晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

「源氏物語の真相」 清水婦久子・著

2010年04月28日 | 本・漫画
先月、京都市内にある「京都アスニー」にて、清水婦久子先生のご講演を拝聴しました。
全3回の連続講演でしたが、1回のみの受講も可能ということでしたので事前に申し込みをして新幹線で京都へ。

テキストは、夕顔像の新たな視点を提示なさった清水先生の著書「光源氏と夕顔 ―身分違いの恋―」 [新典社新書]で、ご講演も夕顔に関するお話でした。

このご本を読んで感銘を受けていたので、直接、清水先生のお話をうかがう機会を得られてよかったです。

すごく充実した時間を過ごさせていただき幸せでした。

ご講演後も忙しそうでいらっしゃる清水先生に、ずうずうしくもお声をかけさせていただいたのですが、感動と緊張で変なことを口走っていないか、今となっては不安です。(笑)


清水先生の新刊「源氏物語の真相」 (角川選書)が発売されると講座の開催中にお聞きしていながら、最近のごたごたで失念しておりました。
今日、偶然、本屋に立ち寄ったら、ちょうど置いてあって即購入です♪
ぱらぱら読んでみましたが面白そうですよー。

以下、目次です。心惹かれるタイトルばかり☆

*☆*―――――――――――――――――――――――――――*☆*

第一部 源氏物語とは何か
一 物語の時代背景
1 源氏物語は長編小説か/2 源氏物語成立の説話/3「源氏物語」とは何か/4 延喜・天暦の治とは

二 源氏と藤原氏
1 伊勢物語と若紫/2 春日野と若菜/3 大原野行幸/4 藤原の瑠璃君

三 光源氏と女君たち
1 光源氏計画/2 光源氏の恋愛観/3 夕顔という女君/4 末摘花という女君

四 理想的な暮らし
1 「みやび」とは/2 王朝人の趣味/3 待ち上手な女/4 六条院の四季の町

第二部 巻名と物語の形成
一 巻名の成立
1 巻名は誰が名付けたのか/2 巻名の由来/3 人物呼称について

二 青年期の物語
帚木/空蝉/夕顔/若紫/末摘花/紅葉賀/花宴/葵/賢木/花散里

三 壮年期の物語
須磨/明石/澪標/蓬生/関屋/絵合/松風/薄雲/朝顔/乙女/玉鬘

四 六条院の物語
初音/胡蝶/螢/常夏/篝火/野分/行幸/藤袴/真木柱/梅枝/藤裏葉

第三部 源氏物語成立の真相
一 巻名から物語へ
1 巻名の作られ方/2 巻名の異名/3 巻名の基盤

二 千年前の物語の読まれ方
1 音読か黙読か/2 お后争い/3 桐壺巻の構成/4「桐壺」の意味

三 歴史との符合
1「壷前栽」の巻/2「輝く日の宮」の巻/3 巻名「桐壺」の成立/4 桐壺と淑景舎

四 摂関家と源氏物語
1 式部と道長のかけひき/2 源氏物語の役割/3 その後の源氏物語/4 源氏物語の写本

*☆*―――――――――――――――――――――――――――*☆*

・・・というわけで、これから読みます。

清水 婦久子
角川学芸出版
発売日:2010-04-21



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「ちゅう源氏」ストラップ 発売ちゅう♪

2010年04月22日 | 日記
↑写真は、今年3月に京都の新京極にあるお土産屋さんで買った“ちゅう源氏”のストラップです。


『源氏物語千年紀』=2008年の干支である「子(ねずみ)」をモチーフに、京都在住のイラストレーター・ながたみどりさんによって“ちゅう源氏”というキャラクターが生み出されました。

『ながたみどり公式ホームページ』で、ちゅう源氏の「源氏物語絵巻」を拝見できます。
やさしい言葉と可愛い“ちゅう源氏”イラストで、源氏物語の各帖を紹介されていますよ。


“ちゅう源氏”グッズの販売店は限られていますので、欲しい方は『ながたみどり公式ホームページ』で事前に店名と場所をチェックされたほうがいいかも。



京都アスニー「古典の日記念 京都市平安京創生館」(京都市中京区)にて、“ちゅう源氏”イラストが常設展示されています。



当サイト内のなぎコレクションより

『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』「切手にみる紫式部と『源氏物語』」“源氏物語千年紀 ちゅう源氏の切手絵巻”もどうぞ♪

※現在、この切手は完売されました。



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鴻臚館跡調査事務所半焼(4月15日夜)

2010年04月17日 | 日記
福岡市中央区にある鴻臚館跡調査事務所が半焼したことが報じられました。


調査事務所が半焼、出土品被害 鴻臚館研究へ影響懸念 福岡市相次ぐ不審火に警戒
(西日本新聞 2010年4月17日 朝刊 付)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/165951


私も鴻臚館(こうろかん)に興味ある一人として、心を痛めています。

鴻臚館は、奈良~平安時代における「古代の迎賓館」のような役割を担った施設でした。
難波(大阪)・平安京(京都)にも鴻臚館はあり、福岡市の国指定史跡・鴻臚館跡はそのひとつにあたります。

今回の火災で、貴重な出土品やその研究資料が被害にあったそうで、残念で腹立たしいです。

福岡市内では相次いで不審火が起きているので、これ以上の被害が出ず犯人が捕まるよう願っています。



鴻臚館跡展示館(被害にあった事務所の近くです)の展示の様子



当サイト内でも、鴻臚館のことをご紹介しています。

『PICK UP』「古代の迎賓館・鴻臚館」

↑このコンテンツ、内容や写真が古いので改めて編集したいと思っています。


以下は、京都市内の東鴻臚館跡・西鴻臚館跡についての私が作成したページです。

京都・東鴻臚館址

『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』「源氏物語ゆかりの地」説明板一覧西鴻臚館跡



京都市・東鴻臚館址 石碑


京都市・西鴻臚館跡 説明板



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【歴史】ドラマ「大仏開眼」を見た

2010年04月04日 | 日記
夕方、NHKハイビジョンで放送されたドラマ「大仏開眼」後編を母とまったり視聴。

番組について、あーだこーだは申しません。(笑)
…が、安積親王(聖武天皇の皇子・母は県犬養氏)の死の意味がアレでは、わかりにくいかと。←文句言ってるし。

石原さとみちゃん(孝謙天皇・称徳天皇役)が可愛かった~。(=^▽^=)
あの髪型、どうなっているんでしょう♪


ドラマを見終わって、
「奈良行きてぇぇぇ~!(´∀`)」
とつぶやいたのは言うまでもありません。

※今日の写真は、大宰府で亡くなった僧・玄ぼうの墓です。
観世音寺(太宰府市)の西隣りにあります。

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