本ブログの184号(2010-09-06付)で同じ標題のブログを発表したが、この子供イノシシが順調に育って、その後も同じ場所に出没しているという話題である。
最初の情報に接したのが8月末であるから、80数日ぶりの話題となる。今回も、早朝散策時に同じ場所に横になって休んでいるイノシシを発見し、近寄ったら立ち上がって走り出したと写真メールをしてくれた。
10-11-20-0846 立ち上がった子イノシシ 10-11-20-0850 向かってくる子イノシシ
間違いなく誰かが餌を与えているようで、人を恐れる気配がまったくない。成長の早いイノシシであるから、これからが心配である。近隣の知人に区役所に連絡したほうがよいとアドバイスした。
名古屋市で開催された生物多様性会議(COP10)で、多くの生物が暮らせる環境整備が議論されたが、狭い国土で山林の多い日本において、野生のクマ・シカ・イノシシ・サルなどの生物と人間との境界線は難しく、とくに今年は山林における木の実などの餌資源が少ない年といわれており、切実な課題となってきた。
山科疏水の安朱橋地区や洛東坂など住宅エリアでも、夜間のイノシシ出没の話題が多いこの頃である。獣害対策は野生動物と人間との知恵くらべに留まっているが、行政問題として、もっと積極的かつ抜本的施策が必要と考える。
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