goo blog サービス終了のお知らせ 

明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

ふき

2011-05-13 18:43:19 | 生活
今日はいっぱいコピーを書かないといけなかったのに、久しぶりに晴れたものだからお庭が気になって外に出た。
長雨で花がしおれたままになっているものや、やたら成長しているものなどあり、結局午後はずっと手入れ。
暑くもなく、風が心地よかった。

モッコウバラはせっかく満開になったのに、すっかり花が枯れてしまっていた。
一番きれいなときに雨が続いて、本当に残念だった。

でも、ツルバラが咲いた
早速、1輪いただいて、玄関に飾った。
やっぱりきれい。



枯れた花を摘み取り、伸びすぎた葉を切り・・・
そんなことをしていると、時間が過ぎるのはあっという間。

もう1つの大事な仕事は、虫退治。
ナメクジ、ダンゴ虫、ムカデの小さいやつ、黒とオレンジのしましまの毛虫……
そんな虫がそこらじゅうにいるわけで

この家に引越す前もベランダでお花を育てていたが、やはり土のあるところはぜんぜん違う!
うじゃうじゃいる。
虫との闘いなしには、きれいなお花も野菜も育てられないので仕方がないな。

最初はいちいちびびっていたが、人って何にでも慣れるもので、もうなんとも思わない。
薬まいたり、つまみ出したり(手じゃないよ)、そうやって退治していく。

たまに思いがけないところにいたりすると、さすがにびびって「ひっ!」とか言ってしまうこともあるが

そうやって手入れをしていると、横の畑のおじさんが「こんにちはー」と声をかけてきた。
いつも野菜をくれる優しいおじさんだ
これまでに、冬瓜、ねぎ、さつまいもをいただいた。

私が近寄っていくと、
「ふき、食べる?」と聞いてきた。
「はい、大好きです」というと、
「じゃあ、これあげる」と、畑でとったばかりのふきの束を指しだしてくれた。

実は私、ふきが大好き
「うわー!うれしい~!ありがとうございます!」と興奮していると、おじさんも満足げな様子でこう言った。
「あんた、何でも食べるんやな」
「はい(笑)」
「料理好き?」
「はい」
「そりゃ、いいね。40や50歳になっても料理しない人はしないからねぇ」

そう言って、おじさんは帰っていった。
誰か身近な人で料理をしない人がいるのかな、と思った(笑)

私も自分の庭で少し収穫して家に戻った。

↓今日の収穫
左から、サニーレタス、レモンバーム、ふき、青ねぎ。


サニーレタスは育てるのも簡単だし、ちょっと緑がほしいなーというときに使えるので便利。
1つ50円くらいの苗を2つ買って育てているのだけど、こんなふうにたくさん収穫するのは3回目。
次々に葉が出てくるので、まだしばらく食べられそう。

青ねぎも同じく、ちょっと味噌汁に…冷奴に…と、大活躍。
今日は収穫しなかったが、パセリも同様。あるとめっちゃ便利だ。

レモンバーム以外にもハーブ、タイムとローズマリーとワイルドストロベリーを育ているけど、このレモンバームはめちゃくちゃ強い。
虫にも食われないし(匂いがきついからだろう)、ほっておいてもスクスク育つ。
「え?!」ってびっくりするくらい育っていることがあるが

乾かしてハーブティーにしているが、飲んでも飲んでもキリがない。
何か別の使い道を考えないといけないなぁ……

まあ、そんなことを考えつつ、大好物のふきをもらって気分が浮き立った。
早速、下ごしらえをする。
板ずりして、ゆでて、水にさらして、皮と筋をとって。
さらに、葉もゆでて水にさらして絞って切っておく。
はっきり言って、とんでもなく面倒な作業だ。
でも、ふきを食べたい一心で黙々と筋をとる。私の食いしん坊魂は強力だ。

面倒だけど、ゆでて皮をむいたふきの美しいこと!
新緑のようにやわらかくて瑞々しい緑にハッとさせられる。



きれ~い

とりあえず下ごしらえはできたので、今日と明日でゆっくり料理しよう。
半分は、やっぱり青煮だな。
もう半分は、きんぴらにしよう。
ふきの葉は何かおいしい食べ方あるかな?(知ってたら教えてほしい)

春の味覚。
旬のものは、こうして料理するだけでも、心が豊かになるような気がするから不思議。

しかし、下ごしらえをしているうちに、すっかり夕方になってしまった
午後からまったく仕事してないのに……

来週、月曜日に急に新しい仕事が入って、それが初めての分野だから資料も読み込んでおかないといけないし、
コピーも急ぎで入ってきて、やらないといけないことはいっぱいあるのにな……
こんな優雅な午後を過ごしている場合ではなかったのだ。

ただ、夫が東京出張で明日の晩まで帰って来そうもないので、今日の夜と明日やったらいいかーという甘えた気持ちもあり
そうして結局またこの週末も衣替えできないのかなー・・・


自然との贅沢な付き合い方

2011-05-11 22:02:23 | 生活
昨日から雨が降り続いている。
さっきはこれまでこの家では聞いたことのないような激しい雨音が響いていた。

今、少し小降りになって、カエルのうれしそうな大合唱が始まった。
私の部屋に流れるメンフィス・スリムと交じり合う。

いい感じや。

この家もカエルの鳴き声が聞こえるのが嬉しい。
その前に住んでいた2軒の家と比べたらかなり声は小さいが、それでももうこの時期にカエルの鳴き声が聞こえない生活というのが考えられない。
若いとき、上新庄で暮らしていた時期が4年ほどあって、あの頃は新幹線と車の音しか聞こえなくて淋しかったな……

夫がこの町を好きになってくれたことに、私は言葉では言い表せないほど感謝している。
人口3万人、町の3分の2が山という、住所が「郡」という大阪では珍しい小さな町の中を転々として、もうこの家が4軒目。
どんだけこの町が好きやねん?!と思う。
でも、自分が生きてきて出会ったたくさんのものの中で、心から愛しいと思えるものの一つだ。

