まった

ライブはまだ続いていたけれど、午前1時過ぎて休憩の時に帰宅した。
いいなぁ、こういう年越しも

元旦は、毎年のように私のオリジナルおせち。
日本の伝統などほとんど無視した酒のアテ・・・


日本酒は、縁起担ぎで静岡の「開運」特別純米を。
このお酒は、一升で2500円もしないくらいで安いんだけど、おいしい。
静岡のお酒らしい、きれいな味わい。
料理の邪魔をしない。
今年の開運はまたさらに磨きがかかってるような気がするなぁ・・・

もちろんこれだけでなく、とりあえず5本を開封。


せっかくの新年なので、ふさわしいものを選んだ。
陸奥八仙の新春祝酒や、萩の露「福を呼ぶ新酒」など。
あとは、いただきものの「わかむすめ」、燗にしておいしい「秋鹿」の限定品。

実は、その他にもまだ開封していないお酒がいっぱいあって、
日本酒冷蔵庫はこんなことに・・・!


ワイン会でお世話になったM井さんにも地元のお酒を贈っていただき、感謝、感謝
おかげで安心して新しい年を迎えることができた

そんな感じで元旦は本気の寝正月
昼から夜中までずっとお酒を飲んで、テレビ見て、寝て、また起きてお酒飲んで・・・という感じで過ごした。

楽しかったけど、こういうのは1日でいいなぁ
「堕落」の予感がした。
逆に、しんどくなる。

なので、2日はわりと早めに起きて、夫の実家へ新年の挨拶に。
お兄さん夫婦も来て、みんなでお母さんの手料理をご馳走になった。
夫のお母さんがお料理上手で本当によかった
毎年、これが楽しみで楽しみで・・・

日本酒も、玉乃光の純米大吟醸と、天の酒の純米大吟醸を用意してくれていた。
お母さんはお酒を飲まないのに、わからないなりに一生懸命おいしそうなのを探してくれる。
申し訳ないけれど、ありがたい。

そして、さんざん飲み食いした後は、毎年恒例のトランプが始まる。
私のコンプレックスの一つに「遊びを知らない」というのがあって、
私は本当にゲームとか、はしゃぐとか、苦手だ

でも、結婚してから、毎年お正月は夫の実家でトランプをする。
これが私にはとても新鮮で・・・
なんと表現すればいいのだろう・・・、あっち側の世界からこっち側の世界にやっと来れたみたいな、そんな気分になる。
気恥ずかしいような、嬉しいような。

ああ、私はもう子供みたいに膝を抱えて、淋しい淋しいって泣く必要もないし、
思春期みたいに反抗的にならなくても存在を認めてもらえるし、
怖がらなくてもちゃんと人を傷つけずに接することができるのだと、
たかがトランプ一つでそんな気持ちになるのだ。
やっと、まともな人間になれたような、大げさだけど、そんな気分。

控えめで優しい、私の新しい家族。
一緒にいると、いつも幸せな気持ちになる。

お母さんは帰りにいつも「景品」を配ってくれる。
これは、ゲームに買った人から選ばせてくれる。
袋の中は、お菓子や靴下、メモ帳などが入っている。

私たちもお兄さん夫婦もいい大人だけど、私はこれがとても嬉しくて。
もう子供みたいに景品をもらうことなんてなかったから。
優しい気持ちになって、家に帰る。
今年もお正月が来たなぁと、実感する。

そして、3日目の今日は朝から洗濯や掃除など、家事を再開。
日常に戻りつつある。
2日掃除していないと、恐ろしいほどのホコリ!!
家をピカピカにして、久しぶりにパソコンに向かった。

さて、今年はどんな年にしようか。

昨年はぐうたらな自分に嫌気がさしながらも、なかなか生活を改善できなかった。
仕事も積極的に行わず、来るものだけをこなす日々だった。
この幸せな日々に慣れすぎて、自分を甘やかしすぎだったと反省している。

だから、新年を迎えたことをきっかけに、いろいろ改善したい。
最初に書いたように、リセットできるのが新年のいいところ。
今年はちゃんと目標を立て、一つ一つクリアしていこう。

