ゲームホリック

ゲーム大好きぃ!!でゲーム脳なのであること無いこと書き散らします。

まだ序の口、Japan Premium

2008年07月31日 | ゲーム
『The Last Guy』公式


案の定、囁かれていた様に、ピエール瀧さんと田中秀行さんのゲームでした。
また内容自体も『バイトヘル2000』に収録されていた「デモ行進」をベースに
したもので、警官がゾンビという名の宇宙人になっているようです。

まぁ、焼き直しだろうが、何だろうが面白いものは面白い訳で面白いです。
警官よりも宇宙人のようなゾンビの気味の悪さといったら『SIREN』や『零』とは
また趣の異なるものです。「カサカサッ」、「ねちゃねちゃ」といった足音。

ちょっと気になるのはやっぱり見辛いこと。航空写真を用いているためか
町並みがリアルである反面、慣れない内はゾンビを視認出来ないうちにやられます。
またこの美麗な航空写真上のゲームがコンポジットで出力したらどうなるのか。
HDMIやD端子であれば問題無いでしょうが、黄色な奴だとどうなのか。


今作が発表された当時は浅草だけが舞台のような感じだったけれど何時の間にやら
「Japan premium」と銘を打たれて価格も500円という低価格になってました。
損したような、得したような。まぁフルエディションも買いますが。

それにしてもインドの架空のゲーム会社設定や、その架空の会社の社員を登場
させたPV、その会社の所在地に関係したこれまた架空の喫茶店での体験イベント
開催したり、果てはDLCなのにテレビCMまで打つってどれだけ本気なんだ。


こんなクオリティーのコンテンツをこんな値段でコンスタントに出して頂ければ
今よりも多くの人がゲームをダウンロードで購入するんだろうなとか思います。
国内の秀作も良いのですが『PAIN』何かも国内販売して頂ければ幸いに存じます。



でも本当に地味に面白いです。ゾンビが近づいて来ると、ゾンビにやられると
実に怖いです。恐ろしい。また諸所の効果音がまた良いです。

RPGっていうカテゴライズ

2008年07月23日 | ゲーム
最後にまともにRPGをプレイしたのが『FFⅨ』だからほぼ10年間RPGをやって
無かったけれど、その世界観とビジュアルに惹かれて『ペルソナ4』に手を出してみました。
まだ序盤ではあるけれども、面白い。先を見たいと思わせるストーリー展開にしても
ポリゴン芝居の細やかさ、一方で省略する所は省略する潔さがテンポの良さを産んでます。

面白い、丁寧に作られていて、インターフェースも細やかに調整されていてストレス無く
プレイできます。掛け値無しに、良作というか良品です。インターフェースやウインドウ等も
作り手のセンスと根性が伺えます。オープニングムービー等、ちょっとところどころに
ティーン向けとでも言いたくなるようなダサさは在るものの洗練を志向している所は凄い。



『ペルソナ4』は確かに面白いゲームです。そう思います。ただちょっと疑問に思うのは
「果たしてこれはRPGなのか」ということです。ゲーム開始からほぼ3時間以上の間
物語は不倫をしていたキャスターの死から、連続殺人事件へと広がって行き主人公の
日常へと侵食して行きますが、その間はほぼ物語を追っているだけです。

キャラクター達の物語を3人称視点で見ていると言う唯1点のみに置いてRPGと言っている
だけで、実のところ良く出来たアドベンチャーゲームのような印象です。ただし良く出来た
アドベンチャーゲームの中に巧にプレイヤーにコミットメントを求め、物語に参加させることで、
単に物語を見ているだけと言った感を回避しています。作業感が薄いのです。

物語序盤を過ぎるて4時間ほど経つと、装備を揃えて、ダンジョンに挑むなど従来の
RPGのような様相を呈してきます。まだ序盤なので未確認ではありますが、序盤の
山場を越えると、どうも『ガンパレード・マーチ』のようにシミュレーションとアドベンチャーが
ミクスチャーされたような構成になって行くようです。




一本道と揶揄されて、ある種蔑称のように「JRPG」と呼ばれている国産RPGも
十分に一本道ではなく、複雑なのだなぁと思いました。
それにしても『ペルソナ4』のシステムの洗練のされ方は凄い。また見せ方も凄いです。

横シュー復権の兆しはHDTVのおかげですか

2008年07月17日 | ゲーム
「サンダーフォース」シリーズが復活するそうですというニュースを聞きました。

歳が歳なものでリアルタイムで『サンダーフォースⅣ』の衝撃に触れられなかったのですが、
大学に入学して、お金と時間に余裕ができ始めた頃にSTGに目覚め、その過程の中で
「サンダーフォース」シリーズを知り、特にメガドライブでリリースされた『Ⅳ』の多重スクロールを
用いた強烈な演出にクラクラ来ました。あれこそセンスオブワンダーなゲームの一つです。

