ゲームホリック

ゲーム大好きぃ!!でゲーム脳なのであること無いこと書き散らします。

UMDーVideoの有り様

2006年08月29日 | 映画
 最近になってようやく低価格帯の商品が流通しだしたが、やはり未だに多くのUMDーVideoは発売当初のままにDVDソフトと変わらない3900円が中心価格帯だ。
 特に高いのが邦画やUMDアニメ。元々DVDも邦画やアニメは高い5000円以上などと言うのもざらにある。もちろんインターナショナルな洋画とナショナルで、ローカルな邦画やアニメとの収益モデルが異なることにそもそも大本の問題がある。
 またアニメに関しては主な購買層がコアなユーザーではあるが、そもそものマーケットの規模が洋画DVDのそれとは比較にならない。幾らコアユーザーが多かろうが、全体で見ればやはり少ない。それゆえUMDでもDVDのその価格を引きずっている。

 
 PSPでUMDが売れなかったのは間違いなくこの価格のせいだ。少なくとも一因であるとは断言できる。

 当たり前だがUMDはDVDと異なる。何が異なるかといえば、UMDはその記憶容量が大雑把に言ってDVDの三分の一。当然情報量が少ないということは映像画質の低下を意味する。

 UMDの最大のデメリットはUMDのメリットにもなりえる。UMDはテレビと比べれば遥かに小さいPSPのモニターでしか今のところ再生できない。そしてもちろんテレビなどへの出力は基本的に出来ない。それは要するにDVDと同じ地平にUMDが居ないことを意味する。
 と、言うことは競合することはないのだ。確かにDVDを買った人がUMDを買うことは、パソコンのスキルがあればあるほど、考えにくいが、逆であるならば、そして値段がUMDの方が安ければ、十分に有り得る話ではないだろうか。


 例えば、DVDが3990円でUMDが1480円在るならば、レンタルは面倒くさいと言う”お試し”で買う人は想定できる。そしてそれは新作であればあるほど。

 9月3日?に『Vフォーヴェンデッタ』のUMDが1500円でリリースされるので購入して見ようかと思う。ちなみにDVD盤より1000円ほど安い。

マリオは右に進んだ。

2006年08月24日 | ゲーム


 何故マリオは進むのか。昔からしばしば疑問に思っていた。深くは考えなかったけど。確かに彼にはさらわれた姫を助け出すという重要なミッションが与えられてはいるが、それが即座に進んでゆくものなのだろうか。ゲームをユーザーに能動的に駆動させるにはあまりにその動因は弱くないだろうか。
 ましてやその救出の道程に主人公が主体的に進んでゆくような合理性が無い。何を言いたいかと言うと、ステージ構成に現実的な構造がないということであって、一旦そのステージを現実的な目線に降りて見つめてみると非常に奇異な印象を抱くはずだ。
 山を越える。まあそれは良しと出来る。しかし不自然な土管の配置や宙に浮いたブロックなど上げれば切が無いほどに現実的な視点からすれば大変に不自然なもののオンパレードだ。
 

 『スーパーマリオ』は宮本さんが公言しているようにアスレチックなわけだから、面白けりゃいいので、問題ないといえば問題ない。でもファミコンのときはそれでも良かった。グラフィックが抽象的なものであったから、それでも問題が無かった。言葉は悪いが所詮は2Dのドット絵の世界でしかないわけだから。
 だが現在は違う。現在の主流はポリゴンによる3Dがテレビゲームの世界を形作っている。しかしグラフィックは3Dと成り、そのリアティーを増したのに比べて、ゲームの本質は未だに”ゲーム”でしかない。

 もちろんゲーム的な嘘を否定する気はさらさら無い。しかしゲーム的な嘘が必ずしも意図的に用いられているのか、そこに私は疑問を抱く。ただ単にゲーム的な嘘を用いているだけではないのか。ゲーム的な嘘が肯定されるにはその嘘が嘘である故のリアリティーの欠如などのデメリットをリカバー出来るだけのメリット、例えば、と言うかこれが一番のメリットであろうが、ゲームが面白くなるということである。
 
 『バイオハザード』シリーズや『鬼武者』シリーズ、『デビルメイクライ』シリーズ(あっ、全部カプコンじゃん)の謎解きの不合理感の強いこと、強いこと。謎解きなのにそのほとんどがストーリー的な謎解きの意味を持っておらず、ただプレイヤーに時間を費やさせるためだけに、「物語る」ゲームとしての体裁を保つためにのみ存在している。はっきり言って苦痛だ。
 これはカプコンの大ヒットシリーズに限られない。独特の演出やプロット、台詞回しで人気のGHMの須田剛一氏による『シルバー事件』や『キラー7』にしても、同様の蛇足感を抱く。ただこれらの一連の作品ではある種謎解き自体を意識的にマンネリにさせようとしている節が見受けられるために一概に否定的な見方は出来ない。だけど謎解きの意味の無さが苦痛であることに変わりは無いが。


 アクションゲームのステージ構成に限らず、ゲーム的な嘘の上にあぐらを掻いたようなゲームが多すぎる。ただ単に、ゲームであるからと言う、消極的な理由で不自然なゲームデザインが施されているものが実に多い。多すぎる。所詮ゲームとあきらめるべきなのか?
 

