many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

秋になったけど半袖で乗馬

2013-09-30 18:32:17 | 馬が好き
2週の休みをはさんでしまったが、ひさしぶりに乗馬にいく。
ずいぶん秋らしくなってきたけど、きょうはまだ半袖でちょうどいい。
馬は、そんな予感もしたんだけど、またしてもおなじみの天蓬。

寝てるとネコみたいにかわいいけど、乗るとなかなか手ごわい。
どんな馬だっけって思い出す。
(1)馬場から厩舎に帰るとき、妙にうるさくなるときがあるんで気をつける。(2)降りるとき(なんせ背が高いんで)気をつけないと、フェンス飛び越したら向こう側が一段低かったときのような、衝撃が足にくるときがある。(3)練習後は冷たい水ぢゃなくて、ぬるま湯がお好み。(4)ひき馬を終えたあと、馬房んなかにダッシュで入るようなとこがあるんで気をつける。
って、みんな乗った後のことばっかりじゃんか、俺。
ま、いっか、馬装したら、馬場へ。

今日もまた部班に入ろうと思ったのに、馬場にはそれ用に区切った一角がなくて、みんな馬場を広く使って各個に乗んなさい、って命じられる。
まじめな話、この馬について今回の私の注意点は、「遠慮しない」に尽きると思う。
天蓬に乗ったときは、過去複数回にわたって「最初の要求をきかなかったとき、馬が反応しなかったときに、即座に叱らないから、ナメられてる」と指摘されてるからねえ。
バシッと意志を伝えないと。できたらホメればいいんだから。
さて、しばらくやってると、「馬は前に動いてんだから、人も遅れずに、一歩前に乗ってくように」という指導が。
たしかーに。馬は脚に反応してビュンって出るんだけど、私がそれについていけてない。
手綱をすこし長めにして、かるく前傾さえするような意識で、馬のスピードにあわせて先へ先へと乗ってくつもりにしてみる。
どうも広いと、漠然としちゃってダメだ。適当な場所みつけて、輪乗りで乗る。

でも、いつものとおりだ、前に出てるようだけど、まだ十分ぢゃない。ホントに前に出てないのに、うけるも何もない。
速歩でひととおりやったら、なんかパッとしないので、いつもよりアブミをひとつ短くしてみて、駈歩。
最初の左手前は、なんか前に出てこなくて、輪乗りから蹄跡に出ようとしたら止まりそうになったぐらいだったけど、そのあと右手前に変えたら、なんかいい感じの駈歩ができた。
一度ビュンビュンいかせといてから、こんどは抑えて、また伸ばしていく、繰り返し。

すこし休憩。そのあと、馬に遅れちゃうのを修正するために、やや迷ったんだが、やっぱアブミあげでしばらく輪乗りする。
天蓬の正反撞は乗っててもけっこう楽しいんだけど、きっと明日あたり私は腰が痛くなるに違いない。
速歩の歩度を伸ばしたいんだけど、アブミあげてると自分をかわいがっちゃって、いまひとつ思い切りがない。
そしたらアブミあげたまま駈歩。駈歩はわりと乗りやすいので、さっきと同じくらいの勢いで、伸ばしたり詰めたりしてみる。なぜか駈歩はやっぱ右手前のほうが伸びるような気がする。
アブミからフリーになってやってる間に気づいたけど、私の脚の使い方って、ヒザが外向いて、それで膝関節を開閉してカカトをハンマー振り下ろすように馬体にぶつけてるみたいな動きしてる。
自分で愕然としちゃった、まったくの間違い。どーしょーもないんで、まずは「ツマ先・前、爪先は進行方向!」って唱えながら乗る。
さんざドシンドシンと馬に迷惑かけながら乗ったあと、最後は馬場を広く回って、軽速歩。
駈歩で景気つけたせいか、速歩もきもちよく伸びていく。自分の座りというか、アブミの踏んづけ具合も、最初に比べたらだいぶ改善された。いくぶん脚を長くして乗れてるような気がした。
いつもこの状態から練習を始めたいよなと思ったところで、練習おわり。

