晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※写真の無断転載禁止!!

【佐賀県唐津市】唐津城の藤 (2019年4月20日)

2019年04月21日 | 【YOI】長谷津・聖地巡礼
2019年4月20日、佐賀県唐津市でのこと。

アニメ「ユーリ!! on ICE」への熱が冷めやらず
放送後から唐津を訪ねる回数がすっかり増えました。
(最近はTwitterに投稿するものの、ブログを書くのを後回しになっています


4月20日(土)
唐津城へ藤を見に行きました。
藤棚は五分咲きくらい。












藤棚にはヴィクトルの特大ステッカーがあります。



藤棚の下からベンチ方面を眺める。




勇利とヴィクトルが座ったベンチ
周囲の桜も花が散り新緑がまぶしくなりました。


ベンチにから見た天守閣と藤棚。
右側には躑躅(ツツジ)が咲いていました。




天守閣



天守閣(入口側)







八重桜も楽しむことができました。



晴天に恵まれよかったです




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【山口県防府市】周防国府跡 ~清少納言も訪れた!?周防国~(2019年4月12日)

2019年04月19日 | 日記
平安時代好きブロガーの なぎ です。
2019年4月12日、山口県防府市でのこと。

周防国分寺の次は、周防国府跡を訪ねました。


 周防国府跡

山口県はかつての「長門国」(西部)と「周防国」(東部)からなります。
周防国の国府は現在の防府市に地名が残る“国衙”にその中心がありました。

※国府=国に置かれた役所がある所在地。
※国衙=国に置かれた役所のこと。国庁とも。



周防国衙跡史跡公園に立つ国庁の碑(幕末に建立)


同じく国庁碑をひいて撮ってみました。


とても広い公園です。


西北隅の「史蹟 周防国衙跡」碑
(今回は訪ねていませんが、東北隅・東南隅・西南隅にもそれぞれ碑があるそうです)


防府市公式ホームページ周防国府のページより。↓

 周防国府の範囲
  国府の広さは、方八町(約850m)の国府域と中央に方二町の国衙域から成り立っている。(一町は約109m)




国府では中央によって任命され派遣された役人[守 (かみ) ・介 (すけ) ・掾 (じょう) ・目 (さかん)の四等官や史生(ししよう)]と現地で雇われた人々が仕事に就いていました。


周防国府は江戸時代になるまで海に面しており、国府に付属する港があったのだそうです。
山陽道<陸上交通>と瀬戸内海<海上交通>の要所だったのですね。




 清少納言も訪れた!?周防国

清少納言の父である清原元輔は天延2年(974年)周防守(周防国の長官で任期は4年)となり平安京から周防国へ赴任しました。
ひょっとしたら元輔とともに清少納言も平安京から周防国へ下向し少女時代を過ごしていたかもしれないと考えられています。



『枕草子』第121段より

 むとくなるもの 潮干の潟にをる大船。(以下略)

 (訳:かたなしなもの 潮が引いた干潟にじっと動かないでいる大きな船。


『枕草子』第161段より

 遠くて近きもの 極楽。舟の道。人の仲。

 (訳:遠くて近いもの。極楽。舟の道中。人の間柄。


『枕草子』第242段より

 ただ過ぎに過ぐるもの 帆かけたる舟。人の齢。春、夏、秋、冬。

 (訳:ただもうひたすら、過ぎに過ぎて行くもの 帆をあげている船。人の年齢。春、夏、秋、冬。


こういった清少納言の船(舟)に関する関心は少女時代に瀬戸内海を経て周防国へ下向した際に見聞きした経験が活かされていると思われます。


長文なので割愛しますが『枕草子』第286段 うちとくまじきもの(=気の許せそうにないもの)には

 舟の路(みち)(=舟の道中

が挙げられており、航海での海の様子や櫓を漕ぐ者たちや舟唄のこと、海女(あま)が獲物をとりに海にもぐることなどについて詳しく描かれています。


 【本文と訳の引用】
 「新編日本古典文学全集18 枕草子」 校注・訳:松尾聰 永井和子/発行:小学館



都の貴族女性である清少納言にとって海や舟は未知のものであり、そこで生活する人々の姿は印象的だったのでしょうね。
…周防国府跡のベンチに座り、しばし清少納言と清原元輔について思いを馳せたのでした。


こののち周防国府跡について知りたく思い、防府市文化財郷土資料館も立ち寄りました。
国府跡に関するパンフレットをいただけて展示内容も興味深くて嬉しかったです。





 ひとやすみ。

最後に防府市にある喫茶店「エトワル(Etoile)」へ。


コーヒーとストロベリーパフェをいただきました
おいしかったです!幸せ~。

昭和の懐かしい雰囲気で落ち着く素敵なお店でした。
案内してくださった友達に大感謝!


また防府を訪ねたいです!!


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【山口県防府市】周防国分寺 (2019年4月12日)

2019年04月19日 | 日記
平安時代好きブロガーの なぎ です。
2019年4月12日、山口県防府市でのこと。

防府天満宮の次は、周防国分寺を訪ねました。


 周防国分寺

奈良時代、聖武天皇の詔によって天平13年(741年)に
国分寺と国分尼寺が国ごとに建立されました。

周防国分寺はそうした国分寺のひとつ。
現代の伽藍は奈良時代の創建時の位置に建っており
全国的に珍しいのだとか。

境内は国の史跡に指定されています。


かつては
南大門・中門・回廊・金堂・講堂・七重塔など
七堂伽藍があったそうです。
創建当時の御本尊は釈迦如来。


現在は
仁王門・金堂・聖天堂・二の門・持仏堂・庫裏・長屋・土蔵 があります。
現在の御本尊は薬師如来。




仁王門



仁王門から見た金堂


金堂前には桜がまだ咲いていました。


金堂は江戸時代の再建です。
御本尊は、薬師如来坐像(室町時代制作)


仁王門や金堂の姿が美しくて見惚れてしまいました。





次は、周防国府跡を訪ねました。

 周防国府跡へ続きます。


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【山口県防府市】防府天満宮 (2019年4月12日)

2019年04月19日 | 日記
平安時代好きブロガーの なぎ です。
2019年4月12日のこと。

友達に逢いに山口県防府市を訪ねました。
久しぶりの再会が嬉しくて嬉しくてたまりませんでした!!