   *    *    *

こんな私ですが、今年もよろしくお願いします。
皆様にとって、良い一年となりますように。


うちの不良妻ってどうでしょう? PART2

2010-12-21 17:01:16 | 生活
今年も残りあと10日。
どうも気分が落ち込む毎日。
ブログ更新も少し途絶えてしまった。

19日は塾のミーティング&歓送迎会&忘年会だった。
12時10分の終電に乗ろうと思っていたら、「日曜日は3分ですよ」と、12時1分に素敵なアドバイスを受けた

帰れない。
またですか……

夫に電話すると、快く許してくれ、
「元気やねぇ。リフレッシュしてね」と優しいメール。

結局、カラオケオール。
楽しかったけど、途中、撃沈

老体にオールはもうあかん。

ふらふらで、20歳の女の子に心配されながら始発に乗った。
正直、寝過ごさないで帰れる自信は全くなく、家がはるか遠くに感じられた。

思った通り、気づくと河原町だ。

ふぅ・・・

でも、もう慣れたもので、動揺もショックもなく「やっぱりね」と思っただけ。
それより、「ここからがほんまの勝負やで!」と気合を入れた。
最高で3往復くらいしたことあるからなぁ・・・

そして、次に気づいたときは、総持寺。

ふぅ・・・
降りる駅をまた通過した。

惜しい。
15分早く目覚めていたら・・・

ホームを移り、反対方向へ引き返す。
ああ、このみじめな気分ときたら・・・

ここで寝たら、また河原町やで!と自分に言い聞かせ、目をギンギンに。
その甲斐あって、今度は降りられた!

そんな小さな喜びを胸に、家へ。
ちょうど出勤する人たちが駅へ向かって歩いている。

そうか、月曜日だ。
世の中の人はみんなこうやってまともに会社勤めして、朝から出勤してるのに、私ときたら……
こんないい年になって、娘といってもいいくらいの年齢の大学生とはしゃいだりして……
おまけに主婦やのに、オールって……

あはは・・・
なんだか乾いた笑いがこぼれた。

駅へ急ぐ人たちとすれ違うたびに、ダメダメ人間な自分をまた感じて落ち込んだ。

たまらなくなって、一句詠んでみる。

 「朝帰り 世の人は皆 急ぎ足」

あはは・・・
なかなかうまくできたので、自嘲気味にmixiでもつぶやいてみた。

家に着き、ぐっすり寝ている夫の横にもぐりこんだ。

昼頃、目覚めると、夫はもういなかった。
メールして、「気分が悪い」というと、「大丈夫?」と心配してくれる。

夜、帰宅してからもとても優しいので、
「優しくしないで!そんなことしてもらえる人間じゃないねん」と言うと、
にっこり笑って、
「うちの不良妻ってどうでしょう?パート2を楽しみにしてるな」と言われた。

!!!

また公開謝罪ですか・・・わかりました。

私は飲みすぎて終電をなくし、大学生の子とオールするようなアラフォー不良妻です。
何度も電車を乗り過ごす、学習能力ゼロの大バカ者です。
もう二度といたしません。
ごめんなさいわーん!

まくれーん刑事気分

2010-12-17 23:31:59 | 生活
企画の仕事、8案出して7案通った。
まあ、いい感じのスタートだ。
この仕事の話を持ってきてくださったコピーライターの方は、結構すごくて。
経歴ももちろんだけど、仕事のやりとりを見ていて、
「あー、みんなスゴイなぁ……、私ってほんまにダメライターやなぁ」と思う。
別に卑下しているわけでも落ち込むわけでもなく、単純に。
そして、もっと頑張ろうと、そんな気持ちになる
これはいいことだと思う。

夫は最近仕事がかなり大変で、帰宅はほぼ毎日25時。
これで帰ってからまだ仕事しているときもある。

昨日はあまり仕事がうまくいかなかったようで、少し荒れていて(?)
家に残っていた日本酒を次々に空にしていった

夫がよく言うのが、「最近、仕事する人たちがみんなすごいねん」。
「ほんまによくできる」「頭の回転が速い」「俺は全く太刀打できない」等・・・

でも、私は言うのだ。
それは、あなたが勝負するステージが上がったからだよ、と。
仕事は自分より下やと思う人たちの中でやっていたら、それまでやで、と。
もちろん、自分より上の人たちの中で仕事をするのは、人より努力しないとだめだし、
何より精神的にしんどくなるけど、でも、自分を高められる。