規模は小さいけれど、山がいつもそばにあった。
そして、今はもっと近づき、山の麓に住んでいる。

大きな震災が起きて、自然の脅威にさらされた人もいれば、改めて自然の恵みに感謝する人もいる。
でも、私にとって自然というのは、ただただ愛しいものにすぎない。
自然の恩恵を受けて生活しているわけでもなければ、自然と闘いつつ共存しているわけでもない。
ただ、いつもそこにあり、美しく、愛しいもの。

そういう感情をもてることが、贅沢だったんだと気づく。
本当に自然と共存して生きている人たちとは違う。

大学生の頃、日本中を旅していて、雪が見たい一心で12月に訪れた青森。
「旅人にとっては美しいだけの雪も、我々にとっては敵でもあるんですよ」
といわれた、あの言葉が忘れられない。

もっと多くの人々の暮らしを見たいと切実に思った。
自分とは違う人たちの。

過ちも許される歳だった。

そんなことを、雨音を聴きながら想う。

雨ばかりなので、今日は雨上がりに撮ったお花の写真でも
明日も雨らしいので、枯れてしまわないか、ちょっと心配だけど。



ロベリアが咲いた。
写っているのは2色だけど、4色ある。

あっという間に、こんなに育った。





丸窓の前のバラのアーチは、右のモッコウバラが先に咲いて、うまくアーチにはなっていない。



左側の赤いツルバラが咲いたら、アーチになるんだけどなぁ…


でも、モッコウバラ、きれいに咲いてくれました。
ありがとう

この雨があがって、暖かくなったら、きっといっぱいほかのバラも咲く。
楽しみだ。

ゴールデン・ウィーク終了

2011-05-09 14:42:59 | 生活
さて、何から書こうか。

あまりにも日記から離れていたので、感情を文字化する変換がうまくいかない。

ゴールデンウィークはあっという間……でもなかった。
振り返ってみるといろんなことがありすぎて、29日なんて遠い昔のことのようにすら思える。

日常のほうがずっと早く流れる。

4月29日から5月8日まで、あれもしたい、これもしたいと考えていた。
でも、結局何もできていない。

ガーデニング→できず
衣替え→できず
仕事の資料の整理→できず
普段できないところの掃除→できず
読書→できず
ショッピング→できず

こんな具合だ。

じゃあ、いったい何をしていたのかといえば、ざっくり言うと……
だいたい酔っ払っているか仕事をしているかだった。

もう少し詳しく言うと、

29日は結婚記念日で(早いもので4周年!)
淡路島にお寿司を食べに行ってきた。
都美人酒造にも寄りたかったので、1泊2日。
いっぱいお酒を試飲してきた。
いろいろ面白いことがあったので、こちらについてはまたゆっくり。

1日は飲みすぎでぐったり…
2日は半分仕事。半分飲んでぐったり…

3・4日は、毎年恒例の「高槻ジャズストリート」へ。
お昼の3時から夜11時まで、ずっとブルースライブ観ながらビールとバーボン飲んでた。
今年は全体的にブルースバンドが少なくて、ひっそりしていたなと思う。
まさかブルースマンは自粛しないだろうと思うんだが……

しかし、昼間っから音楽と酒というのはなんとも贅沢なことで。
チップ制なので、心ばかりの小銭でいいし。
毎晩、酔っ払って帰ってきた。

5日はあやとふみこと3家族でバーベキュー。
家の近所の川原にて。
朝から買出しに行って、ビールとワイン飲んで、よく食べた。
大量の牡蠣(殻つき35個!)をふみこのダンナさんが買ってきてくれて、それがすごくおいしかった。
大満足のバーベキュー大会だった。

6・7・8日は仕事をするつもりだったのだが、飲みすぎがたたって6日はぐったり。

さらに7日はパソコンがいきなり壊れるというハプニングが!!
夫のパソコンを借りてなんとか仕事は続けたが、
パソコンが壊れるってダメージ大きいわ……

そのままほぼ徹夜で仕事を続けて何とか仕上げ、8日の夕方にパソコンを買いに行った。
ハードディスクは壊れてなくて、データを全部新しいパソコンに移せたのが不幸中の幸い。

家に帰ってから夫にパソコンの設定などやってもらい、
「ゴールデンウィーク、いろいろやろうと思ってたのに、
振り返ってみると、飲んでぐったりして、仕事して、パソコン壊れて終わったわ…」
と、さびしく告げる私。

新しいパソコンは、スピードは快適だが、まだ慣れない。

1キロくらいの持ち運べるノートを買おうかと思ったのだが、
気に入ったものは在庫がまったくなかった。
どうやら東北に部品工場があるらしく、震災のために工場が動かず、流通が滞っているのだとか。

そうか……
思わぬところで震災の影響を実感するもんだな。

そして、思わぬ出費である……
ああ、またがんばって働かなくては……

淡路島の話はまた次にゆっくり書こう。

追われる生活と襲われる悪夢

2011-04-26 17:06:15 | 生活
土曜日は久しぶりの来客で、例のように10品くらい作って飲んで、楽しい時を過ごした。
一升瓶が空きそうな勢いで飲んだ。

ちゃんと話ができる人って、いい。
「実のある時間」を過ごしたと思えた。

しかし、日曜日は仕事に追われているというのに、なんだかグッタリしていて……
仕事はやや遅れ気味。
昨晩も夜中2時までかかって書いて、なんとか今朝の締切には間に合った。

追われているせいか、疲れたのか、また嫌な夢を見てうなされる。

本当に毎度毎度のことで夫には申し訳ないが、
夜中に私が大声で「うわぁぁぁ!」とか叫ぶので、
そのたびに夫は飛び起きる
これまでに一度や二度の話じゃないので、どうにかならないもんかと思うのだが、
私も好きでうなされているわけじゃないから、どうしようもない。

子供の頃からよく見るのが、「外部からの侵入者」の夢。
パターンはいろいろだけど、だいたい男の人に襲われるのが多い。
(別にトラウマはない)
襲われるといっても、何かされるわけではないのだ。

