晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2007年1月撮影 平安の遊び~貝合せ~

2015年07月11日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

局(つぼね)~女房の日常~ に引き続き、
2007年1月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 北廂にて
「平安の遊び~貝合せ~」
展示されていました。



<博物館レジュメより>
貝合せとは、様々な物合せ(ものあわせ)の中の一種で、
左右の二方に分かれて、それぞれ珍しい貝を持ちよって優劣を
競う遊びである。
本来は同じ種類の貝の姿の優劣を競うものであったが、物合せの
常として単に貝の珍しさを競うだけでなく、貝を飾った州浜に
風流を凝らしたり、それぞれの方の和歌を詠み添えて競ったり
した。
勝敗判定は、貝の形状の優美なこと、色彩、大きさ、珍しさや
種類の抱負なことが基準であった。
貝合せの初見は長久元年(1040)の5月、貝の豊富な伊勢の
斎宮で行われた良子内親王主催のものである。




 左方(さかた)の女童達


左方の州浜(すはま)

縁(ふち)が三曲り(みまがり)になった州浜にくぼみを
作り、見事な小箱をはめ込んでいろんな貝を入れ、州浜の表
には金銀の蒔絵で蛤やうつせ貝の模様を隙間なく撒き散らして
ちらしてあり、和歌がそえらえている
。”


左方は、赤系統の装束を身に着けています。


左方の女童


左方の州浜と貝




 右方(うかた)の女童達


右方の州浜(すはま)

州浜に銀を使い、鏡のように水や州浜をあらわすという
すばらしい趣向であった。



右方は、青系統の装束を身に着けています。


右方の女童たち


右方の州浜と貝






 歳暮の衣配りより~女君達の装束紹介~ へ続きます。






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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2007年1月撮影 局(つぼね)~女房の日常~

2015年07月11日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

紫の上による法華経千部供養 その3 に引き続き、
2007年1月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

局(つぼね)では
女房の日常が展示されていました。


 ~髪の手入れをする女房~


鏡に顔が映っています。
髪を櫛で梳いてもらっている女房。


髪の通常の手入れのことを「泔(ゆする)」といいます。
米のとぎ汁を髪を梳くために用いました。



米のとぎ汁を入れた容器を「泔杯(ゆするつき)」といいます。




 ~偏つぎに興じる女房~





<博物館レジュメより>
偏つぎとは、主として女性や幼い子が漢字の知識を
競い合った遊びで、偏(へん)と旁(つくり)に分かれた
札を使った様々な遊び方がある。
例えば、漢字の旁に偏をつけて文字を完成させる、
あるいは旁の札を出して、これに様々な偏をつけた
文字を考えさせ、続けられない者、または読めない者を
負けとする遊びである。





平安の遊び~貝合せ~ へ続きます。




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