many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

西遊妖猿伝 西域篇2

2010-06-30 21:13:40 | 諸星大二郎
諸星大二郎 2010年6月 講談社
待望の第2巻がでました、『西遊妖猿伝』の「西域篇」
このマンガ始まったの、1983年だからね。
いったいどうなることやら。
とにかく一生ついていきますよ、これには。

今回は、唐を出て、沙悟浄もようやく加わった、玄奘三蔵法師一行が、西域に入って謎の魔物と出っくわす新しい展開になってます。
どうでもいいけど、その魔物が、諸星大二郎特有の「ドロドロ」した感じなのが、うれしい。
やられちゃうと“グズグズ”とかって溶けてくとこが、あいかわらずでいいです。
諸星作品って、いろんなものがドロドロに溶けたり、グニャグニャに変形したり、なんだかわからないモノに融合しちゃったりするとこが、ものすごく魅力的なんです。
(わかるひとにしか、わかんないな。べつのとこで「どろどろリスト」なんてものを作ったりしたんだが。)
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とっておきのつまみ(gooトラックバック練習板)

2010-06-30 21:08:01 | Weblog
ちょっと目にとまったんで、トラバ練習板のお題。
とっておきのつまみは何かと。
私は基本的に「酒さえあれば」の人間なんで、あまりつまみにこだわらない、っていうか、どうでもいい。
でも、やっぱり、一口飲んでは、一口食べて、また飲んではまた食べて、っていう地獄のような組み合わせってのは、あることはある。
ビールはのど乾いたときに飲むだけだし、ウイスキーも料理は関係ない。
やっぱ、やばいのは、日本酒だよね
ほんとふだんは豆腐でもあれば、それで十分なんだけど、やっぱサカナ、っていうか海のものだよね、日本酒には。
刺身とかもいいけど、ちなみに刺身は、貝類>白身>青魚(イワシ・アジの類)>赤身(マグロとか)の順になる、原則として。
で、それはそうとして、酒のサカナというと、魚ぢゃなくて、ちょっと変わったのがいい。
酒盗とかね…
「ばくらい」とかね…
で、今日の本題に(ようやく)なるんだけど、私が、史上最高だと思った、酒のサカナは、
鯖(サバ)の塩辛!です
って、何年か前に、一回っきり、食べたことがあるだけなんだけど。都内某所で。
数年後にその店に行ったときには、メニューにありませんでした
「え~?鯖の塩辛ぁ? なにそれ?そんなものあるの?」って、みんな言うんだけど、あったんです、うまいんです。
ほんとね、あれを一口食べて、酒キュッと飲んだ日にゃあ、もう堪りませんよ
あー、もう一度あれを食べたい!
(というわけで、トラバ練習板の課題としては「写真付きで語れ」なんですが、写真は残念ながらありません。)
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ジャックに乗る

2010-06-29 20:57:39 | 馬が好き
ひさしぶりに乗馬に行く。

↑暑いんで、扇風機ブンブン。夏は虫が出るんで通路に吊るしてある「電撃殺虫器」もフル稼働。(写真は昨日の夕方ね。)

どうでもいいけど、当ブログ、「馬が好き」のカテゴリーだけ、妙に反響あるんだよね
乗馬ひさしぶりって言ったけど、6月8・9日が、年に一度の馬術大会だった。
その直前の4週間で20日、馬に乗ったんだけど、それはそれなりに自分史上最多の練習量だった。
で、試合だけのために乗ってるわけぢゃないんだが、さすがに身体が疲れちゃったんで、翌週は予定どおり休んだ
先週は火曜日に乗るつもりだったんだけど、直前になって仕事(休日なのに出張して会議)を命ぜられちゃったんで、乗りに行けなかった。
ちなみに、6月9日の試合当日にも、同じような用事で召集されたんだが、「馬に乗るのも私の仕事だし! 団体優勝の瞬間に立ち会うほうが大事ですから!」とタンカきって、そっちへは行かなかった。来年あたり今の職場クビ(転勤?)かもしれない…
ま、いいや。
そんな4週間の練習模様については、思うところあって、別ブログ「村魂~MIHO SPIRIT~」にまとめてあるんで、乗馬の記事好きなひとは、そっちも見てみてください。(当ブログと一部内容の重複あり。)