私が部屋にいる⇒男の人が外にいる⇒見つかる⇒入って来ようとする
⇒「うわぁぁぁ

ここで自分の声でびっくりして目が覚めるので、その後はない。

もう一つのうなされるパターンは、「イライラ」。
場面はいろいろなんだけど、とにかく手が動かないとか、やめてと言ってるのにやめないとか、声を出したいのに出せないとかでイライラしている。
それで、爆発したように「うわぁぁぁぁ」となる。

そして、私の夢はほぼ毎回、オールキャスト「知らない人」。
誰なんだか、一体……

たまには楽しい夢も見てみたいものだ。

仕事は今日も遅々として進まず。
あと2日で仕上げたい原稿があと5本と、打ち合わせが1回。
そしてその打ち合わせのためのデータ集めや企画出し。
頑張ってやらないといけないのだが、どうも集中できない

これが終われば、29日は結婚記念日イベント
早いものでもう4周年。
夫と出会ってから今日まで、毎日が幸せの連続だったなと思う
5年経っても、10年経っても、そう思えることを願って……

あと2日仕事がんばろ。

充実してる。

2011-04-19 23:41:39 | 生活
この1、2週間、体の調子がすごく良い。
おそらく、質の良い睡眠がとれているからだと思う。

「7時間以上寝たほうが体にいい」というのを聞いて、
今年になってから無理やり7時間寝ようと頑張っていた。

あれがよくなかったのかもしれない……。
昼間の変な時間に眠くなったり、7時間を実行できないと落ち込んだりで、
生活面でも精神面でも逆効果だった。

それまで私はだいたい2時頃寝て、7時半頃に起きていた。
7時間をあきらめて元に戻してみたら・・・

めっちゃ体調いい!

5時間~6時間くらいの睡眠が自分にはちょうどいいのかな。
長年の習慣だからかな。
どちらにしろ、質の良い睡眠がとれている感じがする。
朝もさっと目覚めるし、昼間に眠くなることもない。

例えば昨日は夜、夫と話が盛り上がりすぎて、寝たのが3時半だった。
でも、ちゃんと8時までには起きて、家事もして取材も行った。
全然眠くならず、むしろ元気に過ごせた。

3月は人間関係でモヤモヤすることが多かったけれど、
それもすっかりふっきれて、気持ちも楽になった。
そういうストレスからの解放も、体調に繋がってるんだろうなぁと思う。

仕事も今は、忙しくもなく、暇でもなく……という、ちょうどいい感じ

2月末からやっていた新しい仕事。
某メーカーのカタログ&サイトだが、ようやく公開された。
結局、ほとんどノーチェックだった。
いい実績になってよかったなぁと思う。

そして、これは新しい取引先だったので、次に繋がるかという不安もあったのだが、
今日、次の仕事の電話があった!

私の仕事ぶりを気に入ってもらえたということだと思うので、とても嬉しい。
繋がったなぁ……と思った。

今月末はGWが始まるので、それまでに納品しないといけない原稿が結構ある。
細かい仕事もいくつかあるし、取材もあと4、5件……

でも、楽しいGWのために、頑張らなくては!
今はとても前向きな気持ち。
そして、1日が経つのが早い。あっという間。
書きたいこともたまっていく一方。
これが「充実してる」っていうことなのかな?

偏食の人

2011-04-18 21:05:13 | 生活
先週は順調に更新していたのに、また止まってしまった。
思い出しながら順番に書いていこう。

木曜日は塾の古くからいる先生と女性二人で飲みに行った。
私がもう塾に全く来ないということで、飲みに誘ってくれたのだ。
(まあ、たまに行くのだけど)

この先生はびっくりするくらい偏食で、世の中の物をほとんど食べない。
お酒はめっちゃ飲む。
とにかく食べるものがない人なので、
「私は何でもいいですから」と、お店はいつもお任せしている。

今回は「焼鳥に行きましょう」と言われたので、近くにあった鳥貴族へ。

・・・へぇ~、焼鳥は食べられるんだ……

そう思って店に入ると、
「キャベツ盛りください」とおかわり自由のキャベツを……

「鳥は何にします?」と私が聞いたら、
「じゃあ、やげんなんこつください」と。

・・・へぇ~、やげんなんこつ食べるんだ……

私は枝豆とつくねとささみを注文。
(コリコリしたお肉とか、内臓系とか苦手なのだ)

ビールで乾杯して、ちょいちょいつまみながら飲んでいた。
私も飲み出すとあまり物を食べないが、この先生もそうで、
だいたい最初の1杯は3分以内に飲み干している

そして、ひたすら盃を重ねていく二人……

話も盛り上がり、つまむものがなくなったので、
「何か注文します?」と聞くと、
「じゃあ、やげんなんこつ、お願いします」
「ほ、ほかはいいんですか?」
「じゃあ、キャベツ盛りおかわり」

「もういいんですか?」
「うーん、じゃあ、やげんなんこつ、2皿ください!」

・・・出た!!

私は「串カツれんこん事件」を思い出していた。

以前、串カツ屋に行ったときも、20種類くらいあるメニューの中から、
「れんこんください」
「れんこんください」
とひたすられんこんを頼み、
「じゃあ、れんこん2本ください」
と、ラストはダブルで注文していたのだ。

私が大爆笑していると、
「ひたすら同じものしか食べ続けないんです」と本人も苦笑いし、
3杯目のキャベツ盛りをかじっていた。

こんなに偏食なのに、毎日走って毎週山に登るのだから、
一体どこにそんな体力があるのだろうかと不思議になる。

久しぶりに二人で飲んで楽しかったが、
あっと言う間の4時間で、終電があったのでお開きに……。

結局、一人6、7杯は飲んだなぁ

しかし、焼酎ロックとかなので、たいして酔いもせず、普通に電車に乗った。
すると、夫からメール。
会社の人と飲んでいて、今日は上司の家に泊まって帰るとのこと。
それなら私も……と、久しぶりに不良妻の血が騒ぎ、どこで一人で飲もうかと

ふと思いついて、久しぶりにHOMEへ寄った。
もう閉まってるかなぁ……、そしたらタクシーで帰ろう……
そう思って行ってみると……

開いてた

なんと1年ぶり!!
懐かしいHOME!!