だから、私も今回のことを「やっぱりいい出会いだったな」と、実際に仕事をしてから実感した。

私が思う、仕事ができる人の共通点。
まず、レスが早い。
メールでも何でもそうだけど、とにかくレスが早い。
それから、NOというとき、必ず代案(提案)がある。
単に「ダメです」とは言わない。
そして、自分で勝手にやらない。
できる限り、こちらに任せてくれるし、相談してくれる。

「仕事ができる」=自分が一緒に仕事をやりやすい人。

だから、私もなるべく上記のようなことは気をつけている。
まだまだ足りないところはあるけれど……
でも、こういうことも、やっぱり自分よりできる人と一緒に仕事をして初めてわかること。
頑張って勉強させてもらおう。

今回、企画の中で1つ、ウイスキーのことを入れた。
もし、これが最終に残ったら、ライティングもさせてもらえたらいいなぁ。
(一応、アピールはしておいた

今日はもう夕方に仕事を切り上げた。
久しぶりに夜、家にいるので、恒例の一人居酒屋を楽しみたかったからだ。
ギリギリまで頑張っていたからお腹が減って倒れそうだったけど、
・鯖の味噌煮
・きんぴら
・かき揚げ
・サラダ
・水菜と豚肉の煮物
を作って食べた。
これだけ作るとやはり1時間近くかかるが、人の10倍くらいは食い意地が張っているので、
おいしいものを食べるためなら、どんなにお腹が減っていても頑張れるのである。
我ながらいつもこの食い意地には驚く

お腹を減らしてフラフラになりながら料理をしていると、「ダイハード」を思い出す。
「なんで俺がこんなことしないといけないんだよ!」と思いながらも、闘うマクレーン刑事。
私も「なんで私がこんなことしないといけないんだよ!」と言いながらも料理をする。

んー、ちょっと例えが悪かったかな・・・まあ、いいか

きんぴらは、ブロッコリーの茎の部分を残しておいて、それとにんじん、じゃがいもで作る。
これがまあ、酒に合うので止まらない。
ブロッコリーの茎は、本体(花?)より好きなくらいだ。甘い。
かき揚げは、お馴染みの、さつまいもと玉ねぎに青海苔を加えたやつ。
サラダは大根と長いもをゴマドレッシングで。

全部おいしかった!

やっぱり「おいしいごはんが、いいごはん」だなぁ。←リラックマ名言

日本酒がないのが残念だったけど、味付けの濃いものばかりだったし、
めちゃくちゃ好きな「瑞泉 うさき」という黒麹の泡盛なので、おいしく食べられた。
このうさきは結構やみつきになる。
普通の泡盛とは違って、どちらかというと日本酒に近いほどきれいな味わい。
だけど、私みたいな酒飲みにはちょうどいい濃さもあって。
(夫の親友の沖縄にいる原田君がくれた)

とりあえず、今日もいい1日だった。
久しぶりに家から一歩も出ず。こういう日が本当に好き。
明日はお酒と本と白髪染めを買いに行こう。

⇒結局、美容院に行くのがあまりにもイヤすぎて、家での白髪染めに初挑戦することに。
 この間、「美容院行かないと」と書いてから、どれほど経つか・・・
 どんだけキライやねん?

冬の日の焼き立てバターロール

2010-12-15 11:22:48 | 生活
今日は朝から仕事もはかどっている。

これから企画の原案を立てるのだが、その前にちょっと休憩

昨日はクリスマスが楽しみじゃない・・・みたいなことを書いていたけど、1つだけ楽しみなことがある。
それは、クリスマスのお料理やケーキを作ること。

2009年


2008年


2007年


結婚してからのこの3年間を振り返ってみた。

写真を見るといろんなことを思いだす。
去年は料理に凝った分、ケーキはあきらめたんだったなぁ。

今年は久しぶりにブッシュ・ド・ノエルを作ろうと決めている
うまくいくかな?

昔、家には大きなオーブンがあって、それで小学2年生の時からずっとお菓子を作っていた。

子供の頃、冬になるといつもおかんがパンを焼いてくれた。
コタツの中で発酵させるのだ。
大きな板の上でパン種を打ち付けて、何等分かにして、麺棒で伸ばし、くるくると巻いていく。
私の大好きなバターロール。
一緒にくるくる巻いたり、カメさんを作ったり・・・

