植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

金沢城公園巡り11 五十間長屋レポート(その1)

2013-01-04 04:54:43 | 日記

金沢の観光スポット体験レポート その128(No.239)

◇金沢城公園巡り11 五十間長屋レポート(その1)

菱櫓と橋詰門続櫓を結ぶ多門櫓(たもんやぐら)。武器
等を保管する倉庫として使用されていたのに加え、非常
時には城壁の役目も兼ね備えています。 内部では木組
みの工法をそのまま見学することが可能。日本古来の木
造軸組工法と呼ばれる方法と、柱と柱を繋ぐ横木を組み
合わせた耐力壁によって構成されており、釘やボルトを
1本も使っていないにも関わらず耐震性にも優れています。

■写真は五十間長屋(二の丸広場より見る)



■写真は五十間長屋2F



■写真は五十間長屋2F桁



■写真は菱櫓、五十間長屋、橋詰門続櫓案内図



◇鉛瓦(なまりかわら)
建物の屋根は普通の瓦ではなく、鉛の板で葺いてありま
す。まず、木で屋根を作り、その上に、厚さ1.8mmの鉛
板を張り付けて造ります。この鉛瓦の鉛には、少量
(0.06~0.08%)の銅を添加してあります。銅を添加する
ことにより、強さや硬さ、それに酸に腐食されないため
の耐酸性を高めます。
なぜ、鉛瓦を使うようになったのかは分りませんが、江
戸城にも使われており、江戸時代の古文書には、「鉛瓦
を使用したのは名城の姿を壮美にするため」と書かれて
います。推定ですが積雪による荷重の軽減化や戦いの際
の鉄砲弾丸用ともいわれている。

■写真は河北門の鉛瓦



■写真は鉛瓦のディスプレイ