マスターが本当に嬉しそうな、せつなげな顔で迎えてくれて、
トモちゃんも来てくれて、
久しぶりにHOMEの空気を味わった。

1年ぶりにいろんな話して、なんか落ち着いた。
「家が遠くなっても、やっぱりちょくちょく来ないとあかんね」と私。

本当に、そう思った。
なかなかタイミングが難しいのだけれど……

この日は夕方からずっと飲み続けていたけれど、心地良い酔い方だった。

上等の酒じゃなくても、おいしい夜があるのだ。

いいところ

2011-04-11 22:59:20 | 生活
家の花壇には、色とりどりの花が咲き始めた。

いろんな色のビオラをこんなふうに植えてみたら、きれい


右の寄せ植えは母からのプレゼント。


こちらの右端の寄せ植えも母から。
プランターは、白と赤のデイジーとスイートアリッサム。
デイジー、好きだ…… かわいい……
奥のロベリアが早く咲くといいなぁ。
そして、手前のグリーンは去年植えたレモンバーム。
今年も大量に収穫できそう。夏はこれでアイスティーにするとスッキリ爽快なのだ。


花壇はこんな感じ。
植える時期がバラバラだったので、無秩序……
ちょっと植え変えしたいなぁと思いつつ、そのままになっている。
ちなみに、右奥のグリーンは、いただきもののワイルドストロベリー。
少しずつ花をつけているので、これからイチゴが収穫できそう。


そして、ハナミズキがようやく新芽を出した。
柔らかいグリーンを目にした時、本当に嬉しかった。
新緑って、本当にキレイ


これからどんどん花が咲く予定。
春はこれだから楽しいんだ

あとは、今年もミニ菜園を作る。
去年の経験から、ピーマンが簡単だとわかったので、ピーマンを中心に植えよう。
夫はまたトウモロコシに挑戦すると言っているが……

お花たちを見ていたら、ふとこんなことを思い出した。

小学校の低学年くらいだったと思う。
詳しい状況は忘れてしまったが、先生がこんなことを言った。
「自分のいいところ(長所)を書きましょう」

何に使用するためだったのか、何の授業だったのかも覚えていない。
ただ、それでもこの件がはっきりと記憶に残っているのは、
おそらく人生で初めて「我」というものを客観的に見て表現したからだと思う。
私だけでなく、周りの子もそうだったと思う。
それまで親や周りから「明るい子だね」「いい子だね」など、他人の評価を受けたことはあったが、
自分で自分を分析するということは生まれて初めてだったんじゃないだろうか。

もう一つ、記憶に残っている理由は、私がこのことにとても困ったからだと思う。
何を書いていいのか、さっぱりわからなかったのだ。

考え抜いて、私はこう書いた。

「お花がすきなところ」

自分のいいところを書きなさいといわれて、これはないだろうと、その当時でもわかっていた。
周りは「やさしい」「おもしろい」「あかるい」といった性格的な長所や、
「走りがはやい」「うんていが2だんとばしでできる」「えがうまい」といった技能的な長所を書いていた。

でも、私は書けなかった。
7歳から劣等感の塊で「生きるのって大変だ」と思っていた私は、自分を客観的に見た時に、何一つ誇れるものがないことを実感させられた。

それで書いたのが、「お花がすきなところ」だった。

先生が意図していたところの回答ではなかったと思う。
でも、これしか思いつかなかった。
もちろん私だって、親や周りから褒められたことはある。
次女らしい「ひょうきんさ」もあり、友達もたくさんいた。
頭も悪くなかった。

でも、「いいところ」というのは、人から言われることでもなく、人より優れているところでもなく、自分で自分を認められる、自分を好きになれる面だと判断していたのだと思う。

だから、「お花がすきなところ」と書いた。
花を好きな自分は、唯一好きになれる自分だったからだ。

……そんなことを思い出して苦笑。
なんだかせつない思い出話。

今年も忘れずにいてくれたんだね。

2011-04-10 21:54:29 | 生活
春に咲く花はいろいろある。

自分が植えた花じゃなく、町を歩いていて気づく花たちで言うと、
まずは沈丁花。

でも、沈丁花を見て「ああ、春が来たなぁ」とは思わない。
「今年も冬が終わったんだな」と思う。
同じことかもしれないけれど、微妙に違うのだ。

梅。
これは少し春の訪れを感じる。
でも、まだ少し違う。
「ああ、いよいよ春が来るんだな」という感じ。

私が「春が来た」と思う花の一つは、木蓮だ。
なぜか木蓮の花が好きで。

味気ない木にいつの間にか蕾がついて。
そして、花開く。
花が大きいので、その過程を楽しめるから、「春が来た」と思えるのかもしれない。

そして、やはり桜。
これは日本人なら誰もが思う春の花。
花の名前をほとんど知らないという人でも、桜だけは知っていると思う。
それくらい日本人には馴染みの深い花だ。

夫が「今年、初めて桜をきれいだと心から思った」と言った。
その心境はわからない。

今日は二人で近くの公園(歩いて10分程度)にお花見に行った。
ちょうど満開。
お天気は最高。
水無瀬川の堤防に、ずっと桜並木が続く。



今日は一眼レフを持って行ったので、この画像の美しさ(笑)
ボロボロの携帯で撮るのとはやっぱり違うね~

去年は急にお花見が決まって、ろくなお弁当を作れなかったので、
食いしん坊の私は不完全燃焼だった。
それで、今年は夫に「修伯のお弁当を買おうよ~」と提案していた。
「修伯」というのは、京都の清水寺の近くにある料亭だ。
昔、一度行ったことがあるけど、おいしかった。
評判が高くなったのか、今は結構なお値段がするんだけど、この時期の花見弁当は3000円台で買えるという。
それを持って、花見酒を添えて、お花見をしたいと思っていた。

でも、提案すると、夫は「そんなん嫌や!かおりのお弁当がいい!」という。
仕方なく、自分でお弁当を作ることに……
ただ、どうしても適当なお弁当を作る気にはならず(料亭のお弁当を食べる気満々だったので)、かなり気合を入れて作った。

それがこれだ。


夫の喜び様と言ったら……(笑)

「お正月みたい!

