植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

兼六園の曲水、池、島、橋巡り ①

2015-09-02 04:30:00 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その420(No.649)

◇兼六園の曲水、池、島、橋巡り ①

兼六園の曲水は、犀川上流約10Kmの辰巳用水を経て園内延長
574mで、4つの池や島、数多くの橋がある。

今回は、桂坂口から霞が池、千歳台、山山、内橋亭、梅園、時
雨亭、瓢池、噴水、桂坂口へと巡ってみたい。



1)虹橋(にじばし)

霞ヶ池の北岸、徽軫灯籠の手前に架かる、長さ4m99cm、幅1m10cm、
厚さ30cmの一枚橋。園内の切石橋の中で6mの黄門橋に次いで2番目
に長い。赤戸室石の反橋で、琴の形のように緩やかな曲線を描い
ていることから、琴橋ともいう。橋のすぐ上流に落ちている小さ
な滝は琴の糸を表しているともいわれ、この辺りは琴にちなんで
形づくられたと推測される。徽軫灯籠と虹橋を中心とした眺めは
兼六園を代表する景観で、記念撮影の定番スポットとなっている。

■写真は虹橋



2)霞ヶ池(かすみがいけ)

兼六園の中心部にある一番大きな池。面積は約5800平方m、水深
は最も深いところで1m50cm。曲水は虹橋下流で霞ヶ池に流れ込
み、内橋亭付近の流出口から翠滝になって、瓢池へ落ちる。

池を中心にして栄螺山、内橋亭、徽軫灯籠、虹橋、唐崎の松、
蓬莱島などの名勝が配置され、回遊しながら多様な景色が楽し
める。





また、南側から眺めると、近景に内橋亭、中景に蓬莱島、遠景
に徽軫灯籠と虹橋という造園手法が駆使されており、さらに借
景として庭外の卯辰山を取り入れ、奥行と広がりを持つ。兼六
園の代表的な景観のひとつである。



■写真は霞が池



3)蓬莱島(ほうらいじま)

別名、亀甲島。霞ヶ池のほぼ中央に浮んでいる。霞ヶ池を海に
見立て、神仙島になぞらえたもの。これは中国の古い神仙思想
で、海の彼方には蓬莱、方丈、瀛州という三つの島があり、そ
こは神仙人が住む理想郷だという伝説がよりどころとなってい
る。三島は不老不死や繁栄をもたらすものの象徴となり、かつ
て多くの大名庭園に取り入れられた。
また、その島は亀や鶴の形をしていたといわれ、蓬莱島も島の
北東にある黒い大きな立岩を亀の頭、対極の石塔を亀の尾とし、
島の形を亀に見立てている。亀甲島と呼ばれる由縁である。



■写真は蓬莱島



4)月見橋(つきみばし)

曲水が霞ヶ池に流れ落ちる少し手前にかかる土橋。別名、玩月橋。
東方の遠く連なる山並からのぼる満月を眺めるのに最適な場所と
いうことから、この名となった。たもとには月見灯籠も立つ。曲
水に架かる花見橋、雪見橋と合わせて三橋という。

■写真は月見橋

参考資料:兼六園図鑑(インターネット)より

(つづく)