ゲームホリック

ゲーム大好きぃ!!でゲーム脳なのであること無いこと書き散らします。

実用の360、所有のPS3

2008年04月13日 | ゲーム
1週間PS3を使ってみて、やっぱりPS3というのは所有の満足感を満たすこと
にかけては右に出るものの無いハードであるのだなと思わずにはいられなくなったです。


ビジュアライザー一つとっても同じ次世代機の360とは雲泥の差と言うか格差が
眼前に転がっている印象を受けるです。360のNeonもサイケで良いは良いが
PS3のそれと比べると既視感が強く、フミアートな初代PSのそれと大した違いが
感じられなかったです。

360が良くあるタイプのビジュアライザーを摘んでいるのに対して、PS3の
ビジュアライザーのソフィスティケーティッドっぷりと言ったらHDTVがあれば
鳥肌物の出来で、まさにハイビジョン、ハイデフ時代のビジュアライザー。
任天堂の「ORBITAL」も真っ青の地球の描写はPS3を買って良かったと思わせるです。


ただビジュアライザーの出来を始めとした所有の満足感と引き換えにしている、
訳ではないのだろうけれど、遊べるゲームが、遊びたいと思わせてくれるゲームが
ほぼ無い。まぁ360を「Love Football」と「TABLE TENNIS」をプレイしたいが
ために買った人間なのであれですが。それにしてもPS3のラインは貧弱です。

業の塊、PS3

2008年04月06日 | ゲーム
今更にPS3を買う。60GBと40GBとどちらを買おうか考えあぐねていたら
いっそ2台とも買ってしまおうか、と暴論を自分に振りかざそうとした所、
残念なことに60GBが売り切れていたので40GBに落ち着くところになる。

カラーはPS3発表当初のブーメランコントローラーに良く似合っていたシルバー。
クリアブラック、セラッミクホワイトの場合外装の加工の都合上、かなり傷が
付き易いということも考慮してサテンシルバーに落ち着くことになった。
埃を払って、傷まみれでは神経が神経質になってしまいそうなので正解。



インターフェースのソフィスティケーティッド振りがすさまじいものがある。
電源ボタンを軽く触れるだけで入る電源。電源が入れば、楽団のチューニング
のような音が流れる立ち上げ画面。これは何だろうか。とにかくお金が
かかっていることだけは十二分に伝わってくる。コストパフォーマンス高。

それにしても動作音が静か。一般的なノートパソコンよりも静か。それも
ドライブを駆動時も駆動をあまり感じさせないほどに静かで、ファルコンだろうと
BenQだろうと爆音に違いない360と比べればその静音性は比べるほども
無く静かで、BDの恩恵が最も感じられる一場面。容量だけではないんだね。

ソニー一押しのXMBはPSPで慣れたからか、可もなく不可もなくといった所で
慣れている分、使いやすいと言えば使いやすい。ゲームニクス、否アフォーダンス
という観点からはそれほど使いやすいとは思えないが、過不足内。ここら辺は
Wiiに軍配が上がるところだと思う。あれはリモコンあってのものだから。

60GBと比べる些か寂しい外装。何より残念なのは無味乾燥で一切製作者の
愛情の感じられない同梱のSIXAXIS。何のかんのと馬鹿にされたブーメラン
形のコントローラーは批判とは反対に結構練られたデザイン、レイアウトであった
のに比べると、とってつけたようなPSボタンが寂しい限りなのが残念。

本体のソフト回りもコストパフォーマンスが高い。BDは無いので未見だけれど
DVDのアップコンバートは結構恩恵が得られていた。HDのテレビで旧作の
DVDを見るとどうしてもブロックノイズや画の荒さが気になってしまうけれど
アプコンではブロックノイズ皆無でHDでも画が持つ。HD画質とは言わないが。