まあ、お正月に使う松竹梅の重箱につめたけど……

梅:玉子焼き、ほうれん草のおひたし、ささみとワカメのゴマ和え、いかなごのくぎ煮
竹:人参といんげんの豚肉巻き、鰤の照焼き、ひじきの煮物
松:鶏のから揚げ、蛍烏イカの天ぷら
プラス、春ちらし寿司(塩鮭・いくら・卵)

いかなご以外はすべてお手製

自分で言うのもなんだけど、全てがめちゃくちゃおいしかった。
ほうれん草のおひたし一つでも、かなり手をかけている。
蛍烏イカの天ぷらは、この間、お店で食べておいしかったので再現してみた。
きっと冷えてもおいしいと思っていたら、やっぱりそうだった

とにかくもう、夫はめちゃくちゃ喜んで、「旨い、旨い」と食べていた。
その顔を見るのが、また私の幸せで……

「あー、ほんまに旨い明日からこれで頑張れるわ~」と言う夫。
妻として、こんなに嬉しいことはない。
私もその夫の顔を見て、また明日も頑張れると思った。
(すみません、のろけました……)

ビールのロング缶を2本空け、その後は、お花見用に買っていた日本酒を開封。

広島の「賀茂金秀 特別純米 花吹雪」


うすにごりだし、生酒だし、フレッシュすぎるんじゃないかと心配していたけれど、
酸味も強すぎず、バランスのとれた非常においしいお酒だった。
日本酒に合うようにと考えて作った料理とバッチリ合った。

平和な時間だった。

家族連ればかりで、小さな子供が走り回っていて、
空は青くて、このお酒の名前の通り、桜吹雪。
ちらちらと雪と見紛うような花びらが散ってくる。

見上げれば、美しい桜、さくら、サクラ。






やっぱり一眼レフで撮ると、↑このレベルの写真が撮れる。
私のボロボロ携帯では無理やなぁ……

また夫が、「桜をきれいって、ほんまに今年初めて思った」と言う。
酒がどんどん進んで、日本酒の瓶がほとんど空く頃、ハイボール缶を開ける。

日本人はなぜこんなに桜が好きなんだろう、とよく考えていた。

美しいから。
散り際が潔いから。
春の訪れを感じられるから。

いろんな理由はあると思う。
でも、私はなんとなく、それこそ今年初めて思った。

花の時期が短いから、その儚さを愛でようと、そんな気持ちが勝手に働くのかもしれないなぁ、と。

今年は春先にあんな大震災があった。
まだ寒い時期の、それも東北で、他府県の人々もひたすら春を焦がれたと思う……。
早く暖かくなってほしいと。

そして、いよいよこちらでは開花した。

今年ほど開花時期をニュースで確認した年はない。
でも、今週末が満開と言われ、もう1週間も経てば葉桜になる。
こんなにも待ち焦がれたのに、なんと花の時期の短いことか!と改めて思った。

だからだろうか。
ああ、そうか、だから、愛でるんだと自然に思えた。
一年中咲く花や、一ヶ月も咲き続けている花に誰がここまで興味を示すというのか。
こんなにも待ち焦がれたのに、あっという間に散る。
そして、清らかで美しいこの花を、昔の日本人が愛でるのは納得のいくことで。
花を惜しむ、そんな気持ちで愛でるのだ。

私も今年、改めてそんなことを思った。

それと同時に、いつも桜を見ると思う気持も湧き上がってきた。
桜に対しての気持ちはみんないろいろだと思う。
でも、私はいつも同じだった。

「今年も、忘れずに咲いてくれたね」

私にはとても不思議なことだから。
秋には葉が散り、冬は淋しい幹だけを残しているのに、
春には必ずあんなにも美しい花を咲かせる。
一体どこにあの美しさの源を持っているというのか。

当たり前のことかもしれない。
だけど、いつも桜を見ると話しかけてしまうのだ。
「今年も忘れずに咲いてくれたんだね、ありがとう」と。
私には、このことが奇跡のようにすら思える。
自然の力って、すごいなぁと改めて感じる瞬間。

幼い頃から、植物に話しかけて育ち、
「生まれ変わったらお花になりたい」と作文に書いて、
先生にびっくりされた人間嫌いの危ない少女は、
こんな大人になってもまだ、心の中で話しかけている。

危ない人と思われてもいいんだ。
やっぱりまだ話しかける。

「今年も、ありがとう」

いつもより想いが深い。
あまりの美しさに、苦痛すら覚える。

夫にくるくるぱーと言われた日

2011-03-28 23:57:55 | 生活
この家を建ててから、もう1年が経った。
あっという間だった気もするし、もう随分長い間、暮らしているような気もする。

仕事でお世話になっている方に、新居の写真が入った年賀状を送ったら、
次にお話したとき、
「すごく素敵なおうちやね」と褒めていただいた。
でも、私が嬉しかったのはそのことではなく、その方が、こう言ってくれたからだ。

「かおりちゃん、がんばったからやね」

私はそれを聞いたときに、涙が出そうになった。
たぶん、私は誰かにそう言ってほしかったんだと思う。

確かに夫がいなければ、この家は手に入らなかったけれど、
夫もまた、私がいなければこの家を手にすることはなかった。

私たちは同等だ。

だから、私も誰かに「がんばったね」と声をかけてほしかったんだと思う。

ふと、大学を卒業してライターになって、家を出ることになったときのことを思い出した。

母とカーテンを見に行った帰りだったと思う。

「なんか怖くなる」と言った私に、母は言った。
「夢が叶っていくから?」
「うん……」

私が出て行くことを母はきっと淋しく思っていたと思う。
それでも母はこう言ってくれた。

「頑張ったんだから、いいのよ!」

頑張ったんだから、いいんだ……
私はそう自分に言い聞かせて、逃げるように大好きな町を出て行った。
それから数年間、随分と孤独な時間を過ごした。

4年半経って、またこの町に戻り、それから3軒目の家が今の新居。
あの時、出て行ったことを私は後悔していない。
あの時間もまた、私には必要だったんだと今はわかる。

「がんばったからやね」
この間、そう言ってもらったときに、そんな昔のことを思い出した。

-----------------------------------

新居に引っ越して1年経ったので、夫が繰り上げ返済をしようと言いだした。
毎月のローン返済以外にも、1年に一度はまとめて繰り上げ返済をしようとのこと。

お互い家計を出し合って、私がそれをやりくりして、家の貯金もしている。
なので、夫が言った。
「そろそろ繰り上げ返済しようと思うから、貯まってるお金ちょうだい」

「・・・

「どうしたん?まさか……?!

