諸星大二郎 2022年8月 講談社モーニングKC
はい、本日が発売日ということなので、さっさと書店に買い行って、すぐ読みました、最新刊。
もう、この夏はこの日だけを楽しみに、指折り毎日を過ごしておりました。
物語のほうは、あいかわらず火焔山近くで、暴動起こしてる農夫とか浮浪児とかと高昌城の兵とかソグド兵とかの戦いが続いてるんだが。
主人公の悟空は、いよいよ宿敵であるはずの牛魔王と決戦するのかと思いきや、なかなか戦わない。
運命の宿敵らしく、近くにいるかどうか気を感じるだけで察することができて、あまり近づくと生き死にを懸けた戦いになっちゃうことが本能的にわかってるんで、闘いが最優先事項ではない今回はあまり近づかないように己を抑えている。
そんななかで、魔族たちが仕掛けた悪いもんは一応やっつけられたんで、騒ぎは一段落したかというところ。
前巻ではまったく登場の機会もなかった玄奘が、ようやく最後にちょろっと顔を見せるんで、あー、ようやく天竺へ再出発してくれるのかと思うが、次回への予告によると、まだまだこの場所で事件があるんだそうだ。
「これからの展開は…… どうぞ気長にお待ちください。」って、はい、待ちますよ、お待ち申し上げます。
第十二回 勇躍して双童 師命を受け 機を見て公主 戦場を走る
第十三回 孫行者 火中に栗を拾い 牛魔王 暗中に塔に登る
第十四回 双童 勇を鼓して牛王に見え 魔王 義に感じて妖邪を破る
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