レンタサイクルを利用して移動し、最初に防府天満宮を参拝。


 防府天満宮



楼門

防府天満宮は、“日本で最初に創建された天神さま”と称されています。




ご神牛




拝殿

 <ご祭神>
 ・菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
 ・天穂日命(あめのほひのみこと)
 ・武夷鳥命(たけひなどりのみこと)
 ・野見宿禰(のみのすくね)




春風楼から見た防府市街。
名残りの桜も綺麗でした。






 昼食。

「スマイルほうふ」にあるレストラン「プラスワン」で昼食をとりました。


「長州鶏照り焼き丼」です。


照り焼きチキンの上で温泉卵がふるふるしています。

とってもおいしかったです!!




次は、周防国分寺を訪ねました。

 周防国分寺へ続きます。


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【佐賀県唐津市】鏡神社 鏡夜桜~夜桜のライトアップ~

2019年04月02日 | 日記
平安時代好きブロガー・『源氏物語』史跡ナビゲーターのなぎです。
2019年3月30日のこと。

『源氏物語』や『紫式部集』の和歌に詠まれている
佐賀県唐津市の鏡神社へ行きました。

夜桜のライトアップイベント「鏡夜桜」です。
今年で4回目の開催だとか。












当日は露店が並びステージでは様々なショーが開催。
大変賑やかな人出がありました。

駐車場が無料なのもありがたいです。

お越しになっている方々、みな笑顔で
幸せな気持ちになりました。

夜桜って良いですね!!



 こちらもご覧くださいませ。

・webサイト『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』源氏物語ゆかりの地“松浦なる鏡の神”鏡神社



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【トーク・装束体験・ぷち観光】「紫式部と唐津の意外な関係」をおこないました!

2019年04月01日 | 日記
平安時代好きブロガー・『源氏物語』史跡ナビゲーターのなぎです。
2019年3月9日のこと。

昨年に引き続き今年も佐賀県唐津市鏡にて
「紫式部と唐津の意外な関係」をおこないました。

 <午前の部> その1:トーク

当日は6名の方がお越しになり
「紫式部と唐津の意外な関係」と題して
『源氏物語』のこと、紫式部のこと
『源氏物語』に登場する唐津の各地をご紹介、
さらに『源氏物語』の作者である紫式部が
どうして唐津の地理を知っていたかについて
楽しくお話させていただきました。



 <午前の部> その2:簡易装束体験

今年は
ご参加くださったゆかりさん【TwitterInstagram】のご厚意により
単(ひとえ)と袿(うちき)を洋服の上から着装体験!

みなさまに大変喜ばれました。
ゆかりさんありがとうございます!!


私の後ろ姿



 <午前の部> その3:古代の森会館「唐津のひいな遊び」見学


「唐津のひいな遊び」にて展示されていた博多人形『玉鬘』

『源氏物語』に登場する姫、玉鬘は肥前国に移り住み美しく成長しました。





着装体験後の装束は古代の森会館「唐津のひいな遊び」にて2日間限定で展示となりました。





 <午後の部> 『源氏物語』ゆかりの地ぷちタクシー観光

 鏡神社⇒玉鬘古墳⇒鏡山展望台⇒唐津城 を4名で訪ねました。


 鏡神社


鏡神社 一の宮 ご祭神:神功皇后


鏡神社 二の宮 ご祭神:藤原広嗣朝臣


『源氏物語』や『紫式部集』で“松浦なる鏡の神”と和歌に詠まれた神社です。



 玉鬘古墳


玉鬘古墳の入口にて。

『源氏物語』に登場する玉鬘が大夫監の求婚から逃れるために身を隠したと伝わるほら穴(実際は古墳)が奥にあります。
入口には解説の看板も。



 鏡山展望台


『万葉集』にも詠まれた伝説の松浦佐用姫像

『源氏物語』読者にとって“松浦”という地名の登場は松浦佐用姫の故事や歌をイメージしたと思われます。



展望台から眺めた唐津市街地と松浦川、唐津湾。


展望台から眺めた唐津市街地と虹ノ松原と唐津湾。

『源氏物語』に登場する玉鬘たちは松浦川あるいは唐津湾から船出して帰京します。



 唐津城

『源氏物語』で詠まれた和歌において“浮島”が登場。
浮島とは松浦川の河口にあった洲で
①現在の東唐津あたり
または
②現在の唐津城がある満島山(まんとうざん)あたり
とも言われています。

※浮島には別の説もあります。
※肝心の唐津城天守閣の写真を撮り忘れました。



唐津城(舞鶴公園)から見た唐津湾と松浦川下流



…というわけで楽しい1日でした。



ご参加くださいました皆さま
会場をおかりしました古代の森会館さま
ぷち観光でお世話になりました温泉タクシーさま
ありがとうございました!!



 こちらもご覧くださいませ。

・webサイト『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』源氏物語ゆかりの地“松浦なる鏡の神”鏡神社



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