「いや、ちょっと……、今お金ないんで、家計から借りててさぁ……

「かおりっ!!

いやいやいや……
そんな何十万円も借りてるわけではない。
12万円くらい?
それも、別に自分のお金がゼロなわけではないんだけど、銀行からおろすのも面倒なんで、現金を使っていたら、そんなことになっているだけで……

「銀行のお金をおろしたら、すぐに払えるんだから、まあいいじゃない」と私。
それに、今はスリムクラブ状態なんだから仕方がないんだと、必死に説明した。

「もう何十万円分も仕事してるんだよ。お金がまだ入ってきてないからちょっと借りてるけど、あてはあるから大丈夫

私が言うと、優しい夫は同情したように
「かおりって、ほんまにお金ないんやな……」と言った。
夫婦でこの会話もおかしいけど。

「いや、あるよ!12万円くらい借りてるけど、自分のお金は15万円くらいはあるねん
「え?じゃあ、ほんまの自分の貯金は、3万円?
「うん。でも、すぐに入ってくるから大丈夫!
「そんなんやのに、飲みに行ったりしてるんか?!怖くないん?!
「なんで?ぜーんぜん


・・・・


くるくるぱーか!!

びくぅぅぅ

こんな歳になって、生まれて初めて、人に「くるくるぱー」と言われたのであった……
それも夫に……

なんでくるくるぱーなのか、全く意味がわからない。
私はお金を稼ぐことと使うことが大好きで、貯めることには全く興味が湧かないのだ。

しかし、その時、この間、貯金のないもんちゃんが私に言った言葉を思い出し、はっとした

「貯金は絶対したほうがいいよ……」

夫の「くるくるぱー」よりも、もんちゃんの切実な忠告のほうが私の心に訴えるものがあった……

想像力があれば

2011-03-18 23:32:45 | 生活
本屋に行ってみたけれど、なぜか読みたい本が見つからなかった。
そういうときもある。

暗いニュースが続く毎日だからか、罪のない美しい文学を読みたいと思った。
そうすると、本屋で見つけるのは難しかった。

じゃあ、久しぶりに再読月間としようか。

何度も読み返したモンゴメリのエミリーシリーズでもいいなと思って、
自分の本棚の海外文学の列を見る。
ふと目にとまったのが、ウェブスターの「あしながおじさん」。

この作品って有名だけれど、本当に本を読んだ人ってどれくらいいるんだろうか。
美しくてユーモアがあって、とてもいい作品だと思う。
こんな憂鬱な毎日にはふさわしい。

ねえ、おじさん、私は人間が誰しもがぜひ持っていなくてはならないものは、
想像力だと思うの。
それがあれば、他人の立場に立って物を考えることができますものね。
親切な、同情心の厚い、理解力のある人になれます。
子供にはこの想像力を培ってやらなくちゃいけないわ。


何度もここを読み返した。
だから、このページの角が折られている。

もう一つ。

一番大切なのは、大きな喜びではありません。
小さな喜びから多くのものを得ることこそ大切です。
おじさん、
私は幸福の真の秘訣を発見しました。
それは現在に生きることです。
いつまでも過去を悔やむことなく、また将来を案ずることなく、
現在のこの瞬間から得られるだけのものを得るのです。
(中略)
一秒一秒を楽しむつもり。
そして、楽しんでいる間、楽しんでいるってことを意識するつもりです。


この可愛らしく、美しい、幸福な物語の中に、なんて深い人生論が語られていることか。
これがおよそ100年も前に書かれたものとは信じがたい。
いや、100年前だからこそ、生まれたものなのかもしれないけれど。

これを最後に読んだのは、20歳くらいだったと思う。
一時期、海外文学を必死に読んでいたことがあった。
ディケンズ、パールバック、トルストイ、モーパッサン、サガン、リルケ……

でも、やっぱり没頭しきれなかったな……
それは、「翻訳」だったからだと思う。
日本語が美しくなかったのだ。
だから、途中でしんどくなってしまうことがたびたびあった。

そして、もう随分長い間、海外文学に触れていない。
パールバックの「大地」は、今年ぜひ読み返してみたいと思っている作品だけれど。
もうちょっと新しくはなるけれど、中国を舞台にした作品としては、「ワイルド・スワン」も再読したい。

中国に対して嫌悪感を抱きつつ、中国を舞台にした作品に心奪われるのはなぜだろう。
「蒼穹の昴」も然り。
どこかノスタルジックな感覚すらある。

あなたの前世は、中国の古い時代の高貴な生まれの人だった。
でも、追われる立場になり、国民に迫害を受け、言葉にできないほどのひどい目にあわされ、国に恨みを残したまま死んだ……

そんなことをスピリチュアルな人に言われたことがある。

まさかね……

そういうことを信じるタイプではないけれど、ちょっとドキッとした。

話がそれたが、しばらくは再読を楽しんでみよう。

ほんの少しの、タイミング。

2011-03-12 12:34:48 | 生活
昔から、瞬間的な集中力というか、没頭力(?)というか、そういうのがものすごくて、
何か1つのことに意識を奪われていると、他の感覚がすべて麻痺してしまうという、ちょっと病気みたいなところがあった。

子供の頃から、例えば本など読んでいて、親が普通に部屋に入って来たら、
それこそ文字通り、飛び上がって驚いたものだ。

「そんなびっくりしなくても……」
と相手のほうがびっくりしてしまうという驚きよう。

意識が完全に外界と分離されている感じなのだ。

ちょっと前もこんなことがあった。
塾で生徒に電話して「数学の問題集を持ってきて」と伝えていた最中。
生徒はお風呂だったので、お母さんに話をしていた。
親御さんなので失礼がないように、丁寧にと、全意識を集中させていると、また他の感覚はすべて遮断される。