ネット接続も結構簡単。WiiやDS、PSPほどではないが、らくらく無線
なんかに対応したルーターであれば、WEPキーを入れるだけでネット接続が
可能に。360の面倒くささ(一般ユーザーにとっては)を考えれば、天と地ほど
の簡単さ。ブラウザはPSPのそれの様。フルで表示してくれさえすれば良いのに。

ネットに繋ぎさえすれば、トロステーションを初めとして体験版も落とせるし、
PSのソフトもダウンロード購入できる。正直これで十分満たされるかも。
体験版、ソフトの数ではやっぱりと言うか、案の定Wiiや360に利がある。
クオリティー以前に母数を揃えないことにはと思い至る訳です。



ゲーム機なんてソフトが無ければ、唯の箱なんてことを言われますが、
こんな箱ならソフトが無くても十分に唯の箱ではないです。ダンボールなら
そりゃただの箱だよね、ってところですが透かし彫りの入ったような箱ならば
見て、愛でるだけでそれだけで楽しかったりするのは僕が駄目人間だから。


何とも業の塊のようなハード。所有者の所有欲求を満たすこの作りはHDを
最も活かせるコンテンツなんじゃなかろうかなぞと考えて就寝。就寝。
後はHDDを換装するれば最強のメディアサーバーになるんじゃなかろうか。
PSPでのリモートプレイは初回は非常に興奮すること請け合い。

面白さを伝える努力とは。

2008年04月05日 | ゲーム
某ブログを拝見していて、最近評判の良いゲームが売れていないと憤っていた。
確かに良いゲームが売れないのは、ゲーム好きからしたら、特にそのゲームが
気に入っていたら、憤りに近い感情を抱くのは当然のことかもしれない。

「ゲームの内容としては良いのに売れない」=「ユーザーがゲーム内容に対して
積極的にアプローチしていかないからだ」とそのブログでは結論付けていたと思う。
だけれど、本当にそうなのかなと。積極的でないユーザーがいけないのか。



上記の2本は最近発売され、アマゾンや各サイトやブログなどでは好評を博した
ものの、両作ともに1万本も売れていないどころか、5000本も怪しい。
何故評判が良いのに売れないのか。その一因にそのパッケージがあるのではないか。

古参のプレイヤーにはそれぞれのゲームの雰囲気を端的に表した良いデザイン
なのかも知れないが、このパッケージを初めて手にとって面白そうだと思う人は
多くはないだろう。そもそもが手にすら取ってもらいにくいデザインだと思う。
(主観に過ぎない意見だが、売り上げを見るとあながち間違ってはいないと思う。)


マンガなどでも夏目房之介さんなどが指摘していたけれど、中身が良いから
その商品が売れると言うのはある種の理想、神話でしかない。ブルーハーツも
歌っていたけれど、今の時代、イメージが優先される。高度大衆消費社会だもの。

大量に商品が流通している現代で、消費者が流通物の良し悪しの判断に割ける
時間なり、コストなりは限られている。ゲームばかりをやっている訳でもない。
基本的にゲームは中身を事前に見られない。だからパッケージが重要になる。

にもかかわらず、テレビゲームのパッケージはあまり重要視されて来ていない。
少なくとも僕にはそう映る。少なくない頻度で、「買って欲しくないのか?」と
思わせるパッケージにすら出会ってしまうほどに購買意欲に繋がらないものが多い。

能動的に情報を獲得してゆくユーザーはもちろんのこと、情報に対して受動的な
ユーザーにアプローチしていかなくてはならないはずのゲームソフトなのだから
少なくとも手に取らせて、面白そうと思わせなくてはパッケージの意味は薄い。



それをしていないゲーム業界だからこそもはや死後な梅田先生で有名になった
2.0なものが注目されるけれども、結局は3000本、5000本という売り上げ
すらもロングテールの恩恵の結果であるような気もする。


書いていて良く解らなくなってくる。
かも知れないと思うと、それこそ本当にゲームはもう終わったんだと思うかな。