ゲームホリック

ゲーム大好きぃ!!でゲーム脳なのであること無いこと書き散らします。

勇者のくせになまいきだ。のくせになまいきだ

2007年11月28日 | ゲーム
「勇者のくせになまいきだ」(SCE公式サイト)


ソニーの公式サイトから体験版がダウンロード出来るのだけれど
これは一体…というくらいにこれまたふんだんにネタを注ぎ込んで
いそうな予感がひしひしと伝わってくる体験版で。

タイトルからして『ドラえもん』におけるジャイアン・スネオののび太
への侮蔑の言葉のもじりであるわけだから当然と言えば当然だけれど、
ステージ1のタイトルが「ぼくに このてを よごせというのか」って。

『タクティクスオウガ』の第一章のタイトルのマンマ。捻ったのは
ひらがな表記にしたくらいのもので。他にも体験版終了後には魔王が
「悲しいけどコレたいけんばんなのよね」と口調がカイ・シデン。

ステージ3の「回復」が使える勇者には「こくさんRPGだから
あまやかされている」などと国産RPG批判までしちゃっていて
ゲームと言うよりパロディによる日本ゲームへの批評の様相。

正直ファミ通で初めて紹介された時、タイトルやグラフィックは
面白いけれど肝心のゲームの内容はあんまり面白く無さそうに思えた
けれど、やってみるとこれが地味に、あくまで地味に面白い。



公式のインタビューを読むと上のことがまんま書いてある。ホントに
このゲームは非常に現代的なゲーム、ポストモダン的な今しか出来ない
ゲームだなと。このゲームにしても、『ゲームセンターCX』にしても
8bitのゲームのグラフィックを”表現”として使うことが選択できて
それに留まらず、当時のゲームのシステムの考え方までも選択し用いて
いる。アクワイアの山本さんの以下のコメントも興味深い。


今のコンシューマーゲームシーンは、その消費スピードに対抗するために、
ひたすらボリュームを積み上げる方向で伸びてきた側面があると思うんです。
なので、システムとして消費されにくい仕組みってなんだろうと。
このゲームは、俺はこうした、お前はどうしたとか、攻略しながら語るのが
実はすごく楽しい。ゲームオーバーになってへこたれるんですが、
そういう話をしてたら別の方法を思いついて、またやりたくなっちゃうという。
(公式サイト上インタビュー第二回より引用)


『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏さんが既存のRPGに対して
抱いていたものと同様のものを山本さんも見ていて重厚長大化を
避ける方法として、芝村さんと同様に消費されないシステムを
作ろうとしたことが見て取れる。ほんと興味深いゲームだ。
しかも生意気に面白いときてやがる。コレがあるからSCEは
侮れないな。任天堂の馬鹿さには無い違った馬鹿さがある。

ナイツ、リメイク決定!!でも・・・

2007年11月23日 | ゲーム
「本家「NiGHTS」がより美しくなってPS2で復活!! 絵本同梱限定版も」(GA)

>セガは、サターンの名作アクション「NiGHTS」をリメイクし、
>PS2で発売することを明らかにした。<中略>
>今回PS2でリリースされる「NiGHTS into dreams…」は、
>これまで一度も移殖されることのなかったシリーズ1作目の
>グラフィックを完全リメイクしたもの。世界観、プレイ感覚は
>そのままに、より美しい映像(各写真をクリック・拡大して
>確認されたし)で、あの爽快感を再び体験できる。
>オリジナルのセガサターン版のグラフィックを再現した
>バージョンも収録され、11年前のあの感動を思い出すこともできそうだ。
(上記記事内引用)


リメイク決定は良いのだけれど、この昔のセガのゲームを
今の技術でリメイクするって言うコンセプトってD3と
セガが(今はD3抜けてるけれど)始めたセガエイジス
じゃんと。セガエイジスも何かあっち行ったりこっち行ったり
ふらふらしてたからなぁ…

「昔のゲームを今の技術でリメイクする」っていうのが
コンセプトだったのにいつの間にか、オリジナル版も
収録したり、「完全移植」に移行したりセガの昔ながらの
優柔不断が爆発。オリジナルを入れるのはもちろんユーザー的
には嬉しいが、コンセプトは崩壊だわな。

少なくともセガエイジスというブランドはブランドとしては
バツがついちゃってる。後半になってM2が開発を行ったり
セガ単体になってコンセプトが一貫し始めたけれど、公式に
よるともう残り数本だろうし。『ナイツ』がセガエイジスから
出ないと言うことでもはやセガエイジスは実質的に…


最後のアダ花に『ナップルテール』を遊びやすくして移植は…
してくれないだろうな…

エモーショナルなエンジンは要らないらしい

2007年11月21日 | ゲーム
新型プレイステーション3からプレステ2との互換機能が削除
されてしまいましたが、平井社長はプライオリティをしきりに
強調していましたが消費者のプライオリティの中ではかなり
上位にPS2互換は上がると思うのですが、それに対して大した
ブーイングがメーカー側から聞こえないことにPS3の状況と
言うものが見て取れるような気がします。

プレイステーション2の展開時にPS1との互換機能を削除
しようものなら、大ブーイングと悲鳴に近いものが聞こえて
きそうなものでしたが、PS3がPS2機能を削除したところで
多くのメーカーにとっては痛くもかゆくも無いのかもしれません。
一番痛いのはPS2のソフトを抱えるユーザーだけのようです。
(ユーザーももはやDS、DSなのかも知れませんが)


やっぱり無線のコントローラでPS2のソフト資産を生かしたく
思いますので低電力版の60GB(もしくは80GB)を
出してくれないものでしょうかねぇ。

ゲーム、ゲーム、ゲーム

2007年11月12日 | ゲーム
「新型PS3の秘密」と「これからのPS3」-SCE平井社長に聞く、39,980円の理由(AV WATCH)



さて、今日から新型プレイステーション3が発売されますが、どうなのでしょう。
プレイステーションブランドは何だかんだ言って、今でも日本国内では確固たる
位置を有しては居ますが、本当にどうなのでしょうか。


多分今よりは確実に売れると思います。任天堂がWiiで体現したことは良く理解
出来るのですが、ゲームもやはりというかもちろんというかゲームである前に?
高度大衆消費社会に流通する商品であるわけなのでデザインの評価からは自由に
なれるわけは無く、PS3は次世代機の中でもっとも所有欲を沸かせるデザイン
だし。特にセラミックホワイトは部屋の隅にあるだけでも良い具合。


しかも新型PS3は20GBには無い無線LANも内蔵されていて使い勝手は
良さそう。


ただ今現在単純に高品質のゲームをしたいと考えたら、PS3よりもXBOX360の
方が言わずもがなにソフトは国内でさえ大変充実してる。けれどもHD時代の
今後を考えてゆくと、DVDメディアのXBOX360は将来的にどうなのかなぁとか
思ってしまうのですよ。そう考えると、ブルーレイの大容量が良いのかな。

けれどもブルーレイのディスクをまんぱんにするようなデータ量のゲームが
どれほど作られるのかが疑問だし、第一データ量の増加がゲームの内容の
充実と比例しているわけではなし。それ以前にどれほどのメーカーがゲーム
を作っているのかという点が一番引っかかる。


というわけで、まだ買い時ではないかと自分に言い聞かせて、こらえよう。
いつかPS2互換がソフトで実装されないかなぁ。それか60GB版の生産が
再開されて、新型と同様の内部機構、消費電力になったら買い時か。


まぁ、それよりも何よりも最近雑誌やネットで次世代機のスクリーンショット
を見るにつけて、全体的に海外メーカーと国内メーカーのグラフィックの出来
に目に見えて差がつき始めているように感じるのは僕の気のせいだろうか。
どんどん写実的に為る海外メーカーと現行機の延長線上にしかない国内メーカー。

そんな構図が浮かぶのです。西洋と東洋の写実の考え方の違いも無くは無いと
思いたいのですが、例えば写実性が強く求められるサッカーゲームを例に
見てみると、EAの『FIFA』シリーズとコナミの『ウイイレ(PES)』
シリーズのグラフィックを見比べてみると、歴然とした差が・・・。

PSP版のKill Zone良いなぁ

2007年11月02日 | ゲーム
某所で紹介されていた『Kill Zone Liberation』とは
実際はどんなものだろうとググッて見たら、海外のサイト
に掲載された体験版があったので、早速ダウンロードして
やってみる。未来ってすごいな。PSPってまたすごいな。

PS2版や発売予定のPS3版のFPSとは全くシステムを
変えていて、斜め見下ろし視点のアクションゲームになってる。
体験版には1ステージしか入っていないけれど、ちまちま
進めてゆく感じがすごく楽しい。敵の出方を覗って…みたいな。

手触りはPS時代の『MGS』に近いパズル的な駆け引きを
必要とするアクションゲームといった感じ。斜め見下ろしの
客体視点になったことでGBCの『ゴーストバベル』に近い
ちまちま感。パズル的な感じがPSPに実にあっている。

パズル的とは言っても、昔のアクションゲームのそれであり
アクションゲーム本来の自由な楽しみが可能で、どうやって
敵を倒すかという昔ながらのCPUとの原初的なビデオゲーム
の楽しみが味わえる。これいいな。買おうかな、輸入版。


秋の夜長にベットにもぐってやるにはうってつけのゲームかと。