パンが焼けると、家中に香ばしい匂いが漂って、わくわくする。
焼き立てを頬張る。
熱いけど、この焼き立てが大好きだった。

飼っていたサクラブンチョウのチルちゃんにちぎってあげる。
チルちゃんもこれが大好物だった。

でも、今思えば、やっぱり素人の作るものだったんだろうな。
翌日になると、パンはカチカチになるのだ。
焼き戻すと食べられたが、焼き立てとは比べ物にもならなかった。

私が7歳の頃からおかんはフルタイムで働いていたし、
イベントも旅行も外食もない、冷めた家庭ではあったけれど、
いつもおかんのバターロールのことを思いだすと、あったかい気持ちになれた。
寒い冬の日の、楽しくてあたたかい思い出。

一人暮らしするときも、おかんに頼んでそのオーブンをもらってきた。

今のオーブンみたいにいろんな機能はついていなくて、温度を自分で調整する。
それも、上火と下火をバラバラに。
半分壊れかけていて、友達にも「年季入ってるね!」とびっくりされていたが、なかなか捨てられなかった。

結婚する時に、さすがに買いかえた。
ずっと欲しかったデロンギのコンベクションオーブン!

でも、このオーブンに替えてから、ケーキがうまく焼けない

火の通り具合とかが違うからだろうな。
たびたび作ってこのオーブンのクセに慣れていけばいいのだろうけど、
今はクリスマスと合わせても年に2回くらいしかお菓子は作らないし・・・

スポンジがうまく膨らまないのを見るたびに、
子供の頃から使っていたあのオーブンが懐かしく感じる・・・。

今年はうまく焼けるといいな。
実家にいた頃はクリスマスにブッシュ・ド・ノエルをよく作っていて、
飾りの柊(ひいらぎ)の葉を、おかんが隣の庭からちょいと拝借してきてくれたものだ

そんなことも懐かしく思い出す。


淋しい師走

2010-12-14 15:00:07 | 生活
昨年も書いていたが、
一体いつからクリスマスに興味がなくなったのだろう・・・

家を建てる前は、一戸建てに住むようになったら、イルミネーションとかキラキラさせて、
リースを玄関のドアに飾って、
クリスマスらしいことをしたいと思っていたのだけど、
それもしないままで、12月は流れていく・・・

家の中もクリスマスらしくしたいと思い、久しぶりにいろいろ飾りを出そうかと思ったんだけど、
それもしないまま・・・
(昔はちゃんとやっていたので、結構いろいろ持っているんだが)

それよりも、お正月のほうが楽しみで仕方がない。
夫と二人、わくわくしながらお正月を待っている。

お正月バンザイ!

お正月サイコー!

のらくら過ごして、朝からお酒飲んでても罪悪感を感じないのって、お正月だけやもん(笑)

お正月にお義兄さん夫婦に会って、おせちの話をしていたら、
「作っても食べないから作らない」と言う。

二人ともお酒を飲まないからだろうなぁ・・・

おせちって、最高のおつまみやのに。

去年はほんま、31日の夜に作り始めて悲惨な元旦やったので、
今年は30日くらいからきちんと用意し始める予定だ
あとは、例年のごとく、びりけんのローストビーフ。
今年も予約済み~

あとは、お正月用のお酒を仕入れてこないとなぁ。
「10本くらい注文しといて!」と夫。

飲む気やなぁ・・・この人!

と、仕事もしないで、気持ちはすっかりお正月へ向いている私。
サボってないで、ちゃんと仕事せな・・・

12月に入ってから、夫も友達も仕事関係者も、周りがみんな「忙しい、忙しい」と言うので、
なんだか自分だけがサボっているような気持ちになる。

私もそれなりに毎日仕事はしているんだけど、
自分のピークと比べたら5分の1くらいの仕事量なので、なんか仕事している気にもなれない
世間から取り残されていくような気分だ・・・
去年は後半、毎日忘年会やったのに、今年はあと4つか5つやしなぁ。

周りが自分より忙しいと、こんな淋しい気持ちになるもんやと、
初めて知った2010年師走

うちの不良妻ってどうでしょう?

2010-12-09 14:24:36 | 生活
「俺に謝罪するんじゃなく、ブログで自分の悪事を書き、公開謝罪しなさい

と夫が言うので、昨日のことを書く。

昨日は、友達とびりけんに行った。
相変わらずおいしくて、お酒も進み、楽しくしゃべっているうちに、またもや「びりけんマジック」が!
「え!もうこんな時間?!
気づくと11時半近い!