で、試合から中2週空いちゃって、きょうは3週間ぶりの乗馬ってことになるんだが。
よくよくチェックしてみたら、昨年10月13日に(4カ月間「引退宣言」してた)乗馬に復帰して以来、正月とゴールデンウィークんとこで中1週空けただけで、あとはコンスタントに毎週乗ってる。
で、どうなったかっていうと、驚いたことに、1年前に比べて、体重が4キロくらい落ちてる。これについては、私は「乗馬で“精神的な”汗かいてるから」と言っている
もっとも、今から7年前の引越のときに、体重計捨てちゃってからは、ちゃんと体重管理しなくなったんで、去年が何キロくらいか正確には記録も記憶もしてないんだが、まあその前から引き続きの流れで自分史上最高体重のまんまだったことは間違いない。なので、少なくとも4キロ、もしかしたら5キロくらい落ちたんだろう。あと1キロか1キロ半落とせば、8年前にフルマラソン走ったりしたころの、ベスト体重に戻ることになる。
ちなみに、ウエストサイズだと、6センチくらいのダウン。6,7年前に急に太って(運動しなくなったせい)、それでもがんばってたんだが、3年くらい前かな、軽くあきらめて、着るもののサイズを変えたんだけど、今それがけっこうダブダブ。一部捨てずにあった前のものが、ぴったり入るし
こないだ試合のときに、札幌時代に知り合ったひとたちから「痩せましたね!」って言われたし。ほかにも久しぶりに会う何人かから痩せたと言われた。
体重、ウエスト、顔、ぜんぶ間違いなく痩せた。…っていうか、元に戻っただけなんだけどね

えーと、何の話だ。
うん、とにかく昨年秋から、乗馬が2週空いたのは初めてってことになる。
うわっ、そう考えると、けっこう不安になるな。せっかく一所懸命練習したこと、全部忘れてそうだ
ま、でも、もともと私は、23になって初めて始めた乗馬、週イチくらいで適当に続けてたんだけど、(たしか)平成6年の春を最後にやめちゃって、以来、平成18年に札幌行ったのを機に、また乗馬をはじめるまで、実に丸12年間のブランクがあった。
その間、ほんとに全く、馬にまたがるどころか触ってもいなかったんだけど、乗ってみたら、意外や意外、すぐに乗ることができた。
そのときは、すげえ久々で、昔はちょっと間が空くと、いつも冗談で「どっちの足から乗るんだっけ?」とか言ってたんだけど、マジそんな感じで乗った。
でも、調馬索で、一応、軽速歩と駈歩をちょっとやったんだけど、すぐ「もういいや」って感じで放されちゃった。
で、翌週には、もう低い障害飛ばされてたな 当時の周囲の初対面に近かった人たちには、不気味だったと思うよ、鞍とか馬の肢につけるプロテクターの着け方とか完全に忘れててできないのに、馬場に出ると障害跳んでたんだから 「なんだ?このひと?」って思われてたんぢゃないかと想像できる。

さて、昔話は置いといて。
ところで、昨日は、先月からもう何回目かになろうかという、某テレビ局の某ドラマの撮影なんてぇのがあって。
セルスコールと、ニアフュージョンと、コンキスターと、シアトルユーが、大変なエキストラ役に駆り出されちゃったりして。

↑ニアフュージョンなんて、競走馬時代の血が騒いぢゃったのか、すんごいことになってました

…えーと、昨日のことは、いいや。
ま、この話も、そのうち書くことにして、とりあえず今日の乗馬だ。
というわけで、きのう使った馬たちは、今日はお休み。
ほかにも、この暑いのに(きのうのほうが暑かった、今日は30度までいってない)、きのうも何人かが乗りに来てたんで、昨日乗った以外の馬から乗り馬を選ぶかってことになって。

(↑“サンタ”。私のことはおぼえているのか、いないのか…。とりあえず挨拶で顔は出してくる。)
ミラノか、ヒーズザマンか、キングフッドか、はたまたエアサンタムールかってラインナップだったんだけど、私はそんなの見向きもしない
ジャックか強鉄の二択で迷って、やっぱジャックをとった。強鉄は今後いくらでも機会ありそうだけど、ジャックはパトロールが非番のときしか乗れないからね。

ジャックは、1992年アメリカ生まれのペイントホース。美浦には平成12年からいるらしいけど、本職は「調教パトロール」って仕事。

ほかにも、体験乗馬とかにも使ってて。

なんでも乗りやすいという評判だけは聞いて知ってるんだが、そうやって忙しい馬なので、私はこれまで乗ったことなかった。

どうでもいいけど、こないだの試合の惨敗を受けて、私なりに考えたこともある。
やっぱ毎日の練習の密度を上げてかなきゃしょうがない。漫然と乗ってては、何回乗ろうがうまくはならない。それには基礎からやり直しだ、って部分もある。
で、今日はジャックにまたがったら、周りが「おかしい」と言って笑うんだけど、私は大まじめで「最初からやり直しだ、体験乗馬・調馬索レベルからジャックに教わるぞ!」とか言ってました でも、基本の飛び乗りをしようとしたら、できなかったんだけどさ

