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黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第十一節 語句の解

2013-02-08 09:32:47 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二

第十一節

 脾病者、身重、善飢、肉痿。足不收行。善瘛、脚(脚の正字・去が谷)下痛。虚則腹滿、腸鳴、飧泄食不化。取其經太陰陽明少陰血者。

 

語句の解

脾=

霊蘭秘典論篇 第八 第一節 訳 脾胃は倉廩の官 大腸は伝導の官 小腸は受盛の官

陰陽應象大論篇 第五 第十一節

陰陽應象大論篇 第五 第十一節 語句の意味1-2

陰陽應象大論篇 第五 第十一節 語句の意味2-2

陰陽應象大論篇 第五 第十一節 訳

脾病=五臓の病候の一つ。

広く脾臓が発する多くの病証をさす。

多くは飲食労倦によって傷られ、脾が正常な働きを失い、水湿が化せず、あるいは脾陽が虚衰し、中気が下陥することなどによりおこる。

臨床上、腹脹腹痛・腸鳴泄瀉・面黄肌痩・食少・不消化・肢倦乏力・水腫・脱肛などがあらわれる。

もし脾虚で血を統べることができなければ、便血、婦女崩漏などの疾患をおこす。

治療は病状の違いによって、健脾化湿・温陽運脾・補益中気・益気摂血などの法を選用する。<素問蔵気法時論>などの編を参照。

 

善飢=ぜんき・証名。

よく腹がすき、食後でもすぐに飢えをおぼえること。

多嗜症。

これは胃熱によるもので、治療は清泄胃火・養陰生津の法による。

中略。

本証は消渇の主症の一つである。

 

肉痿=痿証の一種。

脾痿ともいう。

症状は筋肉の麻痹不仁、萎弱無力である。

この病は脾気の内熱、胃陰の不足により、筋肉が栄養分を得られずにおこる。

また長く湿地に居て筋肉が湿邪に傷られておこるものである。

治療は清熱利湿、健脾和胃の法による。

中略。

<素問痿論>参照。

 

痿=①しびれる。

②手足痿軟して無力。関節は弛緩して意のままにならない。

<霊枢九宮八風編>「それ雨湿の地を犯せば痿となる」

<素問生気通天論>「湿によって首はつつまれるが如し。湿熱攘せず大筋は軟短し小筋は弛張す。軟短は拘となし、弛張は痿となす。」

痿証=痿躄(いへき)ともいう。

肢体痿弱して運動不能をおこす一連の病証である。

初期には多く下肢無力がみられ、次第に手足軟弱、筋肉の麻木不仁、皮膚乾枯して潤いがないなどの証をあらわす。

又高熱後に四肢痿弱して挙動不能、あるいは産後両脚が萎えて用をなさなくなる場合がある。

その病因は肺熱葉焦による。

邪熱が血脈を灼傷し、あるいは陽明の湿熱が筋を傷り、筋の弛緩してもどらなくなったもので、あるいは肝腎が損なわれて精血が不足し筋が養われなくなった事による。

病理変化としては弛緩性癱瘈に類似し、小児麻痹の後遺症やある種の筋肉の疾病などによっておこる。

病因と症状によって更に筋痿・脈痿・骨痿・肉痿などがある。<素問痿論>

五痿=脈痿・筋痿・皮痿・肉痿・骨痿をさす。

 

促不収=そくおさまらず・足が軟弱無力になること。

<素問蔵気法時論>「脾病むは、身重く、善く肌肉痿し、足収まらず、行きて善く(やまいだれに契・)、脚下痛む。」漢方用語大辞典

 

足不收行=そくこうをしゅうせず・歩行がうまくできない。鍼灸医学大系

ちなみに瘛(やまいだれに・丯に刀この下に心)を(やまいだれに契・)に作るは誤である。(やまいだれに契・)とは狂犬のことである。鍼灸医学大系

 

瘛(けい・やまいだれに・丯に刀この下に心)=けい・証名。

筋脈が拘攣、拘急すること。

→拘攣(こうれん)、拘急(こうきゅう)、瘛瘲(けいしょう)。

<素問玉機真蔵論>「腎之を心に伝う。病筋脈相引きて急なり。病、名づけて瘛という。」

拘攣=筋肉の異常緊張で、手足が曲がってひきつる。

拘急=四肢・両脇・小腹に多く現れる病証で、ひきつり痙攣して自由に屈伸することができない。

 

腹滿=腹脹満のことで、腹部が脹満する症状をさす。

虚実に分け、虚証のものは脾胃の働きが悪くなったためにおこり、下痢し、腹満して痛み、温いものや按ずることを好み、舌苔は白く、脈は軟弱をあらわす。

実証のものは熱が胃腸に結することによっておこり、便秘し、腹痛しても按ずることを嫌がり、舌苔は黄色く乾燥して、脈は沈実で力がある。

<霊枢雑病篇><金匱腹満寒疝宿食病>参照

 

腸鳴=証名。腹鳴ともいう。腸が動いて音のすることをいう。

中焦の虚、あるいは邪が大腸にあることによりおこる。

中略。

水が腸間を走り、グルグルと音のするものは痰飲に属す。

また泄瀉は常に腸鳴をともなう。

<素問蔵気法時論>「虚すれば腹満腸鳴す。」

<霊枢師伝篇>「腸中寒すれば腹鳴飧泄す。」

<金匱血痺虚労病>「若し腸鳴、馬刀侠癭する者、皆労之を得ると為す。」

 

飧泄=そんせつ・病名。飧瀉、水穀利ともいう。

不消化便の下痢をいう。

これは脾胃の気虚陽弱により、あるいは風・寒・湿・熱の諸邪が腸胃を犯して発するものである。

多くは腸鳴・腹痛・脈弦緩などをともなう。

<霊枢師伝篇>「寒に中れば、腸鳴飧泄す。」

 

太陰=足太陰脾経

陽明=足陽明胃経

少陰=足少陰腎経

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