慌てて帰り、友達と別れて私はJRに乗った。
大阪0時ジャスト発の電車。

特に酔っ払っているというわけでもなかったし、記憶もしっかりしていた。
夫に「今から乗ります」とメールし、電車に乗った。

座れてラッキー!

ちょっと他の人にもメールしたりして・・・

なんか眠いなぁと思って・・・

だんだん意識が遠のいていって・・・

・・・・・・・

はっ!!!

どこ?ここ?!

慌てて窓の外を見たら、なんと「山科」!
京都駅の次の「山科」!

電車が動き出しそうだったので、とりあえず飛び降りた。

ああ・・・

またやってしまった・・・

向いのホームを僅かな希望を持って眺めてみたが、既に終電は終わっている。

夫からメール「まだ着かないの?」
私の返事「なぜか京都にいる」
夫の怒り「また?!

初めて降り立った山科の駅。

タクシーを探して乗り込む。

眠いし、気分悪いし・・・

そして、また寝過ごしてしまったという自己嫌悪
立ち直れん・・・

また、タクシーの運ちゃんが、ちっとも道に詳しくなく、
「山崎です。サントリーの裏のほう」と伝えたのに、
「サントリーですよ」と連れて行かれたのが、なんと長岡のサントリービール工場!!

なんでやねん・・・

「ウイスキーですよ!ビールじゃないです!山崎って言ったじゃないですか!
さすがに声を荒げて怒ってしまった。
運ちゃんも多少おろおろ・・・

さらに、車に弱い私は、だんだん気分が悪くなってきてしまった。
そういえば、一昨日の夜、めっちゃお腹すいてるところにビール流し込んで、
塾でお刺身もらったからそれを食べてたらおいしくて、日本酒ガンガン飲んで、
結構朝から胃の調子悪かったのに、びりけん行ったら「あれ?調子いいぞ」と
おいしくて食べまくって、飲みまくって・・・

今頃、また調子悪くなってる・・・
疲労困憊で家に辿り着いた

今朝、起きて夫に「ごめんね」と謝ったが、
「この不良妻!」とお怒り。
「私だって好きで京都まで行ったわけじゃないんだから・・・」
と言い訳すると、
「お金ないとか言いながらタクシー代ばっかり使って!その金で俺も飲みに行けるやんけ

確かにタクシー代7000円は痛かった!
もう1回飲めるよなぁ・・・

夫の気をしずめようと、ふざけて、
「『うちの妻ってどうでしょう?』のネタにしていいよ」と言うと、
※注※そういう漫画があるんです。

「・・・俺はそんな連載もってないわ!
とよけい怒られた。

そして、

「俺に謝罪するんじゃなく、ブログで自分の悪事を書き、公開謝罪しなさい

と。

以下、謝罪。

私は飲んで電車に乗って寝ると、ほぼ100%乗り過ごし、
タクシー代ばっかりかけてしまう大バカ者です。
夫が出張で疲れて帰って来た日も夜中まで飲み歩いている不良妻です。
ごめんなさい。

文化的な生活を営む毎日

2010-12-08 13:50:11 | 生活
今週は仕事もポツポツで、1日に数時間しか仕事をしていない。
細かい仕事を地味にこなし、日に5000円とか1万円とか稼ぐ・・・
そんな日々。
今日の飲み代は今日稼ぐ!という日雇い労働者みたいになってきた

でも、こういうのも悪くない。

昨日も書いた話だが・・・
いつも仕事や家事に追われているから、たまに時間ができると頭と体を休めたくて、
お酒を飲むかテレビを観るかで、グウタラと過ごしてしまってきた。
昔はテレビなんて観ることほとんどなかったのになぁ・・・

この「堕落」と「脳細胞の衰え」を回避するためにはどうしたらいいのだろうかと考え、
昔のように文化的な生活を営もうと思った。

文化的な生活……
この定義も難しいが、私なりの文化的な生活というのは、まず、クリエイトすること。
それも、仕事(報酬が発生しない)にはならないクリエイト。
例えば、このブログを毎日せっせと書くのもそうである。

それから、久しぶりに毛糸と編み針を納戸から取り出してきて、せっせと編み物をしている。
山のように昔の残り毛糸があるので、何か編まないともったいなくて。

うちは母親が手芸のセミプロみたいなものなので、
子供の頃からハギレと毛糸と刺繍糸とボタンに溢れた家で暮らしており、
その影響で10歳くらいから編み針を持ったりミシンをかけたりしていた。

