晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2006年10月撮影 追儺~紫の君の雛あそび~

2015年07月05日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

桐壺帝の朱雀院行幸~源氏の君と頭中将による青海波~ に引き続き、
2006年10月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

東の対では
『源氏物語』<紅葉賀>より
「追儺(ついな)~紫の君の雛(ひいな)あそび~」
場面が展示されていました。


舞台は、六條院春の御殿東の対を
二條院西の対と見立てられています。




<博物館レジュメより>
 “源氏18歳の12月の晦日、源氏の住まう二條院の
 西の対に迎えられていた紫の君(10歳)は無邪気に
 雛あそびに興じていた。


紫の君は小袿姿です。




 “紫の君は、高さ三尺(約90㎝)の一対の御厨子の上に
 色々な道具を並び立て、源氏にいくつも作ってもらった
 小さな雛遊びの御殿を辺りいっぱいに広げて、回りに仕える
 女童たちと無邪気に雛あそびに興じている。




雛道具。



犬君(いぬき)=紫の君に仕える女童。
追儺(ついな)の方相氏(ほうそうし)を真似て
紫の君を驚かせようと様子をうかがっています。





 六月祓~現代に引き継がれる平安時代の年中行事~「年中行事絵巻」より へ続きます。




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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2006年10月撮影 桐壺帝の朱雀院行幸

2015年07月05日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

2006年10月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

寝殿において
『源氏物語』<紅葉賀>より
「桐壺帝の朱雀院行幸~源氏の君と頭中将による青海波~」
の場面が展示されていました。



六條院春の御殿の寝殿を
朱雀院邸と見立てられています。

<博物館レジュメより>
 “源氏18歳の10月10日過ぎ、桐壺帝(源氏の父)による
 朱雀院40歳の賀宴(がえん)のための行幸が執り行われた。




龍頭(りゅうとう)の双胴船(そうどうせん)


鷁首(げきす)の双胴船(そうどうせん)



源氏と頭中将による舞楽「青海波(せいがいは)」。
(寝殿の御簾奥には、先帝・桐壺帝・東宮がいらっしゃいます。)



源氏。
菊の花を挿頭(かざし)にしています。


頭中将。
紅葉を挿頭(かざし)にしています。




先帝(朱雀院)
※のちの朱雀帝とは別人。


桐壺帝。
源氏や東宮の父。


東宮。
源氏の異母兄。のちの朱雀帝。




桐壺帝の承香殿女御が産んだ第四皇子。
元服前の童姿で「秋風楽」を舞います。




 追儺~紫の君の雛あそび~ へ続きます。





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