電話を切ったら、他の講師が訝しげな顔をして私を見ている。
「え?どうしたの?」と聞いたら、みんな声を揃えて、
「聴こえなかったんですか?」と言う。
「何が?」

そういえば何かしゃべっていたか?
いや、何の記憶もない。
言語ではなくノイズのようなものは耳に届いていたかもしれないが、それは何の意味ももたない。

話を聞けば、どうやら電話をしている私にみんなが「白プリントも持ってきてって伝えたらどうですか?」と何度も声をかけていたらしい。
それも、1メートルも離れていないようなすぐ隣で。

私もびっくりしたが、周りの人もびっくりしていた。
若干、引いていた。
そんな聴こえないことがあるのかと。

でも、あるんだ。
昔からそうだ。

ドライヤーかけながら考え事していて、そっちに意識が入り込んでいるときに、
夫が後ろに立ったりしたら、それだけで腰を抜かすほどびっくりする。

仕事中、電話が鳴ったりしても、さすがにその音は耳に入るが、また飛び上がる。
そして、言いようのないイラつきを覚える。
例えて言えば、ぐっすり眠っている最中に無理やり起こされたときのような感じ。
「あっちの世界」に意識は完全に行っていたのに、無理やり「こっちの世界」に引き戻されたような。

文章を書いている時は特にそうだ。
ちょっとした物音でも反応して、集中できない。
だから、オフィスで人と一緒に仕事をするなんて、私には考えられない。
以前は事務所で3、4人と一緒に仕事をしていたこともあったが、やっぱり集中できなかったな。
集中できないので、逆にすぐ人に話しかけて、嫌がられたものだ。

図書館で勉強とかも無理だし、
2回くらい、漫画喫茶みたいなところで漫画を読むということにもチャレンジしてみたが、これも無理だった。
まず人がいるというだけで、自分の世界を作り出して入り込むということが難しいのだ。
でも、一度入り込むと、完全に外界と遮断できるほど深いところまで意識が到達する。

この集中力はおそらく人より深い。
自分でもなぜこんなふうになるのかわからない。

結局何が言いたいかというと、昨日、地震が起きた。
大阪でも震度3だったらしく、かなり揺れたとか。

普通に座って仕事をしていたが、全く、微塵も、揺れを感じなかったのは、
私の意識が完全に向こうに行っていたからじゃないかと。
それが言いたかっただけなのだが……。

・・・・・・・

塾講師に岩手県出身の人がいて、昨日すぐにメールしたけれど、
今日になってご両親と連絡がつかないとのこと……。
単身、大阪に出てきているから知り合いも少なく、不安だろう。
何か力になってあげられたらいいのだけれど。

栃木のもんちゃんは、停電の中、一晩過ごしたけれど、無事だった。
横浜の友達も大丈夫だった。

でも、大変な被害が起きている。
テレビの前でゴハンを食べている日常が奇跡にすら思えてくる。

夫が先月まで東京にいたが、その時泊まっていた九段会館の天井が落ち、死者が出ているのを見たときはぞっとした。

夫のバンド仲間も仙台に勤めていて、たまたま退職して関西に帰って来たところ。

ほんの少しの、タイミング。

これが、生かされている、ということか。

崩壊し、水没した街と、どんどん増えていく死者のテロップを見ながら、
改めて阪神大震災の被害の大きさも実感する。
6000人やもんなぁ……

まだ余震も津波も心配。
今回は範囲も広くて、もう日本列島ごとやられそうで、ひと事でもない。

とにかく被害が少しでも広がらないように、無事でありますようにと祈るのみ。

すぐそばでは死ぬか生きるかの状況なのに、
こちらは仕事に追われてパソコン前から動けないということの、
何か本質的な不条理を感じつつ……
それでも、生かされているものは、今日の労働をこなさなければならないわけで。

なんだかなぁと思いながら、やりきれない気持ちで、曇ってるのか晴れてるのかどっちつかずの空を見る。
スピーカーからは、Georgia On My Mind……

最後に、亡くなられた方のご冥福を心からお祈り致します。

「嵐にしやがれ」を見ながら飲む酒は旨い

2011-02-19 23:57:44 | 生活
もう夜中12時になりそうだが、夫はまだ東京から帰らない。
ウイスキーのイベントが東京のどこかであったらしく、それに寄って帰るとのこと。
15時過ぎに一度メールがあった。

「世界のウイスキーが100種類くらい飲み放題

羨ましい……

私はひたすら仕事、仕事。

その後、いくら待っても帰って来ないので、「大丈夫?」とメールしてみたら、

「大丈夫よかおぴちゅん

と返事があった
誰だよ……かおぴちゅんって。

あかん……
完全に酔っ払ってるやん、この人……

というわけで、日付が変わってもまだ帰宅せず。
まあ、東京最後の日がこんな楽しい日になったのならよかったけどね。

私はといえば、家で一人おばんざい屋さん。
10時前になって、ようやくゴハンにありつけた。

今一番好きなテレビ番組「嵐にしやがれ」を見ながら
おばんざいをつまみつつ、酒を飲む……この幸福感がわかるだろうか?