不思議なもので、姉は一切そういうことに興味を示さなかったのだけど、
私は基本がオタクだから、とにかく母親が「もうそんなに根をつめるのやめなさい」と心配するくらい、ひたすら何か作っていた。
誰に教わったわけでもないんだけど、それだけやっていれば自然と技術は向上し、
5色くらい編み込んだり、縄編みをしたりと、人が見ても「手編み」とは気づかないようなものが編めるようにまでなった。
高校の時は、「彼氏に編みたい」とセーターを編んでいるクラスメイトの手伝いをして、
襟ぐりとか袖の後始末なんかをひたすら引き受けてやってあげたものだ。
(私の10代の頃はまだそんなプレゼントも流行っていたんだよなぁ・・・時代やね)

でも、大人になると時間もないし、逆にお金があるからいくらでも既製品を買えるし、
編み物とかするのがバカバカしくなってしまって

だけど、久しぶりにやってみると面白いし、何年もやっていなくても手先が覚えていて、
アラン模様でもサクサク編める

もうわざわざ毛糸を買って来てセーターを編んだりはしないけど、
とにかく小さなダンボールに3箱くらいの余り毛糸があるので、これを何か再利用したいと思っている。
手っ取り早いのは室内履きとかレッグウォーマーだな。
別に誰に見せるわけでもないし、家で履くだけだし、あったかいし

あとは、今年流行のスヌード。
お店で買おうかなぁと思ってみていたんだけど、「こんなん編めるやん!」と思って、今編んでいる。

しかし・・・去年もそう思って、室内履きを編み始めて、結局仕事が忙しくて途中で終わったんだよなぁ
今年はそうならないことを祈る!

やっぱり結婚したら師走は少し仕事を減らし、ゆっくり過ごすべきだと昨年末に悟った。
そして、忘年会も12月に集中させない。

昨年は12月半ばからほぼ毎日飲み歩くという怒涛の忘年会10連発をこなし、
さらに仕事もきゅうきゅうで、そのうえ塾も講師がいなかったから、冬期講習だけで30コマ以上任されていた

今でも忘れないが、年末2連続で朝まで飲んで、その後仕事して、
31日にフラフラで元旦の準備を始め、おせちを作り出したのが夜の10時!!
夜中の3時か4時くらいに出来上がって、倒れるように眠った。
そして、元旦から夫と年賀状を必死に書いて投函して、仕事の請求書を作成していた・・・
本当にとんでもない元旦だった

今年は絶対あんなことにならないよう、28日までできっぱりと仕事を終わらせ、
29日~4日までしっかり1週間お休みをとる!
年賀状も20日までに出す!絶対!!!

・・・さて、この決意はどうなることやら?

このままのんびり文化的な生活を送りながら年を越せるのか?
どんでん返しがありそうで、ちょっと怖い

夕暮れ時の美術館と親孝行

2010-12-06 16:34:41 | 生活
今年は久しぶりに紅葉がきれいだったと聞く。
蓮華寺か祇王寺か、浄瑠璃寺か・・・
お気に入りの寺に紅葉を見に行きたいと思っていたが、タイミングが悪く行けなかった。

昨日、2時間ほどあったので、せめて近所の紅葉名所でも行こうと、夫と大山崎山荘美術館へ。
季節ごとに訪れるこの山荘は、いつ行っても美しいが、紅葉の時期は格別だ。
今の家からは歩いて15分程度。
山荘に着くまでの道の脇のモミジも真っ赤に燃えていた。
今年の紅葉がいいというのは本当らしい。



4時頃で日が暮れかけていたのが残念。
もう少し明るい日が差していれば、もっときれいだったはず。



大山崎山荘美術館へ行った目的は、紅葉ともう一つ。
今、館内では「民藝誕生」という展示を10月からやっていて、それが今月12日までだったのだ。
紅葉の時期に合わせて見にいこうと思っていたのだが、展示期間はあと1週間!
危うく間に合わないところだった。