Marlon Brando on video games

2006年08月18日 | ゲーム
 
 先日、ジャック・ニコルソンが以前購入したマーロン・ブランドの旧自宅を手放すと発表したと報道されていた。その報道によれば、ジャック・ニコルソンはその旧邸宅を保存する意向であったそうだが、あまりの状態に修繕を断念、そして手放す事となったそうである。

 そこで鑑みられるのはマーロン・ブランドの資産状況。実際彼の晩年は彼の家庭の事情により恵まれないこととなっていたそうで、貧窮していたとも言われている。

 だからこそEA製作のPC、XBOX360、PS2用ソフト『God father』に出演するという段になったのかもしれない。アル・パチーノもロバート・デニーロも出演していない。アンディ・ガルシアすら出演していないビデオゲームに彼が出演している。

 
 映画のファンとしてはオリジナルのキャストが出演していることは嬉しい。モデリングばかりか声までも生前に収録している。そこは素直に嬉しい。でも彼の晩年を思うと素直に喜べない。

たまらん

2006年08月16日 | ゲーム
 本当の名前は、原題は『マーキュリー』だったのに何故か『Hg-ハイドリウム-』と言う名前でリリースされた例のやつの続編がまたまた変な名前でリリースされちゃう。原題は『マーキュリー:メルトダウン』だったのに『タマラン』。キャッチコピーは「集中力育成」。何とCMソングは岡村孝子の『夢をあきらめないで』。

 ファミコン時代のあのカオスを髣髴とさせるものがある。本当はシューティングなのにRPGっぽくしたりしたあの頃。

 もちろんだけど製品版に集中力の測定機能とか岡村孝子の曲は入ってないんだろう。
 

 追記:測定機能は無いけれど、似たようなものは付いているみたいです。

雑記

2006年08月10日 | ゲーム
 『リズム天国』に続いて『THEロボットつくろうぜっ!』を買ってしまう。思っていた以上にADVパートが合わないけれど、セレクトで飛ばせてしまうのは良い。これが無かったら、プレイできない。

 言われていたロボットの挙動のもっさり感は「ロボコンのロボット」として見れば、やはり全うで意図していたものが表れていると思う。慣れると面白い。
 ちょっと難易度曲線の上昇カーブに厳しいものはあるけど。ロボットはやられるとパーツが破損してしまうので、修理する必要がある。それにはお金が掛かるんけど、試合に勝たないとお金はもらえず、ちょっとつまずくと厳しくなる可能性が…。
 
 でもまぁ2000円出しても十分な出来。費用対コストを考えると結構良い出来。フルプライスでこんだけ費用対コストがいいものも無いのでは?


 それにしても新しいゲームも面白い。

ワンダースワン、枯れ過ぎた技術の水平思考

2006年08月07日 | ゲーム
 ニンテンドーDSについてその構造が革新的であるとの賞賛の声がその販売台数の増加に従って高まっているが、私は販売前と同様に未だにその構造には懐疑的である。未だにゲームとして十分に2画面を利用しているゲームが登場していないところにその証左があると考えている。

 デバイスの革新性が確実にゲームデザインに影響を及ぼし、且つそこに十分な意義が存在したとなると、売り上げではDSに遠く及ばないが、ワンダースワンこそがそのような評価を得るにふさわしいハードではないだろうか。

 確かに現在のDSにおいて2画面を持て余しているソフトがあるように、縦画面横画面を無意味に利用しているソフトも多数あったが、それでも少なくともDSのそういった類のソフトよりは十分に遊べる出来になっている。

 まぁ2画面でしかもタッチスクリーンという物よりは「縦」という非常に一般的というか、極分かりやすいものであった点に一分あったように思う。



 でも本当に残念なのはそのデザインと機能。あまりに横井氏の成功談により過ぎた思考によるそのコンセプトには大変な問題がある。低価格化のためにイヤホンジャックを削除し、周辺機器として販売したり、時期的に微妙な時期での白黒液晶採用。
 極めつけはワンダースワンカラーに採用されたFSTN液晶。確かにTFT液晶より安価だ。だがその分性能は十分に落ちる。残像や明るさはTFTとは比べられないほどに悪い。また後年発売されたスワンクリスタルはTFTを採用したものの同時期のゲームボーイカラーやネオジオポケットカラーと比較すると宜しくない。

 またクリスタルについては本体カラーにも問題があった。初期のカラーラインナップはワインレッドにブルーバイオレットというあまりに渋いカラー。


 でも何故だろう。これほどまでに不満たらたらなのに愛情は他のハード以上のものがある。やはり縦画面でのパズルゲームやシューティングゲームは他に変えられないものがある。また一見不恰好な本体デザインも何とも言えず愛らしい。

 かなわぬ夢ではあるのだろうが、出来ることならアドバンスの後継機をアナウンスしている任天堂やワイド画面のPSPを要するSCEに縦横画面の思想を受け継いだハードをリリースして欲しい。ニンテンドーWSとかさ。


 ※ちなみに写真はスワンクリスタルのワインレッドとワンダースワンのバイオレット。