ゲームホリック

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十字キーの終焉

2009年10月12日 | ゲーム
任天堂が、横井軍平さんが、アーケードで一般的だったジョイスティックをゲームウオッチに十字キーとして導入してから長い年月がたちました。その間にファミコン、スーパーファミコン、果てはプレイステーションを通して、十字キーという入力装置は”移動”のボタンとして広く認知され、十字キーにはX・Y軸の”移動”が期待されるアフォーダンスを有すようになりました。

ゲームに明るい多くの人々が十字キーを目の前にすれば、移動のための入力デバイスと理解されます。2Dのゲームであれば十字の→は右方向への移動、←は左方向への移動、↑は上方向、↓は下方向、若しくはしゃがむ。それは3Dのゲームにしても同様に、十字キーはそれぞれ空間での方向を入力するための装置として機能していました。アナログスティックが導入されてもそれは変りませんでした。

ところが数年前から、家庭用ゲーム機でFPSが登場し2本のアナログスティックがその操作方法の基本となってからというもの、”移動”の役割が十字キーから
左アナログスティックへと移行されることが多くなっています。移動の役割を左スティックに譲った十字キーには右側のボタンと同様に普通のボタンのような役割を与えられる機会が増えています。副次的な役割に留まってはいますが。


ゲーム表現の主流が3Dにその表現を移したときにアナログスティックにその役目は譲られるかと思っていたのですが、ごく最近まで十字キーとアナログスティックの併用というのが常識でした。それが今変化の兆しがあります。もちろん終焉ということは2D表現等X・Y軸を利用したゲームが無くなるということなのでありえないわけですが、それにしてもある種の役目を終えたのかもしれません。