植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

如来寺の石仏づくり

2015-09-17 04:18:05 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その427(No.657)

◇如来寺の石仏づくり

□如来寺の歴史

天正年間(16世紀終わり)に越中国砺波郷増山に岌台上人が龍宝山
往生院如来寺を創建。慶長14年(1609)増上より富山県高岡市の二
上山麓に移り数年の後、加賀国金沢の卯辰山麓に移転。

明暦2年の後(1656)前田光高(4代藩主)の夫人清泰院(水戸光圀
の姉)が亡くなられ、その後御位牌所として、現在地に約8,000坪
の領地を賜った。

■写真は如来寺参道



寛文2年(1662)当山7世、中興心誉上人の代に綱紀(5代藩主)か
ら更に寺領200石(40,000坪)を賜り、堂及び庫裡一切を建立し荘
厳な伽藍が完成した。ここ加越能三国の浄土宗寺院の触頭となっ
た。しかし、享保3年(1718)4月6日小立野亀坂からの火災により
伽藍は、すべて焼失し、その後約100年間再興の機会に恵まれな
かった。

■写真は山門



文化10年(1813)斎広(12代藩主)によって現在の御堂が再建され
たのは、当山17代中興倫上人の代である。以後当時の面影がその
ままである。天井が高く広々とした造りは、江戸後期の寺院建築
の重要な遺構であり、浄土宗寺院本堂の典型的な姿である。

現在は、石仏公園や墓所の整備もされ、宗派にこだわらない解放
された寺院として地域にとけ込んだ活発な活動を展開している。

■写真は本堂



□石仏群の由来と万燈会

石仏は、善男善女の老若が境内緑陰に集い、色々な思いや願いを
石に託し、80日間をかけ彫り上げたものです。 また毎年7月中旬
の夕刻より、この石仏公園においてご先祖の精霊を招き、万燈会
(まんとうえ)が行われます。現在約1000体以上であると思われる。



■写真は石仏づくりに励む参加者



石仏づくりはだれでも参加できて、初回参加費は9,000円(指導料、
材料費、工具代込み)で、約80日間の間に好きな日時に時間作業
できて、5回の指導を受けることができます。
参加ご希望の方は、076-221-0833如来寺まで。

参考資料:如来寺ホームペジより







■写真は石仏公園

○如来寺ホームページ

(完)