嵐、いいよなぁ……
なんで人気あるのか、ずっとわからなかったけど、
偶然この番組を観るようになってから「あー、人気あるのがわかるわ」と思った。
みんなめっちゃ一生懸命で、仲良くて、いい人やねん(たぶん)

「ザ・セット回転しやがれ~!」
って言う時の櫻井くんはたまらんね

アイドルも、既に恋愛的な目で見ることはなくなったアラフォー……
「いい子たちだ!」とか、感想もそんな感じで……

今日のおばんざい料理は、日本酒ブログにアップしているので、
よかったら見てください↓
http://blog.goo.ne.jp/kaopi2009

1週間に1、2回やけど、ちょこっとアップしています。

慌しく過ぎ去った雪の日

2011-02-14 23:15:50 | 生活
いろいろ書きたいことはあるんだけど……
どうもうまくいかない。

今日はやること山積みのうえ、頭痛が激しくて。
虫歯かな……
それでずっと気分悪く過ごした。

1日が慌しく、そのわりに成果なく、過ぎ去ってしまう……。
こういう日はなんか虚しい。

昼過ぎ、仕事しながら窓の外を見たら、大粒の雪が降っていた。
あっと言う間に世界が真っ白になった。
山も竹林も畑も家の屋根も。
うちの周りだけかと思ったら、市内もかなりつもっていたので驚いた。

雪は、害にならない程度だときれいだし嬉しいけど、
雪国の人は本当に大変。命がけ。

昔、青森で見た雪景色を思い出す。

今年は久しぶりに、青森か北海道に行きたいなぁ。
でも、シンガポールにいる姪っ子が「遊びに来て」と執拗に誘ってくる。
もっと仕事増やさないとなぁ……

とはいえ、仕事は順調。
今月あと5件取材。
プラス、月末から3月初めにかけて8件取材が入る予定。
この時期は他の仕事も集中しているが、乗り切れないほどじゃない。

仕事がまわり始めると精神的にも調子がいい。

調子がいいのは、久しぶりに「目標」ができたこともあるだろうな。
今年しっかり準備をして、来年から新しい事業をやりたいと思っている。
事業といっても、ライター業の延長だけど。

そのことを考えると楽しくて仕方がない。
無理にそう思おうとしているわけでなく、
なぜか「成功するイメージ」しか湧かない。
良いことの連鎖ばかりが思い浮かび、にやにやしてしまう。

何をやるかは、スタートしてから書こうと思う。
(個人的には話しているので、興味のある人は会った時に直接聞いて!)

しかし、準備がいろいろといるので、頑張らないといけない。

これが私の第3ステージ。
必ず成功させよう。

ちょっと中途半端な日記やけど、今日はここまで。
頭が重くて限界

※注※ 今日は1滴も飲んでません。


気分転換

2011-02-10 18:54:29 | 生活
あれやこれやと仕事が多く、充実した毎日
来週は、また今月営業した制作会社に伺って面談。
過去の作品を送ったら「来てください」とのこと。
具体的な仕事はまだだけど、これで1月、2月と目標達成だ。

それに、昨日は思いがけないところからの紹介で、思いがけない仕事が来た。
たぶん受けることになるが、夫が制作しているのと同じメーカーさんのサイトの仕事。
取材記事なので、嬉しい
夫に話したら、「ついに繋がったなー」と笑っていた。

しかし、久しぶりにいろんなことに追われていると、なんだかふっと行き詰ってしまう。
全くやったことのない「将棋」(←ルールも知らない)をテーマにした企画提案とか……
今日の午後は、興味のない中原誠氏の本を取り寄せて読んでいたら、眠気に襲われ、
うたた寝してしまう始末。

こういうときは、気持ちが高揚する音楽など聴きたくなってしまう。
ブルースでもいいんだけど、何か日本語の音楽が聴きたくなって、
久しぶりに有山じゅんじ『MAKE A JOYFUL NOISE』を聴いていた。



有山さんのアルバムはほぼ全部持ってるんだけど、
1991年に発売されたこのアルバムが一番のお気に入り。
というか、最高傑作だと思っている。
ギターがめっちゃカッコイイのに、歌詞が「ぐちぐち」とか「こつこつ」とか「がみがみ」とか……。
「なんやねん!」とつっこみたくなる肩の力の抜け具合。
このギャップがたぶんたまらんねんなー

このアルバムが発売された頃、月に2、3回はライブを見に行っていた。
こうやってジャケット見ると、若いなーと思う。
だって今、57歳くらいだもん。
20年の年月か……と、しみじみ。

気分転換のつもりがだんだんのってきてしまい、ついYoutubeへ・・・
たぶん、多くの人がやったことあると思うけど、
1曲だけ・・・と思ってYoutubeで好きな音楽聴いて動画見てたら、
関連動画で「あれ!これあるやん!」って見つけてまた1曲・・・
そしてまた1曲・・・

気づいたら1時間くらい経っているというYoutubeマジック!!

最初は有山じゅんじだったのに、途中からずっとRC聴いてて
5曲くらい一緒に熱唱した。
ホーンのいるバンド編成って、やっぱりR&Bの影響を色濃く受けてるんやろね。
今聴いてもソウルフルやな、RCは。
どんどん気持ちがのってきて、
「清志郎~!!」って、最後は号泣していた

RCの曲で何が好きかと問われれば、いろいろあるんだけど、
私は間違いなく「すべてはALRIGHT」と答える。
何回聴いても飽きない。

RCはいいなぁ・・・でも、絶対涙なしには見られない。
自分の青春やなぁ、やっぱり。

と、こんなこと書いてるうちに、また時間が


復活!

2011-02-07 15:39:57 | 生活
今日は朝からずっとパソコンに向かっている。

仕事が分散してやってくればいいといつも思うのだけど、なかなかそうもいかない。
先週から今週水曜日まで、いろいろ集中している。
しかし、仕事があるのが幸せなので、何の不満もない。
今月は後半にさらに仕事が集中しているので、とりあえず安泰

そうそう。
心配してくれていた人もいるので、ここで報告。

先週、婦人科の定期検診の結果を聞きに行った。
自然治癒する場合がほとんど、とは聞いていたけど、
ガン細胞へと発達してしまう場合ももちろんあるので、
結果を聞くのがとても怖かった

しかし・・・

完全に治癒していた!!

あー、よかった。
理由はわからないのだけど、あの前にやった一部を採取する検査をやると、
なぜかほとんどの人が自然治癒するらしい。
(もちろん、その時点であまり悪くない状態ならだけど)
先生が言うには、一部を取ることによって、何らかの免疫ができ、
自ら治そうという力が働くのではないかとか、なんとか・・・

まあ、理由は何でもいい。
とりあえず、健康な私の復活だ!

でも、これからも半年ごとには検診に行く予定。
そういう習慣を作っておくことで、今後病気になったときも早期発見できるから。
不規則な生活も少しずつだけど、改善していっていると思う。

心配してくれた方へ、どうもありがとう。
ひとまず安心です