ゲームホリック

ゲーム大好きぃ!!でゲーム脳なのであること無いこと書き散らします。

アンチャ、面白い!

2009年10月15日 | ゲーム
『アンチャ』面白過ぎます。ゲームデザインが凄すぎます。前作をプレイしなかったのは良かったのかどうなのか。

アンチャーテッド
※なぜかチンクェチェントばかり


ステージデザインが凄すぎです。今興奮交じりにしか観られないので、冷静にステージを見ることは出来ませんが、今見るとステージの構造やギミックに違和感を抱きません。アスレチック的なステージを作らんがためにあまりに不自然なステージなどを普通のゲームでは頻繁に目にしますが、そういったことがほぼありません。

そしてHUD(画面表示)。極めてリアリスティックな考えの下で、HUDはデザインされています。基本的にはHUDは表示されず、銃を構えたり、任意のアクションをする場面に差し掛かるとそれらに応じてHUDが表示されるという極めて抑制的なHUD表現で、このことが映画的なゲームへの没入を阻害を防いでいます。

かといって、全てがリアリスティックに表現されて、ゲーム的な表現が皆無かというと決してそうではなく、武器や宝は点滅して表示されます。また掴んだり、登ったりできるもの箇所には周囲とは異なる原色を使用し目立たせています。壁際で登れる部分はそれと分かるように少しだけ不自然にデザインされています。

個人的に惹かれるのは何と言っても映画的なその設定と難易度。前者はこれまでにも数多く映画的なゲームがリリースされてきました。けれどそのほぼ全てが硬派なアクションでしたし、演出の面で難アリなものが多かった印象です。しかもこれまでB級アクション的な設定の、ここまで本気で作られたものは無かったような。

サイボーグの忍者も伝説の英雄も地底人も出てきません。出てくるのはテレビ東京で主に放送されるようなB級映画のような登場人物たちばかり。お調子者の主人公やセクシーなヒロイン(女性陣のモデリングや衣装の質感は非常にエロティックだと思います)や悪の軍団。それが超能力も魔法も無く、重火器でドンパチするだけ。


最高です。ドンパチの完成度もそしてムービーシーンも「これ必要なの?」的な苦痛にしかならないシークエンスではなく、ちゃんとゲーム的に必要なものとして存在していてゲームプレイと乖離してない。凄いなぁ。吹き替えは少し想像していたものとは違ってましたが。