それにしても、ジャックでどのくらいまでやっていいのかなぁ?
前にバディーに乗って、大汗かかせたことがあるんだけど、基本的に彼ら(ジャックとバディー)が走ってるとことか、あんま見たことない
(調教パトロールって、理想としては、放馬してる馬に走り寄って捕まえる!とかってあるんだけど、実際にはそこまでやってない。なんかポコポコ歩いて、スタンドからの死角で事故が起きてないか見て回ってるって感じが正直なとこ。)

んなこと考えながら、常歩。なんかタラタラしてるなー、と思いつつ、ときどき脚に反応するか確かめる。
ほかの人と離れて、ひとりで狭い区画のなかで(だって障害跳ぶわけぢゃないから)乗ってみる。

まずは速歩。反撞がないと聞いてたけど、ないわけなくて。でも、まあ、ないと言っていいのかな。私個人の感覚としては、反撞がなさすぎても軽速歩とかしにくいと思う。
ジャックは背丈はないんだけど、乗ってみると思ったより横幅はある感じがする。脚の位置とか、ふくらはぎで馬体に接するとかってあたりに、改めて気をつけて座ってみる。
反撞なくて歩幅小さい(ピッチ速い)と、油断すると軽速歩が遅れる。踵の位置が前のほうにいくとホントに立ち遅れるから、少し脚を後ろに引くくらいの気持ちで、やや前傾したような姿勢にして、サッサカ歩かせてみる。
巻乗り、ゆっくりした歩きで、油断すると止まりそうなんで、意識して動かしてみる。
でも、あまりガンガンやって大丈夫かなぁ? というのも、ジャックは私みたいな重いのをあまり乗せてないはずなんだよね、ふだん。
乗りやすいのをいいことに、正反撞でグイグイやるとよくないかなーと思って、なるべく軽速歩まぜて適当に乗ることにする。
(こないだ、馬場の練習をみっちりやった次の日から、ミスターマイダスが跛行しちゃったりしたんで、ちょっと反省している…)
ホントは座って歩度を伸ばしたり詰めたりをもっとやりたかったんだけどね。(詰めるとき腰を張るが重要テーマ。)

いまいち軽快さがないのが、見た目のイメージと違うなぁ、とか思いつつ、駈歩。
ここで問題発生。左手前の駈歩が、出ない
何度か、左まわりの輪乗りで駈歩を出すんだが、どうしても馬は右手前になっちゃう。
蹄跡を速歩でいって、隅角を利用して駈歩出してみようとかするんだけど、やっぱ左が出ない。
何度かやって、一度だけ出たら、なんかヘンな感じ。馬が右を向いて、外ラチに対して角度がついてるようなカッコで、真っ直ぐぢゃない状態で蹄跡を走ってる。
そのあとも輪乗りで、駈歩を出す、手前違うから止める、また駈歩、また違うから止める、とか繰り返してたら、人も馬も疲れちゃったしイライラしてきちゃったりで、終了!
右手前のまま蹄跡を左回りでずっと走ってたら、そのうち疲れて手前替えるかな?とか、ちょっと思ったんだけど、暑いのにあまりイジメるようなことしてもしょうがないし、ヘンな走り方して肢でも傷めたらコトなので、やめとく。
ま、私だって、左足でサッカーボール蹴れっていわれても、できないんだけどね。

広いほうの馬場へ出て、なんとなく常歩。
ほかのひとが障害練習している横に、地上横木が5本あったので、常歩で跨がせてみると、なんだかびっくりしたように歩いて、なんとか渡りきったので、誉める
速歩で2,3回やってみると、なんか上手ぢゃないけど(ジッと下見て、前足は跨ぐんだけど、後ろ足は跨ぐの忘れてんぢゃないの?って感じで、ときどきコツンと引っ掛かる)、それでも歩いたので、ポンポン
ふと思い立って、広いところで、もう一回だけ!って、左手前の駈歩を出してみると、おっと!簡単に出た。
しばらく、楽しげに(たぶん馬は「いい加減に、もういいよ」と思ってたかもしれないが)駈歩を続けて、イメージよく、こんどこそ終了。
まわりは、「ジャックが駈歩してるよ!?」と思って見てたそうですが
ちなみに、ただでさえ暑いのに、重たい私を乗っけて、いつも以上に走らされてしまったジャック、大汗かいて、練習後は、身体の白い部分がピンク色に見えるような状態でした。

