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黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第十三節 訳

2013-02-19 09:25:09 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二

 

第十三節

 腎病者、腹大脛腫。喘欬、身重、寝汗出、憎風。虚則胸中痛、大腹小腹痛。清厥意不樂。取其經少陰太陽血者。

腎を病む者は、腹が大きくすねが腫れるようになります。呼吸が急促で咳があり身体は湿により重く、寝汗が出るようになり、風をきらいます。虚すると胸中が痛み、大腹という臍より上部の腹と小腹という臍から下部の腹が痛み、手足が冷え思いは楽しめません。

このような時には、足少陰腎経と足太陽膀胱経の経穴を取り補写をし、血を取ります。

 

東洋学術出版社素問の訳

腎病者、腹大脛腫。喘欬身重、寝汗出、憎風。

腎病の症状は、腹が脹り脛が腫れ、咳嗽してあえぎ、身体が重く、寝汗をかき、風に当たることを嫌います。これは腎の実証に属する症状です。

とあります、肝心脾(胃)肺の実証はあるのですが、前日の腎病の項に『腎は虚証を呈することが多い』とあるように、腎は実を呈することは(少)ないのです。

腎の過剰な働きによるか、腎の機能低下により腹が脹ったり脛が腫れたり足の裏が火照ったりするようになります。

咳嗽しあえぐ、腎は納気を主どるとあるように、呼吸するにも腎の働きに左右され、このようなときには腎を補う麦味地黄丸を合方するようになるのです。

過剰な点滴や胃ろうで胃ろう食を500ccの水で溶いたりすると、咳嗽しあえぐようになることもあるのです。お客様のお父上は胃ろう食を水で溶かずそのまま入れたところ、呼吸が楽になりました、水分の摂り過ぎも同様です。

足の裏が火照るには杞菊地黄丸、麦味地黄丸、知柏地黄丸等を処方します。

身体が重いというのも湿が多く、この項十三節の寝汗も湿によるもの、従って腎虚になると起ります。

腫れたものがガンであれば、ガンそのものが実となります、この場合は駆瘀血剤(くおけつざい)といって瘀血(おけつ)を取り去る処方が必要になります。

然しp176ガン急増の原因は食物・環境汚染で体のバランスが狂ったからだ!にあるように、証に従って処方しなければならないのです。

 

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黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第十三節 語句の意味

2013-02-18 09:22:53 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二

第十三節

 腎病者、腹大脛腫。喘欬、身重、寝汗出、憎風。虚則胸中痛、大腹小腹痛。清厥意不樂。取其經少陰太陽血者。

語句の意味

腎=黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第二節 語句の意味 腎 腎主冬

腎病=五臓病候の一つ。多くは腎藏に発生する多種の病証である。

腎病は虚証を呈することが多く、いわゆる実証は本虚標実に属す。腎虚は多くは精気損傷によってなる。

臨床的には、頭暈・耳鳴・やる気がない・腿膝痿弱・腰痠遺精などの症状をあらわす。

もし腎陰虚ならば顴紅潮熱、口乾咽痛などの症状をあらわす。

腎陽虚は肢冷畏寒・陽萎・夜間多尿・黎明前の泄瀉などの症状を伴う。

また腎が気を納められず気喘となるもの、陽虚し水泛して水腫となるものがある。

その他気化作用の失調、陰虚火旺、湿熱下注などで、癃閉(閉尿および排尿困難のこと)、淋濁などの病証を発生する。

病状の違いで、証を弁別して治療すべきである。

精気を益す・腎陰を滋養す・腎陽を温む・補腎納気・温陽行水・滋陰降火および清利湿熱などの治法を選用する。

<素問標本病伝論>「腎病は少腹腰背痛み(骨へんに行・こう・脛・すね)痠む。三日にして背(月へんに(ニクヅキに)呂・りょ)筋痛み、小便閉ず。三日にして腹脹す。三日にして両脇支痛す。三日にして已まざれば死す。冬は大晨、夏は晏晡。」

