金沢の観光スポット体験レポート その509(No.782)
◇金沢の桜2016 兼六園 ⑧
日本三名園のひとつで、桜の名木が多いことで知られてお
り、中でもひとつの花に300枚もの花弁を付ける兼六園菊桜
は一見の価値あり!ほかにもヤマザクラの大木、旭桜、兼
六園熊谷ほか、ヒガンザクラ、ソメイヨシノなど約420本の
桜が園内を彩ります。
遅咲き桜を紹介します。
32)関山(かんざん)
サトザクラ系明治初年に東京荒川堤の桜として有名になっ
た桜で、花は濃紅大輪で、花弁数は30枚程度です。
■写真は関山
33)梅護寺数珠掛桜(ばいごじじゅずかけさくら)
原木は新潟県阿賀野市小島・梅護寺境内にあり、国の天然
記念物に指定されています。親鸞上人が京に帰る途中、小
島の里に泊り、出立のおりに手に持っていた数珠を桜の枝
に掛け「我が弘むる御法にいつわりなくんば花ふさ数珠の
如くにならん」というと不思議にもそのようになったので
この名がつけられたといわれています。
日本武尊像の右裏にある桜。
■写真は梅護寺数珠掛桜(4/23)
34)普賢象(ふげんぞう)
雌しべが花の中央から2本出ており、細い葉のように葉化
している。この雌しべが普賢菩薩の乗る普賢象の鼻に似て
いる事からこの名前がつけられた。
花は若いうちは薄紅色をしており、徐々に白くなっていく。
最盛期を過ぎると徐々に花の中心部が赤く染まる。
■写真は普賢象(4/23)
35)鬱金桜(うこんざくら)
別名「黄桜」とも呼ばれるサトザクラの一種で、その透き
通るようなうす萌黄色の花びらが風に散るさまは江戸時代
から風情のあるものとされています。京の鴨川・宇治川・
桂川・淀川と清き流れに囲まれた伏見の地で創業者松本治
六郎がことのほか、この黄桜を愛し清酒「黄桜」として販
売したのが始まりです。
普賢象の向にある。
■写真は鬱金桜 (4/23)
■写真は霞が池の品種不明(4/16)
(つづく)