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黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第十二節 語句の意味 1-2

2013-02-12 09:16:11 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二

第十二節

 肺病者、喘欬、逆氣、肩背痛。汗出尻陰股、膝攣、髀腨胻足皆痛。虚則少氣、不能報息。耳聾嗌乾。取其經太陰、足太陽之外、厥陰内血者。

 

語句の意味 1-2

肺=五臓の一つ。胸中に位置し、上は喉嚨に通じ、鼻に開竅し、諸気を主り呼吸を司る。

肺が吸入する清気と脾が運化するところの飲食の精微(穀気)は結合して輸布され、人体の臓腑の器官の各部分を栄養する。

肺はまた水道を通調し、水液代謝に参与する。

また心藏の血液循環を主持する働きも補佐する。

これにより肺気は清粛下降し、正常な機能を保持することができる。

<素問五蔵生成篇>「諸気は皆、肺に属す。」「経気は肺に帰し、肺は百脈を朝し、精を皮毛に輸し、・・・脾気は精を散じ、上は肺に帰し、水道を通調す。」

 

肺病=五臓病候の一つ。広く肺臓に発生する多種の病証をさしていう。

虚実二類に分けることができる。

実証の多くは外邪が肺を犯すことにより、あるいは痰熱飲邪が肺に蘊しておこる。

臨床的には、咳嗽・多痰・気急、あるいは胸痛、あるいは寒熱・微寒流涕などをともなうこともある。

虚証には陰虚と気虚、あるいは気陰両虚の区別がある。

肺陰虚の症状は乾咳少痰・喀血・失音・潮熱・盗汗などをあらわす。

肺気虚は咳嗽短気・音声抵弱・悪風自汗・鼻塞などをあらわす。

治療は病状の違いにより、去風宣肺・清熱潤燥・肅肺化痰・温肺化飲・滋陰降火・益気養陰などの法を用いる。

 

喘欬=喘して咳嗽するもの。

喘=病証名。呼吸が急促なこと。

<説文>に「喘は疾息なり」とある。

疾とは快速のことであり、息とは一呼一吸のことであるので、疾息とは、呼吸回数が正常な人に比べて速いことをさしている。

⇒喘証(ぜんしょう)。

<傷寒論釈解>「喘とは、気液、邪の為に壅がりて宣通するを得ず、胸中に逆し湊(あつ)まりて呼吸を阻礙(そがい)し、喉下に声を作すの称なり。」

<素問逆調論>「臥するを得ず、臥すれば喘する者は、是れ水気の客なり。」

喘証=単に喘といい、喘逆・喘促ともいう。

また、上気・喘息などともいう。

一般には、気喘と称されている。

呼吸急促を特徴とする一種の病証をさし、その発病は肺腎と密接な関係がある。

それは、肺の気の主であり、腎は気の根であるためである。

風寒・痰飲・邪火などが肺を壅阻し、気が宣降を失ったものは実、平素より虚弱であったり、長期患って元気が虧損されたために、肺気が主を失い、腎が気を納めなくなったものは虚に属する。

治療は、実喘は病邪の除袪を主とし、虚喘には培本摂納を主とする。

病邪が除かれず、しかも元気がすでに損なわれ、虚実が錯雑した症状を呈する場合は、扶正と袪邪を併用して治療を行うか、あるいは発作時には袪邪を、平素は扶正の治療法をおこなう。

また、内服薬ばかりでなく、針刺・灸法・薬物の穴位への敷貼法などを選用する。

気喘の発作時には咳嗽をともなう場合が多い。

もし、喘して気息が粗く、声が高く、喉中に痰鳴があって鋸をひくような音のするものは、哮あるいは哮喘という。

病因と臨床上の症状の違いにより、喘証を、実喘と虚喘という分類のほかに寒熱に弁別している。

 

咳嗽=欬嗽・がいそう・病証名。宋以前の書では咳も嗽も同じ意味に使用されている。

金・劉河間<素問病機気宜保命集>「咳は痰なくて声あるをいう。肺気傷れて清ならざる也。嗽は是れ声なくて痰あり。脾湿動きて痰をなす也。欬嗽は痰ありて声あるをいう。蓋し肺気傷れ、脾湿動くにより、咳して嗽をなす也。」これ以後、内経にもとづき、咳・嗽・欬嗽を同じ意味とする説と、河間に従って咳・嗽・欬嗽を区別して用いる者とがあり、統一した意見は成立していない。

欬嗽の発生は外邪の犯肺、臓腑の内傷が肺に及ぶなどの原因があり、よって「咳嗽は肺に止まらずして、肺を離れず」の説がある。

治則は外感によるものは袪邪宣肺の法を用い、内傷によるものは、臓腑の調理を主とする。咳嗽の分類は病邪にもとづいたものとして、傷風咳嗽・風寒咳嗽・傷燥咳嗽・燥熱咳嗽・痰飲咳嗽・寒嗽・熱嗽・湿咳・暑咳・火嗽・食咳・瘀血咳・時行嗽などがある。

臓腑分類より、肺虚咳嗽・肺咳・心咳・肝咳・脾咳・腎咳・大腸咳・小腸咳・胃咳・膀胱咳・三焦咳・胆嗽・労嗽・気嗽などがある。

更に咳嗽発生の時間と咳の特徴にもとづいて、久咳・五更咳・夜嗽・乾咳嗽・呷嗽・啞嗽・頓嗽などがある。各項参照。

 

漢方用語大辞典

 

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