(↑たてがみまでビッショリ)
全身よく洗ってやって、リンゴをやって、おしまい。

ジャックに乗れたのが、うれしかったので、珍しく他のひとにカメラ渡して、一枚だけ馬上にいながら記念撮影をしてしまいました。
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君主論 ほか

2010-06-28 20:13:52 | 読んだ本
うん、政治学の古典のつづきだ、な。
古典といっても、超古典だぞ。
ホントは一冊ずつ、ちゃんと採りあげて、内容コメントしようかと思ったんだけど。
正直なところ、何が書いてあったか、すっかり忘れてるんで、ひとからげにしちゃいました
年代順がいいのかね?

ぢゃあ、最初は「君主論」

マキアヴェッリ著 黒田正利訳 1935年発行・1959年改版発行 岩波文庫版
私の持ってるのは1985年の第49刷。
書かれたのは、解説によれば、1513年らしいが、出版はマキアヴェッリ死後の1532年らしい。
15~16世紀のイタリアで何あったか、現代の日本人には興味ないだろうけど、まずはこれ読むところから始めないと、政治学ってのはラチあかない、らしい(?)

つぎは、「市民政府論」

ジョン・ロック著 鵜飼信成訳 1968年 岩波文庫版
私の持ってるのは1985年の第19刷。
1690年のものだ。1688年がイギリスの名誉革命だし。(←って、そんなこととっくに忘れてたんだけど。)
人間は、みんな生まれながらにして、自由平等独立だ、誰の奴隷にもなんないぜ、って本だな、たしか。
(さらに、ぢゃあ、どうやってうまくいく社会をつくるか、ってことだ。)

それから、「社会契約論」

ジャン・ジャック・ルソー著 桑原武夫・前川貞次郎訳 1954年 岩波文庫版
持ってるのは1985年の第38刷。
どれも同じころ読んだはずだけど、大学1年ときだと思う。
大学の生協のブックカバーにいまだに包まれてるしね。
突然思いだしたけど、生協の書籍売り場って、たしか定価の1割引で買えたんだよね、本が。
で、社会契約論は、1762年の出版らしい。
たしか、これいちばんややこしいんだ。読みにくい記憶しかない。
ほっぽとくと勝手な個人個人が、生きてくために互いに契約して、それが国家なり何なりになるっていうんぢゃなかったっけ、たしか?

ほかにも、ホッブスとかモンテスキューとか無理やりいろいろ読んだ気がするけど、手元には残ってない。
思想の話はめんどくさいんだよね。
なんかムリくり理論を積み上げてつくった民主主義とか権利とかって、うさんくさい。
それより、世界史とかで、隣の国を見て「あ、あそこイイな」ってんで、攻め込んでっちゃう侵略の歴史を勉強してくほうが、よっぽど自然で面白い。
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職業としての政治

2010-06-27 22:38:08 | 読んだ本
マックス・ヴェーバー著 脇圭平訳 1980年 岩波文庫版
ひきつづいて政治の古典シリーズだ。
原典は1919年の講演らしい。
持ってるのは1985年11月の第8刷で、大学に進む前に読んだか、入ってから読んだか定かではない。

ひさしぶりに読み返してみていると、やっぱり、初めて読んだとき同様、つまんないぞ
すごい薄い文庫なんだけど、ちっとも先に進まない。
で、恐ろしいことに、ときどきページの隅が折ってあったりするんだが、当時の私が何をノートしようとして、そこに目印をつけたのか、まったくわからない。
最初の折り目は10ページだけど、
われわれにとって政治とは、国家相互の間であれ、あるいは国家の枠の中で、つまり国家に含まれた人間集団相互の間でおこなわれる場合であれ、要するに権力の分け前にあずかり、権力の配分関係に影響を及ぼそうとする努力である、といってよいだろう。
というところに目を止めたんぢゃないかと思う。
ただ、同じページに
政治をおこなう者は権力を求める。その場合、権力を別の目的(高邁な目的または利己的な目的)のための手段として追求するか、それとも権力を「それ自体のために」、つまり権力自体がもたらす優越感を満喫するために追求するか、そのどちらかである。
って一節もあるから、そこに反応してた可能性もある。
政治は権力、基本中の基本ですね。
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