「勇者のくせになまいきだ」(SCE公式サイト)
ソニーの公式サイトから体験版がダウンロード出来るのだけれど
これは一体…というくらいにこれまたふんだんにネタを注ぎ込んで
いそうな予感がひしひしと伝わってくる体験版で。
タイトルからして『ドラえもん』におけるジャイアン・スネオののび太
への侮蔑の言葉のもじりであるわけだから当然と言えば当然だけれど、
ステージ1のタイトルが「ぼくに このてを よごせというのか」って。
『タクティクスオウガ』の第一章のタイトルのマンマ。捻ったのは
ひらがな表記にしたくらいのもので。他にも体験版終了後には魔王が
「悲しいけどコレたいけんばんなのよね」と口調がカイ・シデン。
ステージ3の「回復」が使える勇者には「こくさんRPGだから
あまやかされている」などと国産RPG批判までしちゃっていて
ゲームと言うよりパロディによる日本ゲームへの批評の様相。
正直ファミ通で初めて紹介された時、タイトルやグラフィックは
面白いけれど肝心のゲームの内容はあんまり面白く無さそうに思えた
けれど、やってみるとこれが地味に、あくまで地味に面白い。
公式のインタビューを読むと上のことがまんま書いてある。ホントに
このゲームは非常に現代的なゲーム、ポストモダン的な今しか出来ない
ゲームだなと。このゲームにしても、『ゲームセンターCX』にしても
8bitのゲームのグラフィックを”表現”として使うことが選択できて
それに留まらず、当時のゲームのシステムの考え方までも選択し用いて
いる。アクワイアの山本さんの以下のコメントも興味深い。
「今のコンシューマーゲームシーンは、その消費スピードに対抗するために、
ひたすらボリュームを積み上げる方向で伸びてきた側面があると思うんです。
なので、システムとして消費されにくい仕組みってなんだろうと。
このゲームは、俺はこうした、お前はどうしたとか、攻略しながら語るのが
実はすごく楽しい。ゲームオーバーになってへこたれるんですが、
そういう話をしてたら別の方法を思いついて、またやりたくなっちゃうという。」
(公式サイト上インタビュー第二回より引用)
『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏さんが既存のRPGに対して
抱いていたものと同様のものを山本さんも見ていて重厚長大化を
避ける方法として、芝村さんと同様に消費されないシステムを
作ろうとしたことが見て取れる。ほんと興味深いゲームだ。
しかも生意気に面白いときてやがる。コレがあるからSCEは
侮れないな。任天堂の馬鹿さには無い違った馬鹿さがある。
ソニーの公式サイトから体験版がダウンロード出来るのだけれど
これは一体…というくらいにこれまたふんだんにネタを注ぎ込んで
いそうな予感がひしひしと伝わってくる体験版で。
タイトルからして『ドラえもん』におけるジャイアン・スネオののび太
への侮蔑の言葉のもじりであるわけだから当然と言えば当然だけれど、
ステージ1のタイトルが「ぼくに このてを よごせというのか」って。
『タクティクスオウガ』の第一章のタイトルのマンマ。捻ったのは
ひらがな表記にしたくらいのもので。他にも体験版終了後には魔王が
「悲しいけどコレたいけんばんなのよね」と口調がカイ・シデン。
ステージ3の「回復」が使える勇者には「こくさんRPGだから
あまやかされている」などと国産RPG批判までしちゃっていて
ゲームと言うよりパロディによる日本ゲームへの批評の様相。
正直ファミ通で初めて紹介された時、タイトルやグラフィックは
面白いけれど肝心のゲームの内容はあんまり面白く無さそうに思えた
けれど、やってみるとこれが地味に、あくまで地味に面白い。
公式のインタビューを読むと上のことがまんま書いてある。ホントに
このゲームは非常に現代的なゲーム、ポストモダン的な今しか出来ない
ゲームだなと。このゲームにしても、『ゲームセンターCX』にしても
8bitのゲームのグラフィックを”表現”として使うことが選択できて
それに留まらず、当時のゲームのシステムの考え方までも選択し用いて
いる。アクワイアの山本さんの以下のコメントも興味深い。
「今のコンシューマーゲームシーンは、その消費スピードに対抗するために、
ひたすらボリュームを積み上げる方向で伸びてきた側面があると思うんです。
なので、システムとして消費されにくい仕組みってなんだろうと。
このゲームは、俺はこうした、お前はどうしたとか、攻略しながら語るのが
実はすごく楽しい。ゲームオーバーになってへこたれるんですが、
そういう話をしてたら別の方法を思いついて、またやりたくなっちゃうという。」
(公式サイト上インタビュー第二回より引用)
『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏さんが既存のRPGに対して
抱いていたものと同様のものを山本さんも見ていて重厚長大化を
避ける方法として、芝村さんと同様に消費されないシステムを
作ろうとしたことが見て取れる。ほんと興味深いゲームだ。
しかも生意気に面白いときてやがる。コレがあるからSCEは
侮れないな。任天堂の馬鹿さには無い違った馬鹿さがある。