ゲームホリック

ゲーム大好きぃ!!でゲーム脳なのであること無いこと書き散らします。

やっと大きな画面でCMを打ち始めたPSP

2005年11月27日 | ゲーム

 これまでPSP陣営のテレビコマーシャルは皆テレビ画面いっぱいにゲーム画面を映してこなかった。これはPS2との比較にさらされることを避けることが主な目的であった。
 これに対して、DSのテレビコマーシャルは従来の携帯ゲーム機同様にテレビ画面にあわせたゲーム画面でコマーシャルを行ってきた。PSPよりも数段低いスペックとされるDSがである。


 この二つの携帯ゲーム機の違いは何だろうか。もちろんそれは表現方法の違いが大きい。2Dを主たる表現方法に用いているDSにとってはテレビの大画面で表示されようと関係ない。また一部のソフトを除いて、2D表現ではなくてもなるべく粗のの見えずらいグラフィック表現を行っている。それに対してPSPのソフトは携帯の中ではもっとも高性能であるゆえに、現行機と同じ方法論でゲームを作っているため据え置機で主流なポリゴンによる、それも写実的なリアルさを持ったポリゴンによる表現を用いている。

 携帯機としては十二分に美麗な映像ではあるが、比較対象が据え置き機、ようはPS2であるのでユーザーに大して綺麗ではないかのような印象を与えてしまっていた。それは2D表現や少ないポリゴン数での表現を多用するDSに追い風となった。実際にDSのグラフィックを良く見ればわかるが、ビジュアル的に評価の高い『キミのためなら死ねる』や『赤ちゃんはどこからくるの』などもあまり綺麗とは言えない。


 ところが最近ようやくPSP陣営もテレビ画面サイズに合わせて、ゲーム画面も表示するようになった。『福福の島』や『モンスターハンターポータブル』だ。しかし両者ともプレイステーションやプレイステーション2と同様の方法論によってグラフィックが作られている。これではやはり据え置き機との比較にさらされることは免れない。
 いまPSPに最も必要なのは据え置き機との比較を回避する、異なった方法論によるグラフィック、そして内容だ。こういった点を考えると上記の二作品よりも、12月に発売される、ピエール滝の『バイトヘル2000』や来年発売の『LocoRoco』に大変期待したい。願わくば多くのユーザーの目に触れることのできるような展開をして頂きたい。
 
 

誰もがそう思っているだろうこと

2005年11月25日 | 雑記
 誰もが思っていることであろうが携帯音楽プレイヤーの分野において、ipodが市場を開拓し、そこで大きなシェアを有しているのはそのデザインが秀逸であったためだろう。

 後続の携帯音楽プレイヤーの多くが価格的には競争できうるものであったにも関わらず、デザイン面でipodの影響下あったためにほとんどと言ってよいほどシェアを奪えなかったこと、とより後発のソニーが多少ではあるがスティックリモコンの流れを汲むウォークマンでipodが支配する国内市場に切り込めたことを考えると、ipodのデザインがいかに携帯音楽プレイヤーの分野で重要なのかが見えてくる。


 こう考えるとこれからipodに対抗するためにはipodとは異なった視点からの、ipodの影響下から脱することが必要条件であるといえる。そのうえでipodに匹敵する、あるいは同等のデザインの質を有している必要があるが。それらデザインの問題を乗り越えた会社がipodに対抗できる。

プレイヤーとプレイヤーキャラクターとの乖離

2005年11月17日 | ゲーム
 『新世紀エヴァンゲリオン2』アルファシステム公式

 テレビゲームにおいてプレイヤーキャラクターはプレイヤーの入力どおりに動く。シンクロしているとでも言えるかもしれない。

 たとえば『スーパーマリオブラザーズ』ならば、プレイヤーが十字キーを右に入れればマリオは右に移動し、Aボタンを入力すればマリオはジャンプする。プレイヤーの意思はコントローラーを介してプレイヤーキャラクターに伝わり、滞りなく実行される。

 もちろんこのような操作形態、行為の実行過程は『マリオ』に特別なものではなく、コマンドを多用する『ストリートファイター』シリーズのような格闘ゲームや複雑な命令を駆使する『信長の野望』のようなシミュレーションゲームでも同様である。また恋愛を主題とした『ときめきメモリアル』などにおいてもやはり同様で、プレイヤーの意思は確実にテレビゲーム内で実行される。それが今までのん流れであり、現在においても主流だ。


 だが『ガンパレードマーチ』は一部ではあるが、この流れに反していた。『ガンパレ』はよく知られているように、かつてない自由度(自由に感じさせてくれる?)が売りのゲームである。そしてそこにはプレイヤーの行動に対して反応を返す当時としては高度なAI搭載がされていた。しかもプレイヤーキャラクターにまでAIが搭載されていた。それがためにプレイヤーとプレイヤーキャラクターの乖離が起こる。

 プレイヤーはあるキャラクターに対して行為を抱いていても、プレイヤーキャラクターがそのように認識しているとは限らない。またその逆もある。ゲームのある種の反乱とでも言おうか。善し悪しは別にしてテレビゲームの進化を感じさせるものだ。

 これは続編の『新世紀エヴァンゲリオン2』においても実装されている。

韓国のオンラインゲームの主題

2005年11月13日 | ゲーム
 以前韓国からの留学生と話す機会があり、話した中で興味深い認識を耳にした。それは話が日本のコンテンツ輸出に渡ったころだった。

 「日本のコンテンツの世界的輸出は凄い。日本のコンテンツはアジアの人間として誇るべきことだ。」という言葉には正直驚いた。


 ただ彼が日本を選んで留学しているということや、日本人に対する留学生の配慮があったことには留意しておく必要があるが。それでも興味深いことだ。


 『くにおくんオンライン』4gamers.net記事
 『Gオンライン』4gamers.net記事

 最近相次いで日本のゲーム、キャラクターを用いたオンラインゲームの開発を韓国のゲーム開発会社が開発している。ここ最近だけでも『ガンダム』、『くにおくん』、『クレヨンしんちゃん』と3作品も開発が発表されている。
 これらを開発しているメーカーは『Gオンライン』のソフトマックスくらいしか正直あまり聞いたことがなく、おそらくは後発のメーカーであろう。それゆえの日本の版権物なのだろうが、やはり日本のコンテンツへの先述の留学生のようなメンタリティがあるのだろう。

 しかもネームバリューのわりに日本製コンテンツは安いということもあるのだろう。

リタンダシーはあるのか

2005年11月11日 | ゲーム
 ほんの少しの雑誌情報以来まったく音沙汰がない『新世紀エヴァンゲリオン2forPSP』。

 シナリオは増加されているのだろうか、キャラクターモデルは増加しているのだろうか。気になる。だがもっと気になるのはリタンダシーがあるのかということだ。そしてそのリタンダシーを生かすシステムが、もっといえば後々のユーザーサポート要は追加要素のダウンロードはあるのかが気になる。

 アルファシステム公式において当時アルファシステムに在籍しておられた芝村氏は『エヴァ2』におけるリタンダシーは『ガンパレ』や一般のゲーム以上のものを持っていると発言しておられたように思う。
 その言葉通りなら、ネット環境導入ががPS2より破格的安易な『エヴァ2forPSP』への期待が高まってくる。


 なことはないのだろうけど。バンダイだから。

いまさら気づいたこと

2005年11月09日 | 雑記

 何故にあれほどにパソコン用プリンターは安いのか。特にパソコンとセットの場合数千円程度となってしまっているのか。ジャパネットタカタのパソコンには必ずといって良いほど付いてくるのか。

 今更気づいた。


 要はパソコンに付くプリンターとは0円携帯電話なのだ。安く、もしくはただで電話をユーザーに与えて、通話料・通信料で儲けるそれだ。プリンターの場合はプリンターを安く売ってインクカードリッジで儲けるのだ。
 

 多くの場合プリンターのカードリッジはメーカーごと、あるいは機種ごとによってカードリッジのタイプは異なる。ユーザーはあるプリンターを買えば、それに対応したインクカードリッジを幾ら高くとも買わねばならない。

Jump-in.jpのvoicepoolは凄い

2005年11月07日 | ゲーム

Jump-in公式

 XBOX360を毎日一名にくれるという360キャンペーンサイト、Jump-inが凄い。特にVoicepoolと呼ばれる掲示板が凄い。コメントがリアルタイムにFlash化されるばかりか、スレッドが伸びているほどにFlashないのスレッド名が大きく表示され、逆に伸びていないスレッドは小さく表示されてしまう。またこれらのスレッドにはトラックバック機能が搭載されており、blogへの引用が可能。

 そしてこれらのコメントやトラックバックを行った際にモニターキャンペーンに応募できる仕組みとなっいる。



 いやー、凄い。ネットの見慣れた掲示板も新しい技術でこれほどにオサレに変わるとは。(特にレスの多さが表示される文字の大きさに比例するというシステムは面白すぎる。)これが360のヴィジョンを示しているということなのだろうか。荒れないことだけを願うばかり。(捨てメールアドだけでも荒らし防止になると思うのだけど。)

 ちなみにこの記事はTBではないので何の応募にもなってない。

イエスタデイワンスモア的3丁目の夕日

2005年11月04日 | 映画
 『Allways 3丁目の夕日』公式

 なぜだかVFXを強調している感のあるこの映画。VFXは『リターナー』の山崎貴監督。
 
 日本はゲーム内CGやアニメーション分野などでは世界トップの技術レベルを有しているにもかかわらず、こと映画になるとガッカリな出来となってしまう。特に山崎監督のVFXは。

 実写とCGの合成は親和性が薄く、どこか浮いたような、違和感を覚える。そしてその違和感は作品への没入を妨げる。

 そんな山崎監督が再現した昭和も違和感の塊。無理からに作り出された昭和はどこか紛い物の雰囲気を放つ。美化されただけの昭和。まるでイエスタデイワンスモアの作り出した昭和のような。 
 

 CGは裏方であるべきだ。特にこういった現代劇の場合は。だがこの作品においてはCGはその力を主張しすぎている。映画自体からも、宣伝からも。意識させないCGこそ『3丁目の夕日』には必要だったはずだ。



 商業的な配慮のためか、ろくさんがろくちゃんとなり、茶川さんは青年になってしまった『Allways 3丁目の夕日』は懐かしい昭和でもなければ、西岸良平の『3丁目の夕日』でもない。西岸良平が確立した”昭和人情もの”というべきジャンルのマンガは近年のノスタルジーブームに組み込まれてしまった感がある。残念だ。

 現在一部地域で再放送中のアニメ版の方が原作に忠実な、単なるノスタルジーではない『3丁目の夕日』が楽しめる。

シンプソンズ次世代でゲーム化

2005年11月04日 | ゲーム
 GAMEWatch記事

 95年ごろのWOWOWでの放送から現在のFOXまで追いかけて来た人間としては大変にうれしいニュースだ。

 以前にも書いたがキャラクターゲームに良作なしのご他聞に洩れず、『シンプソンズ』も数多くリリースされて来たが一本を除いてクソゲーというファンには悲しい状況だ。
 唯一の良作、『The Simpsons Hit&Run』も日本ではXBOXに限られたばかりか、ローカライズはされなかったため大平ホーマーはなし。


 近年丁寧なつくりの良作をリリースし、丁寧なローカライズに定評のあるEAが製作に乗り出すとあっては期待せずにはいられない。続報に期待。

 

PC CROSS CHANNEL

2005年11月02日 | ゲーム
 アドベンチャーゲームの大半は退屈だ。表示されてくる文字を読み、数少ない選択肢を選び(ない場合も少なくない。)、凡百のストーリーを読み進めてゆく。

 美少女ゲームはそれに輪をかけて退屈だ。普通のアドベンチャーゲームの文章にさらに輪をかけて稚拙で、退屈な文章。ありきたりの展開、ストーリー。ただエロい絵が表示されるだけのゲームが大半だ。


 だがたまに、極たまに目を見張るゲームが現れるのがアドベンチャーゲームというジャンルであり、美少女ゲームというジャンルである。10万人という固定ユーザーが居るというのも少しはうなづける。


 フライング・シャインの『CROSS CHANNEL』もそんな目を見張るゲームのひとつである。アドベンチャーゲームが嫌いで、美少女ゲームが嫌いな私にとって数少ないフェイバリットだ。


 基本的にはSFでよく見られるループものだが、ストリー展開のダイナミックさや、中盤から終局までの勢い、そしてエンディングともに現在のテレビや映画では決して行き着くことのできないクオリティだ。(倫理面からはみ出ているためであろうが、それを超えた質をもっている。)

 だがやはりなんといっても『CROSS CHANNEL』の魅力は田中ロミオ氏の冴え渡る筆力であり、そこに生き生きと表出する下ネタの数々だ。他のライターが同様の事を書けば、みるに耐えないものとなっていただろうが、田中氏のウイットによってなんともすがすがしく、楽しい。(またその下ネタが物語の必然として描かれている点にも驚かされる。)

 『CROSS CHANNEL』は良作だ。しかし重大な欠点もある。しかも構造的な欠点だ。それはこの種の美少女ゲームに多々見られる欠点、Hシーンの蛇足感だ。すべてのヒロインにではないが、一部ヒロインのHシーンなどは蛇足といわずしてなんといおうか、といった具合の強引な展開がある。(確かにその強引さを主人公の設定上の特性に必然を求めてはいるが、やはり強引。)またこの種のストーリー重視の美少女ゲームに多々見られるように、Hシーン自体が蛇足になったしまっている。(ストーリーに引き込まれたもにとってはHシーンもエロくない。)


 Hシーンが入っていれば、どんなストーリーでもいい。そんな哲学がこの業界にはあるのだろうか。なにか日活ロマンポルノを思わせる。こんな大人のゲームのあり方、18禁のあり方というものこれからも模索されてゆくのだろう。