2階のテラスから見えるモミジはほとんど散ってしまっていて残念だったが、
この美術館に来るといつも感性が潤う。

李朝の器の素朴でいて凛とした美しさ。
河井寛次郎の大胆で味のあるスリップウェア。
私の好きな濱田庄司の葡萄絵の水差し。
淡く穏やかな桃色を出した辰砂の壺。

江戸時代の唐津の小壺。
派手さはないのだが、その中に潜むしみじみとした控えめな美しさに心惹かれた。

どれも素晴らしかったが、今回長い時間眺めていたのは、清の「餅花手呉須大鉢」だった。
呉須というのは、私が持っている器でいえば、こんなの↓


これは河井久氏(河井寛次郎の甥にあたる方)の作品で、実家にいるときから使っている私のお気に入り。
もう20年近くは使っているかな。
酸化コバルトという成分の入った染料で、釉薬をかけて焼成するとこのように藍色になる。
土っぽい器ばかりの食卓も、この呉須の器が1つ入ることでぐっと引き立つ優れものだ。

でも、これまで呉須というと、こんなふうに「藍色」だと思っていたのだが、
ここに展示されていた清の大鉢は違った。

表現するなら「瑠璃色」。
これ以外にないと思う。

というか、この間、国語の授業で「瑠璃色」という表現が出てきたとき、
「紫がかった青色」と他の講師が説明していたのを聞いて、
色の表現って難しいなぁ・・・、これ以外に表現の仕方ないもんなぁ・・・と思っていたのだ。

だから、この大鉢を見た瞬間、「あー!これやぁ・・・瑠璃色・・・!」と思った。
私の持っている藍色の呉須の小鉢より、もう少し紫がかっているのだ。
その色の美しさにしばし見とれ、動けなくなってしまった。

なぜ自分がこんなにも器が好きなのかわからないが、
とにかくいい器はいくら見ていても飽きないし、感性が刺激される。
そして、とても穏やかで幸せな気持ちになるのだ。

この時も幸せいっぱいになり、2時間しかなかったけど、やっぱり来てよかったと思った。

それから、安藤忠雄氏建築の別館でモネの「睡蓮」を観た。
何度観てもやっぱりいい。

そんな感じで、とても素敵な日曜の夕方を過ごした。

それから6時に高槻で私の両親と待ち合わせ、4人で食事した。
年に2回ほど、4人で外食し、私たちが両親にご馳走する。
京都のちょっといい料亭へ行くこともあるが、今回は高槻で済ませた。

店は・・・まあ、フツー。
ううーん・・決しておいしくないわけじゃないんだけど、
最近は「めっちゃおいしいもの」じゃないと満足しなくなっている。
「フツーにおいしい」ではもうダメだ・・・



鹿児島産黒豚のしゃぶしゃぶコースを食べた。

コースはお腹いっぱいになったし、ちょっと珍しいものも食べられた。
これ↓


四川風鶏肉の甘辛炒め
この山ほどの唐辛子の中に、鶏肉が入っている。
見た目は恐ろしいが、風味だけで辛くはない。

料理はともかくとして、とりあえず、両親が嬉しそうなのでよかった。
一緒に外食したのは夏以来だったこともあり、二人ともずっと楽しそうだった。
そして、60、70歳の年寄りとは思えないほどよく食べた。
相変わらず食欲は衰えず!!

いつもうちの両親はよくしゃべって、夫はほとんど口を挟むこともできないのだけど、
今回はいつもに増して父親がしゃべりまくりだった。
夫はほとんど相槌のみ・・・
そして、お酒に関する雑誌の記事を切り抜いたものをいっぱいくれた。

姉ファミリーがシンガポールに行ってしまい、姪っ子とも会えなくなったので、両親は淋しいのかもしれない。
家も近いのだからもっと会いに行って、一ヶ月に一度くらいはご飯も一緒に食べないといけないな、と思った。
父親の期待を思い切り裏切って、定職にも就かずにワガママいっぱいで生きてきた私は、
まだ何も親孝行していないなぁと感じる。

もちろん、夫の両親にも。
夫の両親はうちと違って、本当に控えめで体も弱いので、
私がずっと健康でいて、一生大事にしてあげないといけないと思っている。
でも、いろいろしても「申し訳ない」と逆にすごく気を遣うタイプだし、このバランスが難しい。
食も細く、うちの両親の4分の1くらいしかご飯を食べないし・・・
親世代の健康が気になる歳になったなぁ

さて、帰宅後、父親からお礼のメールが来た。
「いつも夫婦仲がいいので、親としては安心」
と書いてあり、少しは親孝行できているのかなとしみじみしていた。

しかし、そのメールには、こんなことも・・・

「次回は、京都の『和ごころ 勝』のような和食でお願いします」

えっ!催促ですか

こういう遠慮のなさが、自分とそっくりで血の濃さを感じるね・・・