天気予報は蒸すかもとか言ってたけど、陽射しもそこそこ、風も適度に吹いて、なかなか快適。
馬の全身を洗っても、わりとすぐ乾いた。
馬装する前は居眠りしかねない勢いなのに、手入れしてるとだんだん元気になってくる。
動いて腹減っただけか。
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トウモロコシ畑の子供たち

2013-09-27 19:24:28 | 読んだ本
スティーヴン・キング 高畠文夫訳 昭和62年 サンケイ文庫
二十数年前の新刊だったときに買って読んだ文庫をまた引っ張り出してきた。時の流れに愕然としちゃうね。
それはそうと、このキングの短編集、原本「NIGHT SHIFT」が出たのは、それよりもっと前の1978年だという。モントリオールオリンピックとモスクワオリンピックの間だねえ。
ま、時代背景と小説のなかみは、そんなに深く関連してないから、いま読んでも、特に何これ意味わからんなんてことはない。
「超高層ビルの恐怖」The Ledge
やくざの親分の女房に手を出してしまった男、地上43階の部屋に呼び出された。
うわべだけは紳士的なそのやくざの提案は、この部屋の窓から出て、幅5インチの縁を伝って、建物を一回りできたら、カネをつけて女もくれてやるというもの。
ちょっとダールの「南から来た男」を思い出させるようなドキドキする話で、このなかでは秀逸と私は思う。
「芝刈り機の男」The Lawnmower Man
芝刈り機が人を襲う。
血に飢えたような機械の暴走って、キングはほかにもあったよなあ。なんか安っぽくて好きぢゃない、このてのものは。
「禁煙挫折者救済有限会社」Quitters,Inc.
タバコがやめられない、禁煙が続かないといった人をサポートする会社がある。
その治療法は98パーセントの成功率だっていうんだけど、教えてくれた友人も、その内容は契約書によって他言できないという。
「キャンパスの悪夢」I Know What You Need
『僕、君が欲しいものは、ちゃんとわかっているんですよ』と言って、エリザベスに近づいてきた男エド。
どんな場面でも、たしかに自分のしてほしいことを当ててくるんで、最初はびっくりさせられただけだが、次第に理想の彼氏かと思いこんでしまうんだけど、ある日親友のアリスがエドは危険だと言い出す。
(タイトル、原題のほうがいいよね、キャンパスの悪夢ぢゃ気が利いてない。)
「バネ足ジャック」Strawberry Spring
何年かに一度おとずれる「イチゴの春」と呼ばれる霧の多い季節に、大学のキャンパスに連続殺人事件が起こる。
「トウモロコシ畑の子供たち」Children of the Corn
高速道路を下りて走ってたら、右も左も一面トウモロコシばかりの土地に迷い込んだ夫婦。
そこは、狂気じみた宗教を信じてる、子供だけの国だった。
神の命により、そこでは19歳までしか生きられない(ってことで前回から19歳つながり?)、迷い込んだ大人は子供たちによって追いつめられる。
「死のスワンダイヴ」The Last Rung on the Ladder
兄と妹は小さいころ、よく納屋のなかで、三階の屋根裏部屋の横げたに上がっては、下の干し草の山にダイヴして遊んでた。
ある日、三階に登る梯子が壊れて、妹が宙にぶら下がってしまう危機が訪れたときの回想。
「花を愛した男」The Man Who Loved Flowers
1963年のニューヨーク、夕暮れどきを楽しそうに歩く若い男。
すれちがう誰もが、この青年は恋をしているんだろうな、って思う。
青年は、女の子に贈るための花束を街角で買い求める。
「〈ジェルサレムズ・ロット〉の怪」One for the Road
吹雪のなかで車がエンコして、助けを求めにバーにたどりついた男がいた。
車のなかに残してきた妻子を探しに行くが、地元の男たちはロット村には何かが出るので危険だという。
「312号室の女」The Woman in the Room
入院している母は、痛みに苦しんでるか麻酔剤漬けになっているかという状態、
彼女の苦痛を取り除いてやるべきか苦悶する話。
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みんな十九歳だった

