植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

兼六園の曲水、池、島、橋巡り ⑤

2015-09-11 05:41:00 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その424(No.654)

◇兼六園の曲水、池、島、橋巡り ⑤

兼六園の曲水は、犀川上流約10Kmの辰巳用水を経て園内延長
574mで、4つの池や島、数多くの橋がある。

今回は、桂坂口から霞が池、千歳台、山山、内橋亭、梅園、時
雨亭、瓢池、噴水、桂坂口へと巡ってみたい。

19)時雨亭の橋

■写真は時雨亭の橋



20)長谷池(はせいけ)

明治の初め、長谷池周辺には金沢の2代目市長、長谷川準也の住
居があった。長谷池はその時代につくられた私設庭園の池である。

霞ヶ池から翠滝への水流を分水して水を引き、左奥に男滝、右奥
には女滝がつくられている。薄暗い場所で散策のメインルートか
らは外れていたが、平成12年(2000)に長谷池周辺整備事業が竣
工し、長谷池のそばには明治時代に取り壊された時雨亭が復元さ
れて梅林へと流れる曲水がつくられた。平成期作庭の新庭園であ
る。この整備によって兼六園は新たな広がりを見せている。

■写真は長谷池



21)長谷池の男滝と女滝(はせいけのおだきとめだき)

長谷池に向かって左奥にあり、右奥には女滝がある。それぞれ
の滝のそばには雪見灯籠が据えてある。この池は2代目金沢市
長、長谷川準也邸の庭の一部として、明治3年(1870)ころに造
られた。

■写真は長谷池の男滝



■写真は時雨亭縁側の曲水



22)瓢池(ひさごいけ)

蓮池門を入って右手に広がる池。東西90m、南北45m、周囲約270m
で、園内にある四つの池のうち霞ヶ池に次いで2番目に広い。こ
の辺り一帯が兼六園発祥の庭、蓮池庭であった。瓢池の名の由
来は、池が瓢箪の形をしているからという説と、池に浮ぶ島の
姿からという二説がある。

石橋「日暮橋」を渡ったところが亀島で、亀島から数mのところ
に松が植えられているのが岩島だ。亀島には趣のある海石塔や、
枝ぶり見事な枝垂れ桜がある。また池の奥の茂みには翠滝、手
前には夕顔亭と、見どころが多い。

さらに池に沿って真弓坂方向へ行くと、水面は緑陰に染まり、幽
谷深山の趣。夕顔亭付近とは違う静寂の表情を見せている。

不老長寿の神仙島の三島(蓬莱:ほうらい、万丈:ばんじょう、
瀛州:えいしゅう)になぞらえて、子孫繁栄、延命長寿、立身出
世を願って造られていたのだ。



■写真は瓢池



23)瓢池の真弓坂側の滝

■写真は瓢池の真弓坂側の滝

参考資料:兼六園図鑑(インターネット)より

(つづく)