ゲームホリック

ゲーム大好きぃ!!でゲーム脳なのであること無いこと書き散らします。

One more time,One more chance.

2005年12月21日 | 音楽
 八重歯を抜いてからのまさやんはなんとも精彩を欠いた感じが否めない。


 アルバム『HOME』を頂点として、全体的なモチベーションが低下しているのか、出来は良いがなんだか乗れない。『TRANSITION』や『アトリエ』の「アトリエ」には正直悲しくなった。

 アップテンポなナンバーは『SHEEP』あたりから勢いを失い、中途半端な印象を抱かせる。(「Fat mama」を覚えている人は居ても、「Sleeping Butterfly」を覚えている人は居るのか。)アルバム構成上の仕方なしに作ったのかと言うほどに。バラードにしても実に無難な作り。技術があるので、出来自体は高いが心に訴求するもの、というかそういうものが欠けている感がある。事務所の後輩、スキマスイッチの荒削りだが人を惹きつけて止まないバラードとは大違いだ。またバカ歌の名手だったはずのまさやんからそういったものが『TRANSITION』以降、全く失せてしまった。変にまじめで堅苦しく、「アトリエ」では終いにリスナーへの心情を吐露してしまっている。

 新譜がファン以外には全くと言っていいほど売れず、スキウタに入るのが「One more time,One more chance.」だと言うことも頷ける。

 
 出来ることならば、組織票ではなく、純粋なリスナーから支持を受けて「紅白」に出演してほしい。人を惹きつけて止まなかった、”まさやん”をもう一度。是非もう一度見たい。

 追記
前の記事のコメント欄からのご指摘で確認したところ、NHKが発表した「スキウタ」の100曲には「One more time,One more chance」は入っていない。まさやんの出演はスキマスイッチのバーターなのだろうか、はたまた製作側の好みだろうか。どっちにしろ一般視聴者にとっては場違いな人物には違いない。

 

天才より凄いやつは今

2005年09月25日 | 音楽
 97年ごろの絶世期の山崎まさよしを見ていた人間からすると昨今の山崎まさよしの変容は世間一般のミュージシャンの音楽性の変化、円熟とは言い難い、言葉は悪いがパワーダウンした感が否めない。
 ライブから遠ざかっていた私には今回の『僕らの音楽2』での『月明かりに照らされて』は相当のショックだった。高音がまるで出ていないのだ。これを歌唱表現の変化と言う言葉で繕うのは不可能だ。明らかに出ていない声を誤魔化すためのアレンジが加えられていた。
 スガシカオの変質を許容できた私も山崎まさよしの変質は許容できなくなってしまった。彼の何が変質したのか、具体例を挙げて言語化できないこと自分自身の能力のなさを痛感させられる。無責任を承知で言うならば曲・詩ともに推敲がされていないというか、安直というか

 過去に生きるのはかっこ悪いが天然パーマツアーの時の山崎まさよしは最高に格好良かった。