<霊枢本神篇>「腎、盛んに怒りて止まざれば、志を傷る。志傷らるれば、しばしばその前言を忘る。腰脊以て俛仰屈伸するべからず。毛悴れ色夭し、季夏に死す。」

<素問蔵気法時論>黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第七節

黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第七節 訳

 

身重=しんじゅう・証名。肢体が重だるく、動きがにぶい症状をさす。多くは脾腎の陽虚により水湿が留滞しておこる。治療は温脾補腎・化湿利水の法を主とする。

略。

<素問気交変大論>参照。

 

憎=りっしんべんに曾は旧字。ゾウ。ソウ。ニクむ。きらう。憎悪。うらむ。ニクい。ニクらしい。腹だたしい。むずかいし。かたい。ニクみ。ニクしみ。にくむこと。

 

大腹=たいふく・①腹が脹満すること。

<難経十七難>「病もし大腹にして洩するものは、脈まさん微細にして濇なるべし。」

②臍上、中脘の部位名。

 

小腹=下腹部のこと。

小腹=少腹・小肚ともいう。腹部臍下の部分、或は臍下の両傍をいう。

一説に小腹は臍下部、少腹は側腹部。

 

清厥=①両足が逆冷して温まらないこと。

<素問気交変大論>「腹痛清厥す。」

<同>「足痿清厥す。」

②寒厥(かんけつ)に同じ。

寒厥=厥証の一つ。陽虚陰盛により引きおこされる厥証のこと。冷厥ともいう。

症状は、手足の厥冷・悪寒して横になりたがる・水様性の下痢・口渇なく、あるいは身冷して横になりたがる・腹痛・面赤・指甲青黒色・重い場合は昏倒し、舌質は淡で苔は潤、脈は微細をあらわす。

治療は温陽益気の法を主として、血虚寒凝する者には養血和営の法を兼用する。

略。

⇒厥証。

<素問厥論>「陽気が下に衰えるときは寒厥を為す。」

<同>「陰気は五指の裏におこり、膝下に集まり、膝上に聚まる。故に陰気が勝つときは五指より膝上に寒が至り、其の寒は外に従わず皆内に従う。」

 

意=<霊枢本神篇>「心に憶する所あるを意という」

<同>「脾憂愁して解せざれば意を傷つく。意傷つけけ悗乱し、四肢挙らず、毛悴して色夭して春に死す。」

意=イ。心。志。思い。考え。ハカる。意味。わけ。オモう。オモうに。考えてみると。

 

少陰=足少陰腎経

太陽=足太陽膀胱経

 

漢方用語大辞典、新・東洋医学辞書、明解漢和辞典、カネボウ漢方経絡と経穴

 

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p183コレステロールは大食いし胃腸にヘドロがたまることからはじまる!

2013-02-17 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』

 

現代医療の誤りを正す

 

第3章 漢方薬は何に効くか

 

コレステロールがたまらぬ法

 

p183コレステロールは大食いし胃腸にヘドロがたまることからはじまる!

 

 昔からいわれる〝腹の身の内(うち)〟〝腹八分に病なし〟とはうまいことをいったものです。

 大食いは大病のもとになります。

食事は、もうちょっと食べたいなあ、と思ったとき、やめなさい――これが健康の秘訣(ひけつ)なのです。

 よく話題になるコレステロールですが、これは大食いで胃腸にヘドロがたまることからはじまります。

栄養過多になり、栄養を吸収しきれなくなって放出していることなのです。

 明治以来、日本人の食生活に肉食が入りましたが、肝心な肉食の摂(と)り方を知らないため、栄養が肝臓で処理しきれないまま、体のなかをぐるぐる回っているのです。

 つまり、血管を通して流れているのですから、血液の濃度が高まるのは当然です。

これでは血のめぐりが悪くなり、血管とて流れが悪ければ沈殿(ちんでん)してたまります。

ちょうど、水道管に水垢(みずあか)やサビがたまるのと同じことで、血管にたまって血管の内側が細くなれば、よけいに血圧を高くしないと血が流れません。

こうして、血圧が高くなり、動脈硬化を起こし、悪循環がはじまるわけです。

 

 コレステロールの原因は食物作用にあります。

一般にコレステロール=コレステリンは肉、魚、エビ、カニ、という蛋白(たんぱく)源に多いといわれます。

美味なものに多いということです。

このヘドロをなんの約束もなくぱくぱく食べていると、やがて動脈硬化を起こし、血管の大掃除をしようと思ったときはすでに遅し――ということになるのです。

 では、このコレステロールの正体とはどんなものでしょうか。

脂肪質の鱗片(りんぺん)状の結晶で、水には溶けず、脳や脊髄(せきずい)、神経組織にたまり、肝臓で分解できないで排泄されると、胆汁(たんじゅう)の中に溶け込んで、胆石(たんせき)のもとになります。いわば厄介な代物(しろもの)なのです。

 このコレステロールが、日本で高血圧、動脈硬化の原因として医学上の問題になったのは、戦後、アメリカ占領軍が日本に駐留していたころのことです。

アメリカ軍の日本に上陸して、まず驚いたのは、日本人がてんぷらを食べたり、豚肉を油で揚げて、トンカツと称して食べていることでした。

「あんな脂肪分の多いものをさらに油で揚げて食べてだいじょうぶなのか」と、アメリカ軍の栄養担当官は首をかしげたわけです。

 ところで、日本人は江戸時代から魚介類をてんぷらにして食べてきました。

てんぷらというのはポルトガル語の「テンペロ」=調理という語が訛(なま)ったものといわれますが、エビやイカのてんぷらは、またこたえられない味覚、おそるおそるアメリカ人たちは食べてみて、その美味に舌鼓(したづつみ)を打ったのです。

アメリカ人が喜んだ日本食は、てんぷらにスキヤキだったのです。

 しかしアメリカ軍の栄養担当官は首をかしげざるをえませんでした。

というのは日本人が肉を油で揚げて食べて、どうしてコレステロールがたまらないのか不思議だったのです。

 そこで担当官がいろいろな医学上の文献を集めて調べてみると、植物油五〇パーセントがビタミンFにまざり、肉の脂肪のかたまりを溶かす成分である、ということがはっきりわかってきたのです。

アメリカ人というのは実用主義に徹した民族で、さっそく、その動物脂肪を最も有効的に溶かす植物油はないかと日本じゅうをあちこちと探し回ったのです。

 漢方が救う人体危機西洋医学一辺倒からの脱出

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黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第十三節

2013-02-16 09:28:16 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ④ 黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二

第十三節

(原文)

 腎病者、腹大脛腫。喘欬、身重、寝汗出、憎風。虚則胸中痛、大腹小腹痛。清厥意不樂。取其經少陰太陽血者。

 

(訓読)

 腎の病は、腹大に脛腫る。喘欬して身重く寝汗出で風を憎む。虚するときは則ち胸中痛み、大腹小腹痛む。清厥して意樂しまず。其の經少陰太陽の血あるものを取る。

 

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黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第十二節 訳

2013-02-15 09:20:04 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二

第十二節

 肺病者、喘欬、逆氣、肩背痛。汗出尻陰股、膝攣、髀腨胻足皆痛。虚則少氣、不能報息。耳聾嗌乾。取其經太陰、足太陽之外、厥陰内血者。

 

 肺を病む者は、呼吸が急促で咳があり、気が下から突き上げるようになり、肩や背が痛みます。汗が尻から股の内側の陰部に近い所まで出て、膝は拘攣し、大腿部やふくらはぎやすねが皆痛みます。虚する時は話す言葉に力がなく、呼吸が弱々しく短く、規則正しい呼吸ができなくなり、耳は聴力障害になり嗌(のど)は乾きます。

このような場合は手の太陰肺經の穴を取って補写を行うとともに、足の少陰腎經中の血絡に刺絡を行った後、補写を行うものであります。(下線部鍼灸医学大系の(通解))

 

東洋学術出版社素問の訳

治療には太陰経と足太陽経脈の外側、厥陰経脈の内側の少陰経とを取り、刺してその血をだします。

 

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