2013-09-25 21:32:10 | 読んだ本
山川健一 昭和61年 講談社文庫版
えーと、なんだ、ずっとハイスクールつながりだったから、ひとつトシとって、19歳ってことで。
なんだろう、エッセイ集だな。
19歳のころが、人生の頂点ぢゃねーの、もしかして、って感じがベースにあって書かれた、いろんなもの。
ロックとかレゲエとか、音楽に関するものが多いな。
ジャマイカの、ふつうの人は立ち入れないエリアに入ってった話なんてのはおもしろい。
細かいコンテンツは抜きにして、大見出しだけ切り抜くと以下のとおり。
・ミック・ジャガーも 中原中也も マイルス・デイビスも、みんな十九歳だった
・エアプレインに乗って、世界のルーディに 会いに行きたい
・朝になるまで、一人で こんな本を 読みつづけていたい
・胸の中の音楽こそは、わんぱく小僧の神様なのだ
・彼も彼女もぼくたちも、いつだって ビート・クレージー
どーでもいーけど、「『さようなら、ギャングたちは、もはや小説ではない」という章で、
>この作品のストーリイを紹介することは、たとえばロートレアモンの『マルドロールの歌』のストーリイを紹介しようとするのと同じように無意味であるように思われる
ってあたりに、おお、そうだ、『ハイスクールブッキッシュライフ』に、この本(マルドロールの歌)でてたね、なんてつながりは求められるけど。
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風立ちぬ

2013-09-24 22:37:10 | 読んだ本
風立ちぬ・美しい村・麦藁帽子 堀辰雄 昭和25年発行・平成25年8月改版45版発行 角川文庫版
というわけで、最近の改版、帯見りゃ分かるとおり、宮崎駿作品の映画にあわせて出た文庫である。
ご多分に漏れず、私も、映画みて、本書を手に取った部類です。
アニメ映画なんて、めったに観ないんだけど(宮崎作品を劇場で観たのは、『宅急便』以来、2回目かな)、今回は“いい”という評を聞いて、ヒマをつくって(忙中閑あり)、観てみた。
映画は、私の趣味ぢゃなかったなあ、「キレイナ ハナシ」だね、って感じ。だからどーしたということもなく。
ただ、あれ?風立ちぬってこんな話だっけ? とだけ思ったんだが。
そう思って、よーく記憶をひもといたんだけど、きっと読んでないよ、風立ちぬ、私。
んー、どーすっかーなー、いまさら、とか思ったんだけど、先日ここにとりあげた『帰らぬ日遠い昔』のなかに、
「それ、なに?」(略)
「堀辰雄。『風立ちぬ』よ。ハヤシ君はこれ読んだ?」(略)
「フーン、面白いかい、それ」
「それほども面白くない。でもキミも読むと良いわ」
なんて一節があって。
こういうワケわかんないけど共時性が現れたときは、読むべしって思う私は、これを先途と読んでみることにしたんだが。
べつにそれほどおもしろいものぢゃなかったね。
この文庫のコンテンツは以下のとおり。
「美しい村」
「麦藁帽子」
「旅の絵」
「鳥料理」
「風立ちぬ」
「『美しい村』ノオト」
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ポニー競馬を観に行く

2013-09-23 21:18:23 | 馬が好き
馬事公苑で「愛馬の日」ってイベントをやってるっていうんで、観に行く。
とか何とか言いつつ、お目当ては「ジョッキーベイビーズ」の関東地区予選って言ったほうがいいかもしんない。

ほとんど、これしか、興味ないというか。
(午後は別のとこで仕事あったんで、12時からの予選しか見らんない。)
古巣・美浦から、中一3人衆が出るって聞いたしね。

ここへ出るとこまで駒を進めるのが大事なこと。
予選の予選ってのがあって、それをしっかり勝ちぬいたのがえらい。

あとは本番のレースなんてのは時の運さ。
それでもなんでも、まあ、みんな、よくやったんぢゃないですか。

↑これは、美浦のポニーのレインボー。
走る力はけっこうあると思う。あいかわらず落ち着きない感じに見えたけど(笑)
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