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黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第十四節 語句の意味2の辛・酸(辛、酸、甘、苦、鹹)-2

2013-02-22 09:27:20 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二

第十四節

 肝色青。宜食甘。粳米・牛肉・棗・葵皆甘。

 心色赤。宜食酸。小豆・犬肉・李・韮皆酸。

 肺色白。宜食苦。麥。羊肉・杏・薤皆苦。

 脾色黄。宜食鹹。大豆・豕肉・栗・藿皆鹹。

 腎色黒。宜食辛。黄黍・雞肉・桃・蔥皆辛。

 辛散、酸收、甘緩、苦堅、鹹耎。毒藥攻邪、五穀爲養、五果爲助、五畜爲、五菜爲充。氣味合而服之、以補精氣。

 此五者有辛酸甘苦鹹。各有所利。或散、或収。或緩、或急、或堅、或耎。四時五藏病隨五味所宜也。

 

語句の意味2の辛・酸(辛、酸、甘、苦、鹹)-2

辛=しん・①五味の一つ。肺、金に属する。多くは発散と行気の作用がある。たとえば生姜・紫蘇・荊芥・香附子・砂仁など。⇒五味(ごみ)。

<素問蔵気法時論>「腎の色は黒、宜しく辛を食すべし。黄黍・雞肉・桃・葱、皆辛なり。」

<素問生気通天論>「味辛に過れば、筋脈は沮弛し、精神乃ち央す。」

<素問宣明五気篇>「五味の入る所、・・・辛きは肺に入る。」

<霊枢五味論>「辛きは気に走り、之を多く食すれば、人をして洞心せしむ。」②かのと。十干の第八位。五行では金、方位は西にあたる。

<霊枢陰陽繋日月篇>「辛は右手の太陰に属す。」

 

 辛味の薬能 滞りを散らす薬能があり、散を主り、主作用は肺・大腸と鼻・皮膚の機能を補い、その目標は白色である。

同時に腎・膀胱の機能を生む働きがあり、脾・胃の機能を助け、心・小腸には有益に働くが、肝・胆だけには剋の働きがある。

辛味には肝・胆を護るため酸味を添え、腎・膀胱を補う鹹味を配する。薬学博士渡邊武著『平成薬証論』

 

行気=こうき・利気法の一つで、気滞証を示す場合に気滞をめぐらせて散ずる方法、化気、通気、破気、利気。

散=①粉末薬のこと。⇒散剤。

②散脈のこと。⇒散脈(さんみゃく)。

③発散すること。⇒解表・かいひょう・発汗によって肌表にある邪気を取り除く治療方法で、疎表ともいう。

 

酸=①五味の一つ。

<素問蔵気法時論>「心の色は赤、酸を食するによろし、小豆・犬肉・李・韮は皆酸なり。」

<素問生気通天論>「味酸にすぐれば肝気は以てあふれ、脾気すなわち絶す。」

<霊枢五味篇>「穀味の酸は先ず肝に走る。」

②病名。吐酸(とさん)、呑酸(どんさん)に同じ。

③痠(さん)に同じ。<素問長刺節論>「骨髄酸痛す。」

④だるい。

收=しゅう・おさめる。

<原病式>「収は斂なり、寒に属する、収引の類。」

酸者能渋能收=さんはよくしぶらせ、よくおさめる・酸味の薬物の多くは固渋あるいは収斂の作用があるということ。例えば、烏梅・五味子・山茱萸など。

 

 酸味の薬能 散らばったものを収める薬能があり、収を主り、主作用は肝・胆と目・筋の機能を補い、その目標は青色である。

同時に心・小腸にはその機能を生む働きがあり、腎・膀胱には働きを助け、肺・大腸には有益に働くが、脾・胃だけには剋の働きがある。

酸味には脾・胃を護るため甘味を添え、心・小腸を補う苦味を配する。薬学博士渡邊武著『平成薬証論』

 

固渋=気血精液の消耗滑脱を治療する方法。新・東洋医学辞書

固渋=収渋(しゅうじゅう)に同じ。

収渋=固摂、固渋ともいう。

精気の耗散や滑脱不収(自汗・盗汗・久瀉・脱肛・遺精・早泄・失血・崩漏・帯下などをいう)を治療する方法。

滑脱不収の証は体の虚からひきおこされるもので、虚は本であり、滑脱は標である。

それゆえ身体の虚弱の状態により異なった薬物を配合して治療を進める。

たとえば気虚あるいは陽虚の証候があれば、補気薬あるいは補陽薬を一緒に配合して標本を兼治する。

固渋薬は、あまり多くなく、またある処方は一味の固渋薬も用いないで、病の本質に対して働き、固渋の効果を収めることができる。

これも固渋薬の範囲に属する。

本法は一般に病の早期に使用することはなく、表邪がまだ解さない時、あるいは裏邪が清しない時に使用してはならない。

これは留邪を免れるためである。

本法は斂汗固表・斂肺止咳・渋腸止瀉・固腎渋精・固崩止帯などに分けられる。

<素問至真要大論>「散ずる者は、之を収む。」

収斂=しゅうれん・⇒収渋(しゅうじゅう)

漢方用語大辞典

 

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