弱法師
2021-09-06 | 写謡

先日の草刈りで綺麗になったリンゴ園が何者かによって耕されました。
弱法師

河内の國高安の里に左衛門の尉道俊という者がいたが、ある者の讒言を信じて一子の俊徳丸を追放した。

悲しみのあまり目が見えなくなった俊徳丸を土地の人は「弱法師」とよぶ。

讒言というのは「人をおとしいれるため、事実をまげ、またいつわって、(目上の人に)その人を悪く言うこと。」と辞書に載っている。
道俊は我が子を不憫に思い四天王寺へいく。
四天王寺とは聖徳太子がわが国で初めて建てた寺らしい。

そこでめくらとなった俊徳丸を見る。

日中は人目に付くので、夜になるのを待って俊徳丸を連れ帰る。
謡曲はとにかく余分なことを多く書いてあるので理解するのは大変。
物語としては、人に騙されてかわいいわが子を追い出してしまったことを反省してその罪を償いに四天王寺に出かけて人に施しものをしようとしたら、そこに目くらとなった我が子を発見して家に連れ帰るという話。
そこで、仏教の難しい話が出て来て無能な我は頭がおかしくなる。なんでこんな話に付き合わなければいけないのかと。
なんだかんだと難しいことを考えるよりコピーしたほうが早い。

中有(ちうう)「人が死んでから生まれ変わるまでの期間。人の死後、最低七日、最大四十九日間とされる。」49日経ったらまた娑婆に出てこられるのかな。
果羅(から)の旅 罪人死ぬと闇穴道(あんけつどう)という、月の光も日も光もささぬ真っ暗闇の道を通って果羅という国に行ってさばきを受けなければならないらしい。でもそこは、九曜の曼荼羅の光がこうこうとして照らされている?
真っ暗でないのか。

日想観(にっそうかん)日没の様を観て浄土を観想すること。日が西の空に沈んで見えなくなっても心の中にはまだお日様が輝いていると想定して拝む信仰。

活字で書くより、筆書きのほうが勉強になるとテキストを見て書いて見るがこれがなかなか難しくて大変。
斜視なので、立体感がなく、筆が紙に触れるまで位置が分からない。殆ど感が頼りで上手く書けない。
右肩上がりのコロナ曲線も下に下がってきている。これで収束してくれればいいが。