そんなゲームの新作です。それもサターンの4倍の128ビット機(死語)、PS2です。
楽しみでないわけではありません。ありませんのですが。

でもディレクターがゾルゲのおじさんなんですよねぇ~。確かに敏腕で頭の良い方だとは
過去の作品を見ていて、触ってみて思うのですが、如何せん経済性が目に付くというか
無駄なく作っているというか、良い意味での緩さと言うのが感じられないというか
インテリジェントシステムのSLGのような冷たい感じを抱きます。全く個人的ですが。

まぁ、ガンバリオンの社長さんが以前インタビューで「サンダーフォース」シリーズを
作りたいと仰っていましたが、今時家庭用でSTGというのは難しいと思われるため
ゾルゲのおじさんくらいで無いと、企画すら通せなかったのだろうと勝手に推察される
ので、やるべき人がやったのだなということなのでしょうか。

ゾルゲのおじさんのセガ内公式ブログのでは、『サンダーフォースⅥ』が成功すれば、
との条件付で「あっと驚く第二弾、第三弾」の登場を宣言されています。
何が出るのか楽しみにして、まず『Ⅵ』を買いたいと思います。


HDD容量が足りないと思います。

2008年07月16日 | ゲーム
○XBOX360

北米IDでマーケットプレイスにサインインすると、ゲームのデモの豊富さはもちろんのこと
何と言っても、ビデオの充実が凄い。映画はレンタルが多くて、テレビ番組は売り切り。
映画はともかくとして、テレビの番組が1番組につき、240マイクロソフトポイント。
日本円で換算すると、おおよそ500円程度。HD720pでこの値段。容量は2GB近いが。

『スタートレック』の1stから『HEROES』や『MONK』などの最新のケーブルテレビ
ドラマまで幅広くラインナップされている。正直とても羨ましい。日本のマイクロソフト
ポイントの値段で換算してだけれど、500円くらいでHD画質のドラマが手に入る。
しかも家に居ながら。大容量HDDがあれば、無くても、大変羨ましいサービスです。

しかし日本のXBOXLiveのマーケットプレイスでそういったものを探してみても
なぜか今更なロビー・ウイリアムズのビデオクリップしかないです。日本の著作権の
五月蝿さ、煩わしさを考えると一概に日本国内シェアが低いためにロビーのPVしか
無いと言うわけではなさそうです。そもそもVODなら120GBでも少ないですし。

E3で次回大アップデートの目玉機能が発表されましたが、ドライブ駆動音がうるさいなら、
ドライブをまわさなきゃ良いっ!という大変大雑把ながら、コストが掛からないであろう
インストールという古典的且つ大変な力技を見せてくれましたが、インストールの容量が
判らないのですが、確実に現行標準機の20GBでは足りないです。


「リビングの中心にXBOX360」という例の構想はほぼ実現しつつあるようです。
でも現状では出来るには出来るが、快適にVODやゲームダウンロード、インストールを
行うためにはやはり最低限PC並みのHDDが無ければ、豚に真珠な気がします。

『ロックマン9』に見るゲーム表現の有りよう

2008年07月03日 | ゲーム
『ロックマン』の続編がWiiにてファミコンタイトルとして今冬リリースされるそうで。
日本の、世界のビデオゲーム業界において大変重要な出来事だと思われます。
ファミコンという8ビット時代の表現が、例いWiiウェアという特殊な販売形態で
あるにしろ、大手パブリッシャーによって用いられることになるのですから。



これまでのビデオゲームの世界の常識の中ではグラフィックは、据え置き機、携帯機の
差異など特殊な事例を除いて、過去の表現は省みられることなく、唯単に一直線上に
テクノロジーの進化に寄り添ってその時々の最先端の表現を取り入れてきただけでした。
これは日本だけの特殊事例ではなく、ビデオゲーム業界全体の流れだったと思います。

ドット絵よりポリゴン、CGの方が表現として優れていて、また同じポリゴンであっても
ポリゴン数の多い方がより表現として優れているといった風な図式であったと思います。
決してこれは誇張ではなく、現在に至ってもなおビデオゲームの世界は最先端の技術
イコール優れた表現方法であるという認識がクリエータ、ユーザーを問わず支配的です。

以前にも、ネット流通のゲームやコンシューマでも一部のマニア向けの作品の中には
ある種のパロディとしてドット絵、殊に8ビット時代の特徴を持ったドット絵を用いた
作品はあるにはありましたが、近年ほど意識的に、しかも大手のパブリッシャーによって
表現として省みられることは無かったように思います。



確かに最先端の技術を用いた美しいグラフィックは魅力的であり、次世代機の大きな
魅力の一つには違いありません。けれどもそういった価値観ばかりが全面化することには
些かの疑問を覚えます。表現の目的別に、過去の表現が技術の優劣から離れて用いられ
始めたことにビデオゲーム